ぶらりぶらり見て歩記

最初の目論見とは異なり、最近は寺社巡りが主になりました(^o^)

甲信越風土記

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上高地は、穂高連峰と焼岳、霞沢岳などに囲まれた標高1500mの小盆地で、その真ん中を梓川が貫く。

昔、木こりや猟師だけが入る神秘的な仙境地で「上河内」や「神河内」などの名で呼ばれた。

英人宣教師ウォルター・ウエストンが明治29年(1896)「日本アルプスの登山と探検」を著し、世に紹介し

た。これにより、上高地は日本屈指の景勝地と知られるようになった。

上高地のシンボルの、梓川に架かる河童橋は、明治43年(1910)架設され、現在の橋は5代目とか。

遊歩道を歩いていると、川縁の日の当たる場所にはヨメナが群生し、林の中に入ると、サラシナショウ

マ、キツリフネ、アケボノソウが咲いていた。

河童橋に来た時は13時過ぎで、大正池から2時間もかかってしまった。

普通なら1時間ぐらいで来られるのだか、写真を撮ったり、あっちこっち寄り道していた所為だ。

この後、明神池に行くのは諦め、河童橋周辺を散策したり、五千尺ホテルのカフェでティータイムを取っ

たりしてのんびり過ごした。


イメージ 1

                                 河童橋

イメージ 2 穂高連峰図


イメージ 3 五千尺ホテル
梓川対岸より撮影



イメージ 4 カフェ「5HORN 」
五千尺ホテル内のカフェ
「5HORN]とはスイスの金管楽器「アルプスホルン」の「ホルン」、と五千尺ホテルの「五」を組み合わせたもの。
ここで、アップルパイとコーヒーで30分ほど過ごした。



イメージ 5 イメージ 6
                               ヨメナ


イメージ 7 イメージ 8
                           サラシナショウマ



イメージ 9 キツリフネ


今では上ることは夢になってしまった穂高連峰に向かって、人目も気にせず彼の「穂高よさらば」(曲:

古関裕而、詞:吉野満彦)を思い切り歌ってやった。

♪♪♪ 穂高よさらば また来る日まで
    奥穂に映ゆる アカネ雲
    返り見すれば 遠ざかる
    まぶたに残る ジャンダルム

♪♪♪ 滝沢さらば また来る日まで
    北穂に続く 雪の道
    返り見すれば 遠ざかる
    まぶたに残る 槍ヶ岳


♪♪♪ 涸沢さらば また来る日まで
    横尾に続く 雪の道
    返り見すれば 遠ざかる
    まぶたに残る 屏風岩


♪♪♪ 岳沢さらば また来る日まで
    前穂を後に 河童橋
    返り見すれば 遠ざかる
    まぶたに残る 畳岩

11時頃上高地に入った。上高地へは、昨年秋に訪れてから、今回で3度目になる。

前2回(平成22年10月平成23年7月)は雨であったが、今回は晴れだ。

嬉しくて、自然にテンションが上った。

早速大正池に行って見ると、 左手に焼岳、右手に穂高連峰が望まれる。

白い雲が適度に浮かぶ碧い空の下の景色は絵葉書の景色そのものだった。

大正池の池畔の砂礫をまわり、湿地帯と、林が混在する中を自然研究路と呼ばれる遊歩道を廻る。

柳、ダケカンバ、シラカバの雑木林がやがて腰辺りには熊笹が生い茂るカラマツ林となった。

所々には、渓流が流れ、湿地があった。

梓川に架かる田代橋、穂高橋を渡る。穂高橋上から川上を眺めると、木々の中に、上高地温泉ホテルと上

高地清水屋ホテルが覗く。

上高地を世に紹介したウエストンは、上高地を訪れた際には良く清水屋に泊まったとか。

それ故であろうか、上高地清水屋ホテルの近くの崖に、上高地を世に紹介したウエストンの碑があった。

この辺りから梓川川岸に出ると、対岸はカラマツ林だが、上方には八右衛門沢、其の奥には六百山、三木

槍、霞沢岳が連なっていた。


イメージ 1

                              大正池から焼岳
焼岳(2455)は北アルプス唯一の活火山  大正4年(1915)大爆発を起こした。
大噴火によって、梓川が堰き止められて出来たのが大正池だ。


イメージ 2

                              大正池から穂高連峰
岳沢、吊尾根を中央とし、向かって右に前穂高岳(3090)、明神岳(2931)等が、
向かって左に、奥穂高岳(3190)などがそそり立つ。


イメージ 3 カラマツ林
腰の高さに熊笹が生い茂っていた。


イメージ 4 渓流
梓川の分流だろうか、それとも他からの流れ込んでいるのいるのか?



