ARMQの製作不定期日記

プロレスマスク職人ARMQの製作日記を不定期で綴ります。

告知1&2

告知その1


少し乗り遅れてしまいましたが(汗)、10月26日0時より、ドラゴンゲートオフィシャルショップ「BODY ADAPT」さんの楽天市場店オークションにて、

「シーサーBOY選手・09神戸ワールド記念ホール大会で使用したコスチューム」

のオークションが始まっております。

詳しくはこちらをクリック♪


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この09神戸ワールド仕様の青バージョンは、神戸ワールド大会1試合のみの為に製作した特別仕様。
この日のカードは前年同様、K-ness. 選手とシーサーズの「クネシーサーズ」での試合。前年はK-ness. 選手がシーサーズに合わせた白バージョンのコスチュームを用意し試合に臨んだ為、09年はシーサーズが…という事で師匠共々、K-ness. 選手の当時のイメージカラーだった青バージョンを製作した、という経緯です。モチロンこれは、ご本人納品用の1枚のみが製作されたモノです。
師匠シーサー選手同様、絶対数からするとそれ以上?に本人仕様マスクの入手機会は少ないので、BOYマニアの方、興味がおありの方は、是非とも奮ってご参加下さい♪

入札締め切りは10月30日23時59分まで!



告知その2


来たる11月9日から13日、東京・ディファ有明にて5連戦で行われる新日本プロレス「J SPORTS CROWN 〜SUPER J TAG LEAGUE〜」に、望月成晃選手と組みスペル・シーサー選手が出場致します♪

詳しくは新日本プロレス公式サイトをご参照下さい


色々と他団体に参戦しているシーサー選手ですが、新日本参戦は初だと思います。1ファンとしての個人的な意見になりますが、今やシーサー選手のようなスタイルの選手は貴重ですので、思う存分シーサーのテクニックを発揮して頂けたら、新日本の選手や他団体から参戦の選手との試合も、見どころ満載の面白い試合になるのではないかと思います♪

当日のシーサー選手が何色のコスチュームで登場するのか?ミル・マスカラスばりに5連戦全て違うコスチュームなのか?そんな楽しみもあったりします♪

告知

告知


来たる8月26日0時より、ドラゴンゲートオフィシャルショップ「BODY ADAPT」さんの楽天市場店オークションにて、下でご紹介しております

「スペル・シーサー選手・09年summerバージョンコスチューム」

のオークションが始まります?H1>詳しくはこちらをクリック♪

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この09夏バージョンである水色仕様は、ご本人納品用に1枚のみが製作された、まさに世界に1枚だけが存在するモノで、下でご紹介したマスクそのものとなります。依然、本人仕様マスクの入手機会は極めて少ないので、スペルマニアの方、興味がおありの方は、是非とも奮ってご参加下さい♪

入札締め切りは8月30日23時59分まで!


夏も終わり、過ごし易い季節になりました。かなり更新が開いてしまいましたが、個人的にこの夏は色々と大変でした^^; 特に辛かったのが、自宅&工房の移転。暑さ真っ只中の引っ越しは、心が折れそうになりました。。。夏の引っ越しはするものではないですね^^;
この記事ももっと早くUPする予定だったのですが、引っ越しが粗方済んだのが8月もいい頃だったので「今更エアコン買うのもナンだし、今年はエアコンを我慢してしまおう」なんて思ったのがいけなかったのかもしれません…暑さの為か、パソコンがクラッシュ!(泣) 幸い、画像等のデータは無事だったので、こうして更新出来た次第です^^; しかし…その後も何かと忙しく、まだ自宅&工房の整理が全く進んでいません。。。快適な生活&快適な作業が出来るのは何時になるやら…

個人的な事はこれくらいにして(笑)、今回ご紹介するのは、シーサー選手の夏バージョン!
これは春の桜バージョンの頃からご依頼頂いていた物。シーサー選手ご自身の発案で「水色で、イルカをあしらって下さい」との事。夏と言えば海!ってところでしょうか?^^



イメージ 1今回の指定色は水色。以前に納品した青バージョンとイメージが被るのではないか…?との懸念がありましたが、実物は色の明るさ・イメージがかなり違うので、仕上がりのイメージもかなり違ったモノとなります。マスクのみだと多少はイメージが被りますが、パンタロンを含む全身だと、より違いが明確に出るかと思います。

イメージ 2水色ラメ・銀模様。今回も銀模様か金模様かで少しだけ悩みましたが「清涼感」という部分では圧倒的に銀模様に軍配が上がるでしょう。やはりマリンブルーの海といえば、白い波&白い雲…ですよね。ま、実際は銀ですが(笑)

