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ミソジのぼやき…見ないで下さい...
ご無沙汰している間に、オイラを「おばちゃん」と呼ぶ権利を有する者が一人増えたんですよ(笑)

書庫【韓国映画】感想

連続殺人魔の猟奇的な殺人行為ではなく、
殺人者と彼の息子が体験する心理的苦悩に焦点を置いたスリラー

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【キャスト】マ・ドンソク   → イム・ジュヒョブ
      アン・ドギュ   → イム・ヨンホ ジュヒョブの息子
      キム・ヒョンス  → ハン・ジス  ヨンホの同級生
      キム・ミンソ   → ミヒ  ヨンホの担任教師

【ストーリー】
ある理由のために、田舎町で暮らすジュヒョブ(マ・ドンソク)。息子ヨンホ(アン・ドギュ)は父ジュヒョブの職業が犬飼いだからという理由で、同級生から馬鹿にされ仲間はずれにされている。しかしヨンホは、強面で、せっかく作ったチゲを旨いとも不味いとも言わずただ黙々と口に運ぶような無口な父のことが好きだ。
 
 そんなある日、ヨンホのクラスにジス(キム・ヒョンス)という少女が転校してくる。ソウルから来たジスは、同級生たちとなじむこともせずに、どこか孤独を抱えているようだ。大きな屋敷に住み、何不自由なく見えるジスだが、エリートな父親は身勝手にジスとジスの母を捨ててアメリカで暮らしていて、ジスの母親はそのことで傷つき荒れている。母親のいないヨンホ、父親に捨てられたジス、2人はお互いに共感するかのように徐々に距離を近づけていく。

 ジスと出会ったことでヨンホの生活に光が見える。淡い恋心。しかし、そんなヨンホを父ジュヒョブは快く思うことができない。ジュヒョブが田舎町で暮らす理由は、彼が過去に犯した罪から逃げるためだ。連鎖殺人魔という正体を隠すジュヒョブの殺人本能を眠らせた唯一の存在はヨンホだ。そのヨンホに出来た特別な友達ジス、彼女こそまさにジュヒョブの真の正体を知っている唯一の人間なのだ。

 ジュヒョブの恐れは現実となり、ジスはジュヒョブの正体に気がついてしまう。また偶然にヨンホは父がひた隠しにしてきた一面を目撃しまい、葛藤が襲う。そして、父子の間に生じる亀裂。結局、ジュヒョブは、自分と息子の幸せを台無しにする事実を知るジスを消すことに決める。彼女によって目覚める彼の殺人本能。自分と息子のために、あの子を処理せねば。




【感想】
重い映画の感想書きを避けようとしましたが…
よくよく考えてみたら、重い映画の鑑賞本数が圧倒的に多い、という事実にぶち当たりました^^;
今後、適度に混ぜて書いてみます。

この映画も…韓国で実際に起こった事件がモチーフの映画。
2009年に逮捕された京幾西南部連続殺人事件(カン・ホスン事件)。
事件の詳細を知りたい方は…検索してみてください。
この映画は、連続殺人事件を扱った、数々ある韓国映画の、
いろんな要素がまとめて入っているような事件、ということでも騒がれたようです。
方法は『殺人の追憶』、動機は『チェイサー』、生活環境は『公共の敵』という感じで。

ん〜。にしても。
今まで何本の「実犯罪モチーフ」韓国映画の感想を書いたことやら…。
ここ最近の感想文が、立て続けにそうだったせいもあるんですが、なんだか気が落ち込みます。
実犯罪ベースの映画は完全フィクション映画よりも確実に脳裏にこびりつきますね…。
実際に事件に巻き込まれた被害者がいらっしゃるので。
やっぱり当分「実犯罪モチーフ」の感想は一時休止にしようかな。
最近『ソウォン-願い-』も観たんですが…(涙)

