オホーツクの詩季

舛添の公私混同、こんなのが日本の首都東京の知事:国民としてあまりにも恥ずかしすぎる・ためいき。一刻も早く辞めさせろ

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ナモーブッダの修行僧

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カトマンズ盆地でのチベット仏教三大聖地のひとつ、ナモーブッダには200人の修行僧が修行生活を送っている。10年ほど前まで、ここにダライラマが暮らしていたと聞いた。 

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12月26日

朝8時、タクシーで1時間半の峠の町デユルケルへ向かう。古都ネアール朝の寺社とレンガ造りの崩れかけた建物に暮らす現在の人々の 息づかいを見て回り、次の日は古都デュルケルを後に、段々畑とヒマラヤの山並みを見ながら、ふもとのもうひとつの古都パナウティまでトレッキングをするためである。ホテルの前のバス停あたりで、ガイドを申し出た若者に、2日間25ドルでガイドを頼むことにした。
狭い路地を歩きヒンズー教の寺社の建築、人々の暮らし、垢だらけではあるが屈託のない明るい表情の子どもたちの間を通る。旅行者の通る地方では「写真を撮って、1ペニーちょうだい、甘いものちょうだい」と寄ってくる、汚れなきかわいい子どもたちについてまわられる。

そのような街を外れ、大きな菩提樹の下でミカンを売る女たちを通り過ぎ、緑の階段が1000段も続く丘を登ると、晴れた日にはヒマラヤの白い山並みが見えるカーリー寺院に着いた。あいにくガスがかかってヒマラヤの霊峰は見えなかったが、峠から見る雄大な段々畑や、放牧されている牛やヤギや子どもたちや老人たち、女や男たちの、平和な暮らしぶりには、生の実質というものを感じた。

帰り道、頂上近くの小さな山道を歩いて、ガイドが私たちを連れていったのは小さな田舎家で、2人の子どもが山羊と一緒に家の前で遊んでいた。そばに赤い布を身にまとった女性がいた。ガイドのイスワールの住んでいる家だという。彼の母親だという女性が椅子を出してきてくれ、イスワールは細工職人である父親の作品を売る手伝いをしているとして、水牛の骨に鋼を施したナイフやクジャクチョウの置物や、キーホルダーに使えそうな小物を見せてくれた。一生懸命に生活している人々への敬意と、手作りの営みの価値を受け止めたいという思いから、私は2000ルピーでそれらを購入した。

その後イスワールは自分たちの質素な家に案内した。土間に小さな竈があるだけの台所、たったひと部屋の寝室、二階に若夫婦の部屋があるようだった。
彼の妻と3歳半の子どもは、彼女の父親の葬式のため留守だと言っていた。そこに遊んでいた2人の子どもたちは彼の甥と姪なのだということだった。

12月27日

朝8時半、約束通りガイドとパナウティへのトレッキングを始める。
まずバスで15分ほど下り、そこから山を登ったり降りたりしながら、チベット仏教の聖地ナモーブッダを目指す。雄大な段々畑が延々と続き、その中に点在する小さな家や人の影、赤い布をまとった女の色彩の鮮やかさ、黄色い菜の花畑・・・それらはまるで地上の楽園を思わせる優美さと安らぎを与える光景であり、ネパール初日に目にした、首都カトマンズの地獄絵図と対称をなしていた。

ナモーブッダでは200人の僧侶修行の若者や僧侶が暮らしている。赤い僧衣をまとった少年たちが、宿舎の庭で楽しそうに遊んだり、集い語りあったりしていた。5色の旗が山の頂上に無数にはためいて、そのめくるめく光景は壮大な宇宙模様を感じさせた。風にハタハタとなびく無数の旗のむこうの頂上に、3人の僧侶の黒い影が動く光景は詩情を感じさせるに十分だった。

急な山を降りる途中、ヒンズー教の寺院に立ち寄る。シバ神を祭るこの寺院は毎年1月満月の宵に一日中火を焚き、踊り、マリファナを吸うのだとガイドが説明していた。髪の毛が2メートルもある神社の守りである聖なる男性が姿を現したので、敬意の挨拶を示した。
山道を下る途中、空が曇って来た。段々畑を眺め、民家のそばを通りすぎつつ、幸せな気分が満ちてくる。家の前には子どもたちが遊んでいて、年寄りたちが見守っていて、鶏やヤギや牛や犬たちが人間といっしょに、自由に餌を食み遊び、親子で睦あっている。
パラパラと雨が降りはじめた。サク―という村に着いたとき、運良くバスが来て、パナウティへ向かった。

3時ころホテルパナウティに到着し、お茶を飲みながらイスワールに2日分のガイド料30ドルを渡すと、非常にうれしそうな表情をした。25ドルに値切ったのだが、彼の人柄の良さに対して私たちの気持ちがこもった5ドルだということが互いに分かり合えたしるしであった。
夫は持ってきた双眼鏡を彼にプレゼントした。このような心の通い合い(その反対の孤立、疎外感)は、目には見えないいのちの流れと意味の世界を形成しているのだと感じた。私たちはイスワールが彼の周りの家族や友人たちや、ネパールのための力になることを信じることができた。

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