イメージ 3色合い的には今回も濃紺模様が合う所ですが、敢えて黒に。ベースの水色との濃淡を強調する方向にしました。

イメージ 4今回はベース色に合わせた青ステッチ。このマスクから銀模様に新しい素材を採用。銀模様の存在感を目立ち過ぎず埋もれ過ぎずな感じにしたかったので、光沢こそありますが表面が滑らかではなく、シボのある素材を使用しました。これが良い方向に働き、屋内会場では適度な輝きを発し、屋外会場ではギラギラし過ぎる事無く、尚且つ銀模様が映える結果となりました。

イメージ 5お約束のフルセット画像。後述しますが、このパンタロンは初代。納品後、シーサー選手の要望で2代目を製作する事となります。

イメージ 6腰には親子イルカが2匹^^ シーサー選手からは「桜バージョンのようにイルカを数匹泳がせて下さい」という要望だったのですが、一匹があまり小さいとイルカと認識するのが難しくなりますので、文字と合わせて一つのロゴマークのようになるデザインにしました。デザインとしては極めてベタですが、変わった事をすれば良いというモノでもないので、コレはコレでいいでしょう^^ イルカのつるっとした表面の質感を白いステッチで表現してみました。

イメージ 7「Siesar Callin´」の「C」も、イルカにアレンジ。この辺はお遊びの部分ですね^^




このフルセットは、納品前から私の中でかなりお気に入り上位となりました^^ 画像ではお伝えするのが難しいのですが、マスクはモチロン、何しろパンタロンの発色が実に美しいんです。このパンタロンに使用した素材の発色は磨き上げた深い天然のターコイズを思わせ、「夏・海」を連想させるのに最高の発色で、あまり好きではない近年の素材では珍しく気に入った素材です。是非、会場で実物をご覧下さい^^


なぜパンタロンの2枚目を急遽納品する事になったかと言いますと…シーサー選手はこの時期かなり身体を絞っており、1枚目製作の時点で既にウエストを数センチ小さく製作しているのですが、発注から納品の間に更に絞った様子で、納品時には若干サイズが合わない状態になってしまったようです。その上、一部で「ハイウエスト師匠」の異名を取るシーサー選手自らローライズ化の指示が!^^ 「この夏は腹筋を割ります」と言っていたのは本気だったようです(笑)

イメージ 8こちらがローライズ版2代目。画的には何も変わりませんね(笑) 一応、シーサー選手が間違える事無く一目で見分けが付くように、紐穴にハトメを付けて区別しています。画像では分かり難いですが、ベルト1本分ほどローライズ化しています。元々それほどウエスト位置が高いワケではないので、数値的にはかなりローライズな仕様です。 (2009年7〜8月納品)



下に紹介する画像が、左・中が初代納品時、右がローライズ版納品時です。それでは「Before→After」をお楽しみ下さい(笑)

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解禁

解禁


これも、そろそろ解禁で良いでしょうか♪ 去る6月7日・名古屋国際会議場大会 vs超神龍戦の模様が週刊プロレスにも掲載されましたので、ここで紹介しても問題無いでしょう。

これは、春仕様ピンクシーサーより前に納品したものです。色はハロウィン仕様でもイケそうですが、ハロウィンにはちょっと遅い時期の納品でした。今年の同時期には、ハロウィン仕様としてお目見えするかもしれません^^

シーサー選手はユニット無所属という事もあり、誰とでも組むし、誰とでも試合するという特殊?な立場なので、色々なカラーでタッグパートナーに合わせるのも面白いかも・・・という発想の元、これも某選手をモチーフにしたカラーリングの一つでした。その某選手は、今やイメージカラーが変わってしまいましたが^^;

イメージ 1指定色は「オレンジ」 何色かあった候補の中から、過去に類似性のあるマスクマンが少ないという理由で、まずオレンジを作りました。他の候補色に比べシーサーらしく纏め易いというのも理由の一つです。確か、シーサー選手との雑談の中で出た候補色から、私が先走ってオレンジのマスクのみ試作し画像をお見せした所、じゃあコスチュームも…というような経緯だったと記憶しています。

イメージ 2オレンジラメ・銀模様。幾つかご紹介した別色バージョンの多くがこの強光沢銀模様。ほとんどベースカラーのみの違いです。模様色も変えたりすれば更に別モノ感が出るし、新鮮さもあるんでしょうが、私個人の美学として奇を衒う事を良しとしません。目を引けばいいというのではなく、例え別色であっても選手が持つ本来のイメージを大切にし、物珍しさよりもベースカラーに最良と思われる色を組み合わせます。例え保守的と言われても、この方針は変わらないでしょう^^;

