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ミソジのぼやき…見ないで下さい...
ご無沙汰している間に、オイラを「おばちゃん」と呼ぶ権利を有する者が一人増えたんですよ(笑)

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【華政】cap04話-6

からの続き。



【王宮 庭】
 
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ジュウォンとイヌは王宮内を走り回り、ジョンミョンを探す。
桜の木の下にたたずむジョンミョンを見つけたジュウォンとイヌ。
ジュウォン  「公主様・・・」
振り返ったジョンミョンは、
ジョンミョン  「ホン・・・ジュウォンと言ったわね?」
ジュウォン  「・・・」
ジョンミョン  「捕盗大将の子息だと、あの時」
イヌはジョンミョンがジュウォンを強く印象に残していたこと、そしてジュウォンしか目に入っていないことに驚く。
ジュウォン  「公主様・・・」
ジョンミョン  「私の弟を・・・助けてください」
ジュウォン  「?」
ジョンミョン  「そうすればヨンチャンを守ることができると言われたのです・・・」 大粒の涙をためるジョンミョン。
ジョンミョン  「この婚礼が成立すれば・・・」
ジュウォン  「・・・」
イヌ      「・・・」
居た堪れない様子でジョンミョンを見る二人。
ジョンミョンが膝をつく。
ジュウォン  「公主様!!!」 と、ジョンミョンに手を差し伸べたジュウォン。
 
 
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ジョンミョンはジュウォンのその手を掴み、大粒の涙をポロポロと流しながら、
ジョンミョン  「私と婚姻してください」
ジュウォン  「・・・」
ジョンミョン  「どうか・・・。弟を守ることができるように・・・」
イヌがジュウォンを見る。
 
 
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ジュウォンは戸惑ったようにジョンミョンを見つめる。
号泣するジョンミョン。
ジョンミョン  「どうか・・・どうか・・・」



【ヨンチャン大君 居所】
 
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内人たち 「大君様・・・大君様・・・」 建物の外で泣く女官たち。
ヨンチャン  「嫌だ!行かない!行きたくない!!!」
オム尚宮  「大君様・・・」
ヨンチャン  「私だってわかる!全部聞いた。王宮から出た途端、私を殺すのだろう?
         刀を持った者たちが私を待ち構えているのだろう!」
オム尚宮  「そんなことはありません。どうかほんの少しの間、離宮に行かれて・・・」
ヨンチャン  「嫌だ!!!母上を呼んでくれ!姉上を探してきて!
         姉上と一緒でなければなにもできないのだ。私一人ではどこにも行かない!!
         恐ろしい・・・一人ではどこにも行かない!!」
オム尚宮   「大君様・・・」
号泣しながら訴えるヨンチャン。オム尚宮も泣く。



【インモク大妃 居所(軟禁中)】
 
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号泣するインモク。
インモク  「送ることなど出来ない・・・。こんな風に送り出すことなど・・・。
        あんなに幼子に何の罪があるというのだ・・・。
        罪を着せて大君を追い出すだけだ・・・そのうえ廃庶して出してやるなど・・」
チョン尚宮  「大妃様、しっかりなさってください。
         大妃様がこのようでは大君様はもっとお心が乱されます」
インモク   「チョン尚宮・・・チョン尚宮・・・ヨンチャンを助けてくれ・・・。
         今、王宮から出せばあの子は殺されるのだ、チョン尚宮!助けて・・・どうか・・・チョン尚宮・・・」
チョン尚宮  「大妃様・・・」

居所から出てきたチョン尚宮。
チョン尚宮  「大君様は?」
内人  「まだ王宮から出られておりません。公主様と一緒に行くと仰って・・・。
      どうしたら良いのでしょうか、尚宮様・・・。すでに退宮命令が出ております。
      これ以上出宮の時間が遅れれば、この場での処刑されるかもしれません・・・兵たちによって・・・」
チョン尚宮  「・・・」



【ジョンミョン公主 居所】
 
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荷物をまとめているジョンミョン。
チェ尚宮  「こんなことをなさってはいけません!どうか!」
ジョンミョン 「ヨンチャンと共に行く!あの子が行くのなら、私も行かなければ!!」
チェ尚宮  「公主様!!!」
ジョンミョン 「私がいなければ一日とて生きられない子なのだ!
        何をするにも私の手を掴まなければならない子だ!
        そんな子をどうして一人で送ることができる?私だけがどうして残ることができる?!」
チェ尚宮  「ならば!私を殺してから行ってください!」
ジョンミョン 「!!!」
チェ尚宮  「そうしなければ、私はここから一歩たりとも動きません!!!」
ジョンミョン 「チェ尚宮!お前!!」
 
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そこにチョン尚宮が入ってくる。
チョン尚宮  「一緒にお行きください、公主様」
ジョンミョン  「!!!!!」
チェ尚宮   「・・・」
ジョンミョン  「チョン尚宮?」
チョン尚宮  「そうしても良いとの王命が下りました。ですから、大君様と共にお行きください」



【ヨンチャン大君 居所】
 
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チョン尚宮の言葉を信じたジョンミョンはヨンチャン大君の居所に駆けつける。
ジョンミョン 「ウィや!!!」
ヨンチャン  「姉上!!!」  抱きしめあう二人。
ジョンミョン 「大丈夫?ウィ。怪我はない?」
ヨンチャン  「姉上・・・怖かったです・・・王宮から出るのも怖いです・・・」 と、ボロボロと涙を流す。
ジョンミョン 「もう大丈夫だ。姉が一緒に行くことになった。だからもう何も心配するな。
         お前を一人にさせはしない。姉が絶対!お前を守るから!」
ヨンチャンを流刑先に送る兵士たちがやってくる。
 
