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同じアパート団地に住んでいる連続殺人犯と彼を疑う団地の隣人たちの話 【原 作】 カン・プル 【キャスト】キム・ユンジン → ソン・ギョンヒ 11棟201号室住人。ウォン・ヨソンの母 マ・ドンソク → アン・ヒョンモ 11棟202号室住人。貸金業者 キム・ソンギュン → リュ・スンヒョク 11棟102号室住人。 キム・セロン(2役) → ユ・スヨン 10棟302号 住人/ ウォン・ヨソン 11棟201号住人 チャン・ヨンナム → ハ・テソン 10棟302号住人 ユ・スヨンの母 自治会長 イム・ハリョン → キム・サンヨン アラスカ鞄店 主人 ト・ジハン → アン・サンユン ピザ店マロン 配達員 チョン・ホジン → ピョ・ジョンロク アパート警備員(夜勤) キム・ギチョン → ファン・ジェヨン アパート警備員(日勤) 【ストーリー】 塾の帰り、母から迎えに行けなくなったという電話を受けた中学生ウォン・ヨンソ(キム・セロン)が自宅アパート近くのバス亭で降りると、折りしも雨が降ってくる。家路を急ぐヨンソを遠巻きに車から見る男。車がヨンソの横に止まり、運転手と話したヨンソは車に乗り込む。そして、ヨンソはそのまま消息不明になり、翌日バラバラ遺体となって発見される。 カンサンアパート11棟201号室の住人ソン・ギョンヒ(キム・ユンジン)が夕食の支度をしていると、ガチャリとドアが開き、娘ヨンソがずぶ濡れで帰ってくる。ヨンソの「ただいま」という声に凍りつきひたすら怯える母ギョンヒ。連続殺人事件の3人目の被害者として殺されたヨンソが週に一度に帰ってくるのだ。 アラスカ鞄店の店主サンヨン(イム・ハリョン)がテレビを見ている。ニュースではこの近所で10日ごとに起こっている連続殺人事件の3人目の被害者、14歳のウォン・ヨンソのバラバラ遺体が発見されたと報じている。サンヨンは遺体の発見現場映像に映った赤い旅行鞄に気覚えがあった。10日前に怪しげな男に売った鞄にソックリだったため。警察に通報しようとするが、厄介ごとはごめんな妻に止められ思いとどまる。 11棟102号室にピザ屋マロンのアン・サンユン(ト・ジハン)がピザの配達に来る。住人は陰気臭い不気味な男リュ・スンヒョク(キム・ソンギュン)。今回で3回目の注文。4回注文すれば1回無料になるクーポンにスンヒョクからのサインを貰う。サンユンを追い返すように帰したスンヒョクが地下室にピザを持って行くと、そこにはヨンソが。家に帰してくれと懇願するヨンソに激高したスンヒョクがヨンソに襲いかかる。 サンユンは11棟102号室からの配達の帰りに10棟302号室住人スヨン(キム・セロン(2役))と出会う。雰囲気は違うが11棟201号室に住むヨンソとソックリだ。帰ってきて連続殺人事件のニュースを見ていたサンユンは、ふと10日ごとに11棟102号室にピザを配達していることに気づく。 アパートの駐車場、11棟202号室住人アン・ヒョンモ(マ・ドンソク)。いつも自分が勝手に停めている優先スペースにリュ・スンヒョクの車が停めてあったのでイザコザを起こす。不気味に言い返そうとしたスンヒョクは、ヒョンモの腕に刻まれた刺青を見て押し黙る。 スヨンの母、10棟302号室住人ハ・テソン(チャン・ヨンナム)はアパートの自治会長だ。ゴミ出しのルールを守らない住民がいるとファン警備員(キム・ギチョン)に文句を言いにいく。渋々ゴミ整理を始めるファン警備員は、11棟102号室のリュ・スンヒョクの出したゴミの中からヨンソの名札を見つけ、スンヒョクを訪ねる。そしてそのまま行方不明に。 日勤のファン警備員が出勤しないことで、夜勤として働いていたピョ警備員(チョン・ホジン)が日勤も勤めることになる。ヨンソとソックリなスヨンはピョン警備員と親しい。ファン警備員の失踪を不思議に思うピョン警備員。そして彼の傍にはいつも読書をする男がいる。そして、ピョン警備員もまた、一ヶ月に数十万ウォン台の上下水道代を払っているスンヒョクを怪しがる。 アパート住人である少女の死、そして10日間隔で発生する連続殺人事件。犯人の糸口が見つからず、カンサンアパートの隣人たちは恐怖に震えるが、そうしている間、隣人たちは、別々の視点から11棟102号室の男、リュ・スンヒョクを疑い始める。数十万ウォン台の上下水道料金を払い、事件発生日のたびにピザの出前を頼み、そして、死体が入れられたカバンと全く同一のカバンを買って行った男。 そして、殺人魔もまた、隣人たちの疑いの気配に感づき始める。アパート内、2人目の少女の死を防ぐため、隣人たちの最後の対決が始まる…。 【感想】 もはやおなじみ、カンプル作家の漫画が原作の映画作品です。 何の前知識も入れずに観たので、時系列が行ったり来たりするのに、追いつくのが大変でした^^; どうも、最初の肝心なテロップ1行を見逃したようで(笑) 帰ってくるヨンソに母ギョンヒが怯える理由に、かなり後から気づいたという… 我ながらあきれる観方をしてしまいました^^;; 韓国には「隣の家の箸の数がわかってこそ隣人」(そんな感じの)ことわざがあるそうです。 でもね、今は、隣人に関心を持たれるのも億劫で、隣人に関心を持つのもご法度…な世の中ですよね。 あ、ご年配の方々の交流があると、とんでもない情報仕入れてくる時ありますけどね(爆) ホント、爺さん婆さんの茶飲み話は侮れない。。。 この映画にしても… 個々ではそれぞれ、11棟102号室の男が怪しい…と思っているわけですが、 “怪しい”を総括する場がないんですよ。交流がないから。 箸の数は知らなくてもね、井戸端会議の場は必要なようですね。はい。。。 この『隣人』、興行成績250万越えだそうですな。 スリラー人気健在ですねぇ、韓国。 オイラは「一対一の神経戦」みたいなのが好きなので、ちょいとイマイチな感じでしたが。 熟練工の役者さんたちのおかげで安定してみることは出来ました。 この映画は犯人が誰かを見つけ出す映画ではなくて、 犯人ありきで、隣人たちの群像劇を見せたいわけですから、その部分をあじわうと良いかと。 憎き犯人像は、もはや最近出ずっぱり状態のキム・ソンギュンが、余すところなく演じてくれております。 オイラはカンプル作家の原作漫画を読んでませんので、 映画でこの作品の世界を味わうしかなかったわけですが、 おそらく、漫画だからこその…読者の想像力というか、行間の恐怖感?みたいなものが、 若干映像化のために薄まっているのかな?と思ったりしました。 ラスト…エンドロール前のシーンは、 “隣人”たちの猛追撃よりもはるかに強烈に犯人が追い込まれていた様子がわかって… ある意味、この映画、最強の恐怖ですね…。 漫画が原作である映画の、映像化の難しさも感じつつ、 なかなか良くできたサスペンススリラーだとも思います。 お時間があればご覧になってみてはいかがでしょうか^^
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