イメージ 3メタリックの濃紺を初めて採用したのはこのマスク。オレンジという色が割りと明るく鮮やかな色なので、少しでも鮮やかにしたくて採用しました。

イメージ 4これは額に合わせてダークグリーンの模様ステッチ。この辺は、どうでもいい事ですね^^ リング上からファンの方には見えないですし。製作者側の自己満足の部分です^^; あとは、マスクマニア・マスク職人として、ファンの方が選手と間近で対峙した時に「マスクって手が込んでるんだなぁ…」なんて少しでも興味を持って頂けたら…という思いもあります。

イメージ 5オレンジ&銀&濃紺メタリックのコントラストが、個人的にはとても気に入っています^^

イメージ 6え〜、お約束という事で(笑)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         2008年12月上旬納品


私個人としては、この配色は別色バージョンの中でも特に気に入っています。オレンジという色は何かと難しく、採用する選手が少ないというのも理由の一つですね。特にマスクマンにおいては前例が少なく、あってもイマイチ感の強いモノが多いという印象なので、自画自賛になってしまいますが、これはナカナカ上手く纏まったかな?という自負があったり^^ 私はシーサー選手に対し漠然とですが持っているイメージがあり、そのイメージにもバッチリ合っていると思っています。

ベース色が違うだけだろう、と言われればその通りなんですが(汗)、私の中で、イメージを崩さず、尚且つカッコ良く纏めるには、他に選択肢は無いと思っています。オレンジに合わせるというだけならば、他にも合う色はありますが、それがシーサー選手のイメージに合うか?と考えると、私的にはノーなんですね。奇を衒うのを良しとしないというのは、そういう事です。
個人的な主観ですが最近のマスク業界を見ていると、華やかさと引き換えにバランスを崩してしまっている作品が実に多いように感じます。変わった素材で変わった事をしようとするあまり、肝心な事を見失っている気がします。それがいけないとは思いませんし私に批判する資格は勿論ありませんが、私個人の美学としては、普遍的なカッコ良さを追及していきたいと思っています。
例えるならば、ファッションでも他人と違うチョイスをするあまり、斬新ではあるけど…という結果になっている方、いらっしゃいますよね^^; 一方、究極にベタなチョイスでも、なぜかカッコ良く見せる方がいます。そんな感じでしょうか?^^;

とはいえ、マスクやコスチューム製作はある意味「創作活動」とも言えますから、新しい事を開拓し、その中から次世代のスタンダードが生まれるという側面もありますので、難しい部分ですね^^; まぁ、現実社会においても70年代・80年代のリバイバルブームが起きたりと時代は繰り返すものですし、本当に良いものは未来永劫、普遍的に良い。また、特殊素材&奇抜な配色を好む現代マスク職人さん達の中においては、逆に私のような職人がいてもいいでしょう。現代では少数派ですから、むしろそっちの方が目立ったりする場合もあるでしょうしね(笑)
「お、なんか変わってるぞ?」という注目度よりも「特別な事はしてないのに、なんかカッコイイ…」という注目度の方が、職人として私は嬉しい…って感じでしょうか^^

春爛漫

春爛漫


また更新が開いてしまいましたが…^^; ブログにUPする上でやはり画像が無いと面白くないと思うんですが、諸般の事情が絡まないネタの中、モノの性質上リアルタイムでご紹介するワケにもいかず、ついつい滞ってしまいます(汗) 可能な限り、入場時のインパクトを保ちたいので、こちらで先に紹介してしまうワケにもいきませんし(笑)

今日ご紹介するモノは、時期的にそろそろ解禁だと思います♪ 逆に時期を逃すとお蔵入りになりそうなので^^

今回ご紹介するのは、スペル・シーサー選手「桜バージョン」春仕様♪ 



イメージ 1今回の指定色は「ピンク」 マスクに関しては基本色の見える面積が少ない事もあり、何色ベースであっても比較的ラクに纏める事が出来ます。

イメージ 2後述しますが、配色や素材選択にはちょっとだけ悩みました^^; 

イメージ 3これはNEX大会限定使用が前提なので、光沢の強い銀を使用。反射の強い素材は光が拡散し模様をボヤけさせてしまい、大きな会場にはあまり向いていないのですが、NEX会場は狭い(お客様が近い)ので、強い反射があっても問題なし。見た目のゴージャスさを優先しました。

