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社会人の週末アート探訪: Have a Happy New Year !!!

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LANDSCAPE OF ARCHITECTURES

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たまたま建築展を最近2本見たんで、以前好んでよく見ていた建築DVDをご紹介。

LANDSCAPE OF ARCHITECTURES DVD-BOX 世界の建築鑑賞
フランス語(日本語字幕付き) ディスク枚数: 3 販売元: アップリンク 2003/12/16 480 分
フランスのポンピドゥセンター、ドイツのバウハウスほか、19〜20世紀の世界的建築遺産の背景を追い、内部を撮影した貴重な映像を収録した3枚組BOX。

【収録内容】
《Vol.1》
○バウハウス・デッソー校舎 / ウォルター・グロピウス
○ポルト大学建築学部校舎 / アルバロ・シザ
○ギーズの集合住宅ファミリーステール / ジャン = バティスト・ゴダン
○公営住宅ネマウサス / ジャン・ヌーベル
○ポンピドゥ・センター / レンゾ・ピアノ
○ウィーン郵便貯金局舎 / オットー・ワグナー

《Vol.2》
○ダラヴァ邸 / レム・クールハース
○ジョンソン・ワックス本社ビル / フランク・ロイド・ライト
○ウンベルト一世のガレリア / エマヌエーレ・ロッコ
○TGVリヨン空港駅 / サンティアゴ・カラトラバ
○グラウンヒュンデン温泉施設 / ピーター・ズントー
○パリ国立高等美術学校校舎 / ジャック・フェリックス・デュパン

《Vol.3》
○シカゴ市庁舎 / L・サリヴァン、ルイス・H・サリヴァン
○パリ・オペラ座 (ガルニエ宮) / シャルル・ガルニエ
○カサ・ミラ / アントニオ・ガウディ
○セイナッツァロ住民センター・役場 / アルヴァ・アアルト
○ラ・トゥーレット修道院 / ル・コルビジュエ
○ベルリン・ユダヤ博物館 / ダニエル・リベスキンド

見応え十分。擬似観光気分も味わえます。
フランス語のナレーションがなんとも優しく癒してくれます。
個人的にはスイスのグラウンヒュンデン温泉施設 (設計:ピーター・ズントー)がお気に入り。
自然と一体となった建築と温泉施設のある内部の幻想的な空間を見ているだけで癒されます。
単に温泉に行きたいだけかもしれませんが。

どうやら現在3枚BOXは在庫切れでみたいですが、
あらたに「LANDSCAPE OF ARCHITECTURES 2005」として4枚組みBOXで出てるみたいです。
バラでも購入可能です。
新しくVOl.4が出ていたことを伊東豊雄さんのことを検索していたら知りました。VOl.4に伊東さんの建築も入っているみたいで。

新たにVol. 4も購入して冬休みにゆっくり見ようかなぁ。

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http://www.cinekita.co.jp/

写真家・中平卓馬に若い映像作家・小原真史さんが3年間付き添い撮ったドキュメンタリー映画。
既にかなり神話化された存在で、わたし自身もその神話化された言説から逃れられていないと自覚しつつ、中平さんの写真も中平さん自身もとても好きです。

生来のアジテーターで元々は筆の人であった中平さんは、60年代の政治の季節を政治的な20代として過ごす中で東松照明や森山大道を通して写真に出会い、先鋭的な写真と写真論、写真雑誌を発表していきます。やがて政治の季節の終焉と軌を一にして写真家としても精神的にもスランプに陥り、あらたな写真の模索を続けていた1977年、急性アルコール中毒で昏睡状態に陥るも意識は回復。しかし以後記憶障害を伴って生きることになります。事故の翌年には療養を兼ねた沖縄旅行で写真家としても息を吹き返し、以後断続的に写真を発表し現在68歳。現在、横浜市在住。

