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こんばんは 今日は結構良い天気でしたね でもまた週末は雨? ほんとよく降りますね・・・ 自転車もバイクもあんまり乗れないな〜・・・ ということで自転車どころじゃなく 結構忙しいとけいですが(^^; 先日いくつかまとめて仕入れして 整備にかかってる時計なんですが 結構文字盤など傷みもあったので これはあまり期待してなかったんですが こういうところに結構いいのが混ざってたりするんですよね・・・ グリュエンの時計をバラシテみたら(文字盤があまり綺麗でないのでかなり安いんです) 結構いい機械が入ってるんですね・・・ グリュエンといえば1950年代当時 超高級ではないけど それなりに良い時計を作っていました。 今回来たのはレクタングルケースの 時計なんですけど 機械はケースに合わせたレクタングル専用のもので しっかり作りこまれた感じ・・・ で何気なくテンプを見ると お〜〜〜〜〜〜 グリュエンの中でもおそらくこのCal.400という機械 最高クラスの機械だったんだと思います。 この時計でブレゲさんに会えるとは(^^; このヒゲゼンマイ グリュエンクラスでは珍しいブレゲオーバーコイルになってます。 以前にヒゲゼンマイの事は少しお話しましたが 時計の心臓が香箱だとしたらテンプは脳です。 このテンプが振り子時計でいうところの振り子の役目をして 時計は時間を刻めます。 時計の中でももっとも重要な部品であるこのテンプを動かす動力になっているのが ヒゲゼンマイ。 ほんとに繊細な部品で、作業の中でも最も気を使う部分です。 今かなり少なくなりましたが・・・ このヒゲゼンマイを昔の職人さんは自分で作っちゃったんですよね・・・ とけいが持っている昔の時計職人用の教則本にも このヒゲゼンマイの作り方が載っています・・・ もちろんとけいは出来ません(^^;少しゆがんだりしたのを修復することはありますが 一から作るのは無理です(^^; で、一般的にアンティークの時代は適度に焼入れした ブルースチールを使ってつくられていたのですが 平ヒゲとブレゲヒゲがあって 平ヒゲとはそのまま・・・ 細いスチールを渦巻状に巻いていったもの・・・ ブレゲヒゲはその名の通り天才時計師のブレゲが考案したヒゲゼンマイで 巻き上げという手法で、ヒゲゼンマイの一番外。 要するにテンプの受けに繋がる部分を 段をつけて一段高くし、さらに渦巻きの上を横断させてテンプ受けに取り付ける ことで、ヒゲの動作をより安定させる機構です。 ただし、全て手作業で行われるこの巻上げの製作には本当に 熟練の腕と経験がいります。 現代では形状記憶合金を使うことが多いので あえてブレゲヒゲにしなくても、平ヒゲで充分安定させられるので かなりの高級時計以外、ブレゲヒゲを使うことはあまりありません。 アンティークの時代でもやはり結構高級な機械にしか取り入れられなかった手法 それが、今回かなりお安い時計に入ってたのはラッキーでした(^^) しっかり整備して近々ご紹介できると思います。(あくまでお安く!) ほんの小さな部品ですが、やっぱりこうしたしっかりとした機械を見ると 嬉しくなります(^^)
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時計のしくみ
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おはようございます 今日は雲は多いものの晴れた空の大阪です ほんとすっかり冷えてきて パジャマや布団もちょっと厚手のものに替えました 今日はいよいよ母親が退院です(^^) 昼から迎えに行くんですが 退院したからといっていきなり全く普通の生活に戻るわけではありませんが とにもかくにも一段落(^^; これから年末の忙しい時期に向けて仕事に集中します(^^) 昨日は買取希望のお客様がいらっしゃって ついつい話し込んでたらお昼を過ぎて、結局実家にはいきませんでした それにしても・・・・まだそれほどお年でもないし、サラリーマンの方ですが コレクションは60本以上とのこと・・・知識も深くて ほんとに時計の好きな方でした(^^) ほんと好き物同士だから話し出すと止まらないんですよね(^^; でも楽しかったです(^^)残念ながら買取の価格は折り合いがつかなかったんですが お近くなのでこれからも時々は時計談義したいな〜〜(^^) で、昨日の続きなんですが・・・ 以前にも書いたように時計機械には大きく分けて4つの大切なパートがあります。 