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【昌徳宮 インモク大妃居所】
インモク大妃は悪夢を見てうなされる。
夢の中、身重のインモクはおなかの子供を守るようにして、何かから逃げている。
その時、インモクの背後に、突然白髪老人が現れる。驚くインモク。 その老人は徐々に近づいて来ながら、
「その子供を守ってください様。差し迫るその日、胎中のその子を。必ず!」と忠告した。 ハッと夢から目覚めるインモク。 密かに保管していた箱から、腕輪を取り出して眺め、不安に駆られる。 【ムンギョン銀商襲撃事件】 夜、山中。無抵抗な民を皆殺しにして荷を襲う仮面の武装集団。
荷から出て来たのは銀塊。 身分制度のため鬱憤のたまった7名の庶子たちが組んで倭館から漢陽に運搬中だった銀を強奪したもの。
【光海5年(1613年)旧正月、文武百官の朝拝】
光海は王位に上がって5年、小正月に文武百官の朝拝を行った。
しかし、光海は便殿に入り愕然とする。 そこにいたのはユ・ヒブン、チョン・イノン、イ・イチョムら大北派重臣だけ数名。 侮辱と悲しみ、複雑な心境の光海は顔をこわばらせる。 【王宮 小正月宴会場】
忙しく宴会の準備をする使用人たち。キム・ゲシが来て「すべて片づけろ」と指示? 【重臣控室】 光海の召しを受けた重臣たちは、小正月の宴まで拒否した。
イ・ハンボク 「宴まで拒否して、殿下も大いにこたえるでしょうね?」
領議政イ・ウォニク 「どうだろうか。主上はこうでもして重臣たちと疎通する方法を学ぶべきだろう」と、
光海を無視した理由を明らかにした。 押し黙る漢陰イ・ドッキョン。
そこに大北派を引き連れた光海が入ってくる。
重臣たちを眺めて、光海 「皆で、ここにおられたのか」 と牽制する。
光海 「私の宴会は断っても、集まって分けあう美徳あるお話はあるようですね?」と、嫌味。
イ・イチョムとユ・ヒブンは、朝拝をボイコットした重臣の中にイ・ドッキョンがいるのを見て嘲笑する。
光海はドッキョンを凝視。 他の重臣たちはさておいても、イ・ドッキョンまでがボイコットするとは…な光海。
【王の執務室】
光海はイ・ドッキョンを呼んで、机に拳を叩き付け、怒り心頭。
光海 「だから皆が一つの心で群れを作ったということか!今回は卿まで!キョハ遷都に反対しようと?!」 ドッキョン 「殿下…。理由もなく反対ということではありません」
しかし、怒りが収まらない光海。
光海 「女真族ヌルハチが攻める機会を狙っている。だから今、キョハ(今の京畿道坡州市)に遷都しようとする理由がそれだ。いつ起きるかもわからない戦乱に備えるために!」 と、大声を張り上げる。
ドッキョン 「わかっています殿下!いつ起こるかわからないことに備えると言うのは。ですが、遷都には莫大な費用がかかります。もっとも安定を願う民に大きな負担を課すことになるのです。」 と、引き止めた。
光海は、ドッキョンを見据える。
【重臣控室】
チョン・イノン 「民の安定とは?!すでに叶ったではないか!殿下の治世で大同法が普及し、民たちはすでに安定した。それはすべての民が知っていることだ!」 と、大声を張り上げる。
領議政イ・ウォニク 「そうです。殿下のご成果でしょう。ですが、大同法は京畿道だけでの実施では?重臣たちは大同法を大きな負担を引き受けました。それはすべて民のためです」
西人派の重臣たちがコクンコクンとうなずく。イ・ハンボクもうなずく。 イ・イチョム 「民のためだと仰いましたか?お二人(ウォニクとハンボクを眺めて)は、そうだとしても、あちらにお座りの西人派たちはどうでしょう?ただ単純に反対しているだけでしょう。聖上が自分たちが推した王ではないから」 と、嫌味。
イチョムを睨み付けるウォニク。
イ・ハンボク 「国政を話し合う場でそのようなことがあると思うのか!」 と怒り、
イチョムは少しだけ口をつぐむ。
西人派の重臣 「口を慎め!吏曹参議!」 と、叫ぶ。
その重臣をグイッと睨み付けたイチョム。
イチョム 「大司憲(テサホン)ですよ!!!」 と、いきり立つ。
※大司憲=官位や官吏の汚職・犯罪などを調査して罰する司憲府の最高官位。 あきれるイ・ハンボク。
イチョム 「鰲城(オソン:ハンボク)と梧里(オリ:ウォニク)大監たちもしっかりなさってください。聖上が漢陰(ドッキョン)を説得すればここにいる者たちがいくら反対してもどうにもならないのですから」
時の君主の支持勢力には怖いものがないかのように、西人を哀れに眺めて不敵に笑う。 【光海 執務室】
光海 「民の負担をわからないわけではないのです。先王の時から西人は私を認めなかった。君主の派は一握りにも満たない北人だけ。何かをしたくてもできる事がないのだ!」 と、遺憾を表わした。
そんな光海をじっと見たドッキョン、光海を諭すように、
ドッキョン 「そうだとしても殿下。最後まで重臣らと共に国政を論じなければならないのです。それが政治なのです」
光海 「しようとした!今までの5年間!だが、より良くなったのが何なのだ?」
光海 「いっそ、私ではなく、他の誰かが王だったら、…違ったのではないか?」 と、切ない泣き言。
ドッキョン 「殿下!!!!」
光海 「だが、今からは違う!キョハ遷都は妥協することができない!」
光海 「ところで、今回だけは領相も彼らと一つだなんて…」
光海を見るドッキョン。フゥ〜と大きくため息をついた光海。
光海 「私はますます…寂しく離れていく島になったようだ…」 と、内心を打ち明けた。
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