映像の前半は横浜周辺での中平さんの日常生活と撮影生活を写しています。
飄々と自転車に乗って移動し、土手で睡眠中のひと、公園の石垣にへばりつく大蛇、町の風景などを撮影。珍しく寄ってくる小学生たちと触れ合いながら「よし、」と手を上げながら寝ている人を撮り逃げしてルンルン気分で去っていったり、逗子の海辺では観光客に記念撮影を頼まれて「背景は海がいい」と言われれば「海をとってくれ」と頼まれたものと勘違いし観光客そっちのけで海を撮りにいってしまい、終いには渡された観光客のカメラの使い方が「プロ」だけどわからず結局映像を撮っている小原さんがシャッターを押す羽目になったり。「葉山大道」という道の標識や自動販売機の「DyDo」という言葉を見ては、「森山大道」といってクスクス笑っていたり。
傍目にはとてもオチャメで可笑しい天然なオジサンの生活が続きます。

後半は沖縄への写真撮影旅行の様子。
沖縄は中平さんにとっては重要な場所。かつて沖縄返還運動の際起きた刑事事件に法廷証言者として関係したり、記憶喪失後の療養旅行中に浜辺で撮った犬と戯れる少年の写真を見て、それが自分の息子であることを想い出したり、崖から落ちて亡くなった若い沖縄出身の写真学生と楽しんだ撮影旅行の地であったり。
そして「沖縄じゃない琉球だ」と言いつつ、いつも沖縄のことを考え思い続けています。

撮影旅行中には東松照明さんの写真展でのシンポジウムに参加します。その最中にシンポのタイトル「写真の記憶 写真の創造 東松照明と沖縄」という言葉をあげてパネラー(東松照明、森山大道、アラーキー、港千尋)に突っかかります。「写真と記憶と創造そして沖縄は、あなたたちの中でどんな意味や繋がりをもっているんだ?」というようなことを細い声で強く問い詰めます。パネラーたちが苦い笑いで場の雰囲気を取り繕いシンポが終わっても、会場の観客に向かって殆ど伝わっていない細い声で、プロレスラーのマイク・パフォーマンスのような身振りで訴えかけます。
沖縄の人たちやアラーキーと歌い踊り、穏やかな撮影旅行をしていた様子とは一変です。

「カメラになった男」というタイトルが示すように、70年代以降ただ事物(世界)を事物(世界)そのものとして写すという、ほとんど不可能な撮影態度で写真行為を生活そのものとして生きてきた中平さん。憶見や情緒を削ぎ落としカメラそのものになる、というのはとても恐ろしいことです。それは世界のあるがまま全てに直接感応していまうことですから。

見た目の愛らしさとは裏腹に凄まじい生を続けている中平さん。そしてその凄まじい態度から現れるのは、何も情緒を付け加えることができないただ眩しいだけの人や動物や風景。すべてがなんでもない優しいモノたち。

映画終了後、撮影した小原さんのしゃべりがあるのは知っていましたが、不意に中平さんご本人の登場。映画のひとそのままでした。ライト・ブルーのジーンズにジーンズ・シャツ。赤と白のキャップ。細い声で熱っぽく語るけど、言葉はいつも断片的で理解することは難しい。リズミカルに飄々とした足取りで登場し、熱い身振りで語り、何もなかったかのように去っていかれました。

昨年12月寒風の横浜で中平さんを偶然見かけて以来のアクシデントで嬉しい。
誰も愛することしか出来ない雰囲気を振りまく稀有な写真家・中平さんでした。

んぐまーま!!!

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ちょっと今週はArt Tourは小休止。季節も変わり来週あたりから本格的に暖かくなりそうなので着るものを整理したり冬物をクリーニングに出したり、また部屋の配置換えをしたりして、ちょっとゆっくりしてます。
あとは買っても相変わらずあまり読んでない雑誌をパラパラしたり。

雑誌『Studio Voice』4月号は大竹伸朗さんの特集。秋に都現美で個展があるみたいですね。
この雑誌を読んでいたら、以前買って読んだ大竹さんの絵本をまた読みたくなって本棚から探し出し久々にパラパラ。

『んぐまーま』大竹伸朗・絵/谷川俊太郎・文(クレヨンハウス)

いや〜なんかスッキリするんですよね。この絵本読むと。
谷川さんの「赤ちゃんから絵本」というシリーズの一冊で、赤ちゃんの立場で書かれた絵本、というのがコンセプト。

赤ちゃんは文字が読めないから、誰かが声に出して読んで上げなければならない。しかも意味なんてわかんないから、その声は意味伝達のものじゃなくて、赤ちゃんをあやすようなことば、赤ちゃんの生理にあったようなことばが大切。
ということで谷川さんが絵本に添えた文(?)はつぎのような感じです。

