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仕事までもう少し

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ブログ更新をかなりなまけているこの頃。先週、最終のナース・プラクティショナーの試験にも受かって、ミッドワイフの州の免許と処方箋を書く資格も得て、一応すべきことはみな終えた、という感がやっとあります。だいぶ肩の荷がおりました。仕事のほうも、アリゾナに帰ってきてすぐに声がかかったポジションを、今のところ98%はもらえそうで、その前に1ヶ月ほど日本にも帰れることになり、ことはまあまあうまくいっているかなぁ〜という感じです。

この仕事というのは、ツーソンにあるアリゾナ大学のファミリー&コミュニティー・メディスン・デパートメントのプロジェクトの一部で、週に2,3日はいろんなコミュニティーをまわるモービル・クリニックでの仕事、残りはファミリー・クリニックでプライマリー・ケアをする、というもの。ここのファミリー・ドクターたちは、大学でレジデントに教えているということもありますが、彼ら自身も出産に立ち会っているという、今のアメリカのシステムではあまり見られないセッティングです。(妊娠・出産のケアのほとんどは産婦人科医が担当してます)リスクがない出産に立ち会うファミリー・ドクターの大の支持者である私は、このクリニックでふつうの妊娠ケアだけでなく、グループ妊婦ケアなどもするホリスティックなドクターたちとはすぐ意気投合。大学病院の出産科では今のところミッドワイフはいませんが、もしかしたら将来はお産がとれるかも? ドクターの中にはエイズ患者を診るドクターもいて、そっちのほうもまたできる可能性もあり。


ホリスティックと言えば、Integrative Medicineで知られているドクター・ワイル(Dr. Andrew Weil)がアリゾナ大で教えています。ドクター・ワイルのセミナーなど受けられたらいいなぁ、と今から楽しみです。ま、この仕事をほんとにもらえたら、の話ですが。

ドクター・ワイルのウェブ
http://www.drweil.com

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数少ない読者の方から、「最近ぜんぜん更新してへんなぁ」とのコメントをいただいたので、ちょっと近況報告をば・・・。といっても、これと言って特に書くネタがないので更新していないのでありますが。
ほぼ8割がた決まりそうな仕事も、まだ正式なオファーがきてないのと、ナース・プラクティショナーのテストの日までもあと10日ほどあるのとで、なんかいまいち歯切れの悪い日々を送っています。
エモリーを卒業してはや4ヶ月以上、こんなに仕事もせず学校も行かないで家にいたのは久しぶりで、ま、勉強やその他の活動はしているとはいえ脳みそがとけそうな感じがしています。

脳みそがとけそうと言えば,今のアメリカの政治は共和党だけでなく、分裂している民主党側も醜くていやになります。私はどっちの党に参加しているわけではありませんが、友達や医療改革運動関係の知り合いのほとんどはもちろん民主党。私たち、プログレッシブで国民皆保険支持者としては、オバマの態度のかわりようにはがっかりするばかりです。でも、うっかりオバマの悪口も言えません。ついこないだ、この地域の民主党リーダーの友達とちょっともめてしまったところです・・・.

そこで、ナース・アクティビスト仲間のアリソンが思いついたのが、私たちの住む区域の議員で、国民皆保険をまったく支持していない議員を、今度は選挙で落とすために、逆に共和党の候補者に投票してしまおう、というアイデア。でもこれは、民主党の人たちからちょっとバッシングを受けて、アリソンは思い直したようですが。私個人としては、誰が議員になろうが、議員にちゃんとした仕事をさせるのは市民の責任,という思いがあるし、選挙前にどんないいことを語っていても、オバマのようにいったんオフィスに入ってしまえばがらっと変わる、ということは政治家の常。私は、支持もしない候補者に投票するつもりはないし、それならば、まったく新しい候補者をステージに呼べるようなシステムに貢献したらどうか? という考えです。去年,グリーン・パーティー(緑の党)のラルフ・ネーダーではなくオバマに投票したのはまちがいだった、と思ってももうおそいですが、今なら、勝てるはずはないとわかっていても、ラルフか、もう1人の候補者、元ジョージア州議員のシンシア・マッキニーに投票していたところです。
アメリカ独特の2党政治にはもうかなりがっかりしているので、来週はグリーン・パーティーのミーティングに参加してみる予定。

