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ミソジのぼやき…見ないで下さい...
ご無沙汰している間に、オイラを「おばちゃん」と呼ぶ権利を有する者が一人増えたんですよ(笑)

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【華政】cap03話-6

からの続き。



【インモク大妃居所】

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ジョンミョン 「婚姻とは!私はまだ13歳です。どうかお言葉を撤回してください。
        こんなのは嫌です。そうしたら、母上様とも弟とも離れ離れになるということではありませんか!」

じっとジョンミョンを見つめたインモクは「お前の弟のためだ」と言う。
言葉を失うジョンミョン。

インモク 「ヨンチャンのために、お前がそうしなければならないのだ。
      お前だけがあの子を生かすことができるのだ。それが公主に生まれた、お前の運命だ」
と、涙をためて話した。

ジョンミョンはインモクが言っている意味を理解した。



【王宮】

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その頃、女官たちは再びいなくなったヨンチャンを捜して慌てていた。
門の陰に隠れて、女官が立ち去るのを待つヨンチャン。

ヨンチャン 「王宮の外は面白いから!」 と、ニッコリ笑った。
ジョンミョン公主と密かに市場通りを見ていたヨンチャン大君は再び市場通りに遊びに出たいと思ったのだ。

警備の兵の目をかいくぐって、城の石垣の上に上がって王宮外を見た。


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外の景色に興奮するヨンチャンだが、
ふと自分の足元の石垣の高さに恐怖を感じる。
足元から転がった小石に気を取られたヨンチャンは足を滑らせる。


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ヨンチャン 「ウワッ!!!!」 と、叫んで墜落の危機を迎えた。
次の瞬間、光海がヨンチャン大君の腕を掴んで引き戻す。
石垣の高さを見る光海。突然の光海の登場に驚いて声が出ないヨンチャン。


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光海  「大変なことになるところだったぞ!」
ヨンチャン 「殿下…」


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光海はホッとしたが、石垣の下の景色をじっと見て、ポツリとつぶやく。

光海  「危険な場所に立とうとしたのだな…」


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光海  「お前にはあまりに高すぎるところへ…」


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光海は含みを持った言葉を言って、ヨンチャンを見た。
ヨンチャン大君はとっさに光海に掴まれていた手を払いのけた。

ヨンチャン 「嫌です…」


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光海は、ヨンチャン大君の顔を撫でようと手を出した。


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ヨンチャン大君は身を引いて後ずさりした。
それに気づく光海。


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光海  「私が…怖いのか?」
返答に困りうつむくヨンチャン大君。


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光海  「そうか。私もそうだ」


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光海  「このように小さく…、幼いお前が。」


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動揺するヨンチャン大君。
じっとヨンチャン大君を見据える光海。

その言葉は現実と理想の間の悲惨な未来を暗示した。


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第3話(終)






【華政】cap03話-5

からの続き。



【渡橋】

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前後に並んで歩く光海とジョンミョン。


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光海  「ヨンチャンに会いに行こうとしたのか?」

ジョンミョン 「はい。弟が大丈夫なのか気になって」、じっとジョンミョンを見る光海。


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ジョンミョン 「それから…申し訳ありませんでした、殿下」
光海  「?」

ジョンミョン 「小人(“私”のへりくだった言い方)が殿下にいらぬ御心配をおかけして」

一気に悲しい目つきになった光海。
何も言わない光海に少しだけ身を固くするジョンミョン。


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光海はジョンミョンを弱々しく眺めて、

光海  「小人…、と言うのだな、私の前で、お前は…」
ジョンミョンは、「え?」というように驚いた顔をした。


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悲しい微笑をした光海は、
光海  「昔はただ、私をお兄様と呼んでいたのに…」
ジョンミョン 「…」


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月を見上げ、

光海  「そうだな…。私の欲なのだろう。
     世界がどうであろうと、お前にだけは、ただそのように呼ばれたい、と思うのは…」


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その言葉を聞いたジョンミョンは、遠い記憶が蘇ってくる。


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ジョンミョン 「お兄様っ!」、微笑む光海。
そこにインモクが入って来て、
インモク 「何ですか!世子邸下とお呼びしないさいと言ったであろう?」

光海  「それなら、私たち二人きりのときはお兄様と呼べばいい。良いか?」
ジョンミョン 「本当にそうしても良いですか!」


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光海との仲睦まじい時を思い出したジョンミョン。

 光海は優しく笑って、
光海  「風が冷たいぞ、公主。はやく戻らねばな」 と心配した。

自分を小生とへりくだるジョンミョンに合わせて、光海はジョンミョンを「公主」と呼んだ。


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押し黙ったままのジョンミョンを見て、
光海は自分が率先してその場を離れようとした。

ジョンミョンは引き続き押し黙って、あることを思い出していた。


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ジョンミョン 「本当なのか?本当に殿下が私とヨンチャンを処理しようとしているのか?
        違う、私は信じない。殿下はそんな方ではない。だってお兄様は…」


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ジョンミョンは意を決して、去りゆく光海の方を振り返った。そして…

ジョンミョン 「お兄様っ!!!」 と、呼びかけた。


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ピタリと光海の足が止まる。


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信じられないように、ジョンミョンの方に振り向いた光海。


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ジョンミョン 「今日は小正月です。ご存知でしょう?」
光海は驚いたようにジョンミョンを見つめ、「ジョンミョン…」と名前で呼んだ。


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ジョンミョン 「覚えておいでですか?前は殿下が、私に夏負けをお売りになりましたね」


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光海が記憶を蘇らせる。


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光海  「あ、ちょっと、ジョンミョン」
ジョンミョン 「はい?」