 
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手を繋いで歩くジョンミョンとヨンチャン。
大殿の前を横切るとき、一度大殿を見たヨンチャンがジョンミョンの手を引っ張る。
 
 
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ジョンミョンはひざまずいてヨンチャンの手を握りしめ、
ジョンミョン 「大丈夫よ、ウィ。なんでもない。少しの間、王宮を離れるだけだ。姉と一緒に戻って来るのだ」
ヨンチャン  「本当ですか・・・姉上?」
ニッコリ笑うジョンミョン。
ジョンミョン 「そうよ。姉がお前にウソついたことがあった?」
その言葉にヨンチャンもニッコリ笑う。
 
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ジョンミョンは思い出したように自分で作った王牌(お守り)を渡す。
ジョンミョン 「ほら、これを持っていて。お前の王牌だ。私が新しく作っておいた」
うれしそうに王牌を見るヨンチャン。
ジョンミョン 「お前はこの国の大君だ、ヨンチャン」
ニッコリ笑うヨンチャン。
ジョンミョン 「いつもそれを忘れてはいけない!だから涙は見せず、強くならねばならない。
        姉がお前のそばにいるから」
ヨンチャン  「はい、姉上!」 
涙を拭くヨンチャン。
ジョンミョン 「行こう」



【門】
 
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門まで来たジョンミョンとヨンチャン。
用意された輿が2つ.。
 
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それを見た2人は妙な胸騒ぎを感じ見つめあう。
輿の前に立っているチェ尚宮、チョン尚宮、オム尚宮の前に、手の繋いだまま立つジョンミョンとヨンチャン。
 
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チョン尚宮  「もうここまでで大君様の手をお放しください」
ヨンチャンを見るジョンミョン。
不安なヨンチャンはジョンミョンの手を強く握る。

 
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チョン尚宮  「輿にお乗りください」 と、ヨンチャンに促す。
ヨンチャン  「・・・」 道を開ける尚宮たち。
一旦、輿に向かうジョンミョンとヨンチャンだが、ジョンミョンは立ち止まってチョン尚宮の方を向く。
 
 
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ヨンチャンがジョンミョンの後に身を隠す。
チョン尚宮  「大君様を輿にお連れしろ」 と、オム尚宮に命じるチョン尚宮。
オム尚宮   「はい・・・」 と、ジョンミョンと手を繋いでいるヨンチャンを輿に乗せようとする。
ジョンミョンが不安いっぱいで尚宮たちを見ると、突如、我慢しきれなくなったチェ尚宮が泣き出す。
 
 
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それを見たジョンミョンは、とっさにヨンチャンを抱きしめる。
ジョンミョン  「嫌だ!大君と同じ輿に乗る!」
チョン尚宮  「何をしておる!早く大君様を輿にお乗せしろ!」
ヨンチャン  「姉上!」

内人たちがジョンミョンとヨンチャンを引き剥がす。
必死に手を離すまいとするジョンミョン。
ジョンミョン  「何をするのだ!一緒に行くと言ったではないか!」
チェ尚宮、号泣。
 
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チョン尚宮  「早くしろ!」
ヨンチャン  「姉上!助けてください!姉上!」
ジョンミョン  「ウィ!ダメだ!下がれ!!お願いだからーーーっ!」
 
 
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だが、結局、ジョンミョンの手からヨンチャンの手はすり抜けていった。
 
 
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呆然と、自分の手を見つめるジョンミョン。
 

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引きずられながら連れて行かれるヨンチャン。
ジョンミョン  「ウィや!ウィ!!ダメだ!ウィーー!!!ダメーーーッ!!」
ジョンミョンから引き剥がされたヨンチャンは、押し込まれるようにして一人で輿に乗せられる。
ジョンミョン  「ダメェェェーーーーッ!!!!!」 というジョンミョンの絶叫が響き渡る。

第4話(終)

 
 
 

【華政】cap04話-5

からの続き。



【便殿】

自分が口述したでたらめな告変書を読むイチョム。

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イチョム  「昏君(愚かな王)を降ろし、ヨンチャン大君を新王として擁立するためのものであった・・・」

ざわめく重臣たち。うつむくドッキョン。


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無言のままの光海。


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ドッキョンが光海を見る。


(回想)

光海  「卿は誰の側に付くつもりだ?」

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光海  「これ以上の欺瞞と詐術がないように!」


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光海  「私が妥当な政治をするために、彼らをえぐり取るべきだとすれば!!!」


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光海  「その時、卿は・・・誰とともに歩むつもりなのだ?」


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ドッキョン(心の声) 「このことだったのですか?殿下!あの言葉は!」
光海がドッキョンを見据える。
うつむくドッキョン。


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イ・ウォニク 「ですが、事件は事件として。
        首謀者がそうであるとは、誰かが罪に陥れるための策略だということも考えられませんか?」
イ・ハンボク 「そうです、単純に信じてはならなりません!」

南人のイ・ウォニクとイ・ハンボクはキム・ジェナムの関与の有無は慎重であるべきと主張したし、
多くの西人の重臣は、大妃を陥れるものだと主張し、告変書の真実性を疑った。


