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20111006-570   NAPPAFUKU−570     
 
『紅葉と雪のたより』
 10月に入り一気に寒気が押し寄せ、各地から雪のたよりが届きました。今ごろですと長野県・白馬・八方尾根(第三ケルンあたり)へ行きますと「紺碧の空」、雪をかぶった「白い山並み」、「麓の紅葉」と「青・白・赤・三色の素晴らしい景色が楽しめます。丁度きれいなライブ画像がありました。
<元の大きい写真はこちらです。
http://hakuba.shinshu-a.com/files/best0810030911.jpg
 
イメージ 1
 
『最悪の事態を考え最善・最良の策をとる』
 会社にとって最悪の事態は”倒産”であることは前回に述べました。その事態に立ち至るまでには、なにがしかの出来事があって、その影響で受注が減少し経営情況が大変厳しくなってきます。これは今までに何度も経験していることです。
 
 最近の外部情況の急激な変化では、リーマンショック、東日本大震災の影響、直近の円高進行にともなって経済状況、受注情況が大変厳しくなっていることはご存じのとおりです。受注状況が厳しくなると、どこの会社も必死になって受注確保に走りますので、ますます価格競争が激しくなり体力勝負になってきます。
 また、事態の急激な悪化を考えると、世界のどこかで起こった出来事が我が社の経営状態に直ちに影響してきますし、我が社の取引先でも同じようにその影響があります。その結果、今まであった仕事がアッという間に消えてしまって、半分や1/3に減ってしまいます。これも過去に何度も経験してきたことです。
 
 このような状態の中で「最善の策」とは?これは今までにみなさんにご協力頂いたような範囲で収まればよいのですが、収まらない場合はどうすべきなのでしょうか?
 受注が減少し、売上高が損益分岐点を下回るとその分は確実に赤字となり、資金不足に陥ります。
また、取引先が倒産した場合、資金回収が出来ないばかりか、その金額によっては、連鎖倒産もありえます。資金不足が一時的であれば、なんとか持ちこたえることもできますが、長引くと資金ショートし倒産に至ります。
 
 我が社では、最悪の事態に陥らないように日頃から備えはしていますが万全ではありません。それで最悪の状態の一歩手前を考え、具体的な「最善の策」を考えてみますと
 ①短期的には”出”を抑え”入り”を増やし資金ショートを防ぐ
  資金ショートを起こさないように普段から金融機関と情報交換をきちんとして、その上で融資と  支援を要請しなければなりません。
 ②社内体制の混乱を起こさないようにする
 ③等身大の危機感を持ちながらそれぞれの持ち場で「必死に、懸命に努力する」
 長期的には普段から最悪の事態に備えることと、製品開発投資・顧客開拓(受注活動推進)が大切なことはいうまでもありません。
 
 これまで何度かの経験からいえば、困難に立ち向かい”懸命”に努力すれば、道は必ず開かれます、そしてその渦中では「どんな危機も乗り越えることができる」と信じて行動することです。
<実際、信じがたい出来事が何度もあり、乗り超えることができました>
 
20110929ー569    NAPPAFUKU−569  
 
『最悪の状態とは:倒産』
 ”倒産”と聞いて貴方は何を想像するでしょうか。これは立場や責任によって違うと思いますが、共通しているのは(たとえ一時的であるにせよ)そこに働く人たちの収入の道が閉ざれ、生活基盤を失います。東日本大震災や福島第一原発事故は、多くの方々が働く職場を失い、生活基盤を失ったことは現実に起こったことです。
 
 ウギペディアによりますと(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%92%E7%94%A3
 
 倒産(とうさん)とは、個人や法人などの経済主体が経済的に破綻して弁済期にある債務を一般的に弁済できなくなり、経済活動をそのまま続けることが不可能になること、又はそのような事態を処理するための法的手続をいう。なお、一社の企業が倒産することにより、関連会社や取引企業が連鎖的に倒産することを連鎖倒産(れんさとうさん)という。法的倒産手続には、日本の場合、破産、会社更生、民事再生などがある。倒産手続は、債権者から申し立てられることもあるが、多くの場合は、債務者(倒産者)自身の申立てによって始まる。
<以下省略>
 
