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ミソジのぼやき…見ないで下さい...
ご無沙汰している間に、オイラを「おばちゃん」と呼ぶ権利を有する者が一人増えたんですよ(笑)

書庫【韓国映画】感想

5人の犯罪者の父に育まれた少年という破格的素材を基に、隠された真実とその過程で爆発する人間の内面を吸引力あるストーリーと強烈なアクション、力ある演出で描き出した作品

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【キャスト】ヨ・ジング      → ファイ
      キム・ユンソク    → ユン・ソクテ 白昼鬼 リーダー
      チョ・ジヌン     → ユン・ギテ  白昼鬼 運転専門
      チャン・ヒョンソン  → イ・ジンソン 白昼鬼 設計係
      キム・ソンギュン   → トンボム   白昼鬼 行動派
      パク・ヘジュン    → ボムス    白昼鬼 銃器専門狙撃手
      イム・ジウン     → ヨンジュ   ソクテの妻
      キム・ヨンミン    → チェ・ジョンミン 広域捜査隊刑事

【特別出演】パク・ヨンウ     → チャンホ     汚職刑事班長
      イ・ギョンヨン    → イム・ヒョンテク
      ナム・ジヒョン    → ソ・ユギョン 女子高生
      ムン・ソングン    → チョン・スンギ会長 JNU建設 インチョン(仁川)


【ストーリー】
 暗闇の中、逃げ回り悲鳴を上げる少年に、牙をむき出しにして少年に襲い掛かる怪物。
「何かがいた。その長く伸びた暗闇の中に…」

 1998年春。誘拐事件の現金受取り失敗した犯罪集団“白昼鬼”。逃走過程で、一人の警官の命を奪い、また別の一人の警官チェ・ジョンミン(キム・ヨンミン)の腹と顔に傷を刻み、あざ笑いながら立ち去る。問題は植木鉢の中に隠した誘拐してきた子供だ。「殺そう」「生かそう」仲間内で意見が割れるが、リーダーは瀕死の子供を殺すことを許さなかった。その後も次々に鮮やかな手口で犯罪を重ねる白昼鬼一味。

 2012年冬。相変わらず残忍な手口で強盗事件を起こす白昼鬼。押し入られた男が機転を利かせて通報システムを作動させると、何の容赦もなくその男を殺し、死体の指で金庫の指紋認証を開錠する。白昼鬼が車で逃走し、それを追う警察車両。警察は分かれ道で一味の車を見失うが、ふと見ると一方の道に自転車から転げ落ちてみかんを散らばしている男子学生(ヨ・ジング)の姿。それを見て警察車両が彼の横を通り抜ける。みかんを拾い集める男子学生。

 家路についた彼は家の近くのバス停で降りるが、そこで自転車のチェーンが外れて困っている女子高生ユギョン(ナム・ジヒョン)に出会う。内気な性格のため声をかけるのをためらった彼が通り過ぎようとすると、ユギョンは「ちょっと!あんた!」と声をかける。途中まで帰り道が一緒だった2人。別れ際、ユギョンが彼に名前を聞く。彼は「ファイ。ファイだ。」と答える。「ファイ?変な名前ね」と笑うユギョン。

 アジトの植物園で強盗してきた金を計算する白昼鬼。冷酷で冷たいカリスマリーダーのソクテ(キム・ユンソク)、運転専門どもりのギテ(チョ・ジヌン)、理性的で緻密な犯行計画設計者のジンソン(チャン・ヒョンソン)、冷血な行動派のナイフ使いのトンボム(キム・ソンギュン)、銃器専門狙撃手のボムス(パク・ヘジュン)の5人。最近、理詰めで安全な方法をとるべきだと主張する設計者ジンソンと直感で動くカリスマリーダーのソクテの折り合いが悪い。この2人の対立に他の3人は口を閉じるだけだ。

 家に戻ってきたファイ、そここそが白昼鬼のアジト。ファイと友達のように接する狙撃手ボムス。ファイを心配して溺愛するどもりのギテ。男は財布がパンパンじゃなきゃ!と5万ウォンの札束をお小遣いに渡す行動派トンボム。優しく気遣いの態度で接する設計者ジンソン。そして、淡々と「ご苦労だった」と声をかけるリーダーのソクテ。ファイは5人それぞれを「父さん」と呼ぶ。彼は学校に通う代わりに5人の父が持っているそれぞれ違ったスキルと長所を習得しながら、他の子供とは全く違うように育った。

 自分の過去を知らないまま、あたかも平凡な学生のように過ごしてきたファイ。しかし、ファイが5人の父ぐらい強くなることを願うリーダーソクテは、ある日犯罪現場へファイを連れて行く。そこは、ソジンセメントの代表イム・ヒョンシク(イ・ギョンヨン)の自宅。そこでファイは初めて人を殺す。殺した相手が自分にとってどんな存在であるかもわからずに。