イメージ 4いつもは黒で配色されるパーツを、メタリックの濃紺に。これは少しでも柔らかい印象にする為に選択。

イメージ 5最大に悩んだのが、マスクよりもこのパンタロン。。。縫い付けた桜の花ビラ、大小合わせて総数50枚!文字やその他のパーツも合わせ、おそらく世界一パーツ点数の多いパンタロンでしょう(笑) 今はプリントで表現するのが主流であり常識で、コスト的な面でも選手に負担を掛けないよう、それが正しい選択でしょう。しかし、実際の見た目のメリハリや視認性はプリントより勝ります。

イメージ 6またまたお約束の、シーサー変身フルセット。当初はどうなる事かと思いましたが、自分的には何とか纏められましたかね?

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シーサー選手にしかわからない、くだらないイタズラではありますが、こんな小ワザも♪

                                             2009年3月納品



これを発注頂いた当初は、かなり悩みました^^; 指示は「色はピンク、春らしくパンタロンに桜をあしらって」のみ。それを形にするだけならば何ら難しい事はないんですが、テーマがテーマなだけに、カッコ良ければそれでいいというモノではありません。春という季節が持つ爽やかな印象が無くては…加えて、「ピンク」「花」という、いかにも女性的なイメージの題材なので、少しでも女性的な印象を拭う方向で製作したつもりです。

まず初めに悩んだのは、ピンクに合わせる色。いつものシーサーのイメージを残す為に候補は金か銀だったのですが、金はカッコ良くゴージャスにはなりますが爽やかとは掛け離れてしまうので、銀を選択しました。

最大の悩みは、いかなる形でパンタロンに桜をあしらうか。。。桜の花そのものだと、桜の代紋みたいになっちゃいますし(笑)、かと言って花ビラだけでは認識しづらいかもしれないし…結局、花そのものは却下、花ビラだけで行く事にしました。花ビラのみなので、風に乗って舞うイメージで配置してみました。決して「桜散ル」ではありません(笑)
当初は20〜30枚で事足りるだろうと思っていた花ビラを、裁断した生地に借り並べしてみると…バランスや大きさを調節していくと、とても足りない(汗) 軽く後悔しつつ、最終的に縫い付けた総数50枚弱!泣きながら縫い付けました(笑) プリントでやればラクですし、作業時間の短縮に繋がるので、予算的な部分で選手に負担を掛けないという意味でも現実的でしょう。しかし、やはりプリントにはない存在感は捨て難いです。実際、世界最大のプロレス団体であるアメリカのWWEでは、プリントは極力避ける方針のようです。プリントは凹凸が無いので、光の加減によっては見え難くなってしまう欠点がある為だそうです。まぁこれはTVを意識した話ではあるんですが… え?単にプリントの機材施設を持ってないだけだろって? いえ、断じて違います(汗)
まぁグラデーションを除いて表現出来ないものは無いので、今後も泣きながらの作業が続くでしょう。作業時間と選手への負担?それも私が泣けば問題ありません(笑)

そんなこんなで完成させた次第ですが、シーサー選手は現在かなり黒く日焼けしている事も手伝い、女性的なイメージはしないように思います。これが色白だったら、また別の配色にしたと思います。選手の肌の色も、配色を考える際に重要な要素です。

このセットは新色&初の柄モノバージョンという事もあってか、ナカナカご好評を頂いているようで安心しました♪

この季節物シリーズは、シーサー選手の中で色々と構想が渦巻いているようで、今後も続く感じです。シーサー選手、あまり頭を抱えない題材でお願い致します(笑)


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小さい画像ですが、納品時に頂いた着用画像です♪

御礼

御礼


先日告知させて頂きました、スペル・シーサー選手「2008年12月、福岡国際センターで使用したマスク」ですが、お蔭様をもちまして大変ご好評頂きました末、無事に終了致しました。ご落札頂きました方はモチロン、ご参加頂きました皆様、誠に有難う御座いました。
誤解を招くといけませんのでお断りしておきますと、私はドラゴンゲートさんの回し者でもありませんし、私には一銭も入ってきません(笑) しかし沢山の方のご入札を頂き、製作者としては嬉しい限りです♪ これはシーサー選手ご自身の評価であり私の手柄はほとんどありませんが、熱いファンの方々の気持ちが何より嬉しいです♪ こんな熱いファンの方々に支えられているシーサー選手ですから、ファンの方々をガッカリさせないよう、より一層の努力でバックアップさせて頂きたいと思います。


