|
人口約54万人を誇る、兵庫県第二の都市姫路。
中核都市に指定され、城下町として古くから発展してきました。
そんなお城の町で、創業105周年を迎えた百貨店が「ヤマトヤシキ」です。
姫路店は「本店」とでも言うべきポジションにあり、年間売上は約80億円と言われています。
しかし、駅前に立地する山陽百貨店は年間240億円の売上。大きく水をあけられています。
営業面積でも山陽百貨店が5000平米上回る、27000平米となっています。
平成3年の山陽百貨店西館の構築により、売場面積を大きく伸ばし、
山陽姫路駅直上のターミナルデパートとして地域に根ざす百貨店となりました。
百貨店といえば、1階部分は華やかな化粧品売り場という場合が殆どですが、
山陽百貨店の場合は1階にバスターミナルの待合が設けられているため、
百貨店としての雰囲気に欠ける一面もあります。
2階部分も山陽電車のコンコースなどが設けられており、売場面積は大きく削られている構造です。
しかし、3階以上の部分ではテナントでロフトを入居させている他、
内装の美化の徹底が図られ、圧倒的な集客力を誇っています。
変わってヤマトヤシキは、人通りこそ多い大手前通りやみゆき通りには面しているものの、
その人の流れを店内へ持ち込むことは出来ていないように感じます。
大手前通り みゆき通り
昭和32年に建設された地上8階建ての当時播州髄一の高層建築として威厳を放っていましたが、
その施設は現在では老朽化が進み、部分的な劣化が否めません。
ヤマトヤシキは県内で姫路店と加古川店を展開しているものの、売上面で加古川店に軍配が上がります。
ヤマトヤシキ加古川店 ここで、ヤマトヤシキの1階部分を思い切って化粧品売り場ではなく
土産物売り場 などの観光客向けの売場にすればどうかと私は提案します。
現在でこそ平成の大修理で姫路城の入城者数減少に相まって観光客数も700万人台に激減していますが、
改修前は年間1000万人規模であります。
そのため、姫路市民50万人と周辺の商圏約30万人の計80万人分の需要以上に
観光客の来店を目指すほうが効率的な運営が図れるのです。
但し、あくまで百貨店は地域のための百貨店ですから、
1階部分以外のフロアは現状と同様に地域住民のための百貨店として運営していくべきでしょう。
先述したとおり、ヤマトヤシキ最大の「強み」は、姫路駅から観光の目玉、
「国宝 姫路城」までの大導線である大手前通りとみゆき通りに面していることです。
つまり、観光客の導線の途中に立地しているため、姫路城からの帰り道、
土産物はヤマトヤシキでという体制を創れば、更なる顧客獲得に繋がるのではないでしょうか??
一般に、観光客の財布のひもは緩んでいると考えられます。
1階部分に土産物売り場を設け、観光客の熱気によって百貨店としての雰囲気は相殺されることでしょうが、
2階以上のフロアと地下1階で百貨店としての雰囲気を全面に押し出すことは可能です。
1階に観光客を導入し、2階部分には化粧品売り場を設けるなど、店内の周回性を持たせる事によって、
大手前通りからみゆき通りへの導線としても運用できる可能性があるのです。
山陽百貨店は、姫路駅周辺の大整備と同時に「複合型百貨店」の構築に意欲を見せています。
もはや山陽百貨店優勢というような状況でない昨今、ここでヤマトヤシキの需要と売上を喚起し、
姫路百貨店二核体制を再構築する必要性が感じられます。
山陽百貨店との新しい棲み分けが必要になってきているように思えるのです。
|
全体表示
[ リスト ]







良いアイデアですね!
アルマジロさんのような方がヤマトヤシキに就職してくれたら・・・
何か変わりそうですね。
つぶし合いや競争とか・・・
そんなことに明け暮れるのはよして、もうそろそろ共存共栄を考えないと・・・見放されてしまいますね。
子供の頃、ヤマトヤシキの屋上にある遊園地?でチンチン電車の乗り物に乗るのが好きでした。
私は今でもヤマトヤシキ、好きですよ!
ただ、加古川店の方が売上多いというのはちょっとよくわからないと言うか・・・・
外商部の売り上げが相当あるのでしょうかね?
粉飾とか・・・そんなんしても仕方ないと思うからそれはないと思うけど・・・
姫路のヤマトヤシキ行く度、本店だけのことはあると私は思っているのですがね。
2011/7/16(土) 午後 3:37 [ kakogawalionya ]
こんにちは。
何か、上手く言えないけど・・・専門家さんですか(笑)。以前の考察もかなり素晴らしいものでしたが。サンテレビのニュース番組とかになら出られるんじゃないですか(笑)。
2011/7/16(土) 午後 5:46
kakogawalionyaさん
お褒めのお言葉、ありがとうございます\(^o^)/
ヤマトヤシキへの就職…。百貨店に就職って憧れちゃいますね♪
本当におっしゃるとおりです。大阪はオーバーヒート、この10年で百貨店の売場面積がエリア全体で1,4倍になるそうですが、長期的なスパンで見た場合に必ずダメになるところが出てくると思います。
今ではデパートの屋上はせいぜいビアガーデンですね(´・ω・`)
ヤマトヤシキの姫路店はビアガーデンさえやってないようで…加古川店のみです。
外商・・ですかね?? でも外商でもやっぱり姫路のほうがマーケット規模が大きいのに、とか考えてしまいますね。
姫路は加古川よりも郊外大型ショッピングモールの立地が多く、密ですから、そちらへの顧客流失も考えられますね。
私も姫路の方に「威厳」を感じる性質です(笑)
2011/7/17(日) 午後 8:56 [ アルマジロ ]
TOWERSさん
まったく、褒め上手でいらっしゃいますね(^^♪ありがとうございます\(^o^)/
サンテレビでこういう題材を取り扱うときには、ヤマトヤシキが倒産寸前の時になると思うので、そんな番組が組まれないように努力して欲しいものです(笑)
2011/7/17(日) 午後 8:58 [ アルマジロ ]
承認遅れて申し訳ありません(*_*)
小笠原方面はどうか分からないけど、どちらかといえば九州方面への観光客流出を危惧するのが地元商工会議所。
新しい産業の誘致を積極的に誘致できているから、今のところは好調と…言えるのかな??
ただ、「城だのみの観光政策」とか、それはそれで批判対象になったり…
やっぱり観光協会とか就職したいなあと思う今日この頃(笑)
テレ東って…兵庫県はどのへんまで映るんやろ…
2011/7/28(木) 午後 9:56 [ アルマジロ ]
なるほど、そのような売り場の配置はいいかもしれませんね!
土産物はヤマトヤシキ…これからのヤマトヤシキが変わりそうです。
この間姫路に行ったときは山陽百貨店にはいきましたがヤマトヤシキには行けてませんね…
駅ビル解体の速さに驚いて他に行けなかったです(((
2011/8/10(水) 午後 7:08 [ - ]
嵐vs.吹雪さん
記事にも書いていますが、もちろん二階以上のフロアは従来通りの地元のための百貨店である必要がありますが(*_*)
ヤマトヤシキの場合は改善の余地がまだまだあるようにも思えます。
高島屋を軸としたハイランドグループ加盟ですが、資本関係は恐らく無いと思われるので、ノリに乗っている伊勢丹のシステムの教を乞うなどしてどうにか生き残って欲しいものです。
駅ビルはトントン拍子で解体されちゃってますねorz
2011/8/13(土) 午後 0:13 [ アルマジロ ]