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若かった頃の詩
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太陽は最後の光をふりまき 山にかくれた みるみる暗さがやってくる 雲も空も人も 夜のやみにうもれて 地上の灯りが 急に明るさを増した 子供らは 大声で笑いながら バットをかついで 帰って行った 誰もいなくなった広場で 風が 口笛を吹きながら いくつもいくつも 通り抜ける さようなら 今日という日 僕にとって 生涯 たった一度の今日
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陽に白く光って この道は遠くにつづいている 幾重にも折れ曲がり さくそうして はるか未来につらなる 白い道 この道を愛し この道に迷い この道で悲しみ 今日もう明日も明後日も 一歩一歩生きてゆく
さくさくリンゴをかじると 甘酸っぱい汁が 口に広がり 冷たさが歯にしみると ユースホステルの ひげのペアレントの おどけた笑顔が目に浮かぶ あの時 ユースホステルの裏の畑の 真っ赤なリンゴを 靴下にくるんで大事にもってきた リンゴをかじる時 夕焼け色に染まった 宝石のような リンゴ畑をおもい出す
久しぶりで夢を見た 若い娘と デートしている夢だった おれは 夢のなかで こんなこと ありいないのに おかしいなあ とおもつた でも 覚めたあとまで にぎりしめた てのひらの あたたかかつたことだの 娘の優しいまなざしだのが 生々しくのこっていた もういっぺん この娘と 人生をやり直せたら いまより 人生をもっと楽しく 生きられそうな気がした 人生の悲劇は 二度と やり直しができないこ とからきている
いらいらと いらだち むらむらと 怒りがこみあげる 何かを ぶちこわしたくなる こんなとき 十字架の上の キリストをおもう あおざめた キリストのみかおが あらわれると 怒りがやわらかくとけていく
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