うやむやむ/なむばなならむ/ばーれ/だーれ/あまはんどら!/ほしくのしく/りしくみしく/てしくにゅく……まーま/れーあ/ぎぇーな/ぽーい/すちぽた/ぬぴ/ふふ/うぐまーま

あぁ、こうして書き写してるだけで楽しぃ…気持ちいい〜
なんて凄いんだ谷川さん。。。このまったく意味のない、けど頭がパカ〜ンと割れて紙吹雪が飛び出しそうな感じは。

そして大竹さんの絵もとてもいい。なんか得体の知れない地球外生物、というか虫ケラみたいな生き物が宙を舞い、爆発したり蕩けたり、シンプルで不思議な世界を飛びまわる「ような」感じ。
「ような」としかいいようがなくて、「何」が描かれているかは全く不明、意味不明。

文も絵も意味を超えちゃっている。

そうだ、そうだ、絶対赤ちゃんはこんな世界に生きているに違いない!と思ってしまいます。
この絵を見ながら文を声にだして読んでいると、抜けるような笑いを模様してしまい、なんかいろんなことがどうでもよくなってしまいます。

そんなんでいまはポカ〜ンとしてます。

ちなみに大竹さんの本では『既にそこにあるもの』(新潮社→ちくま文庫)も好きです。アーティストになるまでの青春期やアーティストとしての活動の雑感記です。

パンクっぽい生き方というイメージが強い大竹さんですが、この本を読むと絵や創作に対する愛情と強い信条、スタイルじゃない彼の生理としての否定しようのない「既にそこにあるもの」(ジャンクやキッチュなもの、ダメダメな建物や風景、そして自分)たちへの執着と愛情が伝わってきます。
これを読んだとき何故かわからないけど、感動してしまいました。

文庫になったけど、新潮社ハードカバー版の薄ベージュ色の抽象的なカバーデザインが好きだったなぁ。

The Snow Show

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特に北国を中心に日本中に災害を引き起こしている大雪ですが、あまり雪が降らない東京に珍しく雪が降ると、すこし嬉しくなるのは否めません。
平日なら仕事に影響がでるからちょっと迷惑な話ですけど、休日ともなると少しわくわくします。
とはいっても受験生は可愛そうです。ここ数年毎年のようにセンター試験の日は決まって天気が悪い。のんきに雪を楽しむどころか、交通機関の遅れが気持ちにあせりを生んだりして、試験本番に影響を与えることがないよう祈るばかりです。

しかしのんきなわたしは雪の日に、昨年買った美術カタログをいまいちど開いて楽しみたくなってしまいました。
2004年に(多分アイスランド)で行われた美術作家と建築家がコラボして野外に雪や氷を使った展示をする『The Snow Show』のカタログです。
このカタログを昨年夏に立ち読みして、即購入しました。なんせ暑い夏でしたから一服の清涼剤としてお最適です。暑い日に楽しませてもらいました。これ見て気持ちはアイスランドで、現実逃避してました。
その後あまりにも気に入ったんで結婚の決まった友人に結婚祝いとして勝手に贈りつけました。彼がワイルドなところへ行くのが好きな旅好きだったんで。
それで久しぶりの雪をみてまた見たくなり本棚から引っ張りだしてきました。
出展作家は下記のような豪華な顔ぶれ。

Carsten Höller & Tod Williams and Billie Tsien
Osmo Rauhala & Asymptote
Eva Rothschild & Anamorphosis
Rachel Whiteread & Juhani Pallasmaa
Lothar Hempel & Studio Granda
Anish Kapoor & Future Systems
John Roloff & Diller + Scofidio
Kiki Smith & Lebbeus Woods
Cai Guo-Qiang & Zaha Hadid
Jene Highstein & Steven Holl
Tatsuo Miyajima & Tadao Ando
Yoko Ono & Arata Isozaki
Do-Ho Suh & Morphosis
Robert Barry & Hollmén, Reuter, Sandman
Top Changtrakul & LOT-EK
Ernesto Neto & Ocean North
Lawrence Weiner & Enrique Norten

