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【宮村】
老尚宮 「確認してみろ、頼んだものであっているかどうか」 ゲシ 「結構です。お母さんがなさったのなら、間違いないでしょう」 ゲシ 「持って行け」 と、先王時に配膳係だった内人に指示。 内人 「はい、尚宮様」 包みを持って出て行く。 キム・ゲシが自分の腕の星型のあざを見て固い表情。
内人 「尚宮様!」 用事から戻ってきた内人が声をかけると、サッとあざを隠すゲシ。 内人 「指示のあった物をウィイン王后(宣祖の最初の王妃)の陵に埋めてまいりました」 ゲシ 「見ていた者は?」 内人 「おりません。ご心配いりません、尚宮様」 ゲシ 「よくやってくれた」 自らが注ぎ、酒盃を内人に渡すゲシ。
ゲシ 「温かい清酒だ。体が温まる」 内人 「ありがとうございます、尚宮様」 と、ゲシから受け取って飲む内人。 ゲシ 「私が生まれてから住んだところだ。ここで暮らし始めたのは6歳の時だ。
父親の借金の形で売られて、王宮に入ったのだ」 (回想)
低い身分でありながらゲシは幼少期から賢かった。 ちゃんと習ったわけでもなく漢字も書け、『小学』まで読めた。
尚宮(ゲシに“頼まれたもの”を渡した人物)は、まじまじと幼いゲシを見る。
尚宮 「賢さは申し分ないが王宮に上がるには容姿も必要だが・・・まぁ顔が良ければ使い道もある」
ゲシの父の要求したわずか5両を投げ渡す。
ゲシ 「だが、オモニ尚宮様の思惑は外れ、結局私はただ王宮の使い道ない内人の中の一人だった。
あの日までは・・・」 (回想)
ゲシが掃除のために入った書庫で蔵書を読んでいると、世子光海が入ってくる。
捜している本が見つからない光海は、イ尚膳らに本を探すよう命じた。 ゲシが立ち去ろうとした時、光海が声をかけた。 光海 「少し待て。お前、もしかして探すことが出来るか?お前を時々この書庫で見かける」 ゲシは黙ったまま一礼して、 探し迷うことも無く、ササッと光海君が願う書冊を一気に探し出し、光海に差し出す。
光海が『詩経』に書かれていると思っていた内容が、『書経』に書かれていることも指摘する。 ゲシ 「畏れながら、世子邸下は2つを混同なさっておられるようです」 イ尚膳 「おい!畏れ多くも、世子邸下に向かって!」 としかる。 光海はその言葉を遮る。
じっとゲシを見た光海は、ゲシが見つけてきた書冊を受け取り、 光海 「お前の言葉が正しいようだ。私が間違っていた」 と、笑う。 光海 「ゲシ(犬の糞)・・・と言ったな?お前の名前」 ゲシが黙ったままうなずく。
光海 「世の中が間違ったのだな。お前のように尊い子を、そんなつまらぬ名前で呼ぶなんて」 ゲシはその言葉に驚いて感激した。 (現在)
ゲシ 「その時からだった、私が仕えるようになったのは。 内人でさえ分からなかった私の名前を、あの方が呼んでくださった時だ」 賢かったキム・ゲシは、光海の目に入ることになったし、光海君との出会いが彼女の運命を変えた。 ゲシ 「だが・・・」
内人の方を振り返るゲシ。
内人は喉を押さえ苦しそうにもがいていた。
内人 「ウッ・・・ウウッ・・・尚宮様・・・・・・」 冷徹な視線で苦しむ内人を眺めるゲシ。 ゲシ 「お前の使い道は、ここまでなのだな・・・」
ゲシ 「無念がることはない。誰にとっても“生”というものは、本来そんな風にむなしいものなのだから・・・」 キム・ゲシは内人を毒殺した後、完全に証拠を隠滅するために、自らが育った藁葺の家に火を放った。
ゲシ(声) 「それでも、生きているうちは誰もが、このように燃え上がらねばならぬのだな・・・」 【南漢山城 火器製造所】
兵 「発射しろ!」 光海、大砲の射撃訓練を見るため、暗行(アメン)している。 ゲシ(声) 「私自身を焼き、すべての物を消し去ってでも・・・」
【インモク大妃 居所】
インモク 「急いで出せ 1時間でも早く!」 (回想) キム・ジェナム 「ですが、領相が大妃様の側になったわけではありません」 インモク 「はい、わかっています。それなら、これから領相に大君と生きるようにさせなければ・・・」 ジェナム 「大妃様!やっと目を開かれましたか!」 インモク 「いいえ。もうずっと前からそうでした。 はい、後悔しました。あの日、大君に王位を継がせなかったことを・・・」 【トンジャボンダン(公主の婿選びのための候補者の四柱調査)】
官吏たちが書類整理に忙しくしているところへ、ユ・ヒブンが乗り込んでくる。 【光海 執務室】
ユ・ヒブン 「公主の婚礼のためにトンジャボンダンを始めました。 殿下、この婚礼を阻止しなければなりません!」
光海 「公主の婚礼は内命婦(ネニョンブ)の所管だ。あの子にどんな名分が?何のために?」 ユ・ヒブン 「殿下!ホン・ヨンやカン・ジュソンの子息がプマ候補だとご存じないのですか?
大妃が彼らを取り込んで何をたくらんでいるのか・・・」 光海 「彼らがそのように出ること、考えも及ばなかったのか?」 ユ・ヒブン 「ハァ〜〜(ため息)」 チョン・イノン 「この件、領議政イ・ドッキョンが仲介していることは、ご存知ですか?」 光海 「・・・」 顔色が変わる。 チョン・イノン 「西人だけではなく、もはや大北派の重臣までもがすべて関わっています、殿下」 光海 「・・・」 【ヨンチャン大君 居所】
誰と何をしろと?姉上がいないなんて、考えられません・・・」 (回想)
ジョンミョン 「ヨンチャンのためとは、どういう意味ですか?それが公主として生まれた運命とは?」 インモク 「お前の弟は嫡統の大君として生まれたが、王位には就くことができなかった。 それがどういう立場なのか、お前ももうわかるのではないか?」 ジョンミョン 「・・・」 言葉を失う。 インモク 「今回の婚礼はヨンチャンを生かすための選択だ。わかるな? お前が、お前の弟を守らなければならないのだ。」 【ジョンミョン公主 居所】
チェ尚宮 「・・・???」 (回想)
ジュウォン 「私は、ホン家のジュウォンだ。私の父は、捕盗大将のホン・ヨン令監である!」 (現在)
ジョンミョン 「まさか!」 へ続く。
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