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鳥羽湾巡りの遊覧をした後、ホテルに入るには時間が早すぎるので、半ば時間つぶしで二見浦(フタミガウラ) へ来た。 我々が二見浦に着いた頃、丁度観光バス数台での団体が来ていたところだった。 最初、それを知らない我々は、流石二見浦は(鳥羽と違って観光客で)賑わっていると思った。 しかし、団体さん津波が去るとひっそりとしてしまった。 二見浦での観光スポットはやはり海上の夫婦岩だ。 日の出の遥拝所として古くから知られている。 かって二見浦神宮参拝にあたって海に入って穢れを洗い清める海垢離(ウミゴリ)の浜として「清き渚」と呼 ばれたそうである。 今でも此処は、「輿玉神石」を御神体とする二見輿玉神社の境内である。 夫婦岩は、実は更に其の先にある(沖合い610m先)に鎮まる「輿玉(オキタマ)神石」の鳥居とみなされている。 男岩と女岩を結ぶ大注連縄は「結界の縄」と称され、大注連縄のある向こうは常世神が太平洋の彼方から 寄り付く聖なる場所、そして手前が俗世という訳だ。 第11代垂仁天皇の時、皇女・倭姫命が天照皇大神の神霊を奉載して、この二見浦に船を停め、神縁深き猿 田彦大神出現の神跡である海上の「輿玉神石」を敬拝した。 即ち、夫婦岩に注連縄を張り、拝所を設けたが、その後天平年間(729〜749)に僧行基が輿玉社を創建。 明治に入り、宇伽御魂大神を合祀して二見輿玉(フタミオキタマ)神社と称した。 猿田彦大神は天孫降臨の際、又伊勢神宮鎮座の時道案内したので、古来交通安全の守護神として広く信仰 されている。 遥拝所、境内の参道などに沢山の蛙の置物があった。 蛙は大神の使いと信じられ、境内に沢山ある置物は、「無事にかえる」、「貸したものがかえる」などの 縁起により、御利益を受けた方々の献納によるものだという。 夫婦岩の手前の岸に設けられている遥拝所から、東日本の早い復活を祈願。 男岩は高さ9m、女岩は高さ4m 2つの岩を結ぶ大注連縄は長さ35m 男岩に16m、女岩に10m巻き付け、其の間9m この大注連縄は、凡そ650年前には既に張られており、現在も氏子により大注連縄張替神事が年3回(5月5日、9月5日、12月の第3日曜日)行われている。 夫婦岩の間からの日のでは5月〜7月頃が見ごろと言われている。 遥拝所の前には二見蛙の置物や、輪注連縄が奉納してあった。 祭神:猿田彦大神、宇伽御魂大神 「満願蛙」が置かれており、緑色の蛙に水(願)をかけるのだそうだ。 |
東海紀行
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