話は変わりまして…今日は先日、両国大会用に新たに製作致しました「赤バージョン」と入れ替えになった、以前の赤バージョンをご紹介致します。赤マスクは1枚しか納品していませんので、両国以前のあらゆる場面で使用された赤バージョンは、全てこのマスクです。
黒バージョンでお話した通り、最初の別色バージョンは黒。ですが、この赤バージョンは別の意味で初の部分があります。元々、銀地に金模様だったシーサーマスクの目周りに黒が入った初のモデルです。
このマスクを製作したキッカケは、シーサー選手からのリクエスト。以前、現在は怪我の為に惜しまれつつ引退された某選手からの依頼で、結婚祝いに贈る「贈答用マスク」を製作させて頂きました。「プロレスラーらしい物を贈りたい」とのご依頼で製作したのですが、結婚祝いという事で紅白のハーフカラーで製作致しました。(画像をお見せするのが手っ取り早いのですが、諸般の事情により割愛させて頂きます。笑) その赤側をシーサー選手が気に入って下さり「あのマスクの赤側のイメージで」とご依頼頂いたのがキッカケです。そのマスクが赤ラメ銀模様に、一部黒模様が入っていたワケです。イメージを同じにする為に色々と考えた挙句、目の周りに重点的に黒を使用し、このデザインが出来ました。この新配色をシーサー選手が大変気に入って下さり、以降レギュラーの銀も含め、全てこのデザインとなりました。

この赤マスクの納品が新年早々だったので、気持も新たに「08モデル」として良いキッカケだったかな?と思います。やっと完成したこのデザインが短命で終わったのは、こういった理由でした(汗)


イメージ 1このマスクの使用感は、とにかく大迫力!以前にも同じ表現を何度もしておりますが、これは過去最高記録と思います。おおよそ1年3ヵ月の間使用されたマスクですので、全試合ではありませんが使用回数は数十回になるでしょう。特に2008年後半は、本戦でも赤を多用していたようです。もはや革の光沢は全くありません。見方によっては「ボロ」とも言えますが、これも歴戦の証。マニアにはタマラナイものなんです(笑)

イメージ 2このマスクは、現在の物とは若干形が違います。サイズ的な部分の変更なので、見た目にはほとんど変わりませんが。。。

イメージ 3画像では何でもなく見えますが、これは元々タイガースペシャルと同じ、薄っすらと虹色に光る革。今はもはや、ただの「ねずみ色」(笑) 目の水色も、いつも額に入れるホログラム革だったんですが、今は単なる水色。しかも水色さえ剥げてきて、革の地色が出てきています。日頃から素材の耐久性には気を配っているつもりではありますが、1年3ヵ月にも及ぶ長期使用では、さすがに限界がありますね^^;

イメージ 4このマスクの製作で一番悩んだのが、目の水色部分。私は日頃からこの部分が目立つように、ベースが何色でも赤にしてきましたが、今回はベースが赤。。。色の組み合わせで言えば本来、水色は合わないのですが、合わないからこそ敢えて採用しました。様々な合いそうな色を仮貼りしてみましたが、赤という色は想像以上に強く、合う色にすると赤の方が勝って目立ってしまい、アイポイントとして弱くなってしまうのです。作業中は「ホントにこれでいいのか…?」と不安でしたが、完成品とシーサー選手から着用画像が送られてきたのを見て「これしか無かったな」と自分に言い聞かせました(笑) 今はホントにこれしか無かったと思っていますが^^

イメージ 5リストバンドは同年4月納品なので、約1年弱の使用。やはり「ねずみ色」(笑) しかし、色褪せや傷はありますが、損傷は無し。懸念だった透明シートの小キズも内部結露も全く問題ありませんでした。

イメージ 6お約束の「赤シーサー変身セット」(笑) この頃のパンタロンはまだ他社様の製品ですので、寸評は控えさせて頂きます。m(_ _)m                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             2008年1月初頭納品


当初は「NEX大会限定使用」という事で製作しましたが、最終的には本戦でも使用して頂き、予想外の長期使用となりました。ですが、1年3ヵ月にも渡る使用でも損傷は無し。マスクの場合、コスチュームに比べ引っ張られるなど外部からの影響が少ないモノではありますが、これだけの長期使用を耐え抜ければ、これ以上耐久性を望む必要は無いでしょう。

