|
からの続き。
【妓房前】 お礼を言ったつもりなのに、ジュウォンに言われたい放題に言われたジョンミョン。
腹の虫が収まらずイライラ。 目の前に妓房。
そこから出てきたのは、先ほど酒房で王室の話をしていた男たちだ。 それを見つけたジョンミョンは、
ヨンチャンにこの場にいるように指示して、男たちに向かっていく。 ジョンミョン 「お前たち!少し時間良いか?」
男1 「私たちですか?」 ジョンミョン 「そうだ!先ほど酒房にいた民であろう?」 男2 「そうですけど?」 ジョンミョン 「私はそこでお前らが言った言葉を聞いた。殿下が亡くなった臨海君を殺した、という言葉だ!」 男1 「それがなんです?」 その態度にあきれるジョンミョン。 ジョンミョン 「お前たち!!それがなんだ、だと?!畏れ多くも殿下大して根も葉もない噂を撒き散らしおって! お前たちどうなるのか恐ろしくないのか!!!」 と、激怒。
【王宮】
【妓房前】
男1 「まぁ…そんなこと言いましたけど…」と、それがなにか?というような態度に面食らうジョンミョン。
ジョンミョン 「なんだと?お前たち!!」
男1 「いや、でもそれを知らない人間がいるんですか?王様が臨海を殺して、次はヨンチャンの番だ、ってこと」
周りを見回したジョンミョンは、民たちの様子を見て、その噂が浸透していることに気づき衝撃を受ける。 男2 「おい、やめとけよ!」
男1 「だって笑わせるじゃないか!そんなことで批判されるなんて…」 どうしても理解に苦しむジョンミョン。 ジョンミョン 「ちょっと待て…今、何を言っているのだ?大君の番、とは?」 男1 「まさか、ご存じないんですか?」と、あきれる。 男2が男1を引き止めて、わかりやすいように説明を試みる。 男2 「あの…お嬢さん。これは根も葉もない噂ではなくて、王様がいつか大君も大妃も全部排除するって話は、 町の犬まで知ってることなんですよ」
男1 「そうだよ! (周りの人々に)知ってるだろ?」
民たち 「もちろん知ってるとも」 と、言う声で溢れかえる。 ぼう然と立ち尽くすジョンミョン。
ヨンチャンは子供たちがする駒遊びを見て笑っている。 ジョンミョン 「ウィや…(ヨンチャン大君の名前)」 と、つぶやく。 【王宮】
インモクがヨンチャンの居所を訪れ、ヨンチャンがいないことが判明。ヨンチャンと共にいたはずのジョンミョンもいなくて、インモクはパニックに陥る。 【南漢山城】
暗行(潜行脚)していた光海が出てくる。
【王宮】
光海が王宮に戻ると、内人たちが駆け回っている。
光海 「一体何事だ?」
内侍 「公主様と大君様が見当たりません」
顔色を変える光海。
インモク 「主上ーーーーーっ!!!」 と叫び声。
駆け寄ってきたインモクは、光海の兵服姿を見て言葉を失う。
光海に疑いのまなざしを向けるインモク。
【市場通り】 ヨンチャンの手を引いて、トボトボと歩くジョンミョン。 先ほど聞いた話の衝撃が忘れられない。
長い間歩いたヨンチャンが足を引きずりチラリと姉を見上げたことにも気が付かない。
「知らない人間なんているのか?王様が臨海を殺して、次はヨンチャンの番だ、ってこと」 と言った
民の声が頭をめぐる。
ジョンミョン 「違う。そんなはずがない、殿下が…」 と、独り言をつぶやく。
優しい兄だと思っていた光海が自分と弟を政敵だと思っているかもしれないという噂を信じたくなかった。
ヨンチャン 「姉上…。寒いです。足も痛いし…」
ジョンミョン 「ごめん、ウィ。姉上が考え事をしていて…」
自分の服を脱いでヨンチャンに着せる。
すでに太陽は山陰に半分沈み、まもなく日が暮れることにも気づかなかったジョンミョン。
ヨンチャンは不安になって「怖い」と泣き出す。
【王宮】
府院君キム・ジェナムが光海の下へ向かう。
光海 「禁軍をすべて動員しても見つからないとは!一体あの子たちはどこにいるというのだ!!」
兵長 「申し訳ございません、殿下」
ユ・ヒブン 「殿下…」 と、光海とは裏腹にニンマリとして声をかける。
光海はその言葉を遮るように、
光海 「畳鐘を鳴らせ!」 と、王命を下す。
ユ・ヒブン 「ですが、殿下!」 と食い下がるが、ユ・ヒブンを無視する光海。
光海 「これは一大事だ!ただ抜け出しただけではないかもしれない!