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逆謀の首謀者の告変書を突き付けてもなお、重臣らのほとんどは光海に決断を早まるなと上申した。


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光海は沈黙したまま、西人勢力を凝視している。

イチョム    「これは、罪人を審問して、真相を明らかにせねばなりません!ですから殿下…」


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その言葉を遮って、それまで黙していたドッキョンが口を開く。

イ・ドッキョン  「小臣イ・ドッキョンがお言葉を申し上げます」


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光海がドッキョンを凝視。
イ・イチョムとイ・ウォニクはドッキョンの言葉に緊張。


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ドッキョン  「畏れながら・・・殿下は間違っておいでです!」


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衝撃をうけたような光海。
チョン・イノンとユ・ヒブンもドッキョンのストレートな批判に驚く。


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ドッキョンを見据える光海。

ドッキョン  「妥当な政治をするために、さらに多くの欺瞞と詐術がないようするため、と仰いましたか?
        いいえ、間違っています」


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光海     「・・・」
ドッキョン  「この一度の選択が!今の欺瞞と詐術が!」 


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ドッキョン  「殿下の政治をまさに暴政に導くでしょう」


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光海  「!!!」
便殿内ざわめく。


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ドッキョン  「奸臣輩の手をはねのけてください!!!!」
正面切って“奸臣”と表現されたイチョムがドッキョンをにらむ。


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ドッキョン  「聖政を約束した、過ぎし時間を取り戻してください殿下!」
光海     「!!!!」


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ドッキョン  「妥当な政治とは、先々ではなく、まさに今!!!
        この偽りとなった誘惑に抗う時に始まるのです」
光海     「・・・」


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ドッキョン  「そうでなければ、殿下のその壮大な志までが!いつかは退色して変質するでしょう」

ドッキョンは、光海に壮大な志があったにせよ、そのために手段選ばず欺瞞と詐術を用いて
政敵を排除し政治を行うことは正当化できないことを強調して訴えた。

光海とドッキョンが互いを見る。


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イ・ウォニク、チョン・イノン、イ・ハンボクも固唾を呑む。
ドッキョンの言葉には光海への批判が込められていたため。

イチョム  「領相大監!!!」 と、怒りに震え立ち上がる。
イチョム  「欺瞞と詐術とは!!殿下が暴政だと?!」

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光海   「さがれ!!!!!」 


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イチョム  「・・・」 黙って、席に戻るイチョム。
ドッキョンを見据える光海。
そしてため息を一つ吐く。


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ドッキョンを見据えたまま、光海が龍座から降りる。


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光海を見上げるドッキョン。
ドッキョンを見下ろす光海。


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光海    「卿は結局、私を信じられぬのだな・・・」
ドッキョン  「!!!」


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悲哀に満ちた表情で、かがんでドッキョンと視線を合わせた光海。


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光海   「卿と・・・共に歩みたいのに・・・」
無念さを隠すような光海の表情には、ドッキョンに対する失望に満ちていた。


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ドッキョン  「!!!」
光海は目を赤くしながらドッキョンを見つめる。


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そして、もはやドッキョンとは共に歩めないことを覚悟した光海。
悲しみから狂気へと眼差しの色を変えて立ち上がった。
 

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西人たちに向かって、
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光海    「この告変(供述)を信じることができないと?ならば良かろう。私が直接、審問に出る」
ドッキョン 「殿下・・・」
光海はドッキョンの身を挺した忠言をはねつけた。
 
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光海  「そうすればよいのだろう?私が直接そなたらに証検を見せれば!」
 
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怒りと失望のため、顔を歪ませながら、光海は自身の右腕としたドッキョンに冷たく背を向けた。



【捕盗庁】

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心配そうにするホン・ヨンの元へ、カン・ジュソンがやってくる。
ホン・ヨン  「王宮の様子はどうだ?」
ジュソン  「王様が直接審問をなさるそうだ。結局、罪に問うようだ」
ホン・ヨン  「・・・。ジュウォンとイヌは?」
ジュソン  「まだ王宮から出来ることはできない」
ホン・ヨン  「・・・(そうか、というようにうなずく)」
ジュソン  「だが心配するな。いくら兵士といえどもお前と私の息子に手出しすることは出来ないから」



【ジュウォンとイヌ、軟禁状態】
 
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ジュウォン  「お前が言っていたのは、これのことだったのか?」
イヌ      「・・・。朝廷や王室だけじゃないだろう?こんなことが起きるだろうことは誰でも知っていただろう?
         こんなにも早く起きるとは思わなかっただけで」
ジュウォン  「・・・・・」
イヌ      「お前は堅物だからな、お前の父さんも。だから代わりになろうとしたんだ。
        トウリ大監・・・いや、父さんも、王室の災いから遠ざけようと思って。」
ジュウォン  「・・・・・」
イヌ      「でも、それだけがすべてじゃない。言ったじゃないか、俺は公主様も・・・
         いや、公主も・・・(気に入ってる)」
ジュウォン  「公主様も大丈夫なのかな」
ジョンミョン心配して突如動き出すジュウォン。