何より、これだけ愛用して頂いたのが、製作者として大変嬉しい限りです♪

告知

告知


本日3月23日より、ドラゴンゲートオフィシャルショップ「BODY ADAPT」さんの楽天市場店オークションにて

「スペル・シーサー選手・2008年12月、福岡国際センターで使用したマスク」

が出品されています。

詳しくはこちらをクリック♪


このマスクはモチロン、ARMQ製です♪ シーサー選手のARMQ製へ移行してからのマスクは、まず一般のファンの方に出回る事はありません。特に、この模様に黒が入った2008年モデル以降の使用済みマスクは今回が初の放出となり、元々希少なシーサー選手使用済みマスクの中でも、大変に希少です。今後も含め、本人仕様マスクの入手機会は極めて少ないと思われますので、スペルマニアの方、興味がおありの方は、この機会に奮ってご参加下さい♪ 私が告知するまでもなく、既にご好評頂いている様子ですが…^^;

入札締め切りは27日23時59分まで!



イメージ 1出品されたマスクの完成時、納品前の画像です。納品前には必ず画像を送ります♪

イメージ 2このマスクは比較的最近である事もあり、細部も含め最新の現行モデルと全く同一の仕様となっています。

イメージ 3銀ラメ生地に、濃い目の金模様。このモデルは、私の手元にもありません。正直言いますと、落札される方が羨ましいです^^; 大切にして下さいね♪

両国大会

両国大会


大分、更新が滞ってしまいました(汗) 極めて個人的な事なのですが、兄が大病を患い倒れまして…幸い順調にリハビリをし快方に向かっておりますが、ご迷惑をお掛け致しましたお客様・選手様、この場を借り改めてお詫び申し上げます。

そんな中、ドラゴンゲート初となる両国国技館大会が近付いてきました♪ 私もシーサー選手のニューコスチューム製作に入りました。19日NEX大会のコスチュームもありますので、遅れた分、忙しくなりました(汗)

一段落しましたら、またボチボチ更新致します♪



全容はまだお見せ出来ないので、パンタロンのベルトだけ^^;

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機能とビジュアル

機能とビジュアル


マスクには様々な側面がありますが、選手がどんな理由でマスクを被るにせよ、職人側は衣装としての「煌びやかさ」同時に「道具」としての機能を忘れるワケにはいきません。
道具と割り切ってしまうのは淋しいですが、選手が試合を行う際の道具という側面は無視出来ませんし、著しい機能の不足は怪我等を誘発しかねないので、重要な部分です。

今日は、ARMQの「道具としての機能とビジュアル」の部分のお話をさせて頂きます。

「素晴らしい道具」の基準は、様々と思います。使い易さであったり、耐久性であったり。
ただ「使い易さ」は使う人個人の主観であり、これが正解というのは無いと言っても過言ではないでしょう。しかし特定の個人用ならば「これが正解」という答えを導き出す事が可能です。
今回はARMQ製シーサーに施される、そんな機能や拘りを一部、ご紹介致します。



イメージ 1解り難いかもしれませんが、これは耳の付け根を裏側から見た所。  ARMQ製シーサーの耳は模様が2枚重ねの上、目の赤と色を合わせる為、模様のフチドリと同じ硬い合皮でフチを巻きます。なので、一般的なこの手のマスクの耳より数段硬くなります。            そうなると問題が起きます。普通は耳が柔らかく潰れるので大丈夫なのですが、シーサーマスクの場合、耳が硬い為に潰れたり変形したりし難く、耳に掛かる応力がそのまま付け根の生地を引っ張ってしまうんです。当然、生地は切れてしまう事になるので、これはいただけません。そこで裏にフエルトを当て、裏張りを付けました。これで耳が引っ張られても、糸だけでなくフエルトごと引っ張られる事になるので、力が糸だけの「点」でなく「面」に分散し、生地が切れ難くなります。

イメージ 2これは顎紐部分。紐穴を開ける部分は力の掛かる部分であり、革等で補強されるのが普通で、ARMQ製も例外ではありません。しかし強度を上げようとすると自然とゴツくなり、違和感が大きくなります。違和感を少なくするにはより細く柔らかくしたい所ですが、強度を考えると限界があります。そこで、この形に注目。穴の部分は大きく、関係の無い部分はカットする事で「クビレ」を設けています。このクビレを設ける事で真ん中が折れ易くなり、より首の曲面に馴染ませようという配慮です。これにより、僅かですが頭を下げる、つまり下を向くという動作がしやすくなり、その際の顎下の異物感を少なくしようという配慮。

