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フッターマンOTLアンプ〜その3〜
〜 H−2型へ 〜
3.H−2型へ
H−2型は、吉村貞夫氏の発表にあるように、回路図通りに組み立てれば、テスタ1台あれば完成できると思います。 ↓:吉村貞夫氏の記事 RG誌ラジオ技術1961年5月号
しかし現時点では、「12B4A」を同一メーカ・同一ロットのまとまった球を手に入れるのは少々やっかいですし、価格も20本となるとバカになりません。
参考:価格はCCI社
12B4A:@1600円、20本で32000円 6080:10本5000円、20本でも10000円(特価のようです) 6CW5:@1000円、20本で20000円 ただし6080はドライブ電圧が大きいのでフッターマン・アンプには適していません。
「H−1もどき」の製作経験から、前段が「6AN8」1本で済めば、すこぶる簡単になりますし、面倒な調整もいりません。しかしこの「6AN8」も高価(CCI社では@4500円)ですから「5AN8」も活用したいものです。(ヤフオクで時折見かけます)
幸い「6AN8、5AN8」とも手持ちがありますので、次回はH−2の「6AN8」を使った回路を採用し感度を上げてみたいと考えています。このH−2の入力感度は約2V/16Ωとなっていますので、8Ωの場合は高くなると思われ、CDP出力対応と考えれば丁度良いと思います。
↓:参考文献に良く出ているH−2の回路図
前段1球の構成は、シンプルで音の鮮度を落としませんから魅力があります。一般に音の通り道に素子数が多くなれば音の鮮度は落ちますが、電気的特性は良くなる傾向があります。どちらを優先するかは好みによりますが、素子数が少ないのは魅力的です。ただし初段に使用される高抵抗値(プレート負荷抵抗1.8Mとg2負荷抵抗5.6M)が音質にどのように影響するかは音を聞いてみないとわかりませんが、H−1モドキで聞いた限り、私の耳では判別できませんでした。
参考文献の新氏の記事によると、6AN8(P)のカソード側の抵抗が音質に影響すると記載されています。
フッターマン H−1 OTLアンプ の特徴として打ち消し回路と帰還のかけ方があります。大量の負帰還と僅かな正帰還が併用されています。(参考文献では、43dbと記載)電気的特性から考えると初段で最大限のゲインを稼ぎ、多量の負帰還をかけ且つ少量の正帰還をかけると、歪み率が低くなり最大出力付近まで低歪み率で推移しますが、最大出力付近では急激に歪みが増えるハードディストーション型を示します。
12B4A以外の出力管を使う場合、PK分割位相反転を使う必要上、出力段に入力電圧が少なくてすむ水平偏向出力管等を三結で使えば、何とかなりそうです。候補球として「25E5」、「6CW5」などがあります。
前段球の候補としては、6AN8、6U8、6BL8などの3−5極複合管がありますが、PK分割に使う3極部のプレート損失から考えると「6AN8、6U8」がよさそうです。「6AN8」は高価ですから「5U8/6U8」をつかってみるのも手です。
出力段をCFドライブにする場合は、3極部のプレート損失にあまり気を遣う必要がないので「6BL8」でもよさそうです。「6U8」や「6BL8」を使用する場合は発振しやすく対策が必要です。
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どうぞお越しください、お待ちしております。
2011/9/27(火) 午後 10:59
お久しぶりです、早OTLAMPを制作して〇8年を過ぎましたが
相変わらず順調に作動しています、私は今でもOTLはフッターマンH−2
型が最高と勝手に思っています、パワーも10Wは出ますし、何と言っても調整箇所が他のOTL回路から見ると少ない事で、またOTL特有の打消し回路がシンプルな事です、あえて言えば負帰還が30dbと深い事ですが不思議なのは再々音が痩せないの事です、OPTAMPではこの様な芸当は困難ですねよく60年以上も前にフッターマン博士は発明したものと驚く次第です、それではまた。
2019/8/17(土) 午後 2:25 [ se5***** ]