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映画フアンには嬉しいニュ−スが届いた。アカデミ−賞、外国映画部門、アニメ部門で二人の監督が受賞に輝いた。先のノ−ベル賞でも日本人がトリプル受賞と、同じ日本人として嬉しい限りたが、それに引き換え政治のお粗末さには辟易する。一言で言えば一生懸命さが、余りにも違うという事に尽きる。中川大臣の失態は悲しいやら、情けないやら。
1957年。タイロン・パワ−、ディ−トリッヒ共に好きな俳優ではないのに、劇場で観ている。多分、作品として面白いと世評を買った映画だったからに違いない。
改めて観てみると成る程面白い。原作はミステリ−作家の大御所アガサ・クリスティ、監督はビリ−ワイルダ−である。
心臓病で、入院を余儀なくされていた、長老で法曹界で敏腕弁護士ウィルフッド(チャ−ルズ・ロイド)が退院をして、看護婦の付き添われ、事務所に帰って来る。そんな矢先、一人の弁護士付き添われ、尋ねてきたのはヴォ−ル(タイロン・パワ−)である。話しはこうだ。ある日、ウインドを覗くと、帽子を選ぶ中年の女性に被った帽子に外から、NOと合図を送り、違うものを被った時、ガラス越しに「お似合い」だと笑顔で合図を送ったのだ。その夫人に偶然映画館で前に座った夫人の帽子の飾りが邪魔になり、スクリ−ンの妨げになるのを知らせた所、振り返った女性はその帽子を選んだ女性だった。その事から、彼女との交際が始まるのだが、夫人が何者かに殺され、その嫌疑がヴォ−ルに掛かっているのだ。ヴォ−ルは、彼女を殺さなければ成らない理由など何もないし、自分の発明品、卵と黄身の分離機に投資をして貰いたい一心だったに過ぎない。
思いも拠らない事だったし、極めて平静で、妻のクリスチ−ネ(マレ−ネ・ディ−トリッヒ)も無実を証言してくれる。
そんな折、未亡人の財産全てが、ヴォ−ルに遣わされていることを新聞がスッパ抜いた。
ヴォ−ルの嫌疑は益々信憑性をまし、彼は逮捕される。
妻のクリスチ−ネもウィルフッドを尋ねたが、証人となる事は拒んだ。
ウイルフッドは身内の証言は信憑性が疑われるもので有ると言う事も言い添えていた。
ヴォ−ルがクリスチ−ネと会ったのは、戦時中ドイツに駐留して居た時の事で、出ていた酒場でのストリップまがいのポスタ−に、歌を歌うだけの彼女のステ−ジに不満を持った兵士達の乱暴が起こり、その時傷ついた彼女を助けたのが縁でアメリカへ連れ帰った女性であった。
ウイルフッドは病状から刑事裁判は無理だと止められていて、仲間の弁護士にその事件を任せる積りだったが、この事件の弁護に自ら乗り出すことなる。
法廷が開かれる。検事の質問は苛烈を極めるが、ウイルフリッドも病気を押しながら、敢然と論理を唱え、互角の応酬と思えたが、後日法廷に夫の証人としてたたないと宣言した、クリスチ−ネが、事も有ろうに検事側の証人して証人席に立ったのである。
そして以外にも、夫ヴォ−ルの不利な発言に終始したのである。
被告席でのヴォ−ルには信じられない出来事あり、裁判は一気に不利働いた。
事務所で不機嫌なウイルフリッドに一本の電話が掛かる。
電話口で話す女はこの事件の重要な証拠を持っていると電話をして来た。
取りも直さず、指定された酒場へ行きその女と会うと、その証拠となる手紙を売るという。それを買い取り、裁判でウイルフリッドは裁判に勝利し、ヴォ−ルは無罪を勝ち取るだが、この後、二転、三転とドンデン返しが続き、意外な結末を迎える。
最後にこの映画の結末は漏らさないようにと要望が字幕に出る。
古い映画だが、今も充分にメディアで観る事も可能なので、この映画の意外性を考慮して、ここでもその意に従うべきだと思い、敢えてその結末を書くことを控えます。
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