一つは言うまでもなく、普段目にするケースや文字盤・針 そしてリューズやそれにつながる部分。 もう一つは動力部分。そして輪列。そして先日から話題にしている調速脱進機構です。 とけいブログをはじめた頃熱心に時計の仕組みについて書いたんですが ここでエスケープメントの仕組みについては書いています で、この間から書いている歩度調整・・・ 実際に時計が時間を正確に刻むための調速脱進器(セスケープメント) と呼ばれている部分の実際です・・・とけいのカメラのマクロレンズって 凄くノイズが多くてあまり綺麗に撮れないんですけどお付き合いください・・・ これは輪列の最終にあたるガンギ車、エスケープメントへの入り口です。 そしてそのガンギ車とテンプを繋ぐアンクル アンクルと連動して正確に振動するための天輪 中心に赤っぽく見えるのが アンクルのハコと当たる振り石です。 これらを組み立て、こうした小さなネジで留めて行きます ちなみにこれは頭の直径が0.8ミリ・・・ こうして地板の上にエスケープメントを組み込みます 違う角度で 機械全体・・・これは女性用なので特に小さいのですが 大きさは汚い指と比較してください(^^; もちろんここまで来るまでに 全ての部品が正確に動くことを確認しながら組み立てます。 したがって、この状態になったら後は歩度っていう要するに進みとか遅れの 調整をするだけで完成です(^^) 最初この状態からスタートし、バラして故障箇所を確認し 修復・・・で全ての部品を洗浄し、注油しながら組み立ててきて またこの状態に戻ったとき、なんともいえない「やった〜〜〜!」 感があります(^^) きっちり手順を踏んで間違いなく組み立ててきますから 大方の場合、歩度の調整も神経は使いますが楽しい仕事になります。 ちなみに、機械式時計のコチコチ音。いいですよね(^^) このコチコチ音は、上の写真のガンギ車の歯と、アンクルの赤い部分、爪石がぶつかる時の 音になります。 こんな小さな部品ですけど、あれだけの音がするくらい 結構激しくぶつかってるんです(^^; なんか・・・結構けなげやな〜〜〜〜って思うんですよね(^^
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おはようございます。 昨日は・・・もういいです(^^; 今日はまた実家に帰るんですけど 天気予報では晴れのはずが・・・なんか怪しげな感じ(^^; バイクでいくか車で行くか超迷う感じの空です だいたい 迷った時とけいはアウトが多いです(^^; そんなことで、ネタがないから実家のアンティーク漫画シリーズになったり しましたが昨日例の作業のほかにほんの少しだけ 溜まってた作業も進めたので その一部を・・ あ・・・そういえば今日また修理の時計が入ってくるんだ(^^; 本格的に頑張らないとです(^^) とけいの店の名前にもなってる「テンポ」 これはこの時計の部品「テンプ」からきています。 元々は音楽の楽譜に指定されたリズムのことなんですけど 要するに規則正しいリズム。ってことですね・・・ 今日は例の機械の目的である歩度調整 その調整する対象であるテンプについてほんの少し。 テンプはコンプリートの状態ではこれです。 今までとけいのブログにお付き合いいただいた方は 結構機械の写真の中で目立つ部分なので見慣れたものかもしれません シースルーバックの時計でもやはり一番目立つ部分になります。 時計機械のなかで、心臓が動力であるバレル。ゼンマイを収めた香箱であるなら このテンプは全体を規則正しくコントロールする「脳」にあたる部分かもしれません。 時計機械の目的はいうまでも無く正確に時間を刻むことですから そういう意味では時計が時計であるための無くてはならないパーツです。 大きな置時計などではこれが振り子になります。 この振り子の機能を小さな懐中時計・腕時計に組み込むために考案されたのが テンプになります。 このテンプはテン輪・ヒゲゼンマイ・ブリッジと大きく分けると3つに分かれます テン輪 そしてヒゲゼンマイ 細かく分けるとこのテン輪もいくつかのパーツにわかれるのですが ここでは省きます。 この3つのパーツが最初の写真のように組み合わされ アンクルによって動きを規制されることで 正確に左右均等に往復回転運動をします。 