 一発の銃声が鳴り響いたその日以後、隠された真実と向き合うことになったファイ。彼を囲んだ全てのものが変化し始める。




【感想】
前評判も良かったですし、話にも興味ありそうでしたから、
当然◎(最大おススメ)になるんだろうな〜と思っていたんですがね。
(キム・ユンソクは苦手なだけで、実力は認めてるんですぅ〜笑)
正直、1回目の視聴では「○」でしたが、2回目視聴で「◎」に昇格^^
ネタバレしますよ、完全に(笑)

白昼鬼5人組は、言わずもがな、の演技力でございますが、
ヨ・ジング…演技がすこぶる上手なんですね、感情爆発。
この映画の撮影時、15才ですって!あまりに上手なので韓国名物
「制服着れる年はとっくに過ぎてますけど」パターンだと思ってました^^;

この映画、「5人の父親」「実は被害者である息子」という設定と、
キャスティングに成功した時点で、当たりを確信してたんじゃ無いですか〜監督様(笑)
この監督さん、世間が思うその役にピッタリな俳優アンケートの結果第1位…
みたいなキャスティングを成功させますよねぇ。
『カメリア』の『Love For Sale』で、カン・ドンウォンとソン・ヘギョ使った監督さんでしょ?
キャスティング能力に長けているというか…裏返せば冒険はしないというか…(笑)
とにかく当然の安定感ですよ、白昼鬼5人組。
オイラも白昼鬼の面子を見て期待しましたよ、当然。
でもちょっと、役設定がドハマリ安定感ありすぎて、つまんないっちゃ〜つまんない気も^^;;
ギテ役のチョ・ジヌンも『ベストセラー』でやってますしね、こういうタイプ。
ま、オイラ、ギャップにやられるタチなので(笑) オイラの好みから言えば、という話です^^
これが1回目「○」どまりだった理由の一つです^^;;;

邦題は『ファイ 悪魔に育てられた少年』、
原題は『ファイ 怪物を飲み込んだ子供』なんですが。
どうですか?この2つの印象の違いは???
映画観終わった後にこの2つを見比べてみると…確実に原題の方が刺さりますよ。
まぁこれね、邦題もうまい具合に意味含ませてるんですよね?
育てた側が「悪魔」ってのと、育てられた少年が「悪魔」ってのと。
この映画での「怪物」とは…
キム・ユンソク演じるユソク自体が人間性を失った「怪物」であると同時に、
恐れ・怒り・罪悪感の象徴が「怪物」として登場するわけです。
人間としての感情を持っているからこそ「怪物」が見えて、その怪物に怯えるわけですよ。
だから…自分自身が怪物になってしまえば怪物は見えない、というユソクの原理が発生する。
怪物に怯えていた自分が、怪物になって怪物を恐れなくなったように、
怪物に怯えるファイを、怪物が見えないようにしてやることが、ファイの救いになる…とね。

一般感覚から言えば、
殺人スキルを身につけさせて、怪物にすることが「愛」とは到底考えられませんけども、
ユソクにしてみれば、それが「父の愛」だったのかもしれません。
血のつながりのないファイを「あいつは俺に似た」というユソク、
暴力という支配力で縛り付けた妻に「全部与えてやっただろう!」というユソク、
何一つ手段が正しくないけども…ユソクなりには愛だったんでしょう…か。

そんな愛され方をされてしまったファイは…怪物になるしか道が無いように思えますが…
ユソクが必死に自分とファイとを重ね合わせようとすればするほど、
生まれながらに本能的に持ち合わせた…実父の「清い血」が…ファイ怪物化計画の支障となるわけです。
その血を払拭させるため、ファイの中に育ててきた怪物を覚醒させるため、
ファイに実父イム・ヒョンシクを殺させる…。
…まだご覧になっていない方は、イム・ヒョンシクを殺した後のファイの顔、ご覧くださいね。
覚醒した怪物ファイがそこにいますから。。。

問題は、イム・ヒョンシクがファイにとって実父ということです。
ファイは、自分に実父を殺させたユソク含め5人の父親への不信感爆発。
そこからファイの“Why?”が始まるわけです。
「なぜ自分を育てたのか」「なぜこんな風に育てたのか」「なぜあんなことをさせたのか」
ユソクの起爆剤は、ファイの怪物部分を覚醒させたと同時に、ファイの自我も目覚めさせてしまった。
設計者ジンソンは、まだね…ファイを思ってるように見えるけども。
今までこういう風に育てられてきたのをそのまま見ていたくせに、いまさら正論かざされてもね…。
ファイに対してではないけど、イム・ヒョンシクを「殺せ」って最初に言ったのはジンソンだしね。
イム・ヒョンシクがファイの実父であることを知りながら。
イイ父親ぶっておきながら…“Why?”ですよね…。
ま、ギテはね…彼なりの判断能力の限界で愛情を注いだかな。善悪の判断はつかなかったけど。