イメージ 5 穂高橋から
上流に眼をやると全面に穂高連峰が聳える
左手手前が上高地温泉ホテル
左手奥が上高地清水屋ホテル



イメージ 6 イメージ 7
                             ウエストンの碑
近くに立っていた説明板は次の様に記してあった。
英国人牧師ウォルター・ウェストンは明治21年(1888)から同28年(1895)までの日本滞在中に槍ヶ岳
や穂高の山々を数多く歩き、我が国に近代的な登山意識をもたらし、日本山岳会結成のきっかけを
作りました。
また、その間の紀行文「日本アルプスの登山と探検」(明治29年)により、中部山岳を世界に紹介する
など、その業績は高く評価されています。ここにあるレリーフは、日本山岳会が昭和12年に
ウエストンの喜寿(77歳)を祝って作ったもので、昭和40年にかけなおされています。

なお、「日本アルプスの登山と探検」の原題はMOUNTAINEERING AND EXPLORATION IN THE JAPANESE

ALPSEである。


イメージ 8 対岸の山々
向かって左から、六百山(2450)、三木槍、霞沢岳(2646)で、手前の沢が八右衛門沢


イメージ 9 対岸の唐松林
少し、河童橋方向に歩くと、岸に沿ってカラマツ林が綺麗に生えていた。

昨夜は白馬村落倉のホテルに投宿した。

今朝は薄暗い内から眼が覚めたので、周辺探訪を兼ねて散歩に出かけた。

白馬へはスキーに2度ばかり来たことがあるし、登山に来たこともある。

白馬岳(2932)、杓子岳(2812)、唐松岳(2696)の尾根を縦走したのが最後だ。はるか昔のことだ。

そんなことを思っていると、山の頂に朝日が当り始め、急に明るくなり始めた。

ぶらぶら歩いていると、落倉自然園があり、「熊に注意」の立看板にびくびくしながら入った。

小さな湿原で、初夏には水芭蕉が咲くらしい。今はアケボノソウやオオバセンキュウなどが咲いていた。

白馬には野仏が多くある。落倉自然園の入口や途中にも道祖神、庚申塚などの石仏をみかけた。

かっての民宿は姿を消し、瀟洒なペンションやホテルに模様変わりした白馬も、まだ素朴さは残っている

と感じた。

イメージ 1

                               白馬村の朝


イメージ 2 落倉自然園


イメージ 3 アケボノソウ


イメージ 4 オオバセンキュウ


イメージ 5 イメージ 6
                                野 仏

白樺湖から霧が峰高原を廻った。

まず、霧が峰高原の主峰車山(1925)をリフトを乗り継いで上る。

頂上からは、(パンフレットによれば)日本中部の山々のほとんどが視界に収まると言われているほど眺望

がいいのだが、15時近いと言う時間の遅さと、周囲に雲が湧き、思ったほどではなかった。

車山の草原には30種ほどの初秋の花が見られるということだ。

ハクサンフウロ、ウメバチソウ、マツムシソウ、アキノキリンソウ、ヤマラッキョウや、

写真には撮れなかったがリンドウや名前の知らない山野草数種が確認できた。

車山からは、南に緩く傾斜して広がる霧が峰高原を通って下山した。

霧が峰高原はススキの穂が揺れ、秋の装いだった。

因みに、車山を主峰とする霧が峰高原は60万年以上前に出来た火山だ。

火山灰土を示す黒い土、草原の中に点在するー庭石にしたい様な石ー安山岩などによって、容易に知るこ

とが出来る。

イメージ 1

                          車山の草原

イメージ 2 ハクサンフウロ


イメージ 3 ウメバチソウ


イメージ 4 マツムシソウ


イメージ 5 ヤマラッキョウ


イメージ 6 アキノキリンソウ
諏訪ICから一般道に入り、14時過ぎに白樺湖の池の平ホテル前に着いた。
 
白樺湖は、この辺りから眺めるのが一番良い様だ。  
 
 しかし、写真撮るには逆光だ。
 
は、かってスキーやこうした観光に何度か来たが、印象は薄い。
 
スキーの場合はともかく、観光としてはここを通過点としている所為かもしれな
 
い。
 
今回も、車山、霧が峰高原ドライブの序でに寄ったに過ぎない。
 
白樺湖は、もともと農業用溜池として、音無川を堰き止めて造った周囲
 
約3.8km、の人造湖だ。
 
戦後間もない昭和21年(1946)完成し、蓼科大池と命名された。
 
その後、リゾート開発が進み、昭和28年(1953)白樺湖と改名された。
 
湖面標高が約1400mのこの辺りは、やはり秋が早いのか、街路樹として植えら
 
れているナナカマドの実は赤くなり、葉も黄色に色づき始めていた。
 
イメージ 1
                  池の平ホテル前の湖畔から眺める白樺湖
 
 
イメージ 2
 
池の平ホテル
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
ナナカマド
 
葉が色づきはじめ、実が赤くなっていた。
 
 
 

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