光海  「私の夏負けを買っていきなさい」
ジョンミョン 「えぇっ?!」


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光海、お辞儀のマネ。

ジョンミョン 「お兄様ぁ〜〜っ!!!」
光海  「フハハハハ!!!!」 そんなジョンミョンを見て大笑いする光海。
ジョンミョン 「買わされた〜〜っ!お兄様にぃ!」


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光海は驚いたようにジョンミョンを見る。

ジョンミョン 「私の夏負けを買ってください!お兄様!」 と、言って笑う。

過去仲が良い兄と妹であった光海との関係を想起させた。


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光海は目に涙をためた。
ジョンミョンも涙があふれそうな目で、

ジョンミョン 「いいですよね?今年は妹が売ります」
光海   「…」

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ジョンミョン 「だからお兄様。来年は必ずお兄様が売ってください」
切なさで言葉に詰まった光海は、コクンとうなずく。


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ジョンミョン 「来年もその次の年も、そのように末永く、ずっとですよ…」 と、ニッコリ笑った。
何度もコクンコクンとうなずく光海。


その様子をインモクは遠巻きに眺めていた。
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ジョンミョンと光海の仲睦まじい姿を見ても、インモクは安心することが出来なかった。

見知らぬ老導師の不吉な忠言があったからだ。
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(回想)
ナム師古(声)  「その子をお守りください、中宮様」 振り返ると、老導師。
(インモクはこの老導師がナム師古とは知らず)

インモク「今、なんと申した?」


【ヨンチャン大君の居所】
(回想)
ナム師古(声)  「その子が世界の真の主人になります、中宮様。胎中のその子が。生きていれば。
           来るその日、その子が、生きていれば…」 

その老導師の言葉が、頭から離れないインモク。


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ジョンミョンは、光海に向かって自身が好きな暖かいお兄様で残ることを隠喩的にお願いした。

一方光海は、ジョンミョンの前では人間的なお兄様でいたいという切ない心情、
それにもかかわらず、自身の王座を守るためには妹の信頼を裏切ってジョンミョンとヨンチャン、
妹弟を政敵として眺めなければならない苦痛な現実に対する悲しみが一ケ所混ざった光海の涙で、
目頭を熱くした。




【ムンジョン銀商襲撃事件 首謀者の牢屋】

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深夜、音もなく牢扉が開く。
捕えられていたパク・ウンソ(西人パク・スニの庶子)は、開いた扉の方を来て、ギクリとする。
襲撃時に使用した仮面を手に立っている男。
不気味な笑いを浮かべたイ・イチョムだ。



【インモク大妃 居所】

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キム・ジェナム  「本当に漢陰(イ・ドッキョン)が引き受けたのですか?」 
インモク   「はい。あの方なら二人の大監も動いてくれると思います。
       ホン・ヨンは名誉を持ち、カン・ジュソンは財を持っています。
       どちらに決まっても大君にとっては力強い後ろ盾となるでしょう」

うなずきながらも深いため息をつくインモクの父である府陰君キム・ジェナム。

キム・ジェナム 「ですが、領相が大妃様の側になったわけではありません」
インモク  「はい、わかっています。それなら、これから領相に大君と生きるようにさせなければ…」

キム・ジェナム 「大妃様!やっと目を開かれましたか!」
インモク  「いいえ。もうずっと前からそうでした。
       はい、後悔しました。あの日、大君に王位を継がせなかったことを…」

インモクは5年前の光海に王位を渡したことを後悔してヨンチャンを守るために骨を削る決心をするに至った。



婚礼衣装を眺めるインモク。

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女官  「大妃様、公主様がお見えです」
ジョンミョン 「母上様」

インモクはジョンミョンを呼びつけた。



【カン・イヌ宅 (漢城府カン・ジュソン宅)】

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ジュウォンがイヌ(カン・ジュソン)宅を訪ねる。

門の内で待ち構えていたイヌは、ジュウォンが到着するや否や、ジュウォンを掴んで連れて行く。

ジュウォン 「なんだよ一体!」
イヌ  「シーッ!黙ってついてこい!」 と、ジュウォンを引っ張って客間に向かう。



【インモク居所】

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ジョンミョンを呼びつけたインモクは、
横にかかっている婚礼衣装を見つめながら、王族の女人が着る婚礼衣装だ、と説明を始める。

インモク 「そして、これはお前のために用意したものだ。お前の婚礼のために」
驚いて言葉がでないジョンミョン「それは…一体どういう意味…ですか。私の婚礼とは?」

インモクは沈黙したまま、じっとジョンミョンを見る。
ジョンミョン 「母上様!!!!」



【カン・イヌ宅(カン・ジュソン宅)】

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イ・ドッキョン、カン・ジュソン、ホン・ヨン。
カン・ジュソンが読んだ書簡をホン・ヨンに渡す。

ドッキョン  「大妃様の親書です。お二人には私からもお願いいたします」
顔を見合わせるホン・ヨンとカン・ジュソン。カン・ジュソンはため息をつく。

カン・ジュソン 「公主様に、プマ(婿)ですか…。
         それでホン・ヨン大監と私の息子のどちらかを、公主様のプマ(婿)にしたい、
         そう仰るのですか?」

無言のままじっとカン・ジュソンを見据えるドッキョン。

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それをこっそり聞いていたジュウォンとイヌも驚いて顔を見合わせる。








【華政】cap03話-4

からの続き。
 


【妓房前】
 
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お礼を言ったつもりなのに、ジュウォンに言われたい放題に言われたジョンミョン。
腹の虫が収まらずイライラ。
 
