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1日に24万人が乗降し、神戸市、ひいては兵庫県の玄関駅である
三ノ宮駅が再開発されることとなりました。
この記事ではJR三ノ宮駅の再開発を取り上げますが、阪急の神戸三宮駅も再開発を決めています。
現在のJR三ノ宮駅前の様子です。
左側の建物が1981年、ポートピア'81博覧会と同時に完成した「神戸ターミナルビルディング」。
低層階にはオーパが、上層階には三宮ターミナルホテルが入居しており、
実質的な三ノ宮駅の駅ビルの役目を果たしています。
右側の建物が旧神戸新聞会館、ミント神戸です。
こちらは2006年に再建され、今では三ノ宮駅前のランドマークの役割も果たすようになりました。
さて、この一大ターミナル三ノ宮ですが、リニューアルを果たした京都、大阪各駅と比較してみると
大きく見劣りすると言わざるを得ない状況が続き、神戸三宮の拠点性の低下が危惧されてきました。
神戸新聞の報道によりますと、新しい駅ビルの概要は
・高さ160m規模
・駅前広場(約1万2000㎡)を含めた一体的な再開発
・2021年度の完成を目指す
・事業費は400億円
・低層階には商業施設
・高層階にはホテルなど
となっており、完成すれば神戸の商業の構図が大きく塗り替えられる可能性があります。
〈画像引用元:神戸新聞〉
現在、神戸市では中心市街地の再生を急いでおり、それを支援する予算案、条例が次々に施行されています。
また、昨今の経済情勢の改善を追い風に、複数の大型開発が水面下で動いているとされています。
大手不動産は三宮周辺での調査を開始したとの報道もあります。
現在、駅周辺では震災以来再建が遅れていた三宮ビル北館が高層化されて再建されています。
〈画像引用元:森本倉庫〉
現在六甲アイランドに日本法人の本社を置くP&Gが三ノ宮駅前に本社を移転します。
この敷地の南に隣接する「三宮ビル南館」では、ネスレが本社を構えていることから、
三宮駅前には世界的な大企業のオフィスの集積が進んでいます。
そもそもコンコースの面積が大きくないうえに、太い柱が視線の抜け、人の流れを遮っています。
150万人以上の人口を抱える国際都市の玄関口にふさわしいとは言い難い状況です。
また、阪急、阪神、ポートライナー、地下鉄の乗換はそれぞれ異なる方向になり、
人の導線が錯綜していることも大きな問題点の一つです。
〈画像引用元:Wikipedia〉 特に、地方管理空港として最多の利用客数である250万人をさばく神戸空港へのアクセス路線、
ポートライナーへの乗換は、煩雑であるという印象が否めません。
また、三ノ宮駅は現状「地下改札」をもたず、新幹線の玄関口「新神戸駅」へのアクセス路線である地下鉄へも慣れていなければスムーズにはのりかえることができないでしょう。
ポートライナー、地下鉄、いずれも乗り換えるためにはフロアの移動が必要となります。
三ノ宮の地理的なポテンシャルを生かし切れていない現状は、
神戸の都市間競争に良い影響はもたらしません。
神戸空港、さらには多数の大学や医療産業都市、コンベンションコンプレックスを擁するポートアイランドへの
アクセス路線であるポートライナーとの乗換の改善は早急に取り組むべき課題の一つであり、
今回の再開発と同時に改善策が見出されることを期待するばかりです。
これほどまでに空港が中心市街地から近接し、
なおかつ新幹線駅を擁する都市は神戸だけと言っても過言ではないでしょう。
三ノ宮は商業の中心地としてだけでなく、
今後は空港へ、新幹線へのスムーズなアクセス拠点に飛躍していく必要性があります。
地方都市にとって、アクセスは最大の武器となりえます。
空港と新幹線をうまく活かした都市経営をするためには、三ノ宮駅がより効果的な役割を果たす必要性が迫られているのです。
具体的には、地下鉄、ポートライナーとスムーズな乗換が実現できるよう、
地下鉄・阪急・阪神への改札と直結する地下改札の新設
ポートライナーとの乗換に直結できる改札to改札のエスカレーターなどの設置とこれに伴う中央改札の移動
などが必要となるかと思います。
(地下改札設置の伏線なのか、JR西日本は神戸地下街の株式を取得し、筆頭株主となりました)
医療産業都市、中心市街地への企業誘致へこの再開発が追い風となるよう、
行政、JR、そして市民があらゆる手段を用いて検討しなければなりません。
今後、神戸が大阪、名古屋、福岡などといった国内の大都市だけでなく、
かつてのような国際貿易やファッション文化の中心地として再興するためには、
今回の再開発が持つ意味は大変大きいと言えるでしょう。
震災から20年を経て、神戸の街はどう変遷してきたでしょうか?
