電影報道

少しずつ、暖かくなるのかな〜!!

理髪師

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故・陳逸飛に捧げる!

≪理髪師≫の撮影状況を書き記し、公開までの道のりを追っていこうと想います。


それが私に出来る、精一杯の事だから

陳坤☆13億の中の1つの星           中国・上海海外生活ブログ

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10:30出発 一路、杭州 富阳(フーヤン)へと向かう。晴天、いつに無く爽やかだ。
住み慣れたここ宁海(ニンハイ)を後にしなければならない。名残惜しいが仕事が待っている。

アーミーバッグを肩から掛け、片足を舫い杭(もやいぐい)に乗せ「俺には過去は似あわねぇーぜ!」と言って、
ついでにギターまで持って行く、無国籍映画の波止場を後にする船乗りの心境だ。(また、例えが古すぎたか・・・)

所要時間はおよそ3時間半、またも110キロの高速で揺られて行く。我らが乗る車はマイクロバス。
後方は荷物で満載、人員は運転手含め8名、何ともゆったりした乗り心地。
この車、何とサイレンを鳴らす。遅い車を威嚇するかのようにパトカーと同じ音を鳴らしながら
「そこどけ」と言わんばかりに突き進んで行く。

許可が必要らしいが、ことこの仕事に関してはたやすく手に入るらしい。
最も国家の宣伝をしてくれるビップなのかも知れないが、それにしてもやり過ぎと思ってしまうが、
ここは異国の地、郷に入っては郷に従え!笑うとしよう!

暫くすると事故渋滞に会う、過積載のトラックの横転事故。
ここでもサイレンはフル回転、路肩を走りながら「どけどけ」と走り抜けてゆく。
あっという間に事故現場、そして目もくれずにかっ飛ばす。運転手さん大丈夫?

富阳(フーヤン)市内に着いたが、どうやら宿泊先を通り過ぎ迷っているらしい。

               小生 「どこなんだ」

               運転手「富春山荘」

               小生 「知ってる、後ろだよ」

2年半前の記憶が役に立った。

入り口には例の赤い横断幕が掲げてある。ここならではの歓迎の形かも知れないが、何度見ても気恥ずかしい。
と同時に、懐かしさも同様込み上げて来る。2年半前あの時は寒かった・・・
待てよ、今回も冬物のしか持って来てないぞ!そんなに長居するつもりじゃなかったのに、
見れば菜の花は咲き、おまけにツバメまで飛んでいるではないか・・・

今日は昼と夜の食事は自前となる。何処に行こうかと迷ってると、声を掛けられた。総勢15名そして新しい町へと繰り出す。
当然、この数、賑やかになるには時間はいらない。いつものように盛り上がり笑いが耐えない。
良い酒が呑めた。
                明日は頑張ろう!

                えっ、明日は休みなの?

楽しさと落胆をしょい込んで、ここでの電話でのインターネット接続に挑戦するも、またもやローミングの電話番号が古い、
何とか接続し、ひと安心。        とここで一句、

                どんなに離れても、例え言葉が違っていても、

                    あなたと繋がっています。

                くさいセリフ、いけねぇー!呑み過ぎたか!!

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6:30出発 今日は久々に晴天。

前日持越しのシーンも取れる。こだわったカットが撮れる絶好の日和となった。
こんなチャンスは滅多に無いが、小生はあいにく昼食の車には乗れない。座る席が無い、ここは諦めるしかなかった。
後は良いカットを撮ってくれる事を祈って最後の町を徘徊する事にしよう!

このロケ地での収録は今日で終わる。そして新たなロケ地へと明日向かう事になる。
今日が最後になる訳だ。

この町並みは東京で言ったら中野辺りになるだろうか、下町の雰囲気があふれてくる町だ。
いつもビールを買う店に行き、

「我、明天走!」(明日、いちゃうんだ)

と言うと、いつもより値段が安くなっていた。下町のにおいがここにも有った。
いつものコーヒー店に行き、いつものように店を独り占めしユル・ブリンナーになる。最高だ!