目の前に妓房。
そこから出てきたのは、先ほど酒房で王室の話をしていた男たちだ。
 
それを見つけたジョンミョンは、
ヨンチャンにこの場にいるように指示して、男たちに向かっていく。
 
ジョンミョン 「お前たち!少し時間良いか?」
男1  「私たちですか?」
ジョンミョン 「そうだ!先ほど酒房にいた民であろう?」
男2  「そうですけど?」
ジョンミョン 「私はそこでお前らが言った言葉を聞いた。殿下が亡くなった臨海君を殺した、という言葉だ!」
男1 「それがなんです?」
その態度にあきれるジョンミョン。
ジョンミョン 「お前たち!!それがなんだ、だと?!畏れ多くも殿下大して根も葉もない噂を撒き散らしおって!
         お前たちどうなるのか恐ろしくないのか!!!」 と、激怒。
 

 
【王宮】
 
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インモクが山寺から帰ってくる。「子供たちは?」と穏やかに聞くインモク。
 


【妓房前】
 
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ジョンミョンの激怒に対し、周りの民たちは逆に当惑している。
 
男1 「まぁ…そんなこと言いましたけど…」と、それがなにか?というような態度に面食らうジョンミョン。
ジョンミョン 「なんだと?お前たち!!」
男1 「いや、でもそれを知らない人間がいるんですか?王様が臨海を殺して、次はヨンチャンの番だ、ってこと」

周りを見回したジョンミョンは、民たちの様子を見て、その噂が浸透していることに気づき衝撃を受ける。
 
男2 「おい、やめとけよ!」
男1 「だって笑わせるじゃないか!そんなことで批判されるなんて…」

どうしても理解に苦しむジョンミョン。
ジョンミョン 「ちょっと待て…今、何を言っているのだ?大君の番、とは?」

男1 「まさか、ご存じないんですか?」と、あきれる。
男2が男1を引き止めて、わかりやすいように説明を試みる。

男2 「あの…お嬢さん。これは根も葉もない噂ではなくて、王様がいつか大君も大妃も全部排除するって話は、
    町の犬まで知ってることなんですよ」
 

 
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男1 「そうだよ! (周りの人々に)知ってるだろ?」
民たち 「もちろん知ってるとも」 と、言う声で溢れかえる。
ぼう然と立ち尽くすジョンミョン。

ヨンチャンは子供たちがする駒遊びを見て笑っている。
ジョンミョン 「ウィや…(ヨンチャン大君の名前)」 と、つぶやく。
 

【王宮】
 
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インモクがヨンチャンの居所を訪れ、ヨンチャンがいないことが判明。ヨンチャンと共にいたはずのジョンミョンもいなくて、インモクはパニックに陥る。
 

【南漢山城】
 
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暗行(潜行脚)していた光海が出てくる。
 
 
【王宮】

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光海が王宮に戻ると、内人たちが駆け回っている。
 
 
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光海 「一体何事だ?」
内侍 「公主様と大君様が見当たりません」
顔色を変える光海。
 
 
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インモク 「主上ーーーーーっ!!!」 と叫び声。
 
 
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駆け寄ってきたインモクは、光海の兵服姿を見て言葉を失う。
 
 
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光海に疑いのまなざしを向けるインモク。
 
 


【市場通り】
 
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ヨンチャンの手を引いて、トボトボと歩くジョンミョン。
先ほど聞いた話の衝撃が忘れられない。
長い間歩いたヨンチャンが足を引きずりチラリと姉を見上げたことにも気が付かない。
 
「知らない人間なんているのか?王様が臨海を殺して、次はヨンチャンの番だ、ってこと」 と言った
民の声が頭をめぐる。
 
ジョンミョン 「違う。そんなはずがない、殿下が…」 と、独り言をつぶやく。
優しい兄だと思っていた光海が自分と弟を政敵だと思っているかもしれないという噂を信じたくなかった。
 
ヨンチャン 「姉上…。寒いです。足も痛いし…」
ジョンミョン 「ごめん、ウィ。姉上が考え事をしていて…」
自分の服を脱いでヨンチャンに着せる。
 
すでに太陽は山陰に半分沈み、まもなく日が暮れることにも気づかなかったジョンミョン。
ヨンチャンは不安になって「怖い」と泣き出す。
 


【王宮】
 
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 府院君キム・ジェナムが光海の下へ向かう。
 
 
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光海  「禁軍をすべて動員しても見つからないとは!一体あの子たちはどこにいるというのだ!!」
兵長  「申し訳ございません、殿下」
ユ・ヒブン 「殿下…」 と、光海とは裏腹にニンマリとして声をかける。
 
光海はその言葉を遮るように、
光海 「畳鐘を鳴らせ!」 と、王命を下す。
ユ・ヒブン 「ですが、殿下!」 と食い下がるが、ユ・ヒブンを無視する光海。
 
 
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光海  「これは一大事だ!ただ抜け出しただけではないかもしれない!
     漢城府、捕盗庁まですべてを動員しろ!」 と、命じ即座に動いた。
この事態をうまく使おう考えたユ・ヒブン、光海にすべて無視され、光海について回るのに大わらわ。
 


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イ・ドッキョンが駆けつける。
 
ドッキョン 「鰲城(イ・ハンボク)!一体何事だ!西人たちが大挙していたが」
ハンボク 「とんでもないことになるかもしれない。西人が殿下を疑って…」
ドッキョンに緊張が走る。
 

 しかし、ジョンミョンとヨンチャンを心配して気が気ではない光海に対し、誰もが光海が疑った。
 
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光海の前に、府院君キム・ジェナムを筆頭とする光海を牽制する西人が大殿へやってくる。
 