画像は上からTop Changtrakul & LOT-EK、Anish Kapoor & Future Systems、Lothar Hempel & Studio Granda。
以前、HNHKの新日曜美術館の「アートシーン」で取り上げられていて覚えていました。そのとき確か場所はアイスランドっていっていた気がするんですけど、なんせなぜかカタログには場所の記載がないんです。ですからわたしは、アイスランドと思い込んでます。
北の最果ての国アイスランドの雪と氷で覆われた大地のなかで、雪や氷で作られた美術家、建築家がつくり上げたインスタレーション+建築物は、ふつうの環境では見ることのできない、野性とコンセプトと造形物の素晴らしい融合を伝えます。
カタログのテキストでは、なんと札幌雪祭りにも言及されていました。それなりに有名みたいですね。

新日曜美術館の「アートシーン」では、紹介の最後に「〜日までアイスランドで行われています」と場所と会期を告げてましたけど、たしか残り20日くらいしかなくて「おいおい、そんな気軽にすぐ行けるかよ!」とツッコミをテレビの前で入れた記憶があります。

こちらの企画にはサイトがありました。
http://thesnowshow.com/
画像もたくさん見れるんで楽しめます。
さらに今年もまたやるようです。

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アート、デザイン、建築、文学、音楽、ファッションなどなど、「Multi-Media Mix Magazine」という副題が示すとおり、あらゆる文化ジャンルのしかもけっこうマニアックな特集かカタログ的な特集を組む雑誌「Studio Voice」の2月号は写真特集です。

正直、時にマニアック過ぎる特集の場合はついていけないことしばしばです。カタログ的な特集の場合も、量にものいわせてこれでもかとばかりDiscや本を紹介するんですけど、あんなに消化できません。
今回は「写真の基礎知識」「ドキュメンタリー・フォトの現在」という特集でしたが、その題名の通り、いま各評者が気になる写真家のベーシックな紹介と、混迷した時代に混迷している写真の「ドキュメンタリー」という側面にスポットをあてた特集で、面白く読めました。

特に特集「ドキュメンタリー・フォトの現在」ではロンドン在住の美術ジャーナリスト伊東豊子さんの記事が興味深いです。イギリスでは若いファイン・アートの作家にジャーナリズム的な視点で写真作品を発表するひとが増えているのと同時に、本来ジャーナリズム的な報道写真家のようなひとたちがアート的な写真を発表しギャラリーや美術館志向を高めているという報告です。

そんななか写真作家のピーター・ケナードさんへの伊東さんのインタヴューも興味深いです。彼はもともと画家だったようですが、1968年頃からヴェトナム戦争を機に表現に写真を用いるようになったそうです。68年というのが象徴的です。その後も核廃絶運動などや昨年のスコットランドでのG8へのデモなど、政治的運動にコミットして写真表現を続けています。

彼のことを知ったのは昨年で、伊東豊子さんのサイト(http://www.fogless.net/index.html)で紹介していたグループ展の報告記事のなかでした。そのときの彼の作品が反戦を訴えたもので、野心的な笑みを浮かべ(たぶん)携帯電話をかざすブレア首相の背後で大きな爆発が起きているというものです。画像のケナード本人の右後ろに置いてある作品です。
ブレアのなんともいやらしい笑顔の背後で爆発が起きている、インパクトがあってシリアスだけどなんとも笑えるポップなイメージが強く印象に焼きついていました。
インタヴュー記事を読むと、彼はリスクを負ってかなり政治的なことに介入しているんだけど、教条主義的なゴリゴリの活動家ではない様子で、シリアスだけど機知があるというか、それでとても自分に忠実な地道な作家さんのようで、とても素晴らしく感じました。

イギリスで文化と政治というとなんといっても音楽ですが、パンクのピストルズ、クラッシュ、ラモーンズにしても陰惨さはなくて、メロディアスでポップな享楽的な音楽です。政治や社会へのプロテストにしても、シリアスさは重要ですけどやっぱり享楽的なポップな要素は重要で、それがないとただ疲れきって運動自体が支持を得られないと思います。その点、ケナードさんはじめイギリスのアーティストにはある種のシリアスさと遊び、時にはいい加減さの両方をもちあわせているようで、大人の風刺の伝統を感じました。

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