といいながら、またまた政治の話ばかりになってしまいました。今の楽しみは、テストを終えて仕事を始める前に、日本へ帰ることです。

*写真は、その民主党リーダーの友達とfacebook上でケンカになってしまった写真。(私が載せました。オバマ・ファンの方にはごめんなさい)2003年には,オバマは国民皆保険を大々的に支持していたのが、大統領になった今では話題にもしていません。

Another Civil Rigths Movement

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オバマ政権のもと、医療改革賛成派と反対派に分かれるだけでなく、賛成派の間では、どういう改革をするかということでさらに激しく、そして醜い闘いが続いています。その醜さといったら、いつも精神的には元気な私までもが軽いウツになるぐらいです。

テレビは見ないので、メディアがどんなふうにこの闘いを一般市民に映し出しているのはわかりませんが、実際に州レベル、郡レベル,そして市のレベルの医療改革フォーラムやタウンホール・ミーティングなどに参加して、人々の声を聞いたり自分自身の声を上げたりしているので、だいたい状況はわかります。かなり醜いです。改革そのものの反対派のほとんどは共和党、いわゆるライト・ウィング、私たちが支持している国民皆保険の反対派は・・・、共和党? 民主党? 今のアメリカは、もう区別がつかなくなっている、というのが私の個人的な印象です。
国民皆保険を支持していて、なおかつ正式な民主党のメンバーの仲間は、党内でも意見が分かれているので、それを大きな声で言えない、というのもよく見ます。典型的なポリティックスです。

昨日は、隣りの町で、この地区全体の医療改革タウンホール・ミーティングがありました。私はもうかなりウツになっていたので今回はパスしようと思っていました。こういう集まりではたいてい反対派がヤジをとばしたり、私たち国民皆保険支持者に対して、「会話」ではなく「ケンカ」をふっかけてくるからです。でも結局、ぎりぎりになって行くことに。ナースのスクラブを着て参加して、「I am a nurse, and I care. (私はナースで、この問題に関心があり、行動に移してます)ということを見せるだけでも意義があります。

ナース仲間のアリソンが用意していた5枚のTシャツ。それぞれにアルファベットと数字がかかれていて、5人並ぶと「HR676」になります。(国民皆保険の法案)ミーティングがはじまるまで私たちは並んで立っていました。(ミーティングにはプラカードやサインを持ち込むことができなかったので、それなら人間サインで、ということにしたのです)「ありがとう!」と言って私たちに握手を求めてくれる支持者もいれば、手渡した法案についてのビラを「No way!」とかいろいろヤジを飛ばしながら、ビリビリ!と私たちの目の前でそれを破る人もいます。このシーンを見て、公民権運動時代の有名な写真の一つを思い出しました。黒人2、3人がカフェのカウンターでコーヒーを飲んでいるところで、その後ろから、多数の白人が笑いながら、ケチャップなどを黒人たちの頭にかけているシーンです。私がいう医療改革においての醜さは、このシーンに値するように感じるのです。アメリカの現在の不安定さを表している気がします。

余談ですが、ミーティングでたまたま、ナーシング・スクール時代のクラスメートに8年ぶりに出会いました。彼は日系アメリカ人でけっこう仲よく話もしたほうでした。「久しぶりやなぁ」と会話をしたあと、「国民皆保険を支持してる?」となにげに聞くと、大きく「No!!!!!」 という返事がかえってきました。多民族国家のアメリカ、ステレオタイプは誰にでもあるものです。日本人(日系ですが)だからといって同じ意見とは限りません。ちなみに彼はミリタリー出身で、教育はもちろん、医療はすべて政府から。それでも国民皆保険に反対しているのですから、アメリカが変わるのはまだ遠いことです。 