 
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光海の前に立ちはだかったキム・ジェナム。
キム・ジェナム 「殿下!大君様と公主様を捜す捜査権を私どもにお渡しください!!」 と、要求。
露骨に光海に疑いをおいた。
 
 
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キム・ジェナム 「殿下!!!!」
光海はそのあまりの侮辱に、愕然としてジェナムを睨み付けた。
 
 
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ユ・ヒブン 「あなたたちは正気か!?これは対抗ですぞ!畏れ多くも殿下に向かって、何の物言いだ!」
 
 
怒りを最大限押し殺した光海は、
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光海  「私を…疑っているのだろう?さもなくば、私が大君を害しようとしたと…考えているのであろう?」
 
 
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光海  「私が!大君と公主を、と!!!」 と、激昂した。
 
 
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キム・ジェナム 「はい、殿下!」 
後ろにいる西人らはその言葉にざわめいた。
 
 
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キム・ジェナム 「仰るとおりです。私、畏れ多くも命をかけてお聞きいたします」
 
光海が怒りで硬直させた眼差しを送る中、
キム・ジェナム 「先ほど王宮に戻られた際、兵服で暗行(潜行脚)に出られていたとお聞きしました。
          どこに行っておいででしたか殿下が王宮にいらっしゃらない間に、公主と大君が消えたのです!
          本当に知らぬことだと仰るのですか!本当に、殿下が!!」
 
 
光海はついに怒りが頂点に達し、
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光海  「府院君ーーーーーーーーーっ!!!」 と、絶叫していきりたった。
 
 
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光海は悔しさを隠せなかった。
 


【捕盗庁(ホン・ジュウォン、捕盗大将ホン・ヨン宅)】

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ジュウォンが家の門をくぐった時、けたたましく畳鐘が鳴り響く。
 
出動する父ホン・ヨンから、王宮から公主と大君が消えて一大事だ、と聞かされる。驚くジュウォン。
そして、ジュウォンはハッとして、イヌの家を訪ねる。
 


【カン・イヌの家(漢城府長官カン・ジュソン宅)】
 
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ジュウォン 「確実か?さっきの子たちが、“王宮”とか“大君”とか言っていたのか?」
イヌ  「うん、そうだけど。ちょっと待て。それじゃあ、まさか!」、目を見合わせるジュウォンとイヌ。
 
ジュウォン 「そうかも!漢城府に行って兵士を連れてこい!捕庁へも!俺は行って捜す!」
イヌは漢城府へ、ジュウォンはジョンミョンたちを捜しに向かう。
 


【市場通り】
 
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ジョンミョンとヨンチャンは帰り道もわからず道に迷い市場通りをさ迷っていた。
歩けなくなったヨンチャン大君をおんぶして歩くジョンミョン。
 
ジョンミョン 「大丈夫?ウィ…」
ヨンチャン大君 「姉上…王宮に帰りたいです」
そしてついにジョンミョンは歩けなくなり、道にうずくまる。
 
 
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そこにジュウォンが駆けつける。
朦朧とした意識でジュウォンの手を握ったジョンミョンは、薄れる意識で、
 
ジョンミョン 「大君…この子を…王宮に…どうか……」
ジュウォン 「公主様?」 ジョンミョンは意識を失う。
ジュウォン 「公主様!!」
ヨンチャン大君 「姉上―――っ!」
 


【王宮 夜】

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インモクやキム・ジェナムが待ち構える王宮に、漢城府長官カン・ジュソンが入ってくる。
漢城府の兵におんぶされたジョンミョンとヨンチャンも帰ってくる。
二人に駆け寄り帰りを泣いて喜ぶインモク、そして内人たち。


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カン・ジュソン 「幸いに御無事に戻られました」
インモクやイ・ウォニク、イ・ハンボク、イ・ドッキョンら重臣に報告。

カン・ジュソン 「申し訳ございません。今回の件は私の責任でございます」 と、謝罪。

とにかく、二人が無事に帰ってきたことにホッとして涙を流すインモク。
西人の重臣たちが「大妃様」といっせいにお辞儀して喜びを伝える。


そこにやってきた光海。
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ジョンミョンとヨンチャンの無事な姿を見て目頭を熱くするが…


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ジョンミョンとヨンチャンを囲んだ者達は誰一人として光海に気づくことなく、
インモクを中心とした輪が出来上がっている。


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ここに居る者たちにとって、光海がジョンミョンとヨンチャンを心配して駆けつけるという考えはなかった。


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先王の嫡統であるジョンミョンとヨンチャンを支持する勢力が、
いまだ大勢いることを見せつけられた光海は、インモクに鋭い視線を浴びせる。
ユ・ヒブンは王を無視(気づかない)者たちを苦々しく見る。


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光海の視線がひとりに注がれる。


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輪の中にいるイ・ドッキョン。
光海は、複雑な表情を見せる。


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光海がした心配など、誰も気に留めなかった。
心配をしていると思っている者さえいなかった。


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ジョンミョンとヨンチャンが部屋に入り、その後を重臣らも付いていく。
誰にも気づかれぬまま、その一団を見送る光海。


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彼らの後に続き、領議政イ・ウォニク、イ・ハンボク、そしてドッキョンもジョンミョンらの居所に向かう。

ふと気配を感じたドッキョン。


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一団を見送る光海の姿。
ポツンと取り残されているかのような光海を見て驚くドッキョン。


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ドッキョンは、中宮殿に入っていった重臣らと、物悲しい光海の視線の間で身動きが取れなくなる。


