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菊慈童

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昨日今日とレクチャー公演を主催しました。

公立の生涯教育センターの校外講座として
能楽堂でレクチャーと能公演。

今年の1月に続いて2回目です。
このセンターの会員さんは
みなさんとっても若々しく、
知的欲求も高く、能楽堂内は
開演前から元気な熱気が溢れています。

担当の方にお聞きしてはいましたが
挙手していただくと、
6〜7割がリピーターの方。
前回は参加者約150名中
能楽未体験者が9割以上だったのに‥
嬉しいことです。

レクチャーの内容は
お謡の体験、運び・能面体験、
お囃子体験、装束着付け実演、
菊慈童鑑賞。

お謡「猩々」は、前回参加の成果か
短時間に素晴らしい出来栄え。

運びの体験も皆さん一様に飲み込みが早く
すじがよくご熱心‥

こちら側もついつい楽しくて
どんどん予定時間をオーバーしてしまいます。

菊慈童は‥やはり2日目の今日のほうが
菊慈童らしく舞えたと思います。

「周の穆王に寵愛されていた童子が
誤って王の枕を跨いだ罪により
山へ捨てられてしまいます。

哀れんだ王は大事な法華経の経文を
枕に添えて童子に与えました。

その経文を、忘れぬように
山奥に咲く菊の葉に書き付け続けて
川に流すとその水は、
不老長寿をもたらす薬の水となりました。

童子はこの水を飲んで700年。
山の奥で王の御世の平安を祈っているのです。

”具一切功徳慈眼慈衆生 福寿海無量是故応頂禮”

観音菩薩はすべての功徳を持ち、慈悲の眼をもって
衆生を慈しみ、よって世には福寿が海のごとく無量に満ちる

薬の水を飲み続けた童子のまなざしはやがて
経文の文言と同化して、慈愛に満ち、慈童とよばれました。」

菊慈童には、菊をかざった枕を置く一畳台と
慈童の棲む藁屋(これも菊で飾って)を出します。
これらが置かれた狭い舞台上を舞うのは
ナカナカ難しいものです。

人手いっぱいいっぱいで舞台写真が
撮れませんでした。

写真は解体した作り物と、
本日かけた面(M氏作)。
きりりとした風貌が大好きです。

閉じる コメント(4)

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こんばんは でるでる と申します。おもて の制作はいけんしました。 精神的にまだ制作する意識に達しておらずの私です。制作者の方々の心の片鱗をこれから、時折拝見させて下さい。

2007/9/19(水) 午後 8:50 [ でるでる ]

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でるでるさん、はじめまして。
能面ってとても神秘的で、日本人の心をくすぐるようです。
型紙を使ってそっくりに写しているつもりでも
結局自分に似たよーな雰囲気のものしかできなかったりして‥
そうなると自分の内面を深めるしかないということになって
怖いのですが。

ぜひ一度トライしてみてくださいませ。

2007/9/19(水) 午後 9:14 [ 山下あさの ]

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今日、飼い犬に逃げられ、家族に責められ、パソコンが話し相手です。百年以上前からの木立が、えにしによって我が手に収まり、そして人の心を写し取る。この輪廻的な世界は、自分なりの大成を感じたときに〔こないかもしれない〕と、かんがえております。
そのときには をに〔鬼の頭〕をなんです。
こんなことを心にひめております。

2007/9/19(水) 午後 9:54 [ でるでる ]

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能面の素材・能舞台の素材は
確かに人間の魂をうけとめる力を持った物でできていると思います。
それにしても、大成して目指すは「鬼」というのは、
自分の本性だからなのか、一番遠くにあるものだからなのか‥

2007/10/6(土) 午後 9:03 [ 山下あさの ]


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