これが時間を刻む元になるんですね・・・ このテンプの振れの回数がよく聞く振動数です。 例えばアンティーク時計に多い18000振動。 これは1秒間にこのテンプが5回振れる事になります。 エルプリメロ等はこれが倍の10振動/秒になるわけです・・・ この規則正しい振れを生み出す元がヒゲゼンマイ。 上の写真のゼンマイは5振動用の平ヒゲと呼ばれるゼンマイですが 古い高級品にはブレゲヒゲという特殊な形状に加工したヒゲゼンマイも使われます。 このヒゲゼンマイが振れの片方では巻き上げられパワーを蓄え アンクルによって停止させられ、逆方向に動きが開放されることで テン輪を逆方向に振ります。 このヒゲゼンマイはただ適当に巻いてあるんじゃなくて テン輪の大きさから方程式があってこの方程式で長さを決めて5振動なら 5振動ように巻かれています。 ただし、実際これが組上げられてテンプのセットになると もちろんゼンマイだけで計算した時と微妙な狂いが生じます。 アンティークによくあるのは天芯の曲がりや磨り減りによる片振れ あとヒゲゼンマイ自体の変形や、劣化による狂いなどもあります。 今の時計だとこのあたりはテンプアッセンブリーで交換というのが多いんです。 ただ・・・アンティークの場合新品の部品が残っていることは先ず期待できないので それぞれの部品でストックの部品と交換したり天芯などは 旋盤で削りだして造ってしまうという事になります(とけいは旋盤は持ってません(^^;) またヒゲゼンマイに関しても非常にデリケートな部品なんですけど これを新たに巻きなおしたり、よじれたりしているところを戻したりと言う作業 にならざるを得ない場合もあります 非常に難しい作業で、これはどの職人さんも一生修行ですよ・・・って言われます。 確かにそれくらい微妙な作業になります。 そうした作業で組みあがったテンプ一式を時計に組み込み 最後に例の機械を使った歩度調整!! ここまでくると機械自体は調子よく動いてるわけで結構楽しい作業になります 歩度調整は主にこの緩急針を動かして調整します。 この写真で言うと左に動かすと遅れる方向、右に動かすと進む方向に調整されます。 ここをタイムグラファーの波を見ながら出来るだけ狂いの無いように調整し・・・ アンティークの場合は特に、最後ほんの少し進む方向に振ってやります。 これは、職人さんの経験から来たものなんですが こうして調整しているときと、実際使う状況ではどうしても時計の調子も変わります。 で・・・ほんの少し進む方向で調整しておくのが実際の使用では非常によく精度が出る! しかも万一狂いが出ても進む方向に調整しておけば、大切な仕事に遅れた〜〜〜〜〜 ってことにはなりません(^^; そんな時計師の言い訳用も含めて隠し味・・・・最後に気持ち進める・・・です(^^; 早く画面でこれをしたいんですけどね・・・・(^^;
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おはようございます 今日もとっても涼しい朝です 青空も広がって気持ちい〜〜〜(^^) ほんと一年の中でも一番気持ちいい季節ですね〜(^^) 昨日もいくつか新しく仕入れる時計が決まって楽しみです またお披露目しますね(^^) 特に実際仕事で時計を触るようになって益々惚れこんでる ロンジン! もっともっとオールドロンジンの凄い機械を 紹介していきたいな・・・・って思ってます。 今日は昨日の続き「永久カレンダー」のお話です。 時計師はブレゲを始め、昔、時計を器用に組み立てるだけでなく 昔は森羅万象に通じた学者のような立場でもありました 特に天文学と暦、時計とのつながりは深いので こうした永久カレンダーは時計のいろいろは仕組みの中でも 中心にくる複雑機構なんですね・・・・ 先ず今日はいつもの下手な図です(^^; この中でカレンダー年を表示するの車は数字が入ってるのでわかりますが 4時あたりにある黒い歯車が永久カレンダーの一番大切な歯車です この歯車は二段重ねになっていて、下の線だけで書いている歯車は 3時のところにある赤い日付表示の歯車とかみあって この赤い歯車が一回転(一ヶ月)すると線の歯車は1歯動きます。 この白い歯車は48枚切られていて、4年で一周の計算になります もうひとつの上の黒い歯車はこの4年間の月を調整する歯車 少し浅い歯のところが大の月(31日)少し深いところが小の月 深いところがうるう年の2月で最も深い所が平年の2月になります ちょっとみにくいかもしれませんが(^^; 月が替わるときにはブレーキをかけているちょうど黒い歯車の 10時あたりにかみ合っている突起が動いて赤い歯車を規制しているちょうど 赤い歯車の2時と3時の間くらいに伸びているレバーがスリップして 日付を「1」にします。 