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切ない表情を浮かべる光海。

光海どれほど二人を心配したのか彼の心を信じてくれる者は王宮の中には誰もいなかった。
彼自身も、ジョンミョンとヨンチャンを心配する者たちを見て、インモク派の団結力を見たかのような気になった。
光海は再び妹弟を安心して愛することができないことを実感した。

最終的には政敵であっただけだった。



【ジョンミョン公主の居所】

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チェ尚宮  「本当に大丈夫ですか?」
コクンとうなずくジョンミョン。

だが、ジョンミョンが疲れていたのは体だけではなかった。
ため息を一つついたジョンミョン。

ジョンミョン 「ごめんね、チェ尚宮。私が間違っていたわ」
チェ尚宮  「いいえ。何事もなくて本当に良かったです」


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チェ尚宮  「私はてっきり公主様になにかあったのではと思って。殿下がついにお二人を…」 と、口が滑る。

ハッとして口を押さえるチェ尚宮。

ジョンミョン 「…チェ尚宮。ちょっと聞きたいことがあるの…」



【ジョンミョン公主の居所 外】

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ジョンミョンの居所を遠巻きに見つめる光海。

一緒に来ていたゲシが「公主様にお会いになりますか?」 と、聞く。


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光海  「いや…。帰る」 と悲しい目つき。

光海が居所に背を向けた、その時、背後から「殿下?」と言うジョンミョンの声。


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振り返る光海。
ジョンミョンが居所から偶然出て来た。


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互いに「どうして?」という顔で見る光海とジョンミョン。



 
 

【華政】cap03話-3

からの続き。



【市場通り】

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生まれて始めて相撲を見るジョンミョンとヨンチャン。
同じく相撲を見ているジュウォンとイヌ。
イヌは勝敗に賭けて、そんなイヌを呆れて見るジュウォン。
 
ジョンミョンとヨンチャンの目の前に広がる王宮外の小正月の風景は、
王宮内しか知らない二人にとってまさに別世界だった。

イヌと久々に会ったジュウォンもイヌの破天荒だが屈託のない笑顔を見てどこか安心した。


【山寺】
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インモクは汗を滴らせるほどに熱心に祈祷した。
 
インモク 「呼び立てして申し訳ない、大監 」と言って振り返ると、
そこにはキングメーカー イ・ドッキョンが立っていた。インモクが密かにイ・ドッキョンを呼び出したのだ。
 
 
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インモク 「主上が信用できません。王室すべてのためなのです。領相は今までそのために王を助けてきたのでしょう?今回は大君の命を守るために助けて欲しいのです」
秘密のプロジェクトに協力してほしいという意向を明らかにするインモク。
 
イ・ドッキョン 「ですが、大妃様。今そのような動きをされては、聖上の誤解受けるかもしれません。そうなれば同じような大ごとが起こり、危険が迫るやもしれません!」 と、反対した。
 
インモク 「えぇ。領相もそうお思いになるでしょう?今の現状がそうだということを。ですから、王室の外にその回避策を求めているのです、王室の安寧のために。いつか領相が言った言葉を返します。これは聖上と大君、すべてのためなのです」
 
ハッとした表情のドッキョン。
 
 
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山寺を降りてきた二人。
 
インモク 「では、返事を待っています」 と、再度の念押し。
 
ドッキョン 「まだ幼い公主様には、お辛いことではありませんか?」
 
インモク 「そうです。公主はまだ王宮の中の政治を分からない幼い子供です。だが、これもまた、公主のためのものでもあるのです、領相…」
 
ドッキョンはコクリとうなずく。
 
突如、インモクは「領相はひょっとして予言を信じますか?」 と尋ねた。
 
インモク 「かなり昔、この山寺で一人の導師に会ったことがあります」
 
ドッキョン 「導師…ですか?」
 
インモク 「とても信じがたい…不吉な話を聞きました、その時、その者から。いままで忘れていたが、5年前のそのことを再び夢に見てから、心の不安が去らないのです」 と、不安に満ちた表情でドッキョンを見る。
 
ドッキョンもまた、不安げに見つめる。
その導師に心当たりがないわけではないドッキョン。
 

【市場通り 酒房】
 
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盃をあおるイヌ。
 
ジュウォン 「酒も飲むのか?」と仰天する。
イヌ 「15にもなれば酒も飲むし妓房も行ける」 と、不良イヌがジュウォンに酒を勧める。
ジュウォンは意を決して注がれた酒を一気に飲み干す。「おい…お前…」とあっけに取られるイヌ。
 
ジョウォン 「さぁ!お前が勧めたものはやり遂げたぞ。弓勝負もしたし相撲も見たし酒も飲んだ!だから俺の問いに答えろ。お前、勉強するのをやめたって本当なのか?一体どうしてだ?理由は何なんだ?」
イヌ 「…」 うつむいて押し黙る。
 
ジュウォン 「うちの使用人から聞いたが、お前に直接聞こうと思ったんだ。イヌ!」
イヌはそれには答えず、酒をまた注いで「今日は違う話をしてはだめか?」と言って酒を飲み干す。

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ジュウォンとイヌの奥の席。
ヨンチャンがたくさんの御馳走を並べて、美味しそうに頬ばっている。
運ばれてきた三膳目に目を輝かせるヨンチャン。
店主は膳を運んで来ながら、この幼い子供を見て首を傾げる。
 
厠に来たジョンミョンは、その匂いに顔を背け、使うのを断る。
直接地面に穴を掘っているだけ。
ジョンミョンは「民たちはメウトゥル(王族が使うおまる)を使わないんだな…」と不思議がる。
ヨンチャンの元へ帰ろうとしたジョンミョンは、
偶然聞こえてきた男たちの会話のなかに「王様」という言葉が聞こえて、聞き耳を立てるジョンミョン。
 
