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からの続き
【東宮殿 光海君執務室】
ドッキョンを探した光海は、自らが王座にすわるための決定的な後押しをお願いする。
光海 「お願いします、領中枢府事!今、承政院(スンジョンウォン)に入れるのは大監だけです」
ドッキョン 「それは無理なお願いです。私の持つ権限を越えていることを御存知でしょう?邸下」
光海 「わかっています。だとしても、私はそうまでしてでも、王室の悲劇を防ぎたいのです。血風を吹かせたくないのです。私とヨンチャン、皆のために」
光海 「御座を置いてお互いが刃を向けて争わないためにです!」 うつむいたドッキョンは「邸下…」と言って苦悩する。
光海 「私は過去16年間をひたすら耐えてきました、大監。」
光海 「いつかこの国の王たる王になるため、私の民を守る王になるために。ただの一瞬たりとも、その決意を忘れたことはありません。」
光海 「そんな私が、その座に就く資格がないと思われるのなら結構です、去ってください。しかし、私を信じるのならば、助けてください」
光海 「王室の悲劇を防ぐことができるように。私が王になって、最後まで悲劇を回避したい、と言っているのです」とドッキョンに懇願する光海。
光海の言葉にドッキョンは、「そのお言葉。信じてもかまいませんか?」と尋ねる。
ドッキョン 「大君様を守るという言葉、お互いが刃を向けて争わないという言葉、すべてお守りいただけるのですか?」と問い返した。
光海 「そうです。私の国ではそうなるでしょう。誰も傷つけることはしません!」と力強く答えた。
帰り道。
ドッキョンは忙しく王室を行き来する兵士らを見て光海の言葉を思い出す。
光海 「血風を吹かせたくないのです。私とヨンチャン、皆のために」
しかし「だが…これは…」と心でつぶやくドッキョン。 ナム師古の預言書の存在を知っているドッキョンにとって、 これこそがまさに預言書に書かれている内容に合致すると知っているための懸念だ。
悩んだ末…
承政院の記録保管室に向かったドッキョン。
そこに保管されている1通の封書をまじまじと眺める。
その頃、光海、ドッキョンの決断を待つ。
皆を生かす方法。
それはあくまでも、自らが王として君臨する治世での話だ。
「王になって王室の悲劇を防ぎたい」という言葉は、すなわち、王になれなければ悲劇を起こすという話だ。
【武装団の捕縛】
その頃、光海からの密命を受けたユ・ヒブンが、私兵と共に山中で激しい血戦を繰り広げていた。
ヒブン 「時間がない!一人たりとも逃さず捕らえろ!すべてだ!!!」と叫ぶ。
【王宮 後苑】
一人でポツンと座っているジョンミョン。
王宮を散策していた光海は、後苑に隠れて一人で思いつめた表情をしているジョンミョンを見かけ近付く。
光海はジョンミョンに「私たちの幼い公主。ここにいたのか?」と声をかける。
ジョンミョンは驚いて立ち上がり「お兄様…」と元気のない言葉を返した。
〜その頃、女官が「中宮様!」と叫びながら、取り乱した様子で中宮殿に向かっていた〜
光海はジョンミョンをじっくり眺めて、
「どうして隠れているのだ?ここは鬼ごっこする時に、逃げる場所だろう?」と尋ねる。
ジョンミョンは顔色をうかがうと「怖くて…」と小さく答えた。
この言葉を聞いた光海が「怖い?」と聞き返す。
するとジョンミョンは泣きながら、
「父上様がお亡くなりになって、怖い夢を見ます。夢で弟が殺されました。恐ろしい人たちが弟を…。
お兄様、違いますよね?これはただの恐ろしい夢ですよね?弟は大丈夫ですよね?」と尋ねた。
光海 「そうだとも、ジョンミョン。それはただの夢だ」と言って、
コクンとうなずき、「そんなことは起きない」と言った。
そうした後、身をかがめて、おいで…というように両手を広げて「ジョンミョン…」と呼び、
これに対しジョンミョンが近付くと、小指を差し出した。
光海 「さあ、この兄がお前に約束する。絶対にそんなことは起きないと。お前の兄を信じられるだろう?」と尋ねる。ジョンミョンはコクンとうなずいた。
