精神科医としての人生

皆様には大変ご無沙汰しております・・・また少しずつ訪問させていただきたいと思います.

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僕は朝に弱い。

本当は、早朝にブログの更新や勉強、仕事を終えて出勤したいのだが、
どうにも眠い。
夜更かしせず早く床に就けばいいのだが、
深夜に、読書や仕事を進めてしまう。
自分でも「深夜の生成時間」などと言ってしまうから、
駄目なのである。

眠い目をこすりつつ、
コーヒーを飲んでテンションを上げて、
今日も出勤!

午前も午後も外来であった。
患者数は60人前後。
朝は苦手でも、
診察室に入ると、全く集中力が途切れなくなる。
脳のモードとは本当に不思議だ。

診察後はいつもの如く、書類を書きまくって、
病棟を廻って、入院患者の診察を終えた。
同僚たちと医学の話や雑談などをして、帰宅。

久々に、映画『フェリーニの8 1/2』が見たくなった。
人生で最も感動した映画である。

 フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini、1920年1月20日 - 1993年10月31日)は、
 イタリア・リミニ生まれの映画監督、脚本家。映像の魔術師の異名を持つ。
 『道』『甘い生活』『フェリーニの8 1/2』『アマルコルド』などが代表作。
 1993年に死去し、葬儀は国葬として執り行われた。

『フェリーニの8 1/2』は1963年のモノクロ作品(イタリア語)。
スランプに陥った映画監督の過去の記憶や夢、幻想と現実生活との交錯を
映像化した、画期的作品。
映画の最高傑作であるばかりか、
芸術作品の中でも驚異的な奇跡と僕は思っている。

この映画には一応、映画監督のスランプというテーマはあるが、
ストーリーというよりも、
「グイド」という映画監督(フェリーニ自身の投影と言われている)の
心的世界(表象)からなる、イメージの洪水である。

ストーリー性、他者的視点が曖昧なため、難解であるという人も多いが、
「イメージの洪水」と捉えれば、これほど直感的な映画はないのではないか。
つねに一人称的視点で語られ、
 映画製作に追われる「今」
 これまでに歩んできた「過去」
 現実から逃れる「夢」「幻想」が、
様々に交錯する。

人間の心的現実をここまで捉えきっている作品が存在することは、
本当に奇跡的なことだと感じる。
クオリア(私たちが、意識にある状態で感じる様々な質感のこと)が、
洪水のように押しよせてくる!

脳科学者の茂木健一郎氏が著作で語っていたかもしれないが、
われわれの意識とはクオリアの塊のようなものである、とさえ思えてくる。
僕は、様々なクオリアに満ちたこの作品は
意識そのものだ!と感じることもある。

「イメージの洪水」と思って、『フェリーニの8 1/2』を楽しもう!

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こんばんは。最近ブログを始めたばかりの者です。 好きなフェリーニ監督をキーワードにここにたどり着きました! このフェリーニ監督の記事を読んで「わかるわかる!」と感じ、コメントを残したくなりました。フェリーニ作品に、監督自身の子供の頃の記憶、夢、想像、たくさん人の人生や感情を垣間見えたり・・・やはり、脳(心)のイメージが炸裂していますよね! 監督の作品は私の心にとてもとても響きます。 もう一度、フェリーニの8 1/2、そのほかの作品をじっくり観たくなりました お粗末なコメントですいませんでした〜。

2006/5/26(金) 午前 1:17 [ pla*gi*li*009 ] 返信する

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playgirlie009さん コメントありがとうございます。フェリーニのイマジネーションの豊かさには本当に驚かされます。

2006/5/26(金) 午後 10:41 あるつと 返信する

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クオリア日記から、飛んできました。 映画と精神科医の先生という組み合わせは、すごく良くわかります。 映画には、人の心の奥底へ通じる出入り口がありますよね・・・ また、お邪魔させてください! 削除

2006/5/28(日) 午前 6:23 [ TOMOはは ] 返信する

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TOMOはは様、はじめまして。映画、音楽などは本当に心の奥底へ通じているなあと感じます。つたないブログですが、精神科医として感じたことを書いていければと思っています。そういえば、7月からの朝カルでは茂木先生が「脳とこころを考える」というテーマで講義をされますよね。私も茂木先生ファンの一人ですので聴講したいのですが、仕事が忙しくて、行けない可能性のほうが高いです・・残念。また、当ブログにもお越しください。

2006/5/28(日) 午後 8:10 あるつと 返信する

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Little Treeにいらいしてくださって、ありがとうございます! 私も、茂木先生のお話を、今年に入ってから朝カルで何回かうかがいました。 先日の河合隼雄先生との対談も、とても面白かったです。 私は、若い頃からなぜか精神科医の先生のお書きになった本を読むのが好きです。 何か、その必要があるから、ということなのかもしれません。 また、いろいろなお話を楽しみにしています。 削除

2006/5/29(月) 午前 1:17 [ TOMOはは ] 返信する

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