漢城府、捕盗庁まですべてを動員しろ!」 と、命じ即座に動いた。
この事態をうまく使おう考えたユ・ヒブン、光海にすべて無視され、光海について回るのに大わらわ。
イ・ドッキョンが駆けつける。
ドッキョン 「鰲城(イ・ハンボク)!一体何事だ!西人たちが大挙していたが」
ハンボク 「とんでもないことになるかもしれない。西人が殿下を疑って…」
ドッキョンに緊張が走る。
しかし、ジョンミョンとヨンチャンを心配して気が気ではない光海に対し、誰もが光海が疑った。
光海の前に、府院君キム・ジェナムを筆頭とする光海を牽制する西人が大殿へやってくる。
光海の前に立ちはだかったキム・ジェナム。
キム・ジェナム 「殿下!大君様と公主様を捜す捜査権を私どもにお渡しください!!」 と、要求。
露骨に光海に疑いをおいた。
キム・ジェナム 「殿下!!!!」
光海はそのあまりの侮辱に、愕然としてジェナムを睨み付けた。
ユ・ヒブン 「あなたたちは正気か!?これは対抗ですぞ!畏れ多くも殿下に向かって、何の物言いだ!」
怒りを最大限押し殺した光海は、
光海 「私を…疑っているのだろう?さもなくば、私が大君を害しようとしたと…考えているのであろう?」
光海 「私が!大君と公主を、と!!!」 と、激昂した。
キム・ジェナム 「はい、殿下!」
後ろにいる西人らはその言葉にざわめいた。
キム・ジェナム 「仰るとおりです。私、畏れ多くも命をかけてお聞きいたします」
光海が怒りで硬直させた眼差しを送る中、
キム・ジェナム 「先ほど王宮に戻られた際、兵服で暗行(潜行脚)に出られていたとお聞きしました。
どこに行っておいででしたか殿下が王宮にいらっしゃらない間に、公主と大君が消えたのです!
本当に知らぬことだと仰るのですか!本当に、殿下が!!」
光海はついに怒りが頂点に達し、
光海 「府院君ーーーーーーーーーっ!!!」 と、絶叫していきりたった。
光海は悔しさを隠せなかった。
【捕盗庁(ホン・ジュウォン、捕盗大将ホン・ヨン宅)】
ジュウォンが家の門をくぐった時、けたたましく畳鐘が鳴り響く。
出動する父ホン・ヨンから、王宮から公主と大君が消えて一大事だ、と聞かされる。驚くジュウォン。
そして、ジュウォンはハッとして、イヌの家を訪ねる。
【カン・イヌの家(漢城府長官カン・ジュソン宅)】
ジュウォン 「確実か?さっきの子たちが、“王宮”とか“大君”とか言っていたのか?」
イヌ 「うん、そうだけど。ちょっと待て。それじゃあ、まさか!」、目を見合わせるジュウォンとイヌ。
ジュウォン 「そうかも!漢城府に行って兵士を連れてこい!捕庁へも!俺は行って捜す!」
イヌは漢城府へ、ジュウォンはジョンミョンたちを捜しに向かう。
【市場通り】
ジョンミョンとヨンチャンは帰り道もわからず道に迷い市場通りをさ迷っていた。
歩けなくなったヨンチャン大君をおんぶして歩くジョンミョン。
ジョンミョン 「大丈夫?ウィ…」
ヨンチャン大君 「姉上…王宮に帰りたいです」
そしてついにジョンミョンは歩けなくなり、道にうずくまる。
そこにジュウォンが駆けつける。
朦朧とした意識でジュウォンの手を握ったジョンミョンは、薄れる意識で、
ジョンミョン 「大君…この子を…王宮に…どうか……」
ジュウォン 「公主様?」 ジョンミョンは意識を失う。
ジュウォン 「公主様!!」
ヨンチャン大君 「姉上―――っ!」
【王宮 夜】