男1 「前の王様も新しい王様がやったんだろ?ところでお前聞いたか?
    臨海君が事故で死んだんじゃないって話。王が殺したんだとさ!」
男2 「おい!やめろって!誰が聞いているかわからないだろ!」
男1 「フンッ!」
 
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男たちが出てきてジョンミョンがサッと身を隠す。
 
男1 「だから、次は誰の番だ?って話さ。ヨンチャン大君に決まってるだろ?」
男2 「シーーッ!聞かれるぞ」
男1 「なんだよ!誰でも知ってる話じゃないか!」
 
男たちは妓房に行こうと言って立ち去る。
その男たちを見ているジョンミョン。
今の話に頭の整理が出来ないまま、ジョンミョンの後ろで大きな物音がする。

店主 「何だと!?金がない!?」 ひっくり返る皿、店主の前に立ち尽くすヨンチャン。
ヨンチャン 「金とは何だ?」 と、怯えて聞く。
店主 「金が何なのかわからないのか?!それじゃあ最初から食い逃げするつもりだったのか!」
泣きそうなヨンチャン。
 
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そこにジョンミョンが来て、
 
ジョンミョン 「畏れ多くも!誰に向かって大声を上げている!」 
 
ジョンミョンがヨンチャンの同伴者だとわかった店主は、
店主 「金を持っていないというので、食い逃げかと思って…」と大声を出したことを言い訳する。
 
騒ぎの方をジュウォンとイヌが見る。
 
ジョンミョン 「…金???」
 
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店主 「お前も金がなんなのか知らないのか?!」
ジョンミョン 「いや…そうではなくて…」 と、しどろもどろになり、途方にくれる。
 
その様子を見たジュウォンが席を立つ。
イヌ 「おい!どこ行くんだ?」
 
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ジョンミョン 「金というものが必要だったのだな。私は外に出るのが初めてなので。
        食べ物を食べるとお金を払わなければならないということを考えもしなかった」
店主 「なんだと!?」
ジョンミョン 「だが!それにしても、お前の態度は、あまりに無礼だ!」 と、食って掛かる。
賛同するようにコクンと大きくうなずくヨンチャン。
 
ジョンミョン 「金は帰ってから後で届けるが、お前は…」
 
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店主 「棒をもってこい!このふざけた奴らの性根を叩きなおしてやる」
慌てるジョンミョン 「こやつ!何をするつもりだ!畏れ多くもこの私が誰だかわかっているのか!」
 
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店主 「誰だって言うんだ!ただの食い逃げだろうが!」 と、棒を振りかざす。
 
その時、「その手を降ろせ!」と言う声。ジュウォンだ。
ジュウォンを見るジョンミョン…。
 


【市場通り】
 
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ヨンチャン 「帰りたいです。姉上、民たちは恐ろしいです」 と、泣く。
ジョンミョン 「そうだな、大君。怖い思いをさせてごめんね」
その会話を不思議そうに聞いているイヌ。

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(回想)
ジョンミョンが棒で叩かれそうになった瞬間、「その手を降ろせ!」と叫んだジュウォン。

今になってジョンミョンはその人物が、
自分が木登りをしていたときに見た馬に乗って本を読んでいた彼だと思い出す。
店から戻ってきたジュウォンを見て、心ときめくジョンミョン。
 
 
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イヌ 「どうなった?」
ジュウォン 「捕庁に行くと言ったが、金払って思いとどまらせた。行く必要もないだろうと言って来た」
イヌ 「おぉ〜っ(笑)捕盗大将の息子のくせに見逃すのか?」
ジュウォン 「小正月じゃないか。些細なことで手を煩わせたくないだけだ」
 
ジョンミョンに近づいていくジュウォン。
ジュウォンが来たのを見て笑顔を向けるジョンミョン。
 
ジュウォン 「金を払って来たので行ってもかまわない。小正月でも商売しているところは振る舞い飯ではないです。二度と同じ失敗はしないように」 と、言って立ち去ろうとした。
 
 
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あっけない別れを残念がったジョンミョンは、とっさに「待て!」と声をかけ引き止める。

ジョンミョン 「お前の名前は何という?感心な仕事をしたので褒美を授ける」
ジュウォン 「な、なんだって?」 と、その物言いにあきれる。
同じくあきれ笑いしたイヌ 「すごいな…タメグチだぞ」 と、ジュウォンを見る。
 
ジョンミョン 「何をしておる?あ、所属と名前を言え。あの無礼な民たちを懲らしめたいのは山々だが。お前のような立派な子息を育てた父には昇進命令を出してやるぞ」
あきれて物がいえないジュウォン。
 
 
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イヌ  「昇進命令って。もしかして政丞家の箱入り娘なのかな?」 と、笑う。
ジュウォン 「ちょっと!誰だか知らないが言葉がすぎるんじゃないですか!」

予想外の反応に面食らうジョンミョン。
 
ジュウォン 「生まれて初めて会う人の父親の話まで取り上げ論じるとは!」
ジョンミョン 「いや、私はただ…」 と、ジュウォンの怒りの意味がわからない。
 
ジュウォン 「良いだろう。尋ねられたので答えてやる。私は、ホン家のジュウォンだ。
        私の父親は、捕盗大将であるホン・ヨン令監だ。箱入り娘が褒美を与える必要はない。
        父親の昇進命令も。しなければならないと言うなら、謝罪だ」
ジョンミョン 「…なに???」
ジュウォン 「一つ目。今日ことはお嬢さんの間違いだ。食い逃げは酒房の主人の間違いではない。
        だからそんな話をする前に店主に謝るべきだ。二つ目は、自分の非を認めず相手を批判したこと。
        あのような対応をしたことを後悔して恥ずべきだ。してくれることがあるというなら、それを望む」
ジョンミョン、当惑。
去っていくジュウォン。
 
