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*黒糖お誕生日おめでと―!! というわけで贈るけど元は誕プレ用に書いたものじゃないからプレゼントらしくはないけども、 俺から黒糖に贈るものとしてはふさわしいのではないかと思います(登場人物的な意味で) *暁アルでもランハリでもハリランでもなくまさかのハリバル。 *かなり昔に黒糖が書いてくれた小説の設定をどうにかこうにかして書きました。 *ひさしぶりの更新で久しぶりのコラボ小説なので何か忘れてるんじゃないかと不安。 *誤字脱字あったらごめんなさい。あとギリギリになってごめんなさい。 *そんなわけでれりごー。 「私の中には、もう一人いるんです」 「いつか“彼”が私を殺してしまうかもしれません」 「その時は、あなたが私ごと“彼”を殺して下さい」 「“彼”は危険ですから――――…」 ―――――――――その声の主は銀髪赤目の戦乙女。 【まもれなかったもの】 「…様、ハリィ様っ」 自分の肩を揺らす少女の声で、ハリィは目を覚ました。 「……バルキリー?」 「大丈夫ですか?」 その言葉に何のことかと疑問を覚えて、気付く。 自分の頬を伝うぬるい液体に。 横になったままハリィはつぶやいた。 「…なんだこれ。」 「いや、どう考えても涙ですよ。」 「…なんで?」 「私のセリフですよ。」 困り顔で、寝ぼけてるんですか、と訊くバルキリー。 珍しいく立場が逆転していた。 「目、真っ赤ですよ。タオル濡らしてきますね。」 そう言ってキッチンに向かうバルキリー。 目が赤いのはお前の方だろ――とズレたことを思い浮かべつつ、 ハリィは上体を起こし、袖で頬を拭った。 やけに首が痛いと思ったら、原因はソファで寝てしまったことらしい。 ひじ掛けを枕にして横になれるくらいの長さがある白いソファだが、 仮眠ならともかく一晩寝るのには適していないようだった。 ハリィは、もう絶対ソファでは寝ない、と密かに決めた。 バルキリーが戻ってきて適度に濡れたタオルを手渡す。 「どうぞ」 「さんきゅ」 受け取ったハリィは再びソファに横になって、タオルを目に当てた。 すっと染み込む冷たさが心地いい。 「嫌な夢でも見たんですか?」 バルキリーがそっと訊いた。 「夢…そうだな、懐かしい人が夢に出てきた」 夢の中で『殺してください』と言った声は、傍に座る少女のものによく似ている。 「夢に出てくるくらい大事な人だったんですね」 「そうだな」 「もしかして、初恋の人ですか?」 「恋…じゃねえけど、まあ心底惚れ込んだ、ってトコだな」 「よかったーハリィ様の初恋はやっぱりランシーン様なんですね」 「おい待て何でそうなる」 思わず起き上がってツッコむハリィ。 当然タオルは重力に従って落ちる。 「良いじゃないですか。もうそういうことにしましょうよ」 「頷くと思うか」 「ちぇー」 口をとがらせて拗ねた風にして見せるバルキリー。 その顔が、懐かしい人に重なる。 あの人もそうだった。 真面目なようでふざけるのが好きで、笑顔で悲しいことを言う。 感情豊かで、だけど薄情だとしか思えない。 時に優しく、時に残酷。 表裏一体そのままのような人だった。 大好きだった。 それでも、守れなかった。 この手で殺した。 そうするしかなかった、なんていうのはただの言い訳だ。 もしあのとき、今の自分と同じ力があっても、きっとあの人は守れなかった。 自分の手にした力は、大事な人を守るのための物とはベクトルが全く違う。 その力を手にするために、あの人と出会ったのだけれど。 だから仕方ないと諦めようとしても、前に進もうとしても、 その一歩を踏み出したらだんだん忘れて行ってしましそうで、 そのうち自分の中からあの人のことが消えてしまいそうで、 ――――――怖い。 ぐるぐると頭の中を巡らせながら、 右手をぎゅっと握りしめるハリィ。その手の中に、何かを欲するように。 その様子を目の端に捉え、バルキリーが拗ねた顔をやめてハリィの顔を覗き込む。 「ハリィ様?大丈夫ですか?」 「―――っ、」 また、重なった。 ――――ハリィ?大丈夫ですか? 優しく声をかけ手を差し伸べた彼女と、声も、顔も。 また遠いところに行ってしまうのではないかという不安に襲われて、 箍が外れた。 少女の細い体を引き寄せて、抱きしめる。 「はっ、ハリィ様っ?」 突然抱きしめられた驚きで、声を引っくり返らせるバルキリー。 「悪い、今だけだから」 いつになく弱い、懇願する声で、バルキリーは悟った。 その大事な人が、いつかハリィが言っていた、自分によく似た破面なのだと。 もうその人は、どこにもいないのだと。 