医療について

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Another Civil Rigths Movement

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オバマ政権のもと、医療改革賛成派と反対派に分かれるだけでなく、賛成派の間では、どういう改革をするかということでさらに激しく、そして醜い闘いが続いています。その醜さといったら、いつも精神的には元気な私までもが軽いウツになるぐらいです。

テレビは見ないので、メディアがどんなふうにこの闘いを一般市民に映し出しているのはわかりませんが、実際に州レベル、郡レベル,そして市のレベルの医療改革フォーラムやタウンホール・ミーティングなどに参加して、人々の声を聞いたり自分自身の声を上げたりしているので、だいたい状況はわかります。かなり醜いです。改革そのものの反対派のほとんどは共和党、いわゆるライト・ウィング、私たちが支持している国民皆保険の反対派は・・・、共和党? 民主党? 今のアメリカは、もう区別がつかなくなっている、というのが私の個人的な印象です。
国民皆保険を支持していて、なおかつ正式な民主党のメンバーの仲間は、党内でも意見が分かれているので、それを大きな声で言えない、というのもよく見ます。典型的なポリティックスです。

昨日は、隣りの町で、この地区全体の医療改革タウンホール・ミーティングがありました。私はもうかなりウツになっていたので今回はパスしようと思っていました。こういう集まりではたいてい反対派がヤジをとばしたり、私たち国民皆保険支持者に対して、「会話」ではなく「ケンカ」をふっかけてくるからです。でも結局、ぎりぎりになって行くことに。ナースのスクラブを着て参加して、「I am a nurse, and I care. (私はナースで、この問題に関心があり、行動に移してます)ということを見せるだけでも意義があります。

ナース仲間のアリソンが用意していた5枚のTシャツ。それぞれにアルファベットと数字がかかれていて、5人並ぶと「HR676」になります。(国民皆保険の法案)ミーティングがはじまるまで私たちは並んで立っていました。(ミーティングにはプラカードやサインを持ち込むことができなかったので、それなら人間サインで、ということにしたのです)「ありがとう!」と言って私たちに握手を求めてくれる支持者もいれば、手渡した法案についてのビラを「No way!」とかいろいろヤジを飛ばしながら、ビリビリ!と私たちの目の前でそれを破る人もいます。このシーンを見て、公民権運動時代の有名な写真の一つを思い出しました。黒人2、3人がカフェのカウンターでコーヒーを飲んでいるところで、その後ろから、多数の白人が笑いながら、ケチャップなどを黒人たちの頭にかけているシーンです。私がいう医療改革においての醜さは、このシーンに値するように感じるのです。アメリカの現在の不安定さを表している気がします。

余談ですが、ミーティングでたまたま、ナーシング・スクール時代のクラスメートに8年ぶりに出会いました。彼は日系アメリカ人でけっこう仲よく話もしたほうでした。「久しぶりやなぁ」と会話をしたあと、「国民皆保険を支持してる?」となにげに聞くと、大きく「No!!!!!」 という返事がかえってきました。多民族国家のアメリカ、ステレオタイプは誰にでもあるものです。日本人(日系ですが)だからといって同じ意見とは限りません。ちなみに彼はミリタリー出身で、教育はもちろん、医療はすべて政府から。それでも国民皆保険に反対しているのですから、アメリカが変わるのはまだ遠いことです。 

国民皆保険近し?

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医療改革が煮詰まっているこのごろ、国民皆保険の支持者にも希望が少しはわいてきています。決して安くはないものの、「医療保険がない」というコンセプトなどなく育った日本人として、アメリカに国民皆保険がないことには渡米してすぐにフラストレーションを感じました。当初は自分自身、甲状腺の治療が必要だったのにケアが受けられなかったり、予告なく差し歯が抜けて、お隣のメキシコまで治療に行ったりと問題がありました。でも、そんなことは実はたいしたことではないとわかったのは、ナースになって、自分が人々のケアをする立場になったときでした。先進国アメリカで、保険のない人々を目の当たりにして、差別なくケアをすることが仕事のナースが、その任務を果たせない医療システムにはほんとうに失望したものです。たまるフラストレーションをかかえながら、ふとしたことで知った法案HR676-National Health Care Program(国民皆保険)。アメリカの政治システムもあまり理解していなかったナイーブな私にいったい何ができるのか? 当時はまわりに誰も国民皆保険についてなど語る人はいませんでした。唯一コンタクトをとっていたアクティビストは200マイル離れたフェニックスにいました。約5年前にことです。特に何もできず時間が過ぎて、ようやく立ち上がって何かをはじめたのがアトランタに移ってからでした。それから2年、地元アリゾナに帰ってみると、国民皆保険を支持する人がいて、ナースたちも立ち上がっていました。隣接したコミュニティーのイベントにでかけては活動するうち、ネットワークもひろがり、気がつけばたくさんの人が今では国民皆保険を支持しています。これがほんとうの草の根、アクティビズムだと感じます。

さて、実際の医療改革状況ですが、3つの議会ーThe House Ways and Means, Energy and Commerce, and Education and Labor Committees-で盛り上がっているのが、America's Affordable Health Care Actという国民皆保険支持者にとってはあまり意味のない法案を、純粋な国民皆保険、HR676-National Health Care Programに換えるかどうかという投票。これはニューヨークの議員が持ち出した案です。先週投票されるはずだったのが、議長がなぜかのばしのばしにしたあげく、今日、議会で投票するかわりに、9月にディベートして下院全員で投票してしまおうという、私たちにとってはすばらしいニュースが入りました。これは願ってもないチャンス。今が大事なときです。できる限り市民の支持を得て、議員に電話をしたりメールをしたりする活動が始まります。アメリカに国民皆保険が誕生するかどうかの瀬戸際です。

http://www.youtube.com/watch?v=H0fA2DfwFn4

ヘルスケア・ナウ!