指きりをする光海とジョンミョン。
光海はやさしく静かにジョンミョンの顔を撫でて微笑む。
【中宮殿】
ユ派のユ・ヨンギョン、インモクの父キム・ジェナムらは中宮殿を訪ねて、
インモクにヨンチャン大君を王にするという教旨(国王の公式命令書。国王崩御時は王妃が代筆)を書かせる。
教旨を受け取ったユ・ヨンギョンは「ただちに教旨を下教する段取りをしろ」と部下に命じ、
インモクに対して、「これで世子を廃位させることが…」と言いかけた。
その時、部屋に大妃付きのチョ尚宮が取り乱した様子で駆け込み、
チョ尚宮 「中宮様…ジョンミョン公主様がいらっしゃいません!公主様が!」と泣きながら報告する。
インモク 「なんですって!」と愕然とする。 ユ・ヨンギョン 「中宮様、下教の御準備を!」と迫るが、
インモク 「どういうことだ!公主がどうしたのだ!」と声を荒げる。
だが、チョ尚宮は泣くばかり。
ユ・ヨンギョン 「中宮様―――!!!」と迫る。
インモク 「だめです!公主が見つかるまでは、だめです!!!」と言い切って、部屋を出て行く。
ジョンミョンを探すために庭に下りて、取り乱した様子で、ジョンミョンを探せ!と叫ぶインモク。
【中宮殿 庭】 そこに集まる皆が、ジョンミョンがいなくなったのが光海の仕業だと思っている中、
光海 「この子をお探しですか?中宮様」と言いながら、ジョンミョンの手を引いて入ってくる。
さも心配していたかのようにジョンミョンの祖父ジェナムは「公主様!」と叫ぶ。
心の底から安心したインモク。
大人たちの大騒ぎはどこ吹く風で、ジョンミョンは「母上様!」とニコニコ笑いながら戻ってきた。
娘の顔を見てホッとしたインモクは、光海に対し「どういうつもりですか、世子!」と問う。
光海は怒りを買う意味がわからないというような表情で、ジッとインモクを見たまま。
答えがないため、インモクは「世子!!」と声を荒げる。
光海はインモクを見据えて、
光海 「どういうつもり、とは?私がこの子といるのが、恐ろしいのですか?」と聞き返す。 心を見透かされたインモクは息を呑む。
キム・ジェナムが「無礼だぞ、世子!」と光海に食って掛かるが、
光海 「ひかえろ!府院君!恐れ多くも、誰に向かって!」と一喝する。
府院君キム・ジェナムは、光海の威厳の前に、息を飲んで立ち尽くすのみ。
引き続き、鋭い表情の光海は、
「何をなさっていたのか、私がお尋ねしたいのですが、中宮様。中宮様がなぜあの者たちといらっしゃるのですか?あの者たちと何をなさっていたのです?」と尋ねる。
ヨンチャン大君即位の教旨を書いていた…とは言えるはずもないインモクは不安げに光海を見る。
すると光海は、
光海 「そんなにも私が信じられませんか?」
光海 「私がこの子を傷つけようとしたとでも思いましたか?」
光海 「この私が!ヨンチャンを、と?!」と語気強く聞き返す。
光海がヨンチャンの元に刺客が入ったことを知っていたため、
インモクは光海の仕業だと確信して、ますます衝撃が増す。
ユ・ヨンギョン 「何をしている!世子を捕らえろ!大君を亡き者としようとした罪人だ!」とわめく。
光海は鋭い視線で彼らを見たまま、「同副承旨(トンブスンジ)!!!」と叫び、ユ・ヒブンを呼び入れた。
ユ・ヒブンが捕らえた武装集団を連行して入ってくる。縄を掛けられた集団がひざまずかされる。
インモク 「何だ、この者たちは!」と尋ねると、
ユ・ヒブン 「大君の居所に侵入した罪人達です!昨晩、大君を殺害しようとしたと白状しました」と言った。
衝撃を受けるインモク。
ユ派およびキム・ジェナムは、首謀者だと思っていた光海が刺客を捕らえたという事実に困惑。
インモクはヨンチャンの命が当然のように狙われているという現実を直視せざるを得なかった。 光海は鋭い眼差しはそのままに、インモクをじっと見め、
かすかにコクリとうなずき、ユ派やキム・ジェナムに悟られぬように、釈明の機会を要求した。
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