 我が国では商取引慣行として約束手形制度があり、これは支払いする場合、約120〜150日後に支払いますという約束手形を振り出して支払いすることをいいます。我が社の得意先では約束手形の支払いが普通ですが、その替わりにファクタリングに移行しているところもあり、また最近は現金支払いしていただいている会社もあります。ちなみに我が社では約束手形は振り出していません、すべて現金支払いしています。

 倒産の直接原因の多くは、この約束手形が落とせない(約束した日に支払いできない)ことが上げられます。そこに至るまでの経過はいろいろありますが、最後は約束手形が落とせないことによる銀行取引停止処分となり、事業ができないことになります。

 ここからは、世間によくある倒産悲劇が起こります。この詳細はご想像にお任せするとして、一般的な中小企業で起こる倒産は、当該会社では代表者の財産没収、一家離散・夜逃げや自殺に象徴されます。従業員は職場を失い給与がなくなります。取引企業が受け取った約束手形は紙切れ同然となりこれに替わる現金が調達できなければ連鎖倒産に追い込まれます。

 実際に私が倒産経験したわけではありませんのでこの程度の表現にとどめますが、多くの知人経営者が倒産に追い込まれ、その後の行方が解らなくなっていることも事実です。
 企業の最悪の場面は、この”倒産”です。自由主義経済の中で事業活動することは、いつも倒産と背中合わせになっており、一つ間違えば”倒産”という事態を招きます。これは自動車運転についても同じことが言え、一つ間違えば死亡にいたることと似ています。

 
 会社経営・事業運営を考える場合、平常時は三つの方向を見定めて活動すれば良いのですが、何らかの原因で事態が急変悪化した場合、最悪の事態は?と、それを予防・回避することを考え行動しなければなりません。(一般に”危機感”といいます)そのため普段からそれに備え、万一危機に陥った場合、回避する努力・手段方法を取らなければなりません。それは普段からの”こころ構え”、と必要な”金銭的な備え”、その時に必要な”対策や処置”を取ることにかかっています。
 
20110922ー568   NAPPAFUKU−568  
 
 前回三つの方向を考えましたが、それらは平時の時に考える範囲です、それ以外にもう一つ大事な方向があります。それは危機に直面した時”最悪”の場合に備える方向です。
 
『最悪の状態を考え、最良の手を打つ』
 今から約22年前、1989年バブル崩壊後の経済情勢は、失われた10年と言われたように最大の不景気嵐が吹きまくりました。このときには絶対安全と言われた金融機関が危険にさらされ、また、大手金融機関の合併など再編成が進みましたし、半導体業界でも合併が相次ぎましたのはご存じの通りです。また、多くの中小企業が倒産に追い込まれ、我が社でも事業の見直しを余儀なくされました。
 
