年末に向け、いろいろなガラクタを処分しようと部屋の中を片付けていたら埃を被った布袋が出てきた。
カラカラ音がするので中には「薬莢」が入っていることはすぐに分かったが、開けてみると様々な口径の薬莢が出てきた。
これらは全て「狩猟」に使用したもので、改めてそれらの薬莢を見ると「いや〜いろいろな口径のライフルを所持していたんだな〜」と何気に感慨深くなるものだ。
まず初めの画像に写るのは「308win」と「30−06」の薬莢・・・・
「308win」は現在でも射撃で撃っているが、「30−06」は主に「本州」での猟に使用した。
銃は「ブローニングBAR」の自動式ライフルで「シカ」や「イノシシ」に使ったものの、「30−06」では獲物の「肉荒」がひどいということで、途中から「308win」に替えることにし、銃は「レミントン700」を選んだ。
( 左・308win 右が30−06の薬莢)
次の画像は「北海道」で使った「マグナム系」の薬莢・・・・・
左から「300ウインチェスターショートマグナム(300wsm)」、「300ウインチェスターマグナム(300wsm)」に「338ウインチェスターマグナム(338win mag)」、「375ホーランド&ホーランドマグナム(375H&H)」と続く。
「300wsm」と「300win mag」はどちらも「ブローニングAボルト」のライフルを使っていたが、さすが日本の「ミロク」で造られた銃だけあって機関部の噛み合わせもキッチリしていて命中精度も良く、「エゾシカ猟」には使いやすかった。
(左から「300wsm」、「300winmag」、「338winmag」、「375H&H」のマグナム弾の薬莢)
次いで「338winmag」と「375H&H」は毎年行っていたフィールドが「ヒグマ」の棲息地だったことから、「ビビり」の自分はとにかく「ヒグマ」の突進を止められる口径ということでこの2種類の銃を所持するに至った。
「300wsm」と「300win mag」までは我慢して反動を受け止め、弾数を撃つことが出来るが、「338win mag」と「375H&H」に至っては「脳幹部」まで揺さぶられる感じになり、「スコープ調整」などで何発か撃つと軽い「脳振盪」のような症状になるのか気持ちが悪くなり、とくに「立射」で撃つ場合など、「反動」に対する恐怖心から「フリンチング」を起こすことが多々あった。
そんな「フリンチング」を解消するため、「関東RS射撃教室」の「故K会長」指導の下、「動的」を中心に「反動」を逃すための撃ち方を何度も練習した。
この「反動を逃すための撃ち方・・・」というのは理論的に言えば、「ボクサー」が「パンチの衝撃」を「脳幹」に影響させないように「体の柔軟性」で上手に吸収し、「衝撃のエネルギー」を外に逃がすというやり方に似ているが、この撃ち方では「ポジションシューティング」のような「静的」への「精密射撃」は不可能で、やはり「狩猟」という動く標的が対象とした撃ち方だった。
また、これらの衝撃が強いライフルは撃った瞬間の銃身の跳ね上がりが大きいので、額や眉間などに「スコープ」が当たりケガをする恐れがあるということから、「射撃」、「実猟」に限らず必ず「ゴーグル」を着用した。
使った銃は「338win mag」が「ティッカ・T3」、「375H&H」は「サコーM75」で、どちらも撃ちやすい銃だったが、「T3」のほうは何となく「ボルト」の造りが貧弱に思え、「折れるのではない・・・」という不安は払拭できなかった。
ちなみに「338win mag」は遠射が利くものの、「375H&H」のほうは「300メートル以内」での「近射」に向いている弾だということが実際に撃ってみて得られた結果だった。
このほかに「338ラプアマグナム」を所持したこともあり、銃は「マズルブレーキ付」の「レミントンM700」だったが、ほとんど活躍の場も見ないうちに「猟友」に譲渡し、現在でも大切に使ってもらっている。(ラプアの薬莢は残っていなかった・・・)
こうして昔所持した銃の「形見」とでも言えるそれぞれの薬莢を見ると、それぞれの銃と猟場での思い出が甦る。