ポールとセシー

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留学生としてアリゾナに来たばっかりで、いつも究極(って、死語?)の貧乏だったころ、家賃をうかせるためにハウス・シッター(短期・長期の留守番で一般的にペットや庭の世話を含む)をしながら暮らしていました。ミニ引っ越しが続く生活に疲れて、やっと借りたのが、通っていたカレッジの近くにあるボロのモーテル件アパート。バグダッド・カフェという映画を見たことがある方は想像できると思いますが、あの映画に出てくるモーテルの雰囲気とそっくりです。ふつうのモーテルですが、家具はもちろん部屋には小さなキッチンがついていて、生活が十分できます。オーナーの老カップルはとても親切で、家賃は「学生割引」ということで光熱費込みの250ドル。持ってきたお金は全部学費(ナーシング・スクール)に使っていたので、生活費のほとんどは学校のカフェテリアでのバイト料で賄っていました。(もちろん最低賃金だったのでそれもぎりぎり)食事はできるかぎりカフェテリアでタダで食べたし,冷蔵庫にはほとんど食べ物が入っていなくて、遊びにきた日本人の友達があきれたほどでした。
で、すでに安い家賃の250ドルもだんだん払えなくなって、ちょうど、家を空けることの多い友達が部屋をタダで貸してあげるという話がきたので、アパートのオーナーのポールに「部屋を出ないといけない」と告げました。私のことを娘のようにかわいがってくれていたポールは、なんと「学校を卒業するまで家賃なしでいてくれていいんだよ」言ってくれたのです。
結局私は部屋を出なくていいことになり、生活が少しよくなるまで、1年以上「家賃なし」で暮らすことができました。それからもう10年近く。アトランタから戻って訪ねてみると、糖尿だった奥さんのマーゴは亡くなっていて、ポールも心身ともにかなり年をとっていました。

今日また久しぶりにポールを訪ねました。アパートには、セシーという40代前半の女性だけで、あとは誰も住んでいません。友達を通して知り合ったというメキシコ系アメリカ人のセシーは、アパートに住みながらポールの世話をしています。過去には夫の虐待を受けたこともあるようで、子供3人(もうそれぞれ独立している)はセシーの生まれ育ったロサンゼルスにいるそうです。高校を出ていないのでGED(大検のようなもの)をパスしてカレッジに行きたいと思っているけれど、クルマもないしお金もないのでなかなかできない、とのこと。食事をつくったり洗濯したり、ポールの面倒をみているのでアパートには無料で住んでいるけれど、収入は月々ポールにもらう250ドルのみ。それももらえないときもあるそうです。唯一ポールとセシーの足だった古いクルマが2週間前に動かなくなって、買い物が必要なときはタクシーを使っていました。今日は私がたまたま訪ねたので、セシーをダウンタウンに連れて行ってあげました。

今のところ、他にアパートを借りるほどの収入も仕事のくちもないセシーは、ポールのところにいるより仕方ありませんが、ほとんど一日中ポールについて世話をしているのに、それに対してフェアな収入がなく、どうすることもできない状態のようです。それだけでなく、ポールの友達の1人は、セシーがポールのお金を盗んでいる、などと責めたりしたこともあったそうです。

セシーの詳しい経歴は知りませんが,彼女が心からポールの面倒を見ているのはわかりました。私が知っているメキシコ文化の良さです。私は、セシーのためにソーシャル・ワーカーを探すことを約束して帰ってきました。GEDにもはやくパスして学校に通うとこができるといいですが。

ミゲルの将来

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最近は医療改革のほうばかりにかかわって、移民問題の方面ではあまり活動していませんが、たびたびコミュニケーションをとっているローカル・グループのメンバーから電話がありました。国境の南、移民の援助をするために設立した移民・センターのあるメキシコの町、ナコに、寝たきりでケアが満足に受けられていない若者がいて、なんとかサポートできないか、という相談でした。

21才のミゲルは、3年前に町でギャングたちの流れ弾にあたり、下半身が麻痺してほとんど寝たきりです。小さな家に1人で住み、近所の人がちょこちょこやってきては食事の支度をしたりしています。

床ずれがひどくなり、病院に2、3日いて今日家に戻ってきたというミゲル。その状況は想像以上でした。下半身の機能がまったくなく、イリオストミー(小腸から便を出すための穴と袋)に排便をたより、排尿はカテーテルです。一目でわかる栄養失調で、ほとんど骨と皮のみ、両足と、腰からお尻にかけての大部分に大きな床ずれがあります。

この地域(メキシコ側)では、近くに病院やリハビリ・センター、ホームケアなどはありません。政府はほとんど市民の健康維持などにはかかわっていない状態です。正直言って驚いたのは、こういう状況にあっても、ミゲルがとても明るかったことです。がんばって生きたい、という思いが伝わってきました。

とりあえずは特に何もできることなく、帰って友達のナースとフィジカル・セラピストとも相談。国境からもう少し南に下ったマクダレナという町に、ただで入れるリハビリ・センターがあるという情報を得て、ゴールはそこへ、ということになりました。でもそれもどれぐらい時間がかかるかわかりません。それまで、みなの協力でミゲルをサポートするのみです。

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