日々に想う

俗世で考える「葦」であり、また、日本人でありたい。

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               最近、紫陽花のあるお宅が多くなったので、町の紫陽花を探してみました。
 
 寝ているうちに、台風4号は行ってしまいました。でも朝起きたら、団地の自転車もバイクもみな横倒し、木々の枝の折れ端や、瓦も2枚ほど飛んで来ていました。
怪我人が出なかったのは、夜中だったからでしょうね。
 
 翌日は私の通院日、予報で台風は朝が一番激しそうだったので病院を休むかどうか悩んでいましたが、何と強い朝日に目が覚めました。
 無事病院の心電図・レントゲン・血液と尿検査等定期検診も終わり、気温30度になった真夏の日差しの中を、とぼとぼと帰途につきました。
 
 前方から6・70歳代の女性がやって来ました。そして眼差しはじっと私を見詰めておりました。(特に最近の女性の歳は推定し辛くなりました)
 やがて近づくと、厳粛な中にも穏やかな口調で「先日、父の法要では大変お世話になりました。何時もご挨拶にも伺わず申し訳ありません。ご法話は大変良いお話で、姉妹みな有り難く伺いました」
 一気にまくし立てられると、唖然としてしまい何も言う隙も出来ませんでした。
 
 私は最近、老人性の皮膚乾燥で、頭まで湿疹が出たために、皮膚科にも通っており、頭髪も1ミリの丸刈りにしました。また退職後は洋服類を全て廃棄し、着物と作務衣だけで過ごしております。年金関係で行く銀行や郵便局も、病院や薬屋は元より、町の飲み屋のおやじも、大体作務衣のじいさんはほぼ皆さん知っていまて名のる機会は減りました。
 
 そんな風体の爺さんが来たので、その女性は、菩提寺の和尚と間違えたようです。
 暑い太陽の下で、一生懸命作務衣着用の理由やら、坊主頭の理由やらを説明しました。
 余程其処の住職と似ているらしく、「兄が何時もお寺様がお世話になり、私達はつい足が遠のいているので、・・・・・・・あまりに住職様に似ていられたので・・・・・大変失礼いたしました」  でも、まだ疑り深い目を残して駅の方へと歩いて行かれました。
 
 人間て不思議ですね。あちらが勝手に誤解して、私が騙したのではないのに、何故かあんな恨めしそうな目で見られると、私が悪いことをしてしまったような気分になりました。
 
 和尚に成りすました方が、あの女性にとっては良かったかな、なんて思いながら、”オレオレ詐欺”を思う出しました。
 会って見ても一旦思いこむと、そこから抜けられなくなる人間の性質なのでしょう。
「息子の困難」と電話で聞いただけで動転し、そこから抜け出られなくなるのと同じですね。
 その人にとって功徳となるか、詐欺となるか紙一重の部分でした。
 特に歳を取ったら思い込みに注意しなければなりません。
 
 私も今日は朝から、何となく自分が仏教者の様な気分がして、何時もより朝のお経も真剣にあげました。       歳ですね。

閉じる コメント(13)

こんばんは(●^o^●)
段々先生の風貌が分かるようになりました(#^.^#)
住職様に似ているのは
落ち着いた威厳を
お持ちだからでしょう(●^o^●)

紫陽花がとても美しいですよ!

いつも有難うございます。

傑作(^。^)y-.。o○ポチ
TBを(−−〆)

2012/6/21(木) 午後 7:41 かつみ

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御顔立ちだけでなく、雰囲気も似てられたのでしょうか。
「悪い事をしてしまった気分」との一文に、ちょっと笑ってしまいました。

そうだ、京都の祇園では、お坊さんはモテるって聞きましたよ。遠征されますかあ?