ほかの大都市に迎合して、埋もれてしまってはいないでしょうか?
今回は商業的な視点よりも「交通ターミナル」としての機能改善に着目して記事を展開してきましたが、
次回は駅ビルに入居するという商業施設に着目して、神戸のあるべき姿を考えていきたいと思います。
長くなってごめんなさい!
そしていまさらですが、お久しぶりです!
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KOBE
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神戸市総合情報
兵庫県の県庁所在地、言わずと知れた国際港湾都市である神戸の情報をお届けしています。
記事を見ていただき、神戸に興味を持っていただければ幸いです。
兵庫県の県庁所在地、言わずと知れた国際港湾都市である神戸の情報をお届けしています。
記事を見ていただき、神戸に興味を持っていただければ幸いです。
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人口22万人を抱える、神戸市北区の中核を担う「鈴蘭台駅」が再開発によって姿を変えようとしています。
この再開発の都市計画がされたのが昭和39年なので、
実質足掛け50年という長い道のりが実現を迎えようとしています。
駅ビルの建て替えを含め、駅前広場・道路の整備も実施される予定です。
上の画像が駅ビルの完成予想図で、周辺の雰囲気は大きく変わりそうです。
地上7階建て、高さ33m、延べ床面積2万平米以上の大きな駅ビルには低層部に商業施設が入居するほか、
上層階には今のところ区役所の入居が検討されています。
北区役所は現在、鈴蘭台駅と西鈴蘭台駅の中間に位置し、
いずれの駅からのアクセスも便利であるとは言えない状況です。
また、区役所庁舎の老朽化に伴い、かねてから移転等が検討されてきた経緯があります。
区役所という公益施設が駅ビルに入居することは賛否両論かと思われますが、
とても素晴らしい計画だと思います。
社会が成熟期に突入し、少子高齢化が進んでおり、鈴蘭台地域も例外ではありません。
そんななか、区役所という公共インフラの中核がアクセスしづらい立地にあることは、
高齢者にとっては望ましいことではありません。
兵庫県明石市の明石駅前再開発においては市民や市議会議員からの反対、財政的な問題から市役所の移転は頓挫したようですが、甚だ「もったいない」と感じています。
街の中心である「駅」に行政の中心である「区役所」がリンクすることは、長期的に考えると街のにぎわいにも貢献するものと考えられます。
こちらは、現在の鈴蘭台駅です。
昭和48年に竣工し、今年でちょうど築40年を迎えた駅ビルですが、おだやかな曲線がモダンでかっこいいです!
まだまだ斬新でスタイリッシュな印象を抱かせます。うん、かっこいい。
一方で、駅周辺には問題が山積しています。
駅前にはロータリーが整備されておらず、バスが方向転換することすらできません。
さらに、一日に2万人が利用するにもかかわらず、歩行者と自動車、バスの動線が完全に重なってしまっており、
混雑する上に安全面の問題も懸念されています。
このような状況を打開するため、駅ビルのみならず駅前広場の整備が計画されています。
二棟からなる駅ビルは、上層階で一体化される上、1階部分は一部を駅前広場に供することでスペースを確保する狙いが見受けられます。
この手法は場合によっては三ノ宮駅の駅ビル建て替えでも用いられるかもしれませんね。
120億円を投じて、北区の中心部を安全な玄関口に変えていく試みは、
2015年の竣工を目指しています。
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多くの方がご存知かと思いますが、神戸市中央区の神戸阪急が営業を終了しました。
平成4年の開業以来、約20年間にわたり神戸の人々を、街を支えてきた神戸阪急。
しかし、阪急百貨店で三番目の売り場面積を持ちながらも売上が低迷し、ついに閉店となりました。
神戸新聞: 神戸阪急 惜しまれ閉店
神戸阪急店長の大西さんいわく、「アーバンリゾート都市神戸にふさわしい百貨店に」
との思いを込めてオープンさせ、震災後も市内の百貨店で最も早く営業を再開しました。
店舗のコンセプトを感じさせるのは、直径16m、高さ60mに及ぶ大吹き抜け、「ロダンダ」です。
豪華客船、「ノルマンディ号」にヒントを得て設計されたと言われています。
神戸市内の百貨店では最大の吹き抜けを持つ、開放感あふれる店舗でした。
売り場面積は3万3000平米を誇る大型店舗で、ハーバーエリアの中核を担う商業施設でした。