【大殿】

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ジョンミョンはとりつかれたようにぼう然とした表情でどこかへ向かっている。
チェ尚宮がジョンミョンの行く手を阻み、
チェ尚宮  「ダメです!大殿はいけません!」
ジョンミョン  「どけ!」
チェ尚宮  「公主様!そんなことをしたら公主様まで捕らえられてしまいます!!」
ジョンミョン  「ヨンチャンと母上様が捕らえられたのだ。私の弟が殺されるかもしれない・・・」
チェ尚宮  「公主様・・・」
ジョンミョン  「殿下にお会いせねば!私の話を聞いてくださる!
         お兄様ならヨンチャンが無実だと信じてくださる!!!」
チェ尚宮の静止を振り切ってジョンミョンが駆け出す。
チェ尚宮  「公主様―――っ!!!」
 
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ジョンミョンの目の前に、大殿から出てきた光海が現れる。
光海を見つけて立ち止まるジョンミョン。
光海もまたジョンミョンを見つけ、ジョンミョンに向かって歩いてくる。
 
 
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ジョンミョン  「殿下・・・」
ジョンミョンが光海に近づき、向き合う2人。

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ジョンミョン 「殿下・・・」
光海     「・・・」
 
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ジョンミョン 「違いますよね?ヨンチャンの疑いも、母上の疑いも・・・事実ではありませんよね?」
光海     「・・・」
 
 
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ジョンミョン 「お兄様はすべて信じてくれますよね?」
光海     「・・・」 
 
 
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ジョンミョン 「ヨンチャンを助けてください、お兄様。
        あの子には何の罪もありません。まだただの幼子です!」
光海     「・・・」
 
 
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ジョンミョンの涙の訴えに、少なからず心乱れる光海。
だが・・・、
 
 
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光海     「王室に・・・ただの幼子はいない。罪のない者もいない・・・」
 
 
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ジョンミョン 「・・・」
 
 
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光海     「それ故、ヨンチャンはその罪の対価を払うことになるだろう・・・」
ジョンミョン  「!!!!!」 
その言葉に衝撃を受けるジョンミョン。
 
 
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光海は自分が放った言葉の残酷さを噛み締めながら、冷酷にジョンミョンの前から立ち去る。
 
 
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ジョンミョンは呆然と立ち尽くし涙を流す。
 
 
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ジョンミョンの視線から離れた光海は、
目頭を赤くして悲壮感を漂わせる。
 

(回想)
光海とジョンミョンは互いにあの約束を思い出していた。
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ジョンミョン 「だからお兄様、来年は必ずお兄様が売ってください。
         来年もその次の年も、そのように末永く、ずっとですよ…」


 
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ただ仲睦まじいお兄様と妹でいるという約束は、かなわぬ願いだった。


 
へ続く。
 

 



【華政】cap04話-4

からの続き。



【翌日、王宮】
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ホン・ジュウォンとカン・イヌがプマ揀擇のために王宮へ。



【ジョンミョン公主 居所】
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チェ尚宮  「聞きましたか!今、プマ候補が入宮したそうですよ!」
ジョンミョン 「・・・」
チェ尚宮  「私が行って様子を見てきましょうか?」
ジョンミョン 「・・・チェ尚宮・・・私は、不吉な子なんだって」
チェ尚宮  「えっ?」
ジョンミョン 「私が・・・。チェ尚宮・・・」
チェ尚宮  「え?何を仰ってるんですか!」
泣くジョンミョン。



【プマ揀擇(公主の婿オーディション)会場】
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緊張するジュウォンとイヌ。そんな様子を微笑ましく見るインモク。
イヌはド緊張しているジュウォンを見て微笑む余裕あり。

中宮(光海妃) 「揀擇(カンテク)をお始めください、大妃様」

インモク    「少し待て。まだ府院君が到着していない。王室の揀擇には外戚の参加が規則だ。
          まもなくいらっしゃるだろうから、茶でも飲んでゆっくりしよう」


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微笑みをたたえ優雅に茶をすするインモク。
中宮(光海妃)は、ジュウォンとイヌが茶を飲んだことを確認してから、茶に口をつける。



【ジョンミョン公主 居所】
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気が気ではなく、ウロウロと歩き回るジョンミョン。
その時、突然照りつけた太陽の日差しに、目が眩み・・・
ジョンミョン  「熱い・・・とても・・・熱い」 
チェ尚宮  「公主様!!」
次の瞬間、ジョンミョンに妙な胸騒ぎが走る。
ジョンミョン  「ヨンチャン?ウィや!!!」


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その頃、ヨンチャンは、内人たちと目隠し鬼ごっこで遊んでいた。
内人  「大君様〜こちらですよ〜」
ヨンチャン 「ハハっ♪どこだ?アハハ♪」



【プマ揀擇(公主の婿オーディション)会場】
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内人    「府院君が到着なさいました」 
キム・ジェナムとインモクの兄たちが到着する。

インモク  「いらっしゃい、父上。お兄様。」
府院君キム・ジェナム 「大妃様^^」 

いつになくにこやかな表情の府院君キム・ジェナムとインモク。
インモク  「こちらにお座りください。子供たちもお待ちかねですよ」
孫娘(ジョンミョン公主)のプマ候補ににこやかな視線を向けるキム・ジェナム。

ジュウォンとイヌは緊張がちに会釈。


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にこやかなまま席に着こうとしたキム・ジェナムの背後から、
ユ・ヒブンが兵を連れて乗り込んでくる。