2012/6/21(木) 午後 8:37 そのはし のきたろう

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かつみさん、有難うございます。
段々とあの世に近づくと、風貌もそれ向きに修整されて、それで本当の終世へとなるのでしょうか。
紫陽花は皆さんの写真に良く載るので、色や種類に惹かれて探してみました。

2012/6/21(木) 午後 9:30 [ ariyja ]

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そのはしさん、有難うございます。
私もテレビで見ました。今では「草食」より「僧職」にポイントが移っているとか。その番組でも坊さんが5・6人も衣の正装で出ていて人生論みたいなこと話してましたが、吉本の芸人さんの方が面白そうでした。憧れる女心も不思議ですね。

2012/6/21(木) 午後 9:36 [ ariyja ]

ariyjaさんならきっと高僧に間違われたのでありましょう。私だったら飲んだくれの破戒坊主がイイところでしょう。
人違いって思い込みの最たるものですから、中々気付かないようですね。私もたまに人間違いをやっちゃいます。礼を尽くした挨拶をしているのにこの人、どうして知らん振りをするのか……どうも間違いらしいと気付くのに半日くらいかかったりして…(苦笑)

2012/6/23(土) 午前 7:42 aceaoki

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seisukeさん、有難うございます。
私もそう願いたいのですが、実際は貧乏寺の乞食坊主のようでしょう。最近東京では檀家の世代交代や遠方への移転で、寺と疎遠になってしまい、古い家族不明の墓石ばかり並び、年忌なども稀で、葬儀も簡略化され、収入が激減で、大寺との格差が益々広がっているようです。感違いでも良いから人に来て欲しいのが小寺の願でしょう。

2012/6/23(土) 午後 3:20 [ ariyja ]

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私も、左上のアバターを見て、お坊さんなのだな〜と思っていました。
違うんですね^^
「草食」より「僧職」に大笑い^^

2012/6/24(日) 午前 7:10 つっきぃ

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つっきぃさん、有難うございます。
元々で、祈り縋るだけで救われるのキリスト教(他力本願)より、座禅をし、自分で仏を悟る。自ら生きる道を探る仏教(自助本願)に惹かれたのがどこかにあり、坊さん臭くなったのでしょうか。でも未だに誰もお布施はくれません。不徳の至りでしょうね。そう言えば唐揚げの外側もやはり「ころも」と言うのでしょうか。

2012/6/24(日) 午前 8:45 [ ariyja ]

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いや、よいお話でした。
相変わらず、上手い文章で唸ってしまいます。
人間は図らずも、なにかしらに似てくるものといいますが、
やはり、そういうものかもしれません。
その点、今日のお話は、正解なのではないでしょうか。

2012/6/24(日) 午後 6:30 大介

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大介さん、有難うございます。
お盆も近くなると、こんなことに出会う機会も増えるでしょうか。
対応の仕方を予習するようになったら困りものですね。
でも、我が菩提寺の和尚は、お盆の墓参りもめっきり減り、棚経に行っても家が留守で、玄関先で読経して来ることも増えたそうです。
坊さんを間違える人がいるうちは、まだ仏教的な思想が生きているのだと思います。

2012/6/24(日) 午後 7:30 [ ariyja ]

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こんばんは。
大介さんがおっしゃるように、いつも本当に文章がお上手で、ユーモアをさりげなく織り込んだ筆致に感心させられております。
お坊様に間違えられるとは功徳がありそうな、なさそうな。。。

私も慌てものですので、時々人違いをして恥ずかしい思いをしています。気をつけなければ。

今日もariyja 様の優しいお人柄と涼しげなお姿を感じさせていただきました。☆

2012/6/24(日) 午後 10:13 [ 一葉(ひとは) ]

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書き忘れました。
紫陽花の写真がため息が出るほど美しいですね☆ポチポチポチです

2012/6/24(日) 午後 10:15 [ 一葉(ひとは) ]

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一葉さん、有難うございます。お褒めにあずかり光栄です。
坊様も縁起物で、人によって、見たら善事と取る人と凶事と考える人がいます。差当り私は吉凶の影武者と言うところです。
写真で風景はうっかり自動車のNo.まで入ってしまい、後から文句を言われました。花は肖像権だのどうのと文句が付かないので良いですね。昔は私も花と石仏の観音さんを撮って歩きました。強風でも微動もしない石仏は楽ですが、寺によっては撮影料を取られます。
花は微風でも止まる瞬間を待つ、浮を見詰める魚釣り気分で良いですね。大介さんの山歩きも羨ましいですし、お二方の句と写真を楽しみにしています。

2012/6/25(月) 午後 4:36 [ ariyja ]

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