きっとその別れは、辛く悲しいものだったのだと。 ハリィは自分がその人に重なって、自分を失うように感じ、怖れているのだと。 そんなこと、あるはずもないのに。 「大丈夫ですよ、ハリィ様。 私はずっと、ハリィ様と一緒です。」 そう言って、優しく笑って、バルキリーは瞳を閉じた。 殺してください、といったのを、嘘吐け、あんたが死ぬわけない、と笑い飛ばしたら 彼女は儚く笑って言った。 『ええ嘘ですよ。』 『大丈夫ですよ、ハリィ。 私はずっと、ハリィと一緒です。』 その言葉は、嘘だった。 fin. *あとがき?* いつもはバルキリーに盛大にふざけてもらう(そして黒糖にツッコミをもらう)んだけど、 今回は割と真面目になってもらいました(一部例外を除く)。 むしろハリィちゃんがポンコツです。ヘタレなハリィちゃんかわいい← 個人的には百合じゃないと思ってるけど、そういう見方もそれはそれで。 誰かほかの人乱入させてやろうかなと考えたけど、 たまには頑張ってシリアスっぽく、と思ったのでやめた。残念ながらシリアスそのものにはならない。 一応補足しておくと、ハリィちゃんの大事な人というのは懐かしのワルキューレ様で、 “彼”というのはこれまた懐かしいるっきゅんです。 るっきゅんの三人称は彼で合ってるのか(そして彼っつってるのにるっきゅんて呼び方どうなの)、 などなど、いろいろ自問自答・自己ツッコミしてたけど、 黒糖が何でもいいと言ってくれたので(多分受け取り方間違えてる)、 かなり好き勝手やりました。 あとがき長くなってきた。 えーと、そういうわけで、黒糖16歳はぴば!法律的にはもう結婚できる年ですな。 結構長いこと、数少ない俺のネット仲間で、オリキャラ仲間でいてくれてありがとう。 この先もこうして(少しでもクオリティを上げて)あなたの誕生日を祝っていきたいと思います。 2012.7.8 翼王 |
あげてみた
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:メリークリスマスぅぅぅぅぅ!!!← :ハリィちゃん目線のハリランっぽい何か。そしてたぶんギャグ。ハリィちゃん目線が一番書きやすいかも。 いろいろふざけてるというか、書いてる俺が楽しかっただけだったりする。 :話は一応24日の夜ってことになってるので、 24日のうちに投稿したかったんだけど間に合わなかったorzごめんよ―…。 :こんなんでもいろいろ頑張ったんだよー。よければスクロールレッツゴー。 今日は12月24日。クリスマスイブである。恋人たちがはしゃいで回る日である。 とか言いつつ。俺も若干、いや結構はしゃいでいる。 今しがた作り終えた数々の料理を一通り眺めると、 …めっちゃ気合入ってんなあ。何でこんな豪華なんだろう。何でターキーとかあんの。 思わず自分にツッコんだ。 まあ、料理以前に、この格好どうなのかと思ったその時。 「ハリィ様―部屋の飾りつけ終わっ……うわあハリィ様がなぜかミニスカサンタに!!? 何の罰ゲームですか!!?写真撮ってもいいですか!!!」 …よりによって一番うるさいやつが来なくてもいいだろうに、 というのが銀髪娘を一瞥して一番の感想だった。 そりゃあ似合わないのはわかってるけども。罰ゲームって。 そんな罰ゲームを考えるのは俺の知り合いじゃお前くらいだよ。 でもまあこんな風に言われるのは、さほど悪い気分ではないので、 「ああ、好きにしろ」 とバルキリーに返すと、 「それはあんな事やこんな事をしても良いとハァハァ」「ちげえよ」「デスヨネー^p^」 息が荒くて気色悪いんだが。いつものことだが。 パシャパシャと10枚くらい写真を撮られたところで、 「そんじゃ、飾りつけ終わったのか?」 「はい!」 「じゃあ時間も丁度いいし、料理運ぶの手伝え。」 時計は午後6時半あたりだった。 「あいあいさー!あ、丁度いいと言えば、ハリィ様。」 「何だ?」 「丁度いいからクリスマスにかこつけて、ランシーン様といちゃついたりしなくていいんですか?」 「しねえよ。ていうか死ねよ。何が丁度いいんだ」 「チッ、面白くねえなぁ…まあいいや、ハリィ様さっさと運びましょー。」 「おい今なんか黒いのがいただろ」 「いませんよそんなの〜♪」 「……。」 そんな会話をしながら両手に料理なのだった。 「気合入ってんね。」 というのが料理を運んできた俺に対する風蓮の第一声だった。 トナカイのカチューシャつけてまあお似合いですこと。すげえアホっぽくて。 「何が。」 「え、料理とか…服とか?」 「何でお前が疑問符つけてんだ。」 「いや、何かの罰ゲームの可能性を思い出して。」 俺が自分の意思で着る可能性は皆無なのか、お前らの中で。 