もともと神戸阪急のある「神戸ハーバーランド」は、貨物駅・工場跡地の大型複合開発で、
商業施設の中核として西武百貨店・阪急百貨店の二店舗の百貨店に加え、
現在も営業しているモザイク、ホテルではニューオータニに加え、住宅やオフィスも供給。
最終的には三宮・元町に並ぶ一大商業エリアにという大規模な構想でした。
しかし、まちびらきは1992年。
日本経済に不穏な影が見え隠れし始める時期でした。
そんななかでいち早く撤退したのが「神戸西武」でした。
開業後わずか2年で、ロフトとともに神戸の街を去りました。
神戸阪急は1995年の阪神淡路大震災で被災。
神戸市内のどの百貨店よりも早く営業を再開したそうです。
神戸の街を支え、1997年には260億円を売り上げましが、
その後は年々売り上げは減少、97年以降は赤字が続いてきました。
「選択と集中」が百貨店業界における常識となり、
阪急阪神百貨店もそれに呼応するように不採算店の閉鎖を進めています。
記憶に新しい所では、京都市の「四条河原町阪急」もフラッグシップストアでありながら撤退。
神戸阪急もその例外とはされず、ビルの賃貸契約が切れる前の撤退が決定されました。
神戸阪急では、営業終了日の約3ヶ月前から閉店売りつくしセールを開催。
その効果もあり、1月の売上は前年同月比+23%を達成し、
2月は50%程度の伸びがあったものと思われます。
今となっては公式ホームページも無機質な文章のみとなってしまいましたが、閉店日のホームページは
このように賑やかなページになっていました。
営業終了日、午後8時からの閉店セレモニーの動画が、神戸新聞よりアップロードされています。
背景に流れるのは「いきものががり/ありがとう」です。
その歌詞には「ありがとうって伝えたくて…」
チラシに書かれているのは「感謝の気持ちを伝えたくて…」
神戸阪急従業員の皆さんの、神戸への感謝の気持ちが非常に良く伝わってきます。
百貨店は顧客に感謝し、感謝されるべきである「商業」の在り方の顕著な例であると思われます。
もうネオンサインに電気が灯ることはありません。
このサインも近日中には取り外されることとなるでしょう。
もうエントランスで「阪急」の誇らしげな二文字を見ることはできません。
既に簡易でありながらも「阪急」の部分には覆いがされてしまいました。
しかし、神戸阪急が営業を終了しても、従業員の皆さんにとっての「神戸阪急」はあと数日続きます。
原状回復工事を目前として、商品の片付けをなさっていることでしょう。
神戸の街を支え、厳しい情勢の中でもハーバーランドで営業を続けてきた神戸阪急。
神戸からの撤退により、神戸からの最寄りの阪急百貨店は西宮となります。
いつの日か、またこの街にHankyuの紙袋を持った人々が行き交うことを願って。
多くの人々の思いの場、神戸阪急は、来年4月には新しい船出を成し遂げる予定です。
その日まで、神戸ハーバーランドの更なる飛躍を願って、具体的な改善策を講じるべきであります。 ありがとう、さようなら、神戸阪急。 |
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いよいよ兵庫県神戸市でエイチ・ツー・オーリテイリングが運営する「神戸阪急」
営業終了日が近づいて参りました。
およそ20年間に渡る営業に終止符を打つこととなり、
3月11日、神戸ハーバーランドから百貨店が消えることとなります。
神戸ハーバーランドの「街びらき」の際には西武百貨店と阪急百貨店の二核体制でスタートしましたが、
わずか2年で西武撤退の後、神戸阪急の孤軍奮闘体制が続いて来ました。
開業以来、消費ニーズの変遷、三宮そして大阪梅田エリアの大百貨店戦争の幕開けにより、
神戸阪急を取り巻く環境は年々悪化。
神戸の地で長らく営業を続けてきたわけですが、
いよいよ神戸市内から「阪急百貨店」が消えることとなります。
神戸に阪急が再参入するのであれば、いつになるかも分からない阪急三宮駅再開発の際でしょうが、
現実的ではないでしょう。
神戸市の一番店である大丸神戸店が年間売上1000億円の大台を目前にして伸び悩み、
そごう神戸店は店舗の老朽化と売上の低迷に頭を抱えている状況です。
市内の郊外百貨店(そごう西神店・大丸須磨店/新長田店・御影阪神)も
いずれも好調とは言えない状況がつづているようです。
百貨店業界はその必要性さえ問われる時代となり、今年は
そごう八王子店(東京都八王子市)、近鉄枚方店(大阪府枚方市)
の閉店が予定されている又は閉店したほか、
新宿三越アルコット店や近鉄桔梗が丘店、東急東横店東館
も営業規模の大幅縮小や撤退が決定しています。
