|
東武東上線沿線に住むTさん一家の案内で「小江戸」と言われる川越を訪れた。 東武東上線「川越」駅でバスに乗り換え「一番街」で下車した。 もう、そこは一時代戻った感じに蔵造り商家が軒を連ねていた。 重厚な厚い壁と観音開扉、格子の窓、大きな鬼瓦、高い棟が連ねる景観は、江戸情緒あふれる独特の街並 みだった。 蔵造りの街並みは、車がひっきりなしに通る県道を中心に「仲町」交差点から「札の辻」交差点のかけて の約400mの界隈で、観光客であふれていた。 ただ、江戸時代からの建物も残っているが、このような景観は、江戸時代からだった訳ではないようだ。 駅でもらったパンフレットによれば、明治26年(1893)川越の三分の一を焼いたといわれる「川越大火」の後、 防火対策の必要性を痛感した商人たちは伝統的な耐火建築である蔵造りの店舗をこぞって建てたもので、 現在でも30数棟が残っているそうである。 蔵造りに用いられる漆喰は「江戸黒」と言われる黒色の漆喰である。 江戸時代、白漆喰の武家対して商家は黒漆喰とした流れを伝えるものだ。 以前はこの様な町並みを時代遅れという風潮もあった様だが、先人たちの貴重な遺産を残そうという市民 運動がおこり、今では積極的に保存し、その景観維持に取り組まれているそうだ。 平成11年(1999)には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、平成19年(2007)には「美しい日本 の歴史的風土100選」に選ばれている、とのことであった。 鬼瓦が面白い。 創業明治20年 サツマイモを素材とした菓子の専門店 観音扉は開くと隣りの観音開扉と重なる豪華な仕組みになっている。 天明3年(1783)創業 旧川越藩御用達の生菓子老舗 山崎美術館を併設 明治26年(1893)の大火の後、煙草卸商「万文(マンブン)」が建てた蔵造り家屋。 現在資料館として内部の構造や意匠や、川越大火の史料を見ることができる。 蔵造りの町並み 重厚な観音扉は大火になった時に閉じられ、通常は開いている。その代り鉄格子が入っている。 川越最古の蔵造り(店舗蔵) 重文 寛政4年(1792)豪商・近江屋半右衛門が呉服太物を商うための店舗として建てた商家 平成元年(1989)から3年かけて修理工事が行われた。 左に折れると、川越のシンボル「時の鐘」があった。 川越蔵造りの街並み散策マップはここ をクリック
|
関東紀聞
[ リスト ]