インモクやキム・ジェナムが待ち構える王宮に、漢城府長官カン・ジュソンが入ってくる。
漢城府の兵におんぶされたジョンミョンとヨンチャンも帰ってくる。
二人に駆け寄り帰りを泣いて喜ぶインモク、そして内人たち。
カン・ジュソン 「幸いに御無事に戻られました」
インモクやイ・ウォニク、イ・ハンボク、イ・ドッキョンら重臣に報告。
カン・ジュソン 「申し訳ございません。今回の件は私の責任でございます」 と、謝罪。
とにかく、二人が無事に帰ってきたことにホッとして涙を流すインモク。
西人の重臣たちが「大妃様」といっせいにお辞儀して喜びを伝える。
そこにやってきた光海。
ジョンミョンとヨンチャンの無事な姿を見て目頭を熱くするが…
ジョンミョンとヨンチャンを囲んだ者達は誰一人として光海に気づくことなく、
インモクを中心とした輪が出来上がっている。
ここに居る者たちにとって、光海がジョンミョンとヨンチャンを心配して駆けつけるという考えはなかった。
先王の嫡統であるジョンミョンとヨンチャンを支持する勢力が、
いまだ大勢いることを見せつけられた光海は、インモクに鋭い視線を浴びせる。
ユ・ヒブンは王を無視(気づかない)者たちを苦々しく見る。
光海の視線がひとりに注がれる。
輪の中にいるイ・ドッキョン。
光海は、複雑な表情を見せる。
光海がした心配など、誰も気に留めなかった。
心配をしていると思っている者さえいなかった。
ジョンミョンとヨンチャンが部屋に入り、その後を重臣らも付いていく。
誰にも気づかれぬまま、その一団を見送る光海。
彼らの後に続き、領議政イ・ウォニク、イ・ハンボク、そしてドッキョンもジョンミョンらの居所に向かう。
ふと気配を感じたドッキョン。
一団を見送る光海の姿。
ポツンと取り残されているかのような光海を見て驚くドッキョン。
ドッキョンは、中宮殿に入っていった重臣らと、物悲しい光海の視線の間で身動きが取れなくなる。
切ない表情を浮かべる光海。
光海どれほど二人を心配したのか彼の心を信じてくれる者は王宮の中には誰もいなかった。
彼自身も、ジョンミョンとヨンチャンを心配する者たちを見て、インモク派の団結力を見たかのような気になった。
光海は再び妹弟を安心して愛することができないことを実感した。
最終的には政敵であっただけだった。
【ジョンミョン公主の居所】
チェ尚宮 「本当に大丈夫ですか?」
コクンとうなずくジョンミョン。
だが、ジョンミョンが疲れていたのは体だけではなかった。
ため息を一つついたジョンミョン。
ジョンミョン 「ごめんね、チェ尚宮。私が間違っていたわ」
チェ尚宮 「いいえ。何事もなくて本当に良かったです」
チェ尚宮 「私はてっきり公主様になにかあったのではと思って。殿下がついにお二人を…」 と、口が滑る。
ハッとして口を押さえるチェ尚宮。
ジョンミョン 「…チェ尚宮。ちょっと聞きたいことがあるの…」
【ジョンミョン公主の居所 外】
ジョンミョンの居所を遠巻きに見つめる光海。
一緒に来ていたゲシが「公主様にお会いになりますか?」 と、聞く。
光海 「いや…。帰る」 と悲しい目つき。
光海が居所に背を向けた、その時、背後から「殿下?」と言うジョンミョンの声。
振り返る光海。
ジョンミョンが居所から偶然出て来た。
互いに「どうして?」という顔で見る光海とジョンミョン。
|

>
- エンターテインメント
>
- テレビ
>
- 韓国ドラマ