加古川市の「ヤマトヤシキ加古川店」では、今月末から
「東急ハンズトラックマーケット」の期間限定でのテナント導入が決定しています。
百貨店という業態にとって主力である婦人服売り場の面積を大きく削り、
ゾーニングを再考したことによって実現できる今回のプロジェクトは、まさに「英断」です。
高く評価できるのではないかと思います。
加古川市・高砂市・加古郡及び加古川線沿線の顧客を加古川で取り込むことが出来れば・・・
売上向上にはまだまだ「伸びしろ」があるでしょう。
大丸のように「うふふガールズ」等の新業態の導入は経営・リスク的にも辛いものがありますから、
積極的な異業種との業務提携は生き残る術の貴重な一つではないかと思います。
話がずれてきたので戻しますが、神戸阪急でも数々の経営改善への努力はなされてきました。
アカチャンホンポの導入、さらに百貨店としてのプライドを捨て切ったといえる
百円ショップの導入まで実施しました。
地方百貨店のみならず生き残りが厳しい業界ですが、
やはり商業の花形は百貨店であると考えています。
百貨店が地域経済を引っ張っていける時代が少しでも長く続くことを願ってやみません。
神戸阪急では、最後まで閉店売り尽くしセールを開催中。
神戸阪急でのお買い物が楽しめるのも、残り1ヶ月を切りました。
思い入れのある方も多いかと思います。
是非閉店までに、一度足を運んでみてくださいね。
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はい、神戸関連の記事は今回で一段落です。
当ブログは、1回の取材…というか、お出かけで平均5本程度の記事を書いております。
次の街は加古川か明石ということになりそうです。
今シーズンのクリスマス・夜景関連の神戸記事へは以下のとおりです。
というわけで、今回は神戸港及び神戸ポートタワーの夜景
港町神戸の象徴的なエリアである、ウォーターフロントゾーンの夜景です。
神戸へいらしたことの無い方でも、テレビや雑誌などで見かけたことのある風景だと思います(^^♪
手前に見える船は、食事やジャズを楽しみながらクルーズする「コンチェルト」です。
この日は中国人観光客の皆さんが大勢乗り込まれていました。
奥に見えるのは、皆さんご存知神戸ポートタワー、海洋博物館、ホテルオークラの3点セットです。
これは以前も掲載させていただいた写真です。
神戸のウォーターフロントは、ハーバーランド、モザイク、神戸港、
メリケンパークが一体となって形成されています。
再びコンチェルトと神戸ポートタワーのセットです。
船と鉄塔の美女は、神戸の街を象徴するコンビネーションだと思います(・∀・)
神戸といえば!っていう感じの写真です。皆さん一度はお目にかかったことがあるはず!
テレビで見るより、やっぱり現地です。是非おいでください。
神戸メリケンパークオリエンタルホテルです。ふ頭の先端部に位置します。
フェリーの玄関口にもなっており、このホテルも神戸の「顔」と言えると思います。
震災直後の開業ですがまだまだ美しく、経年劣化は感じさせません。
ちなみに、開業時はダイエー系列だったそうで…。
ポートアイランドのポートピアホテル、新神戸駅前のANAクラウンプラザホテル神戸も
中内時代のダイエーが建設したそうですから、やはり神戸とダイエーは切っても切れない関係だと思います。
ダイエーが破綻したことが本当に惜しいですね。
プランタン三宮店の復活も期待できたのに…。やはり震災は大きいです。
写真奥に見えるのは、神戸ポートアイランドです。
神戸学院大、ポートピアホテル、ポートピアプラザなどが確認できます。
オリエンタルホテルとポートタワー、博物館、ホテルオークラです。
ホテルオークラとオリエンタルホテルの間に見えるのは旧居留地界隈の高層ビル群。
居留地には、震災で廃業した「オリエンタルホテル」が2010年に再開しました。
三井不動産が事業主体となり、「ORIENTAL HOTEL」として再スタートを切りました。
最後に、神戸ポートタワーです。
つい最近大規模リニューアルが施され、より魅力的な美しいタワーとなりました。
その姿から「鉄塔の美女」という異名をもち、それにふさわしい風格も持ち合わせています。
神戸ポートタワーも早50年を迎えようとしていますが、美しさは色あせることを知りません。
神戸の街を48年にわたって見守り続けてきたこの「タワー」は、
これからも神戸の景観に彩りをあたえ、刻々と変化していく街を見守っていてくれることでしょう。
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