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最近は、はっきり言ってブログ書くのをなまけています。(数少ない読者の方には申し訳ない・・・)
ミッドワイフのエージェンシーから、「もういつでもテストを受けられますよ」というメールをもらってから、あわてて勉強のほうをミッドワイフのみ、にしたところです。それまではナース・プラクティショナーの方向にどうしてもいってしまっていたので。クラスメートの1人はもうすっかりテストを受けて合格しました。私もがんばらないと。

勉強を妨げる(?)のが、今せっぱつまったヘルスケア・リフォーム。民間の医療保険会社が自分たちの利益を守るために、ロビーイングに一日1.4million dollarsを費やしているというニュースがワシントン・ポストにのったのは最近のことです。

我ら国民皆保険の支持者たちも負けてはいられません。ローカルな活動家たちと一緒にあっちこっちへ出かけては、声をあげています。ので、勉強がはかどらないんですねぇ、これが。ま、いいわけですが。

仕事探しのほうは、近々、アリゾナ大学に属するモービル・クリニックのポジションの、テレホン・インタビューひかえています。ま、ぼちぼちいきます。

*写真はアリゾナ議員が開いたヘルスケア・リフォームのラリー。おっきい人が議員のグリハルバ。

America belongs to everybody!

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アリゾナの州都,フェニックスであった「メガ・ヘルスケア・リフォーム・コンファレンス」に、地元の仲間とツーソンの活動家たちと行ってきました。
今回は、最近正式にメンバーになったNNOC(National Nurses Organizing Committee)のアリゾナ支部のメンバーたちとも一緒です。

アトランタに引っ越す少し前に知り合ったナースの友達がいましたが、当時彼女は、ICUで働くフツーのナース、という印象でした。2年ぶりに会ってみると、私と同じ国民皆保険制度を支持するナース・アクティビストになっていた彼女。そもそもの理由は、長く働いていた病院で、患者さんの安全を守るためにドクターに積極的に発言したために、結局、ごたごたを避けるために病院側が彼女をクビにしたのがきっかけだったそうです。

コンファレンスですが、参加者はざっと300人ぐらいだったでしょうか。実をいうと私はあまりコンファレンスの内容を得ずに参加したのですが、スポンサーたちはNNOCをはじめとして国民皆保険制度を支持しているグループ。これから国民皆保険制度について学ぼうとしている人たちが多く参加していることを願っていましたが。

最初のスピーカーには、私たちナースはかなりブーイング。オバマのヘルスケア・リフォームにかかわっているとかいう女性でしたが、そのスピーチはブッシュも顔負けのノンセンス・スピーチ。国民皆保険制度を支持するどころか、「法案HR676はオフ・ザ・テーブルですからね!」などと言う始末。かなりのブーイングを受けたあとはスタコラサッサと会場を出て行きました。

仲間の1人は、署名を100人近くからもらったりと頭があがりました。
明日の独立記念日のパレードには、ダンナがつくったビラを配りながら、まだまだ署名をもらおうという計画です。

医療改革ーWake up America!

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アトランタのシティー・ライフが恋しくて、居心地はいいとはいえ田舎暮らしがけっこうたいくつな今日このごろ、用事ができて、90マイル(クルマで約2時間)離れたツーソンにでかけてきました。

久しぶりの歯医者(ずっとお世話になっていたドクター)のところへ行くのがメインの理由だったのですが、もうひとつ楽しみにしていたのがナースのミーティング。ナースたちがとってもアクティブで、患者さんの安全やナースの権利を守る活動はもちろん、国民皆医療制度を支持しているCalifornia Nurses Association (CNA)と、CNAから全国レベルに発展した National Nurses Organizing Committee (NNOC)のメンバーたちが集まってのミーティングでした。アリゾナ支部は、私がちょうどアトランタへ引っ越したときにできたので、これまで参加できませんでした。アリゾナへ帰ってきた今、さっそく参加したわけです。地元のナース友達も今ではアクティブに活動していて心強いところです。

支部といっても実際に州全体でメンバーが何人いるのかわかりませんが、今回ツーソンで集まったのは私を含めて7人でした。すべての病院がユニオン(組合)化されているカリフォルニアを見習って、ナースの権利、よっては患者さんと医療そのものの安全と公正を守るというのがメイン・ゴールなので、NNOCが、国民みんなに医療を受ける権利とアクセスを与える国民皆医療制度を支持しているのは当然のことです。ちなみに、選挙前は「私は国民皆医療制度を断然支持しています!」と言っていたオバマは、今は民間医療保険会社の肩を持つ体勢です。

そして今日土曜日は、地元のファーマーズ・マーケットで、ヘルスケア・サポート・グループがブースを出しました。国民皆医療制度を支持する署名をできるだけつのって、ホワイト・ハウスと州の議員に提出する目的です。以前、イミグレーション制度改革の活動で一緒だった友達も新しい人も集まって、署名の数はけっこうありました。

午後は、図書館の部屋を借りて、ダンナがプレゼンテーション。日本と台湾の国民皆医療制度を説明したPBSの番組を見せて、ディスカッション。他の場所でもやってほしいとの声も出て、カムバック直後としては上出来だったと思います。

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