|
今日は、とあるところの農村直売所の打ち合わせに行ってきた。
お施主さんは、その地域でかなり早くから直売所をやってきた人で、後継ぎの息子さんが
いるせいか、また次なる直売所をやるべき時代だと熱い想いでいる人だ。
だが会ってみると、純粋にトマトやとうもろこしを作っている。
性格的にも、眼差しも本当に純粋な方なのだ。
そのお施主さんに対し、企画プロディースの会社と私とで、これからの直売所のあるべき姿
そして、建替える敷地においてあるべき姿を語ってきた。
今日の大きな論点の1つが、防犯と風雨をしのぐ建築的解決方法。
使い手側からすると当然なのだが、人のいない夜にはその中へ入ってもらいたくない。
そして、冬の寒いとき、雨風の強いときにも問題なく使いたい。
しかしである!私がこの敷地に降り立った時、感じたのは目の前に広がる田園と地元を代表する山
を眺めながら自分でもぎったトマトをかじる。ただ、それだけの場が欲しい。
それだけで十分だった。それを感じられる場を考えたとき、ここ全体を例えばアルミサッシで(鍵が
閉められる)仕切ってしまうのは、ここの良さを殺してしまうに違いないと思った。
ここに来る人は、何を求めてくるか、この大自然の空気なのである。
例えば、こんな話も出た。
露天風呂やオープンカー、これは屋根をかけ、壁で仕切ったら良いところは1つも無いのである。
また、自然の恵みを扱う場所が冷暖房完備・・・何かおかしくないか
天候の件は、、ここで納得してもらえた。
ただ、である。防犯を考えると全くオープンというわけにはいかない。
そこで、ビニールカーテンの説明をした。建物全体をビニールカーテンで覆えるような構造にすると
(しかも透明)ある程度の風雨や寒さはしのげる。更にそのカーテンを部分部分フックで留められる
ようにするだけで、少なくとも心理的な防犯にはなるはずである。
本当に盗まれてはいけないもの(野菜)は、ここで考えている倉庫などにしまい、鍵を掛ければ
大きく2重の防犯になる。そのような説明をして、納得して頂いた。
しかも、これでサッシ代も浮いたのである。
|