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兵庫県を離れていたこともあり、なかなか記事にすることができなかったのですが、
このたびようやくピオレ開業後の姫路へ足を伸ばすことが出来ました。
今年の4月末に開業したので、そろそろ開業から8ヶ月が経とうとしています。
今年はグランフロント大阪、神戸ハーバーランドウミエなど大型で注目度の高い商業施設の開業が相次ぎましたが、そんななかでピオレは開業1ヶ月で300万人以上が訪れる人気スポットとなりました。
写真のピオレ本館は約120店舗を擁し、姫路初出店となるテナントも多く、姫路での話題性は抜群でした。
核テナントとしてユニクロ、東急ハンズ、ジュンク堂などがオープンしました。
どちらかというとメインターゲットは女性であるようで、
これまでの姫路にはなかった華やかなテナントが目立ちました。
正直な感想としては「度肝を抜かれた」といった感じです。
かつての姫路のイメージが払拭される、大胆で思い切った施設になったかと思います。
駅に併設される形でこういった商業施設が開業することで、姫路駅周辺の活性化が見込まれる上、
長年の懸案である神戸方面への消費者の流出が多少なりとも食い止められるのではないかと思います。
どこの都市にもみられるような商業施設が完成し、
一部では「姫路らしさが失われ、他都市に迎合してしまったのではないか」という声も上がっているようです。
しかし、現実問題として姫路は都市計画に基づいた再開発が進められているうえ、
駅前のトランジットモール化、サンクンガーデンなど、姫路の独自色は一定は維持されるものと考えるべきかと思いました。
そしてピオレの地下1階レベルにはサンクンガーデンが設けられ、開放的な空間が誕生しました。
サンクンガーデンも驚きましたが、それよりも驚いたのはこちらです。
かつて分割されていた駅前の地下街は「グランフェスタ」に生まれ変わり、ひとつに統合されました。
延床面積は7000平米にのぼり、これは地方都市としては破格の規模です。
7000平米以上の面積を持つ地下街を持つ都市は政令指定都市のほかには
この姫路しかありません。
まとまった規模の地下街は東京、大阪、札幌、名古屋などに集中しており、この姫路グランフェスタは
中核市でトップの地下街を擁する街となりました。
そして駅の西側には、山陽姫路駅、ひいては山陽百貨店と直接アクセスできるようになった
ペデストリアンデッキが開通しました。
現在はまだ基礎工事の段階ですが、このデッキの途中には神姫バスの複合ビルも誕生します。
(仮称)姫路ターミナルビルディングです。
さらに、駅の西側ではキャスティ21で高層ホテルや国内最大級のシネマコンプレックスの建設が予定されているなど、まさに再開発はノリノリです。
兵庫県下第二の人口約54万人を抱え、県西部の中心都市として発展してきた姫路ですが、
姫路城を核とした観光都市でもあり、国内外から年間700万人が姫路を訪れます。
近代的ながらに姫路「らしさ」を残す都市計画は、今後の姫路を明るいものとするでしょう。
都市基盤が着実に固まりつつあり、まちづくりの方向性もブレてはいないのではないかと思います。
幸い姫路の再開発の場合、ピオレ以外は旧来の家屋などの取り壊しによって実施されるわけではなく、
すでにほとんどの用地が更地であるため、スピード感をもって事業が進められています。
これほどの規模の再開発が同時期に進められている地方都市は、全国でも稀有な例です。
近畿圏にとどまらず、世界的視野で都市間競争を耐え抜かなければならない現代において、
「変わりゆく」実感とともに進化することは、市民感情においても重要であると思います。
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