お前らに俺の心情を慮ることはできないのか。 まあできないから俺はこんな風に半分諦めているんだが。 「そういえば、ランシーンはこっちに来てないのか?朝から見てないんだが。」 「ランシーンがクリスマスの飾りつけなんて想像するだけで爆笑ものだと思うけどね、 僕も朝から見てないよ。」 ミニスカサンタの暁(俺より似合ってるのはなぜだ)が言った。 ひでえ言いようだなオイ。俺もそこまでは言わねえよ。 確かに似合わない気はするが。 と、丁度その時、 「おはよー…。」 とそいう、眠そうな声とともに、噂をすれば、ランシーンが居た。 …どういうわけか髪がところどころハネてるんだが。 腕に抱いたノイトラも、寝起きのように目をこすっている。 「おはよーじゃねえよ、もう6時だよ、午後の。」 つーかそろそろ7時だよ。 「おはよーラン君どったの?」 アホトナカイ…もとい、風連が言った。 ラン君言うな、とツッコんでからランシーンは、 「いや、ノイトラを昼寝してたら…ふあ、寝過ごした。」 欠伸すんな。 「バカかお前は!いい年して何してんだよ…ったく」 「……女王、君なんのゲームに負けたの?」 何その格好、と言って。 「もうお前ら皆それか!もう俺もツッコむの飽きたぞ!」 「…寝起きだからあんまり大声出さないでよ…。」 「つーかそのローテンションで言うな。まだ爆笑されるほうがマシだ。」 「うーん、僕低血圧なんだよね。」 「そんなもんただの言い訳だろうが!」 以下割愛。 「でもさあ、やっぱ働いてない人に食べさせるご飯は無いよねー。」 働かざる者食うべからずだよね、という風蓮。 「むしろそこは働いたものは食っていいと言うべきじゃないかなめだかちゃんぽく。」 「西尾作品好きなのはわかってるから黙っとけ暁。 …ま、正論だよな。今日お前に食わす飯は無い。」 「えー。朝からずっと寝てたからすっごくお腹空いてるんだけど。」 「まあ、どうしても食いたいってなら一つ条件があるんだが…どうする?」 「良いよ別に。」 即答だった。そんなにか、お前。 「それじゃ、暁、バルキリー。」 「うん」「はいっ」 「ミニスカサンタ、もう一名追加だ。」 「「いえっさー!!」」 「……………え?」 「ま、そういう訳だ。お前なら俺より似合うから安心しろ。」 「ええ?」 「マスオさんかお前は。自分の言葉には責任持てよ。ほら行くぞ。」 「え、ちょ、まっ―――――」 楽しいクリスマスには、犠牲も必要なのだ。うんうん。 いってらっしゃーいと手を振る風蓮と、あーあと言う表情のアルガーを残して、 俺たちは部屋を出るのだった。 「もう…どうしてこうなったのかな…。」 嘆くのはミニスカサンタのランシーンである。ざまあ。 しかし、自分でも言ったが似合うなあ…畜生め。 「どうして、って、寝過ごしてだろ。」 「いや、否定できないけどさ。 ていうか、僕にこの仕打ちでノイトラは何もないの?」 「…こいつにサンタ服着せたらお前喜ぶだろうが。」 「…うん。え、それでお咎めなし?」 「つーか、ガキにまでいろいろ言うほど俺は心狭くねえよ。」 「…胸は狭いくせに」「うるせえ」「げふっ」 条件反射で拳骨を喰らわした。反省はしている、後悔はしていない。 「はいはいお二人さんクリスマスだからってはしゃぎすぎだと思うよー。」 「「はしゃいでない!」」 騒がしいパーティーは、朝まで続くのだった。 fin ――――――――――――――――――――――――――― 原寸推奨。 ラン君呼び定着すればいいと思う← そしてこのSSは単にランシーンさんに女装させたかっただけ。 ついでにハリィちゃんにミニスカ穿かせてやろうと思っただけ。 あっはっは捏造っぷりが半端ねえ(( 誰得?俺得!!が信条です。ごめんなさい。 絵のほうは、ファーとかいっぱいかけて楽しかったです。 もふもふしたの大好き← ほんと、イブに投稿したかったんだけどねえ…。 まあ、いいや。いつ投稿したって低クオっぷりは変わらないしな!← そんなノリで投稿してるけど、結構全力投球。 よかったらお持ち帰りどうぞ―♪ あ、でも画像wiki文法で入れてるから転載するとおかしくなるんだよな…。 まあその辺は自分でどうにかしてちょ← 香輔のみ転載可!!
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暁アルで1925。 |
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:投稿遅くなってごめんなさい。 |
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