 
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イヌ  「理解してください。曲がったことが嫌いな性格なので」 と、ジョンミョンに言って、ジュウォンの後を追う。
ジョンミョン 「私が何をしたと…?」
 
帰るジュウォンとイヌ。
ジュウォンはジョンミョンの態度に「何様なんだ、まったく!」とあきれ返っている。
 
イヌ 「女の子にそんなにムキになってどうした?結構可愛かったのに。
    あ、ところでさっきの子達なんだけど、なんか変なこと言ってたな」
ジュウォン 「これ以上の何が?」
イヌ 「王宮がどうとか…あ、小さい子のこと大君と呼んでた!」
ジュウォン 「なんだって?!」 と、呆れ笑い。
ジュウォン 「聞き間違いだろ???」


【華政】cap03話-2

からの続き。




【王宮 庭】

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成長し少女になったジョンミョン公主は、小正月の宴会を控え、ウキウキした心で王宮を駆け回る。
ふと木に凧が引っ掛かっているのを見つけたジョンミョンは、
王宮の外から農楽が聞こえて来たため、満面の笑みで、ウン!と一人でうなづく。

【市場通り】
年老いた従者と馬を引いた馬子が慌てて誰かを探している。
従者 「坊ちゃんはどこに行ったのだ?」
馬子 「さっきまでいたそうですよ!」
従者 「まったく気が狂いそうだ、それにしても人が多いな!坊ちゃ〜〜〜ん!!」
老体に鞭打って小走りで“坊ちゃん”を探している。

小正月で浮かれる漢陽の町。
農楽の音が響き渡り、人々は思い思いに踊り楽しんでいる。

池のほとりで書を読む少年。
先ほどの従者が来て「あぁ〜いた!ジュンウォン坊ちゃん!」と声をかける。
「仕事が多くて遅くなりました」と謝る従者。

二人の慌てぶりはどこ吹く風といった様子のホン・ジュウォンは、従者の仕事の心配までする。
従者 「坊ちゃんもあまり勉強ばかりせずに。今日は小正月ですよ」
ふと、辺りを見回し、迎えの馬に乗るジュウォン。



【王宮 庭】

イメージ 2

ジョンミョンは凧を取ろうとして、木に登るが、どう伸びても手が届かない。残念がるジョンミョン。
そしてふと松の上から王宮を見て今日の退屈な一日を思い浮かべる。
(一人芝居)「久しぶりだな」、「えぇそうですね、オホホホホ〜」
はぁ…とため息をもらすジョンミョン。
毎年変わり映えのしない小正月の退屈さにウンザリの様子。

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ふと、王宮外の市場通りの活気ある民の姿を見てうらやましがるジョンミョン。
その時、馬に乗ってこちらに向かってくる少年を見かける。

馬に乗って本を読むジュウォン。
ジョンミョン 「なんなの?馬に乗ったままで本を読んでるの?」と、不思議がった後、
爽やかに笑っているジュウォンを見て、自然と笑みがこぼれるジョンミョン。

その時!
背後から「公主様っ!」と大慌てのチェ尚宮の声。
その声に驚いたジョンミョンは、「ウワッ!」とバランスを崩して木から飛び降りた。
ホン・ジュウォンは、その声の方を見るが、すでにジョンミョンの姿はない。


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チェ尚宮は驚いて声を出すこともできずに固まっている。

ジョンミョン 「ごめん。すぐ戻るつもりだったんだけど。エヘヘ」 と、
手についた土をパンパンと払いながら、バツが悪そうに笑う。

ジョンミョンが飛び降りた木の高さを見て、
チェ尚宮 「あぁ…公主様…大丈夫…」まで言ったところで卒倒する。

ジョンミョン 「チェ尚宮!どうしたの?」
すぐに気を取り戻すが、チェ尚宮の小言が始まる。

チェ尚宮 「公主様は女性ですよ!公主様なんです!それなのにあんな高い所に木登りまでするんですか!」

ジョンミョン 「わかったってば〜!落ちなかったんだからいいじゃない」

チェ尚宮 「万が一あんなところから落ちたら大ケガして大騒ぎですよ!私たちに司僕寺に行って馬の世話させるつもりですか!」

ジョンミョン「ふぅ〜ん。そうね〜。私が全部悪かったわね〜」と適当に聞き流す。

ああいえばこういう状態のジョンミョン、可愛く謝ればチェ尚宮が許してしまうことも知っている。
チェ尚宮 「フンッ!心に無いこと言うんですか!今日という今日は絶対に言いくるめられませんからね!」

ジョンミョン 「さてと!宴会に行く準備しなくっちゃ!」といたずらっぽく笑うジョンミョン。

インモクがこちらに向かってくることに気づき、慌てるジョンミョンとチェ尚宮。

ジョンミョン 「さっきのことは内緒よ!」 と、二人で口裏を合わせる。


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新しくあつらえたい服に身を包んだヨンチャン大君が 「姉上〜!」 と、駆け寄ってくる。