西暦は、黒い歯車の左の小さい紫の歯車が先ほど説明したのと同じ原理で (紫の歯車は12枚の歯が切られています 一年です) 動いていきます。 簡単なようですが、この歯車の歯の調整や、レバーによる規制・スリップの仕組み この辺りは時計の中でも非常に精密で、デリケートな調整が要求されます。 この辺りについては、正直アンティークでも永久カレンダーはあるんですが 当時の設計はかなりアバウトなので、余計時計師の技術に頼る面があって 正直超難しいです。現代の時計ではその辺りの微妙な設計が非常に精密に行われているので 比較的昔に比べると調整しやすくなっています。 ただどちらにしても、今でもこの永久カレンダーの修理・調整というのは かなり熟練した職人さんの仕事の世界(^^; ということになります・・・・でも ほんとよく、こんな複雑な仕組み・・考え付きましたよね・・・・
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おはようございます ノリックのショックからまだ立ち直れない・・・ やっぱりバイクで一般道走ってるのは ノリックみたいな天才ライダーでも危険なんだって思うと ちょっと怖くなるような・・・・ バイクに乗る皆さん、ちょうどツーリングが気持ちいい季節 ほんと気をつけて、事故の無いように走りましょう・・・ ということで気持ちを切り替えて時計のお話です 「永久カレンダー」です!! 勿論、機械式時計の永久といってもほんとに永久に正確に日時を表すものではありません この永久カレンダーを語るのには先ず現在の「グレゴリウス暦」 から入ることになります。 ちょっとややこしい話ですけど、しばらくお付き合いくださいね・・・ この現在使われているグレゴリウス暦では普通一年を365日で計算します ただ、この365日っていうのは地球の公転周期÷365=24時間丁度 ではありません。 365日と5時間49分が正しい公転時間になります。 で、グレゴリウス暦の前に使われていた「シーザー暦」 では1年を365日+6時間としていて、この6時間の4年分で24時間 つまり4年に1回の「うるう年」としてその年1日加えることで調整していました ところが、うるう年を作ったのはいいけどそれだと1年正確には11分の誤差を作り出しています 結果その遅れは紀元から1582年経った時点で約10日もの誤差になっていました で、当時のローマ法王グレゴリウス13世が暦を修正して10月4日の次の日を 10月15日とすることで修正し、暦をグレゴリウス暦として制定しました どうしても永久カレンダーを説明しようとするとこの計算方法が出てきます もちろん覚える必要などありませんし、とけいも覚えてません いつも、永久カレンダーを思い出した時にこの計算の説明を見るだけです(^^; 先ず、うるう年があるのはそのままです。 原則的に(下3桁)が4で割り切れる数字の年はうるう年となります。 ただグレゴリウス暦ではこのうるう年に例外があり (下2桁)が「00」になる年は4で割り切れてもこれを平年とし 更にこの例外の中で(下2桁)が「00」でも 3桁目(百)の桁が 4で割り切れる数字の時は本来うるう年でないところをうるう年とします。 例えば、1700年や1800年はうるう年ではなかったんです。 で、1600年や近いところで2000年はうるう年になりました。 ということで、グレゴリウス暦では400年に3回 本来うるう年の年がうるう年にならない機会があるということになります。 このグレゴリウス暦は上のように規則性を定めつつ例外をも含んだものです この暦を元に作られる「永久カレンダー」「パーペチュアルカレンダー」 とも言いますが、もちろん永久ではなく非常に長い間カレンダーを修正する必要がない複雑機構です。 現在作られている永久カレンダーは、次に暦を修正する2100年3月1日(月) までの永久カレンダーです。 この年には多くの永久カレンダー時計の修正が必要とされます。 明日はこの、永久カレンダーの機構を いつもの下手な図で簡単に解説したいと思います(^^)
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