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映画『日本の青空』上映会が11月15日(日)、京都の聖護院門跡で開催されるそうです。
この映画は、日本国憲法をテーマに、民間の憲法研究会で「憲法草案要綱」を作成した憲法学者 鈴木安蔵氏の半生を描いた作品です。
YouTubeで30分のダイジェスト版が公開されているので、行けない方にもぜひ見てもらいたい映像です。
日本国憲法の制定では、当初 松本烝治国務大臣を中心にした憲法問題調査委員会が草案を作成するもGHQが「保守的すぎる」として拒否。 マッカーサー・ノートに沿った内容でGHQが作成した草案を日本政府に示し、それを基に憲法改正要綱が作られ、議会で審議して憲法を練り上げていきました。 その過程で、鈴木安蔵らの「憲法草案要綱」はGHQからも高く評価され、制定過程での影響も大きなものがあったと言われています。 いっぽう、はじめに政府が作った松本試案を拒絶され、GHQが作った草案をベースに日本国憲法ができた経緯から、「押し付け憲法論」として今現在までも尾を引く問題が残りました。
では、松本案と鈴木案と、どれだけ違うかというと、それぞれの条文を読めば一目瞭然です。
※以下抜粋
第1条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス 第4条 天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ 第11条 天皇ハ軍ヲ統帥ス 第20条 日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ役務ニ服スル義務ヲ有ス 第28条 日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス ※以下抜粋
一、日本国ノ統治権ハ日本国民ヨリ発ス 一、天皇ハ国政ヲ親ラセス国政ノ一切ノ最高責任者ハ内閣トス 一、国民ハ法律ノ前ニ平等ニシテ出生又ハ身分ニ基ク一切ノ差別ハ之ヲ廃止ス 一、国民ノ言論学術芸術宗教ノ自由ニ妨ケル如何ナル法令ヲモ発布スルヲ得ス 一、男女ハ公的並私的ニ完全ニ平等ノ権利ヲ享有ス こうして実際に読んでみると、松本案が明治憲法の枠の中での微修正に留まっているのにひきかえ、鈴木案は今の日本国憲法に近いレベルの国民の権利の尊重を盛り込んだ内容になっていることが分かります。
GHQが松本案を拒否したのは事実ですが、それがために「今の憲法は米国の押し付けだ!!」と言う意見には違和感を覚えます。
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※上映案内 映画『日本の青空』上映会
11月15日(日) 上映時間:10:00/12:30/15:00 前売り 800円(当日1000円)中学生以下無料 会場:総本山 聖護院門跡 京都市左京区聖護院中町15番地 主催:映画『日本の青空』を観たいママたちの会 |

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自民を始め保守は、「押し付け憲法」として、憲法を骨抜きにするけれど、
松本案鈴木案を比較すると、どちらが国民にとって優れているか、よく分かりやすね。時間があれば行ってみたいな。
ナイス
2015/11/5(木) 午前 7:30 [ さらばんど ]
さらばんどさん、以前に自民党の改憲草案を読んで危機感を覚えていたのですが、ここ最近になって他にも改憲の積極的な動きが複数あることを知って、また勉強しなきゃいけないことが増えました。
「押し付け憲法」だなんて、よく言いますよね。政府の松本草案を読めば、「よくぞ押し付けてくれた!」と感謝しなきゃいけないぐらいです。
2015/11/6(金) 午前 0:08
憲法前文が好きです。
あの文章のなかに当時の日本人の気持ちがこめられていると思いました。
2015/11/6(金) 午前 9:23
うりさん、長い戦いに敗北し、国土は焼かれ、国を背負って立つ若者は異郷に命を散らし…
今の日本の繁栄など想像もできなかった時代に、国民を主権者とした平和な国づくりをしていこうという決意が、憲法前文に込められていると思います。当時の、平和を希求する人びとの気持ちを忘れてはいけないと思います。
2015/11/7(土) 午前 3:26