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1991年度作品 東宝 監督・脚本・編集 北野武 製作 舘幸雄 プロデューサー 森昌行 吉田多喜男 撮影 柳島克巳 音楽 久石譲 出演 真木蔵人 大島弘子 河原さぶ 藤原念三 寺島進 【ストーリー】 しげる(真木蔵人)は平凡な仕事の中、捨てられたサーフボードを拾いそれを修理し彼女と毎日のように海へと出かけ練習する。やがて自分のボードを手に入れ一層練習に励む。大会への出場を促され、出場するも失格となる。何故なら耳が聞こえない為に選手の呼び出しが聞こえなかったのだ。一年後に彼はリベンジを果たし小さなトロフィー獲得する。彼はまた海へと向かう。そして静かな男が何かをつかんだ時に静かな海へ飲み込まれて行った。【私評】 編集まで手がけるとは何かの意図があったに違いない。 据え置きのカメラ、台詞なし、淡々とした時間の流れ、そこには静かな怒りとはかなさが共存する。 こんな話を当時聞いた。隠れ家にしていたマンションの周りが騒がしい、投身自殺した岡田有希子の場所に花束を山のように積むファンの暴走族風の男達、それを見たたけしさんは 「おいらが死んだら、こんなに悲しんでくれる人は居るのだろうか」と自問自答したそうだ。 人気に寄ってくる人間も少なくない。・・・シャイな男の精一杯の静かなる抵抗だったかも知れない。 【小生コラム】 何も話さぬふたりは始まって18分のところでほんの少しだけ、彼女が唯一手話をみせる。それを見逃すと54分での台詞「耳聞こえないんだから」まで黙っている意味が分からない。
拾ったサーフボードには「Blue Bunny」(うつけもの)と書いてあり、 買ったボードには「Stone Fox」(いかした奴)と書いてある。成長に合わせたボードにしたのか、細かく観ると見つかるものだ。 堤防でのシーン、自転車で海に落っこちたのは秋山見学者に違いない。 |

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