素敵だと褒めるジョンミョンに、
インモク 「だが、残念なことに、その服のお披露目は次の機会だ。今日の宴会が中止になったの」

ジョンミョン「小正月の宴会がですか?」と不思議がる。



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ゲシ 「殿下から申し訳ないとの御伝言でございます」

インモク 「わかった。殿下にはお気になさらず、と伝えてくれ」

ゲシ 「恐れ入ります、大妃様。では…」 と、去るゲシ。

光海を祀る尚宮キム・ゲシを遠くから見て、
インモク付のチョ尚宮は「まさに妖魔ですね。先王の尚宮が、どうして現主の尚宮としてぶら下がるなどという話がありましょう」と苦々しく見つめる。

インモク 「お前は五年経ってもその物言いか?」

チョ尚宮 「ですが中宮様…考えるほどに…」 

インモク 「そうだ。考えるほどに気が狂いそうだった。臨海君が疑惑の死を遂げ、晋陵君(チンルングン:光海の甥)は賜死になった。次は誰の番なのか…いつ大君に群がるだろうか…」 と、不安を口にした。

インモク 「だからもう、思案だけしている時ではないのだ。送った用件の返事は受けたか?」
インモク大妃は光海に対する反撃準備を開始する。



イメージ 7

イチョムは西人らの動向を注視しながらもある程度の余裕を持って眺めている。
西人を追い込む決定打が欲しいイチョム。

ゲシ 「大妃にもなにか動きがあるようです」

イチョム 「フン。ヨンチャンが8歳。もう西人が王に出来ると思ったか。王位に就いても自らが出来ることなど何も無かろうに」

ゲシ 「ところでお話とは何ですか?」

イチョム「先日の銀商襲撃事件でちょっと面白いことが浮かんだ。どの道その盗賊たちは死ぬだろう?だから、その盗賊たち、上手に仕立てればいいように使えそうだ」

ゲシ 「殿下が簡単に動かないかもしれません。臨海君を殺したことにまだ傷に抱えておいでです」

イチョム 「いや、それでも結局は手を下すことになるさ」 とニヤリ。



【便殿 龍座】

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キム・ゲシは光海に会いに行った。

光海は、王座に座って、龍の彫り物を触る。


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光海 「この座を得るために16年待った。自分の手で、肉親の命まで奪ったのに。それだけでもかなり厳しい対価を支払ったと考えていたが、それなのに、たかがこの程度のことも成すことができないというのか。私にとっては、やっと開始したばかりだというのに」 


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光海 「お前は私が過ぎた時間よりさらにきびしいことを悟るようになるだろうと言ったな?そのとおりだ。私に何がさらに残っているのだ?」


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光海 「今回もお前は、私の選択の持分だと言うのか?」



【市場通り】

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弓の賭け対決をしているカン・イヌ。
見事な腕前で勝ったイヌは、対戦相手の民からにこやかに賭金を巻き上げる。

民「良いところのお坊ちゃんが笑って受け取るのか?」
余裕を見せながらイヌ 「笑っているのではない、喜んでいるのだ。もっとたくさんくれるか?」と笑う。

イライラして去る対戦相手。

イヌ 「さぁ〜!次の相手は誰だ?」 と、対戦申し込みを受け付ける。
男 「私がやろう」という声が。ジュウォンだ。

イヌ 「勝てると思うのか?」

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ジュウォン 「今じゃ弓までお前より上手くなったぞ」
イヌ 「うわ!背も大きくなったな〜」 と言って、ジュウォンにじゃれるイヌ。

ジュウォン 「久しぶりだな、カン・イヌ」
ニッコリ笑うイヌ。



【王宮】

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ジョンミョン公主とヨンチャン大君は、光海が用意した宴会が中止になり、することがなくて退屈した。

ジョンミョン 「退屈だと思っていた宴会でも、いっそあればまだ良かったのに」 と嘆く。

ジョンミョン公主は、チェ尚宮から伝え聞いた王宮外の楽しい小正月行事の風景をヨンチャン大君に聞かせた。そして、生涯見ることの出来ない風景を思い浮かべたジョンミョンとヨンチャンは、ますます気落ちした。

ジョンミョンが遊ぼうと誘うが、ヨンチャン大君は首を振る。
ヨンチャン大君の気落ちに責任を感じたジョンミョン。

ジョンミョン 「なんでも言って。姉上が必ずかなえるから!」
すると、ヨンチャンは周りをキョロキョロ見渡してから、こっそり「王宮外を直接見てみたいです」と言い出す。


インモクは子供たちが突拍子もない考えを抱いたことも知らずに、居場所のわからない二人を捜すようにチョ尚宮に指示して、そのまま出かける。


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ジョンミョンはヨンチャンの提案がどれだけ危険なことかわからない歳ではなかったのでヨンチャンをなだめるが、
ヨンチャン 「母上が山寺に出かけるそうです」 と、言って好奇心を打ち消すことが出来ず、
ヨンチャンはジョンミョンに駄々をこねた。

困り果てたジョンミョンは「行きたいけれど王宮外に出る方法が無い」と言い訳するが、
ヨンチャンはニッコリ笑ってジョンミョンに耳打ちする。


イメージ 16

結局二人は、内人が内緒で使用する犬穴を使って王宮を脱出した。


イメージ 17

ジョンミョンは最後までヨンチャンを思いとどまらせようとするが、

ヨンチャン 「姉上が行かないなら、私一人でも行きます」 と、言って歩き出した。
ジョンミョン 「ちょっと!お前一人でどうやって!わかった、行こう。でも姉上のそばを絶対に離れたらダメよ!わかった?」

ヨンチャン 「はい!姉上!」 と、目を輝かせる。
駆け出した二人、すでにジョンミョンの心もトキメキを隠せなかった。



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