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からの続き。
【王宮 深夜】
衣をかぶった女二人が人目を避けるようにして王宮に入る。 一人はインモク付きのチェ尚宮、もう一人はわからない。 トボトボと王宮内を歩いていたジョンミョンは、その二人の姿を偶然発見し、後をつける。 【インモク大妃 居所】 インモクが2人の到着を待ち構えていた。 チェ尚宮 「国巫スリョンゲでございます、大妃様」 衣を取るスリョンゲ。 その時、部屋の外ではジョンミョンが立っている。
ジョンミョン 「母上様???」
【南漢山城 武器製作所】 火薬をつまむ光海。
観念したように、ドッキョンに背を向けたままで話し始める。
光海 「そうだ。私はここで秘密裏に武器を製造して火薬も作っていた」 ドッキョン 「・・・」 光海の後姿を睨み付けるドッキョン。
光海 「かなりの時間を費やしてすべて失敗してきた、だが!放棄するつもりはない」 ドッキョン 「・・・」 光海 「卿に知られたことはいっそ良かった」 振り向いて開き直る光海。 光海 「どうせ間もなく公表して推進するつもりだったのだから」 光海 「“火器都監(ファギトガン)”、これがこの機構の名前となるでしょう」
ドッキョン 「殿下・・・」 光海 「卿もわかっているであろう?この国朝鮮がどれだけ虚弱であるかを。
ろくな武器がないばかりか、最も重要な火薬は自分の手で作ることもできず、 せいぜい明が供給することで細々と生き長らえている境遇であることを」 うつむくドッキョン。 光海 「永らく明はこの国をいいように使ってきた」 光海 「必要な時は朝鮮を足先で使いながら、朝鮮が強くなることを恐れて」
光海 「火薬製造法はガチガチに隠したまま、この国を属国に作ってきたのだ」
ドッキョンが光海を見据える。 光海 「だが!私の朝鮮は違うのだ、領相!」 【インモク大妃 居所】 スリョンゲ 「う〜ん・・・妙ですね・・・」 インモク 「???」 スリョンゲ 「忠臣の二人の子息の四柱は・・・公主様とすべて合います。一人は根となり、一人は木となる。 どちらにしても、公主を支えます」 インモク 「それなのに、何が妙だと言うのだ?」 スリョンゲ 「公主様の運気です・・・」 インモク 「なに?」 スリョンゲ 「公主様にはあってはならない不吉な気運があります」 立ち聞きしていたジョンミョンは衝撃を受ける。 スリョンゲ 「女人である公主様が持つことのできない、この国の・・・」 愕然とするインモク。 王宮内の石灯籠に灯りを入れて回っていたキム・ゲシ。 庭で呆然と立ち尽くすジョンミョンを見かけ、不気味に凝視するゲシ。 【南漢山城 武器製作所】 ドッキョン 「ですが、この国は殿下だけのものではありません! 光海 「!?」 光海 「違う!!!私はなにがあろうと成し遂げねばならぬ!」
都を移し、女真族の攻撃に備える?私の夢はたったそれだけだと思うか? 光海 「生き残るために朝鮮は盟主にならねばならぬ!
女親族だけでなく、明をも推すことが出来る力。
侵略できる力を持つ国だけが、侵略から解放されることができるのだ!」 ドッキョン 「・・・」 光海 「私は戦乱を通じてそれを学んだ。 だが!交河に遷都すると知っただけでも私に異を唱える重臣たちが、火薬開発を容認すると思うか? 今の西人たちは明にへつらうしか能がないではないか!!!」 ドッキョン 「殿下!!!!!」 光海 「だから何一つ成しえなかったのだ・・・」 ドッキョン 「・・・」 光海 「もしも将来、私が西人らと敵対する日が来れば、卿は誰の側に付くつもりだ?」 ドッキョン 「???」 光海 「これ以上の欺瞞と詐術がないように!
私が妥当な政治をするため、あいつらをえぐり取るべきだとすれば!」
光海 「その時、卿は誰とともに歩むつもりなのだ?」
ドッキョン 「・・・そのお言葉・・・どういう意味なのですか?殿下・・・」 光海 「・・・」
【大北派 会議】 勢いよく扉を開けて入ってくるイチョム。 すでに集まって待っていた大北派重臣たち。
ユ・ヒブン 「お前はまったく、今までどこに!!」 イ・イチョム 「そんな小言言っていられませんよ。私がどれだけ大きな仕事をしていると?」 キョトンとして顔を見合わせるユ・ヒブンとチョン・イノン。 イ・イチョム 「明日です、まさにその日は・・・」 ユ・ヒブン 「???」 不敵に笑うイチョム。 【南漢山城】 ドッキョンが出ていき、再び門が閉められる。 振り返るドッキョン。 ここの存在をドッキョンに知られ、危機感を感じる光海。
自身の右腕であるドッキョンに浴びせられた批判。
己の思いを洗いざらいぶちまけた今、後戻りすることは出来ない。
光海の大意は彼をますます孤独にしていく。
へ続く。
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