まかないを作ってくれる料理の人たちもこころなしか、言葉少なげ、別れを前にするとそうなるのだろうか?
写真を撮ろうと言うと喜んで応じてくれる。彼等は写真がことに好きだ。
日本では意味の無い写真は拒否するかもしれないが、彼等には存在の証が含まれるのかもしれない。
「謝謝」(シェ、シェ)の言葉がやけに心に響く・・・

散歩の帰りに近くの食堂でスタッフを見かけた。
夕方には終えたのだろうか、食事をしている。通り過ぎ様かと思ったが声を掛ける事にした。

「チファンラマ(しょくじまだかい)」      と声を掛けられ

「メイチファン」(まだたべてない)       と答えると

「チンズオ」(すわって)            と言われ甘える事にした。

話はおのずと撮影の話に成る。彼等は実に日本映画をよく知っている。
世界的に有名な日本映画はもとより渥美清・武田鉄也・竹中直人まで知っている。これには驚きを隠せなかった。
では、日本人は幾らの名優を知っているだろうか。
アメリカ垂れ流しの、アメリカ志向主義のまだ覚めやらぬ戦後のゴマすりが、まだまだ抜けない日本は、ヨーロッパもアジアも省みない。

遅れをとってるのは我が日本ではないか。経済的では分からないが文化面では明らかに怠慢だ。
はっきりいってはずかしい。曲がりなりにも小生は中国映画を見てる事もあり話は弾むが・・・(ぐちかな)

 
彼等は垣根など、さほど関係なく楽しい。メイク・衣装・美術と仲が良い。
そこに異国人である小生が居ても何の違和感を覚えさせない。友好的だ。

写真は食事した彼らです。

                   ホテルの入り口で別のスタッフとであった。

                   彼等も最後の夜を楽しんだのかも知れない。

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7:00出発 本日も200名の軍隊のエキストラ。
小生は休みという事で午後からの出陣、ただし見学だけど・・・
昼食のケイタリングの車に便乗して現場へと向かう。

道中30分程掛かるが、そこで交通事故現場に出くわす。
たいした事故ではなさそうだが、見物の車がやたらと歩道まではみ出し見物している。
生活にそんなに刺激が足りないのかと思いつつも、田舎道へと入り込む。

のどかな風景のなかに牛が草を食み、田んぼの様な所になんとアヒルが養殖されている。
食肉とは思うが、まかり間違ってもフォアグラではない。痩せているからだ。

現場到着、歌声が聞こえてくる。

例の統率の取れた軍隊が中国でも有名な軍歌を歌ってるらしい。耳に心地良さを覚える。
我らが歌った歌がかすみそうだ・・・

中に入ると、スタッフに逢うたび聞かれる

        「ご飯食べたかい」

小生等は出発する前に済ませといた。仕事でまだの人に多少気も引けると言うものだ。
だが、だがしかし、それは単なる食事時に交わす挨拶らしい事が判明。気を回して損した、まったく・・・

我々にして見れば、「元気にしてるか!」「食ってるかー!」なのだろう。
小生には「呑んでる?」に値するだろう。もちろん即答「呑んでる、呑んでる!」(ジミー大西じゃないけど)

 
軍歌の収録は続き、それをバックに主役とヒロインの進む道が開いてゆく、
ボタンを掛け違えたのか、抵抗出来ない大きな力に押し流されてしまったのか・・・ふたりの運命はいかに・・・
突然、弁士に成ってしまいましたが、いいシーンです。

まさに言葉なくして物語る!

小生は「せつない恋歌」と表しましたがそれは、軍歌の事です。確かに相反します、
相反するからこそ、その物悲しさが一層引き立つのです。

撮影後、二人は味な事をやってくれました。200名の軍隊を小隊ごとに、記念撮影。
これには歓迎の拍手が起きしばらくは止む事を知りませんでした。
いまや売れっ子のふたり、当然と言えば当然なのかも知れない。

                だが、我々日本人が忘れかけてる何かを見たような気がする。

                     今日は白旗を揚げて、拍手する事にしよう!!

せつない、恋歌!!

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撮影の準備隊は、5:00出発朝も早い。本隊は7:00出発。
何故時間が違うのか、それは照明・美術・衣装・メイク(化粧)などの準備が掛かるからだ。

今日はなんと、200名に及ぶエキストラが出演する。しかも軍隊。
ここ中国では大量の人手が必要な時軍隊に依頼する。
以前の映画「鬼子来了」にしても、小生の指揮する隊は北京の公式行事に演奏する立派な楽団だった。
もちろん皆軍人、動きにもそつが無い。そんなシーンを取るなら見なければ損と言うもの。

