ものぐさオーディオの日記

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松下の6AQ5を挿してみた

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TU-8150に付属してきた米国GE製JAN 6005Wから国産松下電器産業製6AQ5に差し替えてみました。
三極管接続で、CDプレーヤー ONKYO C-705FX2、スピーカー FOSTEX FE83nで聴き比べてみました。

デフォルトの米国GE製JAN 6005Wのままで、ジャンパー線を繋ぎ変えて多極管接続、UL接続、三極管接続と変更してみると、出力が小さくなるが、三極管接続が一番好ましく感じられます。一番しっとり感がある、歪の少なさ(賑やかな感じが一番少ない)、低域の解像度が高い、全体的に癖が無く高品位です。私自身がそういう音が好みだという事もあるかも知れません。クラシックやジャズ、女性ヴォーカルを中心に聴いているという音楽的な嗜好もあるでしょう。もし、全く異なる音楽を好んだり、使っているスピーカーや視聴環境が違ったなら、いや多極管接続が良いよ、UL接続が好みだ、となるかも知れません。それは各人の好みの範疇です。ジャンパー線の繋ぎ変えで簡単に変更できるのですから、いろいろ試すべきだと思います。多極管接続だとやや派手目で歯切れの良い音質傾向になるし、ULだとそれが減退するもののややカッチリした感じがあります。それぞれ、それが決して悪い音というわけではありませんし。

左が松下(ナショナル)6AQ5、右が付属してきたGE製JAN 6005W
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写真ではわかりにくいかも知れませんが、GE製JAN 6005Wの方が、造りがガッチリした感じで、さすが軍用の高信頼管だな、という感じがします。

三極管接続での両者の音の違いは、松下6AQ5の方は少し音色が淡白な感じですが、しなやかさでやや勝ります。GE製JAN 6005Wはややスパイシーで濃い音色で鳴ります。和食のすまし汁と、洋食のオニオンスープの違いみたいです。ですが差はわずかで、どちらも6AQ5の音の範疇です。私的には、GE製JAN 6005Wの方が良いなという感じがしました。

TU-8150での6AQ5の動作状況は、プレート電圧約220V、バイアス-16V位でプレート損失は7Wちょっとくらいでしょうか。最大定格よりもかなり軽い動作です。最大定格は、プレート電圧275V、プレート損失12Wですが、実は、6AQ5は管が細いために放熱効率が良くないので、最大定格で使うと寿命が極端に短いのです。長期安定動作させるためには、プレート損失をせいぜい7〜8Wまでに抑えるべきなのですが、それはこのキットでもしっかりと配慮されています。この状態で6V6ならばかなりの余裕なので、相当な長寿命が期待できますね。

自作で6V6や6AQ5のシングルアンプを制作するのに大事になるのが出力トランスの選定です。6V6や6AQ5は、純三極管の2A3や300Bよりもかなり内部抵抗が高いので、インダクタンスの小さい、巻数の少ない高域特性重視の出力トランスを選択すると低音が出にくい高域寄りのバランスの音のアンプになってしまいます。だから出力トランス選びにはその点、気を使うべきなのです。TU-8150搭載の出力トランスは、小さいので出力容量(無飽和最大出力)は少ないでしょうが、低域もそれなりに出てバランスは良いので、インダクタンスは充分にあるトランスなのでしょう。

では今日は、このへんで失礼します。

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