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私が最初に出会った作品は「Intolerance・・・−暮林助教授の逆説」だったと思います。
小学校の高学年だったか、中学生になってたかは忘れてしまいましたが、
第一印象は「字が多くて、意味がわかんない。」でした。
近頃、特に気にはとめていませんでしたが、この方の著書「笑う大天使(ミカエル)」が
映画化されることで、話題になってますね。主演は上野樹里さんだそうで。
最近は画風が変わり、ちょっと読まなくなっていましたが、久しぶりに本棚から
引っ張り出して読んでみました。最近の著作以外は文庫で全部持っているので
今読み漁り中です(^_^)♪
この著者−川原泉さん、よく少女マンガのカテゴリーに入ってたもんだ、と
いまさらながらに思います。ついてるあだ名も川原教授だし・・・(^.^)
川原泉さんの圧倒的な語彙力・知識は作品を読んだことある人ならみなさん
ご存知かと思います。今読み返してもちょっとした書き文字の中にさらっと
哲学用語なんかが出てきていて、改めて「すごいなぁ」と感心します。
けど、私がやっぱり川原さんの作品でいいなぁと思うのは、
主役は割と平凡な庶民で親近感が持てるのに対し、その相手には
パイロットだったり、自衛官だったり、経営者だったり、海上保安官だったり、助教授だったり
とエリートな職業(そういえば学生が相手ってあんまりないな)に就いているのに
どこかとぼけてて、主役にも増して愛着が持てるというところでしょうか。
作品全体に庶民感が漂っているんですね〜。
あと、よくものを食べるときの擬音として「もぐもぐ」とか「パクパク」とかが
ありますが、川原作品では「もぎゅもぎゅ」です。
最近のマンガでは割とよく「もぎゅもぎゅ」を用いて表現している作家さんが
いますが、多分川原さんが創作したんじゃないかなと思います。
何気ないですけど、面白いですよね。耳に・・・というか記憶に残ります。
「笑う大天使」は川原さんの代表作ですし、テンポもいいし、面白いです。
でも私が中でも好きなのは「空の食欲魔人」「美貌の果実」「中国の壷」などの
短編集です。
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