劇中でファイは真相を知って「ウェ?!(なぜ?どうして?」と連発しますが、
監督さん曰く、ファイという名前は“Why?”からつけたそうです。
劇中ではファイの木が名前の由来なことになってますが、ファイの木ってのは存在しないそうです。
ツバキの葉っぱにボケの花がついてるような木でしたけど。

そんなこんなで基本的に、救いの余地がなくてもいい集団なんですけども、白昼鬼連中は。
で、1回目「○」どまりだった理由がまた一つ。
とにかく、“血に勝る縁はない”方向で中盤以降の話が展開するわけですよ…。
あっという間に5人の父親を敵認定する。変わり身早っ!と思って○だったんですが。
考えてみれば17歳だものね。
白昼鬼が自分を誘拐したせいで、実の父母がどれだけ辛い思いをしたのか…
そんな思いも知らずにノホホンと和気藹々で生きていた自分の現状に呆然として…
その現状を作り出した5人の父親に敵意が向くのは当然ちゃ当然ですね。
まして、実父を自分が殺したことで実母が自殺を試みるわけだからね…。衝撃が大きいですね。

それはそうと。…白昼鬼の親バカっぷりが半端ないのも事実です。
とんでもないカーチェイスを展開したファイとどもりのギテ…
結果的にファイに殺されかけたのに、
同乗していたトンボムは「アイツ、俺たちを殺そうとしたよなっ!」と興奮気味だし、
ギテは「俺が教えたんだっ!」って…息子が親を超えた瞬間に立ち会ったように、2人とも嬉しそうに。
殺されかけてるんですけどね、息子に。
ギテからは運転技術、トンボムからはナイフ使い、ボムスからは射撃能力を引き継いで、
ジンソンからは設計能力を引き継いだファイ。
倉庫に呼び出して、JNUと白昼鬼を自滅させるなんざ〜設計能力でしょ。
でもファイ…JNUは撃つけど父親たちは撃たないんだよねぇ。。。
このときのギテとトンボムには泣かされました^^;
「パパが…ごめん」なギテも泣いたけど、満足そうなトンボムにも泣いたわ〜。

で、ソクテからは引き継ぐべきは何の能力なのか。
「怪物」ですかね?冷酷非情な心。
ファイの心を殺すために、ソクテはもう一段階、起爆剤を投下するわけですよ。
実母を殺されたファイは…怒りと悲しみで、心が死に掛ける…すなわち本物の怪物になる寸前。
そして結果…ファイはソクテの思惑通りに怪物になってしまうんですね。
ソクテの命と引き換えに、怪物を譲り受けてしまったでしょう。
あのタイミングの発砲は。自らの意思で、自らの手で、ソクテを殺すわけですから。

「怪物」になってしまったファイは「怪物」として生きていくのか。。。
ここで原題の『ファイ 怪物を飲み込んだ子供』が刺さってきます。
もう体内に怪物は居る。目を覚ました怪物がファイの中にはいる。
とてつもない犯罪スキルと冷酷な心を持ち合わせた怪物が。
でもそれが出てこないように、喉元で押さえ込んでる…そんなイメージを想像しました。
赤ちゃんって、体に害があるもないも、お構いなしに口に入れるじゃないですか。
白昼鬼に育てられる前の記憶が無いなら、赤ちゃんも同然でしょう?
犯罪スキルを身につけるほどに父親たちから褒められて喜ばれたファイは、
事の良し悪しもわからないで怪物要素を体に取り込んでた、というか。
原題をつけた人が、お上手でしたね(笑)

アクションシーンも見ごたえあります。
なにせ武術チームにチョン・ドゥホン氏を召集してるくらいですからね^^
後半はアクション映画にしたい気マンマンっぷりが…鼻につくくらい激しいです(笑)
15歳にここまでやらせますか?!程度に、後半はアクション三昧。
ま、白昼鬼のうち最低限3人は…アクションシーン参加は対象外な感じですからね。
誰とは言いませんけど、こういう場合、年功序列でモノ言いますよね、普通^^;


とにかく。
これだけの長さ書くということは、面白かったということです(笑)
でも、それでも、あまりにガチハマリなキャスティングは、
オイラの好みとしては物足りないかな。得意のアマノジャク発想ですが^^;;;

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