 この頃、ある講演会で聞いた話しが、危機に直面したとき『最悪の状態を考え、最良の手を打つ』ことでした。これは”危機”に直面したとき、をれを迎え撃つ私たちの”心構えと行動”の言葉でした。この言葉はいろいろに表現されますが、”危機”を私たちがよく遭遇する問題やトラブルが発生した場合とすると、それに対する”心構え”としてつぎのようなことがあります。
 ・自分に解決出来ない問題やトラブルはやってこない(自分にやってきた問題やトラブルは自分し  か解決できない)
 ・問題やトラブルはそれを乗り越え解決されるためにやってくる
 ・問題やトラブルは解決することで自分の実力がアップする(問題解決力・対応力が付く)
 ・問題やトラブルの前で立ちすくんでいたのでは、かえって大きくなるばかり
 ・放置して一見消えたかのように見えても再び時を変え、姿形を変えて目の前に現れる
 ・何もしないのは、なにも解決されないばかりか問題やトラブルを大きく強大にさせる
  ・一度真に解決した問題やトラブルは二度とやってこない
 ・・・・・等々
 ということを”心構え”にして、では ”最悪の状態”とは、どのような場面を言うのでしょうか。
 ・会社の場合は”倒産”の一言に尽きます。例えば、品質不良や納期の大幅遅れを発生した場合で  も”信用失墜→取引停止→倒産”
 ・ご家庭であれば”夜逃げ、家庭不和、離婚、親子縁切り、一家離散・・・”など
 ・交通事故を起こすと、多額の賠償金支払い、本人や相手の死亡、失意に苛まれる、飲酒運転事故  の場合、運転免許取上げ→懲役刑
  ・巨大な自然災害(東日本大震災のような)では、家屋・財産の損失、突然の別れ・死、・・・
 ・原子力発電事故(放射能をまき散らす→計り知れない影響→人間が生活できなくなる)
 原子力発電に関しても『最悪の状態を考え、最良の手を打つ』ことがされていれば、原発安全神話はなりたっていたかもしれませんが、もろくも崩れてしまったのはよくご存じの通りです。
 しかし、原発ばかりではなく、私たちは普段このような”最悪の事態”をよく考えて仕事や生活をしているわけではありません。むしろ「そんなことは自分には起こり得ない」と素知らぬ顔をしながら過ごしているのではないでしょうか。そして、イザ”こと”起こったときに「とんでもないことになってしまった」と悔やむことになりかねないのです。
 例えば、車の運転一つ取ってみても、まさか懲役刑になるとは思っていませんし、まして自分が死亡するなんてことを考えて運転しているわけではありません。しかし、このようなことは毎日のようにどこかで現実に起こっている”こと”です。
 
 このように場面場面で最悪の状態がありますが、総称すると”最悪”の行き着く先は、会社の場合は”倒産”、個人の場合は”不慮の死”となりましょう。
 ここでは、個人のことはさておいて、会社の場合の最悪の事態”倒産”について考えてみます。
 
 
 
 
20110915    NAPPAFUKU−566  
 
『三つの方向を考える』:ある講演で教わったこと
 経済見通しや我が社の景況を考える場合(例えば我が社の受注・売上見通しなど)、基本的に大きく三つの方向を考えます。

 ①上昇:良い場合                                                          ①上昇
 ②水平:現状推移の場合                                現状                  ②現状推移  ③下降:悪い場合                                                           ③下降
 
 この三つの方向について、具体的なシナリオを想定し、
   ①上昇・良い場合、②水平・現状推移の場合、下降・悪い場合、について、それらを良く考え方向性を見通します。そしてこの①〜③の範囲の内のどこかに方向を定めます。ただしこれは  検討した時点の方向性ですから、2〜3ヶ月経って情況が変化すれば、あるいは状況変化があった時、その時点から三つの方向を検討して調整します。

 これを受注目標額とした場合、到達点は年間受注目標額ですが、情況を考えながら途中で上方修正(目標を上回る)あるいは下方修正(目標に届かない)を行いながら目標に到達します。ただし、下方修正はよほどの場合に限ります。<これは前回の「最後まであきらめない」です>
 
 私たちにとっては、経営情況が良好な時、①上昇や②水平・現状維持の場合は考えやすく、場合によっては成り行きに任せても目標に到達することができます。しかし、油断大敵です。
 ①②の場合の留意点は
  ・楽観しすぎないこと、調子に乗りすぎないこと(これは過大投資を戒めることを言います)
  ・途中で何が起きるかわからいこと
  ・先への”備え”をしておくこと(先行開発投資や資金調達などを言います)
などです。

 先述のように経済情勢は常に変動していますので、私たちの全く関知しないところで、ある日突然・・・という事態が発生します。万一そのようなことが起これば、この三つの方向を素早く判断して必要な行動をとります。
 
 問題は、③の下降・悪い場合です。つまり方向性が②〜③の間にあり、しかも③に近い場合です。
このシナリオは大変描き難いもので、「こんなことがあってはならない」と考えたくなくなるし、「こんなはずではない」と惨状に目覆いたくなります。しかも、時間が経つほどにそれが現実の姿になってくると頭を抱えてしまい、最後は逃げ出したくなってしまいます。
 