インモク  「何事だ!」
ユ・ヒブン 「申し訳ございませんが、今日の揀擇(カンテク)はできそうにありません、大妃様」

一同が驚愕する中、
ユ・ヒブン 「府院キム・ジェナムと子息たちを捕縛しろ!」
兵士たち  「はい!」
インモク  「なんだと!」


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ジェナム  「一体どういうことだ!」
ユ・ヒブン 「こやつらはすべて、逆謀を企てた逆賊だ!」
インモク  「!!!!!」
ジェナム  「一体何の話だ!私が逆賊とは!」 
引きずられていくキム・ジェナム。


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ひたすらニンマリが止まらないユ・ヒブン。
ジェナム 「大妃様!!!大妃様!!!」

インモク 「父上―--っ!!!お兄様----っ!!!」
泣き叫ぶインモク。
ジュウォンとイヌはただぼう然とその様子を眺めるしかなかった。


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ヨンチャンを探して走るジョンミョン。あとに続くチェ尚宮、内人たち。
ジョンミョン 「ウィや・・・ウィや・・・」


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ヨンチャン 「なぜ急に静かになったのだ?オム尚宮!どこだ?」
バタバタとヨンチャンの周りを取り囲む足音。

ヨンチャンが目隠しを外すと、目の前に・・・不気味なイ・イチョム。
イチョムはニンマリ。


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不安な顔で後ずさりするヨンチャン。
ヨンチャンの周りは、鬼ごっこの相手だった内人ではなく、武装した兵士に取り囲まれていた。

オム尚宮  「大君様・・・」 
兵士がオム尚宮の行く手を槍で阻む。

到着したジョンミョンの目の前で・・・


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イ・イチョム 「連れて行け!」 
両脇を抱えられ、引っ張られて連行されるところだった。
ジョンミョン  「大君!!!」 
ヨンチャンに向かって駆け出すジョンミョン。

ジョンミョン 「ウィや―――っ!」
ヨンチャン  「姉上――――っ!!!」
兵士の腕からヨンチャンを取り返したジョンミョンは、ヨンチャンを守ろうと抱きしめる。


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ジョンミョン 「何をするのだ!なぜ大君にこんなマネを!!!」 と、イチョムに絶叫。
イチョム  「要務です。公主様、大君がとんでもない悪さをしたんですよ〜」
ジョンミョン 「なにっ?」
イチョム  「連れて行け!」

兵士たちに乱暴に連れて行かれるヨンチャン。
引き剥がされたジョンミョンはヨンチャンを引き戻そうとするが、兵士たちがそれを阻む。

ジョンミョン 「ダメだ!その子を連れて行くな!どけ!大君を放せーーーっ!」
ヨンチャン  「姉上―――っ!」
ジョンミョン 「ダメーーっ!ウィやーーーっ!ウィーーー!」


騒然とする王宮。
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梧里(オリ)イ・ウォニク、鰲城(オソン)イ・ハンボクも駆けつける。
ぼう然と立ち尽くす漢陰(ハヌム)イ・ドッキョン。
イ・ウォニク  「漢陰(ハヌム)・・・」
イ・ドッキョン  「これですべてではないでしょう、大監・・・」
今後を思い不安に駆られるイ・ハンボクとイ・ウォニク。



【インモク大妃 居所】
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ヨンチャンに会いに行こうとするインモクは、居所の周りを兵に囲まれ、身動きが取れない。
インモク  「どけ!!!大君に会いに行くのだ!私の子に会わせろ!」
兵士が槍で行く手を塞ぐ。

インモク  「お前たちーーっ!私の父が罪を着せられたのに!私の息子ヨンチャンが捕らえられたのに!!
        誰が自分の子に会うのにこんな仕打ちを受けなければならぬのだーーーっ!!!」
内人たちが嗚咽。
インモク  「主上に会わねば。私が直接、主上に私の息子の無実を訴えねば!」


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監察尚宮  「大妃様はそこから1歩たりとも外に出ることはなりません!!!」
チョン尚宮 「監察(カムチャル)尚宮???」
形式的に笑顔でお辞儀をした監察尚宮。

監察尚宮  「あの女、あれ、それからあの女!連行しろ!」 と、インモク付きの女官3人を捕らえる。
ぼう然とするインモク。
チョン尚宮  「なんのつもりだ!」
監察尚宮は無言のまま、風呂敷包みをインモクの足元に投げつける。


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中から、呪いの札、骨、髪の毛など呪詛に使われる道具が散乱する。
身じろぐインモク。
チョン尚宮  「これは・・・」
監察尚宮   「先王の最初の王妃であられたウィイン王妃陵(墓)で見つかった呪詛道具です。
         大妃様付きの内人たちが埋めた物だという嫌疑がかかっています。
         先王の死はウィイン王妃の呪いを利用したものだということです」
インモク  「なんだと?」
監察尚宮 「ですから!事件の捜査が進むまでは、大妃様といえども、
       国法に従い居所から出ることはなりません」
チョン尚宮  「監察尚宮!」
インモクは息子の危機にも関わらず、身動きさえ出来ない状況に追い込まれ、怒りとショックで倒れる。


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インモク  「私をこのような形で手足まで縛るというのか!!
        私の息子を生かすことができないようするために!!!」 と、絶叫。




【便殿】


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険しい表情の光海。



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イチョムはドッキョンを見る。そのドッキョンはただならぬ形相。
便殿に集まった重臣たちはそれぞれに事の重大性に緊張の面持ち。


