は今まで何度か参拝に訪れた。とは言え、直近では平成9年(1997)のご開帳の時だ。善光寺の本尊一光三尊阿弥陀像は絶対の秘仏で、その身代わりとも言うべき前立本尊でさえ7年毎にし かご開帳されない。 ご開帳のときは本堂に高さ10mの大回向柱が立てられる。前立本尊の阿弥陀如来の右手に結ばれた糸 は、やがて善の綱となり、大回向柱と繋がれる。 参拝者は大回向柱に触れることは、直接前立本尊に触れて同じ功徳があると信じられている。 前回訪れた時には も大回向柱に触れてきたし、内陣に入り、前立本尊を拝見した。遠くて黒くて、お姿が良く分らなかったというのが実感だったことを記憶している。 平安時代には既に東国を中心に善光寺の信仰が広まり、信州のシンボルとなっていたらしい。 善光寺には全国からおおくの人々が極楽往生を願って訪れると共に、江戸時代には地元で行う居開帳は勿 論、各地に出向いて行う出開帳が行われ人気を博したとも伝えられる。
今回境内を廻っていると、役目がすんだ歴代回向柱が経堂近くにまとめて立てられていた。 最も高く、新しい回向柱は数年前のご開帳のときのものであろうか? 朽ちて少し低い回向柱は平成9年 のものであろうか? 更に前のものは更に低くなっており、こうして大回向柱は朽ちて地に戻っていくよ うだ。 本堂前に立てられていた頃のざわめきは全く想像ができない。ただ地に戻るのを待って静かに立ってい た。
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甲信越風土記
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は今まで何度か参拝に訪れた。とは言え、直近では平成9年(1997)のご開帳の時だ。