 この場合の留意点は
 ・”悲観的にならない”
 ・”逃げ出さない”
 ・”必要な措置”をとり冷静に対応する
などは、言うまでもありませんが、その渦中では
 ・”乗り超えつつあるのだ”と懸命に努力することが大切です。
 
 我が社の現時点の採算面(損益分岐点)から、売上高について①②③の範囲をおおざっぱに考えると、プラス側は10%〜15%、マイナス側は3〜5%、−5%以上になれば赤字必死です。これは、プラス側は受注と生産能力、及び資金力等で制限され、マイナス側は固定費(給与や経費等)に左右されるからです。

 そして次は『最悪のことを考え最良の手を打つ』です。これは次回にします。
 

NAPPAFUKU-565

20110901ー565   NAPPAFUKU−565
   
『新しい時の訪れ:新しい出発』
 今日9月1日、我が社の第44期スタートです。このような時を”節目”といいますが、会社では一つの決算期が終わり次の期に向かう時、個人では誕生日を迎えるとき、**周年や、**記念日、新年を迎えるなど、新しい時の訪れがあります。
 この新しい時の訪れは、新しい気持ちで再び出発できるチャンスで、挫折や失敗、投げ出していたこと、悩ましていたことなど、それらを一旦横に置いて、再度やり直せる時でもあります。

 44期スタートの日に当たって、新しい時の訪れを、新しい気持で、貴方の成長に生かして頂きたいと思います。<一旦横に置いたコトはその後の過程で、新しい意味を持って迎えてくれます>
 
『お客様第一』
 第44期に当たって、我が社の基本理念である「お客様第一」について再確認しておきたいと思います。

 ”お客様”には二つあります。一つは従来のように直接仕事を頂いているお客様です。二つ目は、装置を実際使っていただいている方々・利用者のお客さん、この二つです。後者の方は従来あまり気にしていなかった向きがありますが、最近は、実際使っていただくお客さんのことを意識しないと良いものづくりが出来なくなっていることは、私より貴方の方がよくご存じのことと思います。
 
 ここでは前者の「直接仕事を頂いているお客様」を考えてみますと、我が社の「お客様第一」は、大きく四つの意味があります。
  ①お客様の役に立つことは、そのことを通して広く社会に役立つことです。
 ②いろいろなお客様から個別の要望・要求に応えることは、多様な個別対応の開発・少量生産となり、我が社の業態や規模にあっています。
 ③多様な仕事をすることで、技術や技能を磨き、知識を増やし、創造的な仕事ができるなど、会社全体や自分の能力を向上することができます。
 ④お客様から仕事を頂き、対価(代金)を支払っていただくことによって我が社や私たちの生活か成り立っています。
 
 これらの事を念頭におくと「お客様第一」は、お客様が無ければ我が社は成り立ちませんし、私たちの生活も成り立ちません。これは分かり切ったことですが、案外忘れてしまいやすいのです。
 実際の場面では、コスト、納期、機能・性能、デザイン、技術的、環境条件等、厳しい要求があります。これらの厳しい要求に一つ一つ応えて行くことによって、会社の成長も貴方の成長ももたらしてくれます。
 その基礎・基本に蓄積してきた我が社全体の技術力(ここいう技術力は広い意味での技術力を指し各人がもつ技術力を集積したものをいいます)と貴方の技術力(ここは狭い意味の一個人の技術力)があります。そして、我が社の持つ技術力(両方の技術力)を積極的にお客様に提案・提供することによって個別の要求に応え、良いものづくりをすることが「お客様第一」となります。
 
 「お客様第一」があれば、第二、第三があります、それは、我が社第二、自分第三、の”順”です。実際の場面では、このことを忘れないようにしましょう。
 
<この「お客様第一」は他社や商店でもよく見かけますが、業種・業態によってその意味はかなり違いますが、この”順”は全く同じで”順”を間違うと、会社や商店を危うくしてしまいます>

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