イメージ 3後ろの紐部分。スニーカーのベロのような、紐を通す部分があるのがおわかり頂けるでしょうか。通常はこんなものは不必要なのでありません。これは、シーサー選手ならではの配慮。普通このタイプのマスクは被って紐を通し、紐を解いて脱ぐんですが、シーサー選手の場合、ボーイ選手のような後ろに紐の無いマスクが長かった為か、後ろの紐を解きません。脱着は顎紐で行います。つまりこれが無いと、被る際にベロを持って引っ張っていないと、中へ巻き込まれてしまうワケです。それでは被り難いので、このように紐に固定するようにしました。これが機能と呼べるかは疑問ですが(笑)、その選手独特の使い方を踏まえた配慮です。

イメージ 4シーサーマスクは模様が2重である為、硬くなります。ですので模様の鋭利な部分は、シャープさを損なわない程度のごく僅かに先端をカットして落とします。これは対戦相手の選手への配慮。ほとんどの選手は皮膚が露出しているので、こういった部分が皮膚の弱い部分に擦れると意外と痛いものです。皆さんもプールや海水浴で、浮き輪やボート等の貼り合わせ部分で同じ体験をした方は、意外と多いのではないでしょうか? また、使用により模様の先端が捲れ、醜くなるのも防止します。先端を落とし、革が切れたり割れたりしてしまうギリギリに最後の一針を落とす事で、長期の使用でも模様先端が捲れてしまう事は、ほとんどありません。

イメージ 5模様先端の捲れを気にしない職人さんもいますが、マスク作りの本場メキシコでは、対策を施す職人さんもいます。画像の手法が代表的な例で、先端をギリギリまで縫わず跨いで生地に落とし、糸を橋渡しして先端を押える技法で、糸の形状から「三角止め」と呼ばれる手法です。画像はメキシコ製ではなく、ARMQ製ですが(笑) ただこの技法は裏当ての無い部分で行うと、耳と同じく糸で生地が切れてしまう恐れがあるので、私は普段は使用しません。ほとんど一枚模様で、模様全面に裏当てが付くメキシカンだから通用する技法です。



この他にも、企業秘密(笑)なので詳細な画像は割愛しますが、様々な工夫があります。
例えば頭のボア。シーサー選手の得意・定番ムーヴに「倒立」があるのですが、これは頭を着いた3点倒立が基本。入場時には必ずコーナーポストで倒立!が定番ムーヴですし、倒立を組み込んだ技もあります。
ここで問題なのが、頭を着く3点倒立であるという事。倒立を決めたはいいものの、着地したら頭がペッタンコだった、では何とも締まりません。同時に倒立中、頬のボアがひっくり返ってバンザイしてしまうのも、ちょっと締まらないですね。
そこで、頬は倒立中もひっくり返らないよう、頭のボアは、潰れてもすぐ毛が起き上がるような細工をしています。実は頭のボアは素材段階ではもっと毛足が長く、私が短くカットしています。そのカットの仕方も本職に学び「毛が立ち易いカット」を施しています。

選手個人の希望に応えるのは勿論ですが、求められなくとも配慮するのが、職人に求められる「プロの技」ではないかと私は考えます。
御用聞きだけならば誰でも出来ますし、必ずしも私である必要はありませんし。ただデザイン毎に覆面を作るだけならば、上手な方は沢山いらっしゃるでしょうし。

機能においては、選手の拘りの部分や要望の真意を理解し、客観的に見た配慮も織り込む。見た目に関しても、選手の好みを理解し、選手自身が「このマスクを被ってファンの前に立ちたい!」と思って頂けるようなモノを提供して行きたいですね。
お気に入りの服を手に入れたら、部屋の中で着てるより外に出掛けたくなりますよね。そんな感じを選手に持って頂けたら嬉しいです。

選手の要望を満たし、更にプラスαを提案していく…

そんな「その選手ならでは」に「私ならでは」で応えていく…選手とそんな関係が築けるのが、私の理想です。

ボツ作品

ボツ作品


以前にもお話しましたが、私は元々趣味が高じてのマスク屋稼業なので、空いた時間には自分用のを製作したり、選手用の試作品を製作したりします。前回ご紹介したゲンコツマスクも、その類です。

試作品の中には、そのまま選手に納品される物もあれば、当然日の目を見ないボツ作品も存在します(汗) ボツになる理由は様々ありますが、そんな中から幾つかご紹介したいと思います♪