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おもむろにイ・イチョムが一通の書を取り出す。

イ・イチョム  「これはまさに、慶尚道(キョンサンド)ムンギョンで銀商襲撃した首謀者、
         パク・スンの庶子パク・ウンソの告変書(供述書)です」


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イチョムは封を開けて、告変書を読み上げる。


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イチョム  「癸丑(ケチュク)年某月某日、パク・スンの庶子パク・ウンソと西人の庶子7名は、逆謀を企てた」

驚くドッキョン。顔を強ばらせる光海。


(回想 ムンギョン銀商襲撃事件首謀者の牢獄)
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イチョム  「こういうことには大義名分がなくては、な。
       逆謀を起こすために、銀商を襲った・・・軍資金を集めて…兵を起こそうとした、ということだろう?」

ムンギョン銀商襲撃事件の首謀者パク・ウンソは、イチョムの威圧的な話を否定する術がなく、うつむく。

イチョム  「これは・・・府院君キム・ジェナムが持ちかけた・・・」
イチョムの言葉が、そのままパク・ウンソの供述として記録されていく。



へ続く。


【華政】cap04話-3

からの続き。



【王宮 深夜】

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衣をかぶった女二人が人目を避けるようにして王宮に入る。
一人はインモク付きのチェ尚宮、もう一人はわからない。
トボトボと王宮内を歩いていたジョンミョンは、その二人の姿を偶然発見し、後をつける。



【インモク大妃 居所】

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インモクが2人の到着を待ち構えていた。
チェ尚宮  「国巫スリョンゲでございます、大妃様」
衣を取るスリョンゲ。

その時、部屋の外ではジョンミョンが立っている。
ジョンミョン 「母上様???」



【南漢山城 武器製作所】

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火薬をつまむ光海。
観念したように、ドッキョンに背を向けたままで話し始める。


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光海    「そうだ。私はここで秘密裏に武器を製造して火薬も作っていた」
ドッキョン 「・・・」
光海の後姿を睨み付けるドッキョン。


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光海    「かなりの時間を費やしてすべて失敗してきた、だが!放棄するつもりはない」
ドッキョン 「・・・」
光海    「卿に知られたことはいっそ良かった」

振り向いて開き直る光海。
光海   「どうせ間もなく公表して推進するつもりだったのだから」


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光海   「“火器都監(ファギトガン)”、これがこの機構の名前となるでしょう」
ドッキョン 「殿下・・・」 


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光海   「卿もわかっているであろう?この国朝鮮がどれだけ虚弱であるかを。
       ろくな武器がないばかりか、最も重要な火薬は自分の手で作ることもできず、
       せいぜい明が供給することで細々と生き長らえている境遇であることを」
うつむくドッキョン。


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光海  「永らく明はこの国をいいように使ってきた」


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光海  「必要な時は朝鮮を足先で使いながら、朝鮮が強くなることを恐れて」


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光海  「火薬製造法はガチガチに隠したまま、この国を属国に作ってきたのだ」
ドッキョンが光海を見据える。


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光海  「だが!私の朝鮮は違うのだ、領相!」



【インモク大妃 居所】

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スリョンゲ 「う〜ん・・・妙ですね・・・」
インモク  「???」
スリョンゲ 「忠臣の二人の子息の四柱は・・・公主様とすべて合います。一人は根となり、一人は木となる。
       どちらにしても、公主を支えます」
インモク  「それなのに、何が妙だと言うのだ?」
スリョンゲ 「公主様の運気です・・・」
インモク  「なに?」
スリョンゲ 「公主様にはあってはならない不吉な気運があります」

立ち聞きしていたジョンミョンは衝撃を受ける。
スリョンゲ 「女人である公主様が持つことのできない、この国の・・・」 愕然とするインモク。


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王宮内の石灯籠に灯りを入れて回っていたキム・ゲシ。
庭で呆然と立ち尽くすジョンミョンを見かけ、不気味に凝視するゲシ。



【南漢山城 武器製作所】

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ドッキョン 「ですが、この国は殿下だけのものではありません!
       殿下は明らかにこの国の王ですが、所有者ではないのです。
       君主と民は水の上に漂う船!どうしてその船を単独で動かそうとなさるのですか!」



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光海    「!?」
ドッキョン 「朝廷や重臣たちは知っていなければなりませんでした。
       どんな壮大な意志であったとしても、このような欺瞞と詐術を!合理化することはできません!」



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光海    「違う!!!私はなにがあろうと成し遂げねばならぬ!」
ドッキョン 「!!!」


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光海   「交河遷都(キョハチョン)…。

      都を移し、女真族の攻撃に備える?私の夢はたったそれだけだと思うか?
      いつ攻めて来るともわからない敵との戦乱に備えた防御のためだと?そんな程度ではない。」


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光海   「生き残るために朝鮮は盟主にならねばならぬ!
      女親族だけでなく、明をも推すことが出来る力。
      侵略できる力を持つ国だけが、侵略から解放されることができるのだ!」
ドッキョン 「・・・」


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光海   「私は戦乱を通じてそれを学んだ。
      だが!交河に遷都すると知っただけでも私に異を唱える重臣たちが、火薬開発を容認すると思うか?
      今の西人たちは明にへつらうしか能がないではないか!!!」
ドッキョン 「殿下!!!!!」
光海   「だから何一つ成しえなかったのだ・・・」
ドッキョン 「・・・」


