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竹林院を出ると近くにボタンザクラが満開の寺があった。 桜本坊(サクラモトボウ)という、金峰山寺修験本宗別格本山だ。 天武天皇が桜が満開吉夢を見て建てた云われる古刹で、もとは金峯山寺蔵王堂の前にあって、密乗院と称 していたのを、明治初めの神仏分離により、明治8年(1875)現在地に移転し桜本坊と改称したものだ。 役行者を本尊とし、役行者感得の大聖歓喜天(聖天)を併祀している。 仁王門を抜けると、左側に本堂、聖天堂、大師堂が一列に並び、その奥が宿坊となっていた。 境内内には、ボタンサクラが植えられており、今が満開に咲き誇っていた。 仁王門と標石 仁王門左手に「吉野山聖天」右側に「天武天皇持統天皇勅願寺桜本坊」の標石が建っている。
仁王像
本堂と役行者健脚下駄
役行者(神変大菩薩)椅像(鎌倉時代、重文)、金剛蔵王大権現、大日大聖不動明王を祀る。堂の前には、役行者健脚下駄といわれる大きな高下駄が置いてあった。 天智天皇10年(671)天智天皇の弟・大海人皇子は吉野離宮日雄殿(ヒノオデン)で修行していた。 ある夜、山中に桜が見事に咲き誇る夢を見た。そこで役行者の高弟・日雄角乗(ヒノオノカクジョウ)に判断させたところ、角乗は「桜は花の王といわれ、大海人皇子が天皇の位に就くという良い知らせだ」と答えた。 翌年、大海人皇子は壬申の乱に勝利し、皇位に就き天武天皇となった。 天武天皇2年(673)日雄離宮に一寺を建立したというのが本寺の始まりとつたえる。 聖天堂と釣り灯篭 役行者が感得したと伝える大聖歓喜双身天王を祀る。 両隣の本堂、大師堂と同様、軒下には釣り灯篭が並び優美雰囲気を醸し出していた。 弘法大師像を安置する。 堂前の枝垂れ桜はすっかり葉桜になっていた。 |
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