イメージ 1これは、現行のデザインを起こす際に製作した試作品。ベース生地と模様の配分が見易くなるよう、敢えて黒い模様で製作した物。色の濃淡差が大きい素材で製作する事で、ベース生地が見え過ぎて「空白」が多い場所や、模様が密集してしまっている所も判別し易くなります。そうして生地面積と模様面積の比率を修正しながら、全体のバランスを整えていきます。

イメージ 2これは2008年5月10日に行われた、オフィシャルファンクラブ会員限定イベント「プレミアム・バースデーパーティー」用に製作したパーティー用プライベートマスク。ドラゴンゲートに所属する4、5月生まれの選手を対象としたイベントで、4月3日(シーサーの日)生まれであるシーサー選手もこの回に出席(笑) これは私からのバースデープレゼント。プライベートマスクはファンと間近で接する事が多く、目線の高さにマスクがある事になるので、試合用以上に仕上りを美しく作るよう、心掛けています。美しくとは言っても、試合用より丁寧に…という事ではなく、リング上では確認出来ない、間近だからこそ見えるような細かい技も織り込むという意味です。

イメージ 4プレゼントがなぜ手元にあるのかと言うと…パーティー用という事は当然、食事もするワケなので、食事の際は顎部分を片手で簡単に脱着出来るマジックテープ式にしたのですが、その頃シーサー選手はウエイトがUPしていた事もあり(笑)、脱着が簡単過ぎて意図しない時まで外れてしまうという不具合が発生してしまいました。。。そこで、ホック式で新たに作り直し、後日再度プレゼントしました(汗) 画像でもチラッと見えますが、いつもはベロの裏側に付けるARMQタグを、表に。ファスナー式のプライベートマスクは、ファスナーを開放して使用するケースが多いので、その際にチラ見せするように。いわゆる「プチ宣伝」です(笑)

イメージ 3パーティー用と言えば、メキシカンが好んで使用する、ベース生地部分をスパンコールやビーズで装飾したマスクがポピュラーですが、シーサーマスクの場合、模様が複雑かつ生地の見える面積が少ないので装飾が困難。スパンコールやビーズも出来ない事はないのですが、規則正しく並ばないと却って汚らしいマスクになってしまうので、ミラードットの付いた生地を使用しました。一つのドットが虹色に反射するので、強いライトの下であれば、かなり輝くと思います。反して、ギラギラし過ぎないよう、模様の金は濃く光沢の低いものに。一歩間違えると、ミラーボールみたいですが。。。 

イメージ 5このマスクは、このイベント1日だけの使用なので、使用日の入ったサイン入り。実は、私は5月生まれなので、ボツ返却とはいえ思わぬ嬉しいバースデープレゼントとなりました♪ ARMQ製プライベートマスクは、試合用に比べ若干穏やかな顔つきになるよう、心掛けています。これは私の友人からの提言で、ファンと接する際、特に小さなお子様は、目が吊ってるだけで恐怖を感じ、泣く子もいるそうです。とはいえ、垂れ目にするワケにもいかないので、少しでも穏やかに…というワケです。試合用は強そうに、プライベートは穏やかに、を心掛けています。

イメージ 6

イメージ 7
これは、水面下で極秘裏に進行していた、シーサー選手の総合格闘技参戦用のマスク…ではなく(笑)、簡易プライベートマスクの試作品です。これを製作したのは、そろそろ暑くなるな…という季節だったので、頭を開けて頭髪を解放し、サイドも耳部分を大きく開き、通気性を高めました。
ドラゴンゲートは、リングを含む会場の設営&撤収作業を全て選手達自身が行うので、暑い季節のマスクマンは大変です。その苦痛を少しでも和らげようと製作したのがコレ。
シーサー選手は、以前から「丸めてポケットに入るようなプライベートマスクが欲しい」と言っていたので作ってみました。ご要望の通りならば、それこそ目出し帽のような極めて簡易的なものがいいんでしょうが、ファンの目に触れる事も考えると、あまりに質素なのはどうなのかな??と思い、顔面部分はほぼ試合用と同じイメージにしました。これなら、仮にファンと写真撮影しても、誰だかわかるだろうと思いまして(笑)
ですがちょうどその頃、横須賀屋店主こと、コスチューム作りが得意なドラゴンゲート所属・横須賀享選手が製作した「横須賀屋製プライベートマスク」を使用していたので、お渡しする機会を逃してしまい、ボツとなった次第です。寒い季節にこんなの渡したら、ただの嫌がらせですからね(笑) 結局、横須賀屋製も2代目になり、現在も使用中だと思います♪

試作品・ボツ作品は他にもあるんですが、追々ご紹介して行きたいと思います(笑)

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