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仁王門の北側に道路に面して、ちょとした庭園があった。郎澄大徳ゆかりの庭園で、庭の中心に郎長律師 鬼姿示現碑を置かれている。 郎澄律師(1131〜1209)は中興の祖といわれる石山寺屈指の名僧で、没後石山寺経蔵の一切経並びに聖教(シ ョウキョウ)を守護し、万民の降魔招福のため鬼の姿になることを誓い、承元3年(1209)5月14日入寂したと言わ れている。 現在郎澄律師の遺徳を偲び、5月第3日曜日に青鬼祭りが行われている。 石山寺縁起絵巻(重文)第6巻第2段詞書には次のような説話が書かれている。 石山流の師、文泉坊郎澄は死後には鬼の姿となり、多くの畜生類を連れて、この聖教を護り、法に従わな い人を改めさせると言っていた。 郎澄の死後、その生前に秘法を伝授された弟子の行宴は、師の居られる所はどこかと熱心に祈っていた ら、ある時夢に彼の山の峯の松の梢にその姿が現れた。 夢が覚めて急ぎその場所に行くと虚空に声がして、定印を結んで両眼に当てて見よという。 その通りすると、金色の鬼が四方を見渡し、厳しい表情であった。 画面は山谷が連なり、松梢の上に生前に語られた通り鬼のような姿で師の郎澄が示現したのである。 郎澄大徳ゆかりの庭 |
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