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国東半島は両子山(フタゴサン 721)を中心にほぼ円形に広がる半島で、険しい山に覆われたこの地に、宇佐 神宮及び弥勒神宮寺の影響下、六郷満山と呼ばれる多くの寺院が建立された。 今回その一つ蓮華山富貴寺を訪ねた。 富貴寺は六郷満山の寺としては末寺にあたり、それほど大きな寺ではないが往時の面影を濃く残している と言われている。 現在、富貴寺は天台宗の寺であるが、浄土経の色合いが濃いのが特徴で、大堂(阿弥陀堂)は九州では最古 で唯一の阿弥陀堂で、国宝だ。 入口の石段 石段の両脇に石殿、板碑、笠塔婆、石幢が建っていた。 仁王門 左右に石造りの素朴な仁王像が守っていた。 仁王(吽形、阿形 ) 寺伝に依れば、養老2年(718)仁聞(ニンモン)菩薩の開基といわれている。 富貴寺に限らず、国東半島に現存する寺の多くが仁聞菩薩を開基としているそうだ。 大堂(阿弥陀堂) 阿弥陀如来坐像(重文)が安置され、内陣及び堂内は仏画が描かれている。 阿弥陀堂は、一間四面で宝形造りである。今では国宝になっているが、戦前は村の集会所であり、子供たちの遊び場であった、という。 ガイドに依れば、平泉の中尊寺、宇治の平等院と共に3大阿弥陀堂に数えられるとのこと。 本堂 藤原時代末期の作と言われる阿弥陀三尊像(阿弥陀如来坐像、観音菩薩立像、勢至菩薩立像)を安置。
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九州紀行
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