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光海   「もしも将来、私が西人らと敵対する日が来れば、卿は誰の側に付くつもりだ?」


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ドッキョン 「???」


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光海   「これ以上の欺瞞と詐術がないように!
      私が妥当な政治をするため、あいつらをえぐり取るべきだとすれば!」


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光海   「その時、卿は誰とともに歩むつもりなのだ?」


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ドッキョン 「・・・そのお言葉・・・どういう意味なのですか?殿下・・・」
光海    「・・・」

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【大北派 会議】

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勢いよく扉を開けて入ってくるイチョム。
すでに集まって待っていた大北派重臣たち。
ユ・ヒブン   「お前はまったく、今までどこに!!」
イ・イチョム  「そんな小言言っていられませんよ。私がどれだけ大きな仕事をしていると?」
キョトンとして顔を見合わせるユ・ヒブンとチョン・イノン。
イ・イチョム  「明日です、まさにその日は・・・」
ユ・ヒブン  「???」
不敵に笑うイチョム。



【南漢山城】

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ドッキョンが出ていき、再び門が閉められる。
振り返るドッキョン。


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ここの存在をドッキョンに知られ、危機感を感じる光海。
自身の右腕であるドッキョンに浴びせられた批判。


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己の思いを洗いざらいぶちまけた今、後戻りすることは出来ない。
光海の大意は彼をますます孤独にしていく。



へ続く。

【華政】cap04話-2

からの続き。



【ホン・ジュウォン宅 (捕盗大将ホン・ヨン宅) 書庫】


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一冊の書冊を手に取るジュウォン。
だが、ジョンミョンを助けた際に握られた手の感触が思い出されて考え込む。
イヌが訪ねてきている。
ジュウォン 「どうしたんだ?こんなところまで」
イヌ     「酒一杯飲みに行こう」
ジュウォン 「おい!!!」
イヌ     「わかったよ、なら水!いいか?」
ジュウォン 「・・・」
イヌ     「いくらお前でも平静ではいられないだろう?違うか?」
ジュウォン 「・・・」



【酒房】


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酒をあおるイヌ。
イヌ     「それにしても。公主様にまた会うなんて、想像もしなかったな」
ジュウォン 「(酒房を見回して) フッ・・・(笑)」 
イヌ     「なんだよ?俺たち、幼い頃にも会ったじゃないか」

(回想)
ジョンミョン 「(ジュウォンの手を掴んで) 逃げよう!おにごっこよ!」
一緒に逃げるジョンミョン、ジュウォン、イヌ。
ジョンミョン 「これで良し!どこから来たの?名前はなに?」

思い出したジュウォン。微笑む。


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イヌ     「それで・・・お前はどう考えているんだ?今回の件」
ジュウォン 「・・・」
イヌ     「俺は、公主様を初めて見た時から気に入ってた。
        覚えてないのか?!幼い時、俺がプマになりたい、って言ったこと!」
ジュウォン 「(そういわれてみれば・・・的) だから?」
イヌ     「なにが “だから?” だよ。夢に一歩近づいたって事じゃないか。」
ジュウォン 「なんだって?」
イヌ     「公主のプマは官職に出ることができない、お前だって知ってるだろ?」
ジュウォン 「・・・」
返答に困ったジュウォンは、飲まないはずの酒に手を付け、ゴクリと飲む。


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ジュウォン 「でも・・・それは・・・大人が決めることだ」
簡単に譲ると思っていたジュウォンの思いがけない反応にイヌは少し驚く。
ジュウォン 「それが、王室と官界の秩序だ」


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イヌ     「俺は本気だぞ、ジュウォン。世の中にはそれが通用しない者もいるからな・・・」
その言葉の意味が理解できなかったジュウォン。含みを持った笑いをしたイヌ。
ジュウォンはこの提案を、受け入れも拒否もしないまま、微妙な表情を見せた。
イヌ     「その座には俺が行く。お前は譲れ、ホン・ジュウォン」



【漢城府カン・ジュソン宅】


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馬からおりるイ・ドッキョン。
門には「民生救恤」と書かれた旗がつるされており、敷地内は民たちで溢れかえっている。
ジャガイモなどの食糧をもらうために並ぶ民の長蛇の列。カン・ジュソンの自宅は貧民救済所となっていた。


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その様子を見るドッキョン。
そしてドッキョンを見て一人の医員が「漢陰(ハヌム)大監・・・」とつぶやく。

そこにやってきたカン・ジュソンが 「領相大監・・・」 と、声をかける。
お互いに一礼するドッキョンとジュソン。
ジュソン  「こちらへ」 と、ドッキョンを案内する。
その様子を見ていた医員は思い悩むようにうつむく。



【捕盗庁 記録保管室】

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部下に過去の捜査資料を探させている捕盗大将ホン・ヨン。
部下    「ありました」
ホン・ヨン 「持って来い」
部下    「これは、5年前の生死(ミイラ)遺体が発見された事件ですよね?ところで、急にどうして・・・」
ホン・ヨン 「いや、少し気になることがあってな」

捜査資料をペラペラめくると、パサッと紙片が落ちる。
拾い上げて広げたホン・ヨン。それは格庵ナム師古のあの神託書だ。


(回想)
ホン・ヨン  「それでは、これが格庵ナム師古の最後の神託書だと仰るのですか?」
ドッキョン 「最後の一文、“一旦火を支配する者(地にもぐり怒りを納める者、という意味もある?)
       純血の者ただ一人が世界の真の主人となる”という部分は、
       ヨンチャン大君のことを指していると思われます。
       しかし、それを今さら公表したらどうなると?何が起きると思われますか?」