では、本題。
映画『殺人者』の感想です。

監督さんの第1作目作品で、本編時間が76分という長編映画としては短尺ですから、
端的に上手くまとまっているのか、時間が持たせられなかったのか、そのどちらかだと思いました。
…正直、期待薄感、バリバリだったんですがね。すみません^^;
でも主役があのマ・ドンソクで、マ・ドンソクが連続殺人魔役というなら、
韓国映画ファンとしては観ないわけにはいかないじゃないですか。

どちらかと言うと“いい人”には見えないマ・ドンソクが、
いい人であったり、人情に厚かったり、という意外性が今までの映画のマ・ドンソクの役割でしたから。
でも今回は…ガッツリな感じでしょう?
なら、観るでしょ!^^
ポスターをご覧くださいな。
この圧迫感ある重苦しい苦悩の表情と、その後ろには連続殺人魔たる悦に入る表情…
ついにこんな映画がやってきた、的な印象を持つじゃないですか!

しかしながら。

オイラの感想は…「う〜〜〜〜ん」なわけですよ。
とにかく、マ・ドンソク演じるジュヒョブの感情が見えない演出なんですよ。
息子ヨンホから見れば、寡黙すぎるほど寡黙な父です、ジュヒョブは。
それでも父を慕うし、父を大切にするし、父のことが好きなヨンホの心は見えるんですがね。
ジュヒョブも、寡黙ながらも息子との生活を大切にする姿も感じるんですがね。
それに、最初に起こした殺人によって精神的に追い詰められてるのも見てとれるにはとれるけども。

映画を観終わったあとに、
釈然としないので…実際の事件の概要を調べて読んでみて、
「あ〜、そういう背景があって、あの演出なのか」とわかるようじゃ映画としてはいかがなものか?
結構真剣に観たつもりなんですけども、あとでこの映画の解説(某レンタル社)を読んで、
「あ、多重人格者ってこと?」とわかったから、後付けで納得できた次第^^;
でもですね、多重人格の変わり目が、分かりずらいんですよ。かなり。

感情表現、抑制させすぎな演出ですよ。
連続殺人魔としての衝動を抑えるためには、すべての感情を抑制させなければ生きられない…
そういう意図なんでしょうけども。
殺人鬼としての本能を抑えつけて息子と真っ当な生活を送ろうと努力して苦悩する姿…
そこを本題にしようとしてたんでしょうけども。
寡黙すぎる父親が子供との生活のために殺人衝動を抑えつけている…というのも、
正直、映画のあらすじ読まないと感じ取れないかも。
まぁ、分かりずらかったわ。。。

一方で、『お前らは包囲された』に出演していたアン・ドギュ演じる、
息子ヨンホの葛藤は丁寧に描かれていると感じました。
寡黙で表現が不器用だけれど自分に愛情を注いでくれている父の隠れた本性を知ってしまう息子。
母を失った理由。この父親の血を引き継いだ自分。
一度に多くの苦悩がヨンホを襲うわけです。
いい演技してるんですけども…あまりにね、映画自体が雑な作りなのよね^^;;;

ぶっちゃけて言えば、センスないわ、この監督。
なんでこの2人使ってこんな映画の出来になっちゃうのかしらね…。
オイラの読解力(鑑賞力)がないのは承知の上ですが^^;;
たぶん、この映画を手に取った皆さんが満足できるマ・ドンソクの姿…
ではないことは確かだと思いますよ。

久方ぶりに毒吐き映画感想になってしまいましたね^^;
名脇役と言われる俳優さんが「主役をやりました」と聞くと、
いつも主役やってる俳優さんが主役やるよりも…
なんていうか…「上手に作ってあげてください、監督さん!!!」って気が多くなるので。
こんなの作られると頭に来るんですよ!…熱すぎ????(笑)
あ、「こんなの」は言い過ぎましたけどね^^;;;
でもとにかく、この映画はストーリー展開がうまくありません。
おそらく当たらなかったと思いますが、マ・ドンソクのせいではありません!
ちょっと当たったのなら、マ・ドンソク見たさの観客のおかげです!

良いシナリオに出会えますように!!!
心底願っておりますよっ^^
asa_kndr
asa_kndr
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