現場は古びた集会場、
国民党に扮した軍隊が結婚の宴会なのか、料理を前に整然と並び着席している。
壮観だ!誰一人料理に手を付ける者は無い、さすがに統率が取れている。ワクワクして来る
。そこへ長官とおぼしき軍人とヒロインが登場してくる。
綺麗だ!そして背も高い、浅野ゆう子を思い浮かべれば良いでしょうか?ちと、例えが古すぎましたね。

中国女性の褒め言葉に足が綺麗だは通用しないらしい、何故なら足が綺麗なのは当たり前だからだ。
日本には正座の習慣があるが、中国ではそれが無かった。それでスラリとした足が生まれる。
現に東洋人のモデルとして、山口沙代子では古くエキゾチックな中国へと変化している。
やはり顔を褒めてもらいたいらしい。

ここで効果的な言葉、

             漂亮(ピァウリアン)美しい     可愛(クアイ)可愛い

 
国民党軍の席の奥に一般の民衆が座る席がある、そこに主役の陳坤(チェンクン)が座って居る。
ふたりに何があったのか・・・

「写真は心情をよく表している。」と、スチールマンに褒められました。
中々の腕でしょう!(自画自賛)

このヒロイン、カットの度に鏡を見てメイクをいじる。
日本ではあまり見かけない行動にビックリ、いじり過ぎると最初のメイクと違ってくるのに・・・・

すかさず主役の陳坤(チェンクン)が小生を見つけ

               陳坤(チェンクン) 「今天 来了!」(きょう、来たんだ)

               小生        「我 看看!」 (見るだけ)

               陳坤(チェンクン) 「まだ有るよね」

               小生        「ここでの撮影は終わった」

               陳坤(チェンクン) 「ゆっくり、見てって!あっ、そうだ!」

ここからは通訳の干虹(ユーフォン)さんに助けてもらい、彼にこの古い集会場を案内してもらった。
なんとも優しい男だ。仏教にも詳しいらしい。

撮影も佳境に入ってきたところで、撮影も終了。

                     続きは明日への持ち越し。

                    明日はどんな写真を撮ろうか、

                     グリーンの瓶だったりして

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7:00出発 ところが午前中のうちに戻ってきた。

天気が思わしくないとの事。
以前にも書いたが、時として青空を要求する。
画家としても有名な陳逸飛(チェンイーフェイ)監督なら、なおの事ディテールにこだわるのかも知れない。

小生はここロケ地宁海(ニンハイ)での撮影は終了し、次のロケ地まで暇を貰った形となった。

本日、撮影隊全員が思わぬ撮休と相成った。
と言う事で、早速女優さんにアタック開始!
ヒロインでは無いが小生とは衝撃的シーンで共演する。

 
小生と同じフロアに宿泊して居て、部屋も知っていた。
後は思い切りだけ、とかく女性の部屋を訪ねると言うのは勇気のいるもの、
さあここは、異国人の振りをして(相手から見ると全くの異国人なのだが)乗り込むしかない。

    ドアをノック、中から女性の声

        李 「等一下!(ドンイーシャ)」(チョッと待って)

覗き穴から確認して、そしてドアが開く、そこには小柄な可愛い女性。
すぐさま事と次第をつたない中国語とボディーランゲッジで説明。
意外とあっさりと承諾してもらった。
日本では事はそう簡単に運ばない中国ならではかも知れないが・・・

写真もオーケーが出た。
ところが何を思ったか化粧を始めたのだ。
スナップでいいんだけどと思いつつも、これが女優魂かと横顔にみとれていた。

合計五枚ほど撮った後、確認作業、彼女としてはどれも気に食わない。
奥からなにやら持って来てこれを使ってくれと言う。
彼女自身のブロマイド、もちろんオーケー!

               李 「撮った写真はあなた一人で楽しんで!」

心憎い事を言ってくれる。優しいなぁー・・・
いや多分、誰にでもそうなんだろう。きっとそうだ、
でもー、もしかしたら・・・(バカな事ばかり考えてしまう)

               李麗虹(リー リー フォン)

                   年齢   25
                   学歴   上海戯劇学院
                   現在   上海電影公司

ここ中国では映画会社に所属する。昔の東宝、東映、日活、松竹の黄金時代に似る。

ここだけの話だが、李麗虹はモデル並みのポーズを取ってくれた。
正直、手が震えました。
ストーリーの中で彼女を悲しみのどん底に突き落とすのですが、今は良き共演者、良き仲間。

               次のロケ地でも笑顔を振りまいてください。

                    せめて小生だけでも・・・

                   やっぱり、無理があるな!!

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