【漢城府カン・ジュソン宅】

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酒を酌み交わすドッキョンとジュソン。
あれこれしながら金儲けをしていると言うカン・ジュソン。
ドッキョンはジュソンが儲けた私財を投じて貧民救済をしていることに感嘆。
民のことも考えず面白おかしく過ごす他の両班たちの実情をぼやく。
恐縮するジュソン 「そんなことを仰られては他の両班たちに恨まれます」 と、笑う。

ジュソン  「ここまで訪ねておいでということは・・・返事が必要だからですか?」
ドッキョン 「官位に就くことが出来ないプマに子息送るというのは、辛い決定だということはわかります。
       ですが・・・」

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ジュソン  「いいえ。それならば、つまらぬ心配をなさったようです」
ドッキョン 「・・・」
ジュソン  「私もホン・ヨン令監も、すべてこの国の臣下です。家門よりも優先させるべきは、
       朝廷と王室でしょう。私どもはどちらに決まったとしても、大妃様の意思に従う準備が出来ています」
ドッキョン 「大監・・・」 と、笑顔を浮かべてありがたさを感じるドッキョン。

ところが、ジュソンが大きなため息をついて、話を続ける。
ジュソン  「ですが・・・」
ドッキョン 「??」
ジュソン  「私はこの婚礼が無事に行われるかどうかわかりません・・・」
ドッキョン 「・・・」


(貧民救済所)
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先ほどドッキョンを見て「漢陰(ハヌム)大監・・・」とつぶやいた医官が、
キョロキョロと周りを気にしながら外に出てくる。
懐に隠し持っていた書冊を一冊、ドッキョンの馬の鞍に差し込む。緊張した表情。


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ドッキョン 「それはどういう意味ですか?」
ジュソン  「私は、金儲けをします、大監。家門も代々通訳官で貿易を担当しており、
       そのために知る行商人もたくさんいます。彼らにとっては情報より重要なことはありません。
       西人の動向、そして何より、殿下の於心も・・危険なところに向かっている気配を感じます」
ドッキョン 「・・・」 険しい表情に。



【便殿】


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かしこまるイ・イチョム。
光海の前に一通の書簡。ムンギョン銀商襲撃事件の首謀者であるパク・ウンソの告変書(供述書)だ。

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パク・ウンソの告変書:西人パク・スンの庶子パク・ウンソら7人が府院君(インモク父)キム・ジェナムと共に
ヨンチャン大君を擁立するための軍資金調達のために銀商を襲撃したという内容。


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イ・イチョム  「殿下!どうなさるおつもりですか?」


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冷酷な目つきの光海。



【漢城府カン・ジュソン宅】


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カン・ジュソン(声) 「もちろん、噂ですから、間違っていることも多いです。

            ですが・・・簡単に聞き流すことも・・・」


馬の鞍の書冊には気がつかず、馬を走らせるドッキョン。




【南漢山城】

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石垣の陰に身を潜め、様子を伺うドッキョン。
物々しい警備の中、荷物を運んできた者の通行証を確認する兵士。
荷を確認するため荷にかかった布をめくると、中から現れたのは、大砲の大筒。
仰天して言葉を失うドッキョン。


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いてもたってもいられなくなったドッキョンは、荷物の最後部に近づき、荷にかかった布をめくる。
それは粉で、匂いをかいだドッキョンは、「硫黄!?」 と、再び驚く。


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兵士に見つかり、首に刃を突きつけられたドッキョンは、ただならぬ形相で・・・
ドッキョン 「私は、領議政、イ・ドッキョンだ」 と告げ、目の前にいた兵の刀を抜き、首に突きつける。
ドッキョン 「斬りたくば受けてたつ。私の腕前は知っているであろう。私を、殿下の元へ、案内しろ!!!」


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光海は、設計者から大砲の説明を受けている。


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兵の引き止めも聞かず設計部に乗り込むドッキョン。


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ドッキョンを凝視する光海。
兵が刀を引き抜こうとすると、光海が止める。

光海     「私にとって右腕の領相だと知らないのか!」


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ドッキョン  「これは・・・何をなさっているのですか!?」 怒りを必死に押し殺すドッキョン。
光海     「・・・」


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ドッキョン  「殿下!!!」


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しばしの沈黙ののち、おもむろに立ち上がる光海。


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光海  「私について来い、領相。そうすれば生半可な気持ちではないことがわかるだろう」


【火薬試験】

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火薬を導線のように敷いていく技術者。

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不安な面持ちの光海。そんな光海を眺めるドッキョン。


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兵     「殿下、危険ですから、離れてください」
光海   「(手で制して)近くで見たいのだ」


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光海   「始めろ!」 不安そうに光海を見つめるドッキョン。


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導線に火がつけられる。


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しかし、炎は上がったものの、爆発には程遠い。


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身じろぎ一つせず、結果に呆然とする光海。


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光海     「また・・・失敗か・・・」 と、悲痛な表情で肩を落とす。
ドッキョンは光海が秘密裏に火薬の実験を行っていたことを知った。


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技術者たち 「申し訳ございません、殿下!」 と、ひれ伏す。


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光海を睨み付けるドッキョン。



へ続く。

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