昨日のニュースで、関東ではインフルエンザが急速に広がりだしたと報じていました。
私は能天気、あまり物事に怖さを感じない方です。でも、いけません。インフルエンザはダメです。
3年前の正月4日、休み明けを待って、何時もの我が病院へ駆けつけましたところ、「インフルエンザAが出た。すぐ大学病院へ」と指示され、その病院から救急車で大学病院へ直送でした。
その後の事はさっぱり分かりません。すでに肺炎が併発していたようです。家内と娘が医師から「諦めなさい」とでも言われたのでしょう。2人は今後の事を話し合っていたと思います。退院後色々書類も準備されておりました。
私といえば、入院2・3日してからでしょうか、何やら煩く人が行き来しているところで、砂漠の中のような、難民キャンプのような訳の判らない所にいるように思いました。身体はどこも痛くも痒くもないのす。ただ濃厚な酸素を鼻に押し込まれているので、その煩い事だけが分かりました。
兎に角、せっかく諦めかけていたものを、医師の意に反して生存していたのです。蘇生したとでも言うのでしょうか。後は以前に書いた通りなのですが、お陰様で肺は両方とも半分近くが使い物にならなくなっていました。今ではレントゲン写真で見ると、下半分は真っ白です。
インフルエンザの予防接種をしていても安心は出来ません。
今年流行っているのはA型とB型の2種類が同時進行型らしいですね。Aが治ったら次にまたBに罹る危険が多いようです。
私は今度罹れば、保証付きで駄目でしょう。子供と高齢者は、肺炎になる確率が高いそうです。それは体験済みです。確かなことです。毎日葛根湯を欠かさず続けていますが、さて不意の敵襲に太刀打ち出来るか、これぞ男の生甲斐です。
シューベルトが書いた「魔王」、あの詩はゲーテですが、彼もインフルエンザに罹った時に書いた詩かも知れません。
前回患いの後遺症は今日もなお残っています。
入院前、私はサム・テーラーのテナーサックス、プラッターズ、ナット・キング・コール、イブ・モンタン、中村広子のベートーヴェンのPソナタ、フランソワのショパンのノクターンがお好みで、パソコンの脇に置き時々聴きながら作業をやっていました。
我が愛しき家人は、去りゆく私にせめてもの贈り物として、そのCDだけをまとめて棺に一緒に入れてくれるつもりだったのでしょう。その用意をしていたのでした。
”生きていたとは、知らぬ仏の・・・・・・・”(お富さん)で、生還してしまいました。喜んでくれたのですが、序にそのCDを入れた箱が見つからなくなってしまいました。気持ちの上のどさくさ紛れで混乱した様子が十分に伺われます。しかし私が聴きたいCDは未だに探しておりますが、出て来ません。
「命を失わずにCDを失ったじじい」と言ったら、嫌味を言うなと云われました。
急便の配達のおじさんに、入院の経過などを話したところ、「へえー、インフルエンザなんかで死ぬこともあるんだ」と感心されました。
なんて軽々しい言葉でしょう。”死ぬこともある”何の権威も、威厳も憐憫の情もない言葉ですよね。せっかくの人生、たった一度しか来ないこのチャンスを軽々しく扱われてはなりません。敬意や尊厳・慈愛の感情を持ってなされなくてはなりません。そのためにはインフルエンザに罹らないことです。
今年は特に寒い日が続いています。インフルエンザの最盛期も近い事でしょう。
兎に角お子さんや、高齢とかそれに近い方はくれぐれもご注意ください。
先ずは老爺心までに。
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インフルエンザも風邪も怖いです。出歩けば、出歩くほどにかかる可能性が増します。肺が半分の機能がないのですか、それはきついです。私も片肺が水が溜まって、機能しなくなったことがあるので、分かりますが、きついです。どうかお気を付けください。
2018/1/28(日) 午後 9:04
> 大介さん
有難うございます。医師曰く「若ければ治しようもあるのだが」です。大事に付き合っていく他なさそうです。それにしても、今年はやけに寒いような気がします。
句会などお仕事と楽しみと、とご活躍、それに呑む機会も多く、何とも羨ましい限りです。生きられる日々を楽しみましょう。
2018/1/29(月) 午後 4:05 [ ariyja ]
怖いお話なのに、ユーモアを交えての名文、いつもながらお見事です
大変な思いをされ命拾いをしたことは、まだこの世に必要だとの神様の配慮なのでしょうね。
最愛の奥様も安堵されたことでしょう。思わず笑ってしまいましたが
((´∀`*))
インフルエンザ、怖いですね。家に帰りついたら手洗い、うがいをしています。俳句仲間でもかかった方が何人かいらして、
せめて栄養だけはと心がけています。
どうぞくれぐれもお大事にお過ごしくださいませ。老婆心ながら(笑)
2018/1/30(火) 午後 10:37 [ 一葉(ひとは) ]
> 一葉(ひとは)さん
有難うございます。たかが風邪の大袈裟なものぐらいに思っていたのが失敗でした。天の助けでしょうか。私には天の勘違いのように思います。
自分はまだ元気と思っていた油断もありました。ご心配を掛けまして済みません。
一葉様も後ひと月は気を付けてください。特に人との交流での感染が多いようです。
そろそろ節分ですね。恵方巻ってそちらでは流行っていますか。こちらも近年は、お節料理並で広告までしています。まあ、春近しですね。
2018/1/31(水) 午後 6:29 [ ariyja ]