艮斎先生研究室

安積国造神社社家の三男に生まれた安積艮斎先生に関して調べております。

東北を置き去りにした明治維新

『東北を置き去りにした明治維新』がこのほど文芸社から出版された。
安積歴史塾の9月の講座、星亮一氏・安藤優一氏の対談がもとになって、本ができたのである。

両氏の対談が基本で、艮斎に関しての話が入り、郡山関係の座談会が後半に入る。

星亮一氏は会津・戊辰戦争関係はじめ、本をたくさん出されている歴史作家。ご出身は仙台で郡山在住、安積歴史塾の理事を務められている。
安藤優一氏は、大学の同じ学部のすこし先輩である。

文芸社ホームページでは、次のように紹介している。

会津戦争、差別発言、原発…東北はなぜいつまでも「迫害」され続けるのか。明治維新150年を祝う前にまず東北に謝罪すべきでは? 軍国主義のきっかけは東北の戊辰戦争にある? 戊辰戦争で賊軍とされた戦没者が靖国神社に祀られていないのは大問題! しかし会津の観光が「白虎隊の悲劇」で成り立っている面も──。歴史作家と歴史研究者が郡山在住の有識者も交え、本音で議論した!

メールでいただいた本のご感想を匿名で紹介する。ご本人のご諒解は得ていないが、おそらく許してくださるであろう。
 
A氏 書名からして私の興味をそそり、すぐ拝読したいという気持ちでおりましたが、師走の雑用に追われて目を通すことが出来ませんでした。やっと昨日本を取って、「安積艮斎とはどんな人物だったか?」から拝読し、最後まで読み通しました。戊辰戦争の背景、理由、現在の東北の人々が抱く感情などを知り、幕末維新期に関する認識を広げることができたと思います。

B氏 かつては、明治維新と日本の近代化を肯定的に観るという歴史観(司馬遼太郎が代表的)一辺倒の観がありましたが、最近は、また違った角度からの提言が目立つようになった感があります。

C氏 会津は、藩祖保科正之以来独特の気風があり、ストイックに過ぎるきらいもありますが、薩長は後ろ暗い陰謀も多く、東北ではずいぶんひどいこともしています。個人的に会津贔屓になる所以です。

D氏 この度、「東北を置き去りにした明治維新」という、刺激的な御本、賜りありがとうございました。座談会での安藤さんの率直な舌鋒も鋭く、常日頃の貴君の面目躍如でしょうね。

E氏 歴史は色んな角度から見る必要があると痛感しました。

F氏 ざっと拝見して、明らかに、後半になって安藤さんが議論に加わってからが面白い。初めから参加されればよかったのに。艮斎さんの陽明学の要素が、実はじわじわと吉田松陰あたりを経由して長州にも浸透していったりする。奇兵隊の元ネタも実は艮斎さんだったのかもしれない。あるいは島津久光が艮斎さんの隠れファンだったりする。
 だれか特定の人物を悪者にして一刀両断にしていれば、お話としては面白いですが、歴史っていうのはそんなに簡単じゃありませんものね。どうも勢いでものをいう感じの参加者が多いようですが、そのへん、安藤さんがすごくいい意見を言われているように感じます。安藤さんのおかげで小池百合子さんじゃありませんが、アウフヘーベンできている(笑)。

G氏 パラパラとめくっただけでまだ読んでないが、もっと過激に安倍・長州を批判してやればいいのに。というか、原発事故への言及が見当たらのはどういうことだ??


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