地、歩ク。

アマチュア作家Trekの創作作品をぜひ読んでみてください。

今日のコトバ

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とても豊かな表現力を持つ日本語ですが、普段使う言葉はそれほど多くありません。
一度は触れた言葉でも、使わなければ埋もれてしまいます。
ここでは私Trekが日々、私の中に埋もれていた言葉を掘り起こし、また新たに触れた言葉を埋もれないよう、記していきたいと思います。
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ちちんぷいぷい

久しぶりのコトバは、世にも不思議な響きを残す『ちちんぷいぷい』です。

そうです。
あの、子供がケガをしたりして痛がっているときに、さすりながら言ってあげるあのおまじないのことで、「ちちんぷいぷい、ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んでけ〜」なんて風に使います。

これ、ちゃんと全部言うと、「ちちんぷいぷい、ちちんぷいぷい、ごよのおんたから、痛いの痛いの飛んでけ〜」となります。

もちろんちゃんとした漢字表記があって、漢字で書くとこうなります。

智仁武勇、智仁武勇、御代の御宝、痛いの痛いの飛んでけ〜

ええ〜?!
なんかコトバの不思議な響きとは裏腹に、ずいぶん格好良い表記ですよね。
ちちんぷいぷい』が『智仁武勇』とは……。

意味としては多分、「この子は将来、智・仁・武・勇を兼ね備えた立派な大人となる、当世の宝なるぞ。穢れよ、去れ!」って感じのおまじないなんだろうと思います。

何となく耳馴染んだおまじないでしたが、なるほど〜と思わせられました。

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今日のコトバ〜ごねる

ごねる

皆さん、マンガの『お〜い、竜馬』はご存じですか?
小山ゆうが作画を担当し、なぜか武田鉄矢(なぜかってことでもなく、有名な竜馬ファンですけどw)が原作をしている作品です。
実は私も竜馬ファンで、『お〜い、竜馬』はもちろん全部持ってます。
で、最近読み直していたんですが、ちょっと気になることがありました。

それは江戸時代の郵便制度。

竜馬は家族との間で実にたくさんの手紙をやりとりした人ですが、いったい全体、どういうシステムで手紙が届けられたのか、興味を持ったのです。
だって長崎や江戸と、土佐でやりとりしてるんですよ?
いったい、誰がどうやって、どのくらいの日数で、どれだけ賃金をもらってやっていたんでしょう。
まあ結局、いわゆる「飛脚」が答えだったわけですが、その詳細ははしょります。

で、調べる課程で『面白いほどよく分かる江戸時代(日本文芸社)』という本を読んでいたのですが、その本の欄外のコラムで衝撃的な事実を知りました。

それは『ごねる』というコトバの本当の意味です。

私たちは普段、このコトバを『不平、不満を言いつのって粘る』という意味で使いますよね?
でも、それは違います。

このコトバ、実は『死ぬ』という意味だったんです!

なぜそう言うことになるのか?
その理由は『御涅る』という漢字表記にあります。
もちろんこれは元のコトバを略して、動詞にしたもの。
正しくは『御涅槃《ごねはん》』と言います。

もちろん仏教で言う『涅槃』のことで、意味は死ぬこと自体だったり、釈迦の死だったり、はたまた悟りの境地のことでもあります。
なんだか略して使ったりするのは不謹慎な気もするコトバですが、そこは日本人、特に江戸時代の人の気風と思っておきましょうw

ちなみに私たちが使っている『不平、不満を言い立てて粘る』という意味の方は、正しくは『ごてる』と言います。
いったいどんな漢字を当てるんでしょうね?

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ほとほと

しばらくぶりの今日のコトバは、『ほとほと』です。

漢字で書くと『殆と』。
意味は大辞泉によれば次のようになっています。
ほと‐ほと【×殆・▽幾】 

[副]

1 困り果てた、また、うんざりした気持ちを表す語。まったく。つくづく。「弟には―手を焼いている」 

2 ほとんど。
「或いは稗史体と―相類似するものあり」〈逍遥・小説神髄〉 

3 すんでのことで。あやうく。
「帰り来(け)る人来たれりと言ひしかば―死にき君かと思ひて」〈万・三七七二〉 
多分、1を頭に思い浮かべる人が多いでしょう。

目を引くのは2。
『ほとんど』と同じ意味なのか、もしかして『ほとんど』が変化したのかも?と思って、『ほとんど』を引いてみてびっくり!
ほとんど【×殆ど・▽幾ど】 
 《「ほとほと」の音変化》

[名]大多数。大部分。「在庫の―を売りきる」

[副]

1 全部とはいえないが、それに近い程度に。おおかた。大部分。「病気は―治った」 

2 もう少しのところで。すんでのことに。「―気を失うところだった」 

3 切実であるさま。
「十に一つもおぼつかなしと案じ続くる程に、―心細くて」〈おらが春〉
なんと、私たちが日常よく使う『ほとんど』のほうが、『ほとほと』が変化したコトバだったのです!
こちらが本家だったんですね〜。

しかし何故、『ほとほと』に『殆』という漢字を当てるのか、それは分かりませんでした。
『幾』の方は、「幾人」とか「幾ら」などの使い方から見るに、不定量を表す時に使われるので、『ほとんど』の「大部分」といったような、言葉の曖昧さゆえに当てられたのかもしれません。

よほど古いコトバなのか……どなたか詳しい方、教えてください。orz

危機一髪

え〜、これは私がしてきたカンチガイの中でも、最高にハズカシイもののひとつでしょう。
ご紹介します。

危機一髪』は『ききいっぱつ』と読んで、意味は下にある通りで、まあそのまんまです。
大辞泉からですが、もちろん何のヒネリもありませんw
ききいっぱつ 【危機一髪】
髪の毛一本ほどの差で危険が迫っている状態。きわめてきわどい場合。
「―のところを救い出された」
こんなもの、何をカンチガイしていたのかと言うとですね、漢字表記なんです。

私は長らく、危機『一発』だと……(爆)

冷静に考えてみれば、これじゃ意味が通らないんですよ。
一髪』って、タイミングのことを言っているんですもん。



なんでそんなカンチガイをずっとしていたのかと考えてみると……。










イメージ 1コレか〜!

名作「黒ヒゲ〜」!!

あ〜ハズカシイ。

誰か、同じカンチガイされていた方、います?
いたら素直に手を挙げましょうwノシ

今日のコトバ〜秋水

秋水

今日のコトバは『秋水』です。
読みは『しゅうすい』と読んで、意味は大辞泉に次のようにありました。
しゅう‐すい〔シウ‐〕【秋水】

1 秋のころの澄みきった水。秋の水。《季秋》「―に石の柱や浮見堂/虚子」

2 曇りのない、よく研ぎ澄ました刀。「三尺の―」
“1”はとても風流な意味ですね。
この『秋水』に限らず、秋という季節に透明感を感じるのは、私だけでしょうか?
確かに風流だけでなく、食べ物も美味しい季節ですがw

そして“2”!
カンの良い人は気づいたかもしれませんが、今回このコトバにたどりついたのは、『刀』からなんです。
自分の小説で使いそうなコトバを探しているワケですw
毎度々々ナンですが、カッコイイですよね!
「この2尺の秋水の銘は何と言う?」
なんて、きちんと使えたら、さぞかし……それが難しいんですけどね。orz

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