環球閑話時事の徒然

毎日、政治、外交、軍事、その時々の話題についてのコメントを綴ります。航空・宇宙も守備範囲です。

初心者の為の教訓

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

根拠あり

MPTっていう言葉を聞いた事はあるでしょうか?
あるいはモダン・ポートフォリオ理論というのはどうでしょうか?
両方とも実は同じ事を言っています。
モダン・ポートフォリオ理論を解説すると数冊の本になってしまう程、深
みのある理論なのですが、投資家にとってのエッセンスは、二つの点です。

モダン・ポートフォリオ理論のエッセンス

1.効率的市場仮説 すべての株価に影響を与える情報は全て即時に株価
に織り込まれる。
2.リスクを最小にした場合、インデックスを上回る期待利益率を上げる
事はできない。

1については、本当かどうかを検証した研究がありますが、検証結果は、
効率的市場仮説は概ね正しいが、インサイダー情報を基にした売買が一部
で観察されるという結論が出ています。

今日の本論インデックスファンドは使えるか使えないかは、この命題2が
正しいかどうかにかかっています。後は、どの程度リスクを選好するかを
決めると自動的に期待利益率が決まってきます。
ここで言っているリスクとはボラティリティ(価格変動の度合)を言ってい
ます。つまり、価格変動を最小にした場合の期待利益率は、インデックス
を上回る事はない。平たく言えば、インデックスファンドを買えば、後は、
放っておけば良いという事になります。

日経平均を買いたい

昔、こういうインデックスファンドが無かった時、証券会社に日経平均を
買いたいという客が来て困ってしまったという笑い話がありました。
今では当然、日経平均連動のインデックスファンド(投資信託)があります
ので、それを勧める事になります。

インデックスファンドの良い処は、例えばTOPIX連動ファンドであれば、
TOPIXが上がれば、同じ割合で上昇する事が約束されていますし、日経平
均連動ファンドであれば、日経平均の変動が、そのまま、ファンドの動き
になるよう証券会社によって運用されています。
ファンド値段の動きは、この様にインデックス通りに動きますので、パッ
シブ・ファンド(受動ファンド)とも言います。

受身だけど固い運用手段

それに対し、ファンドマネージャの意思で投資し、インデックス以上の利
益を上げようとするのが、アクティブ・ファンドです。
通常、パッシブ・ファンドに比べ、アクティブ・ファンドの方が高い頻度
で売買が行われる事から、ファンドの手数料も高くなります。
どの程度の利益が得られるかですが、これは、まさにファンドマネージャ
の腕次第です。歴史的な事を言えば、好成績なアクティブファンドもあり
ますが、総じてインデックスファンドに及ばないものが多い様です。
私自身、昨年一年、アクティブ運用で頑張りましたが、結果は日経平均の
上昇率に負けてしまいました。当然、インデックス・ファンドにも負けて
います。

また、インデックスファンドは殆どがオープンファンドで取引単位も小額
から可能なので、そう言う点でも使いやすい運用手段だと思います。
デイトレードは万人向けではない

最近は、当日中に売買を行ってポジションを持たないデイトレードや、
ポジションを持っても一週間以内に反対売買をするスウィングトレードが
流行の様です。株価の動きも以前より激しい様な気がしますので、そうい
う取引もありかなと考えますが、まあ、余程相場の動きの洞察に自信を持
っている人で無い限り、また精神的に余程タフな人で無い限り良い成果を
得るのは難しいというのが私の意見です。

バイアンドホールド戦略とは

そういう今の流行と対極にあるのが、買ったまま持ち続けるというバイア
ンドホールド戦略です。
実際、2003年3月の発足時にみずほHDを買われた方は、ここ3年で実に9倍
の株価になっています。年率100%以上の上昇率という事になります。
また、10年前にキャノンを買っていれば、現在株価は3.5倍になっていま
す。

資金量の全額で収益を得られるのも魅力

また、アクティブ運用する場合は、回転を効かせて短期の株価の上下をす
くって収益を重ねる事になりますが、通常、資金量の全額を投資する事は
ありません。予想外の株価の低下に備えて、一定量のキャッシュを予備と
して確保する事が殆どです。その為、例えば7割の資金で収益を積み上げ
る形になりますが、バイアンドホールド戦略の場合は長期、超長期の値上
がりを狙うので予備のキャッシュはあまり確保しておく必要はなく、資金
量全額が利益を積み上げるのに活用できる事になります。

配当も馬鹿にできない

更に株価上昇以外に配当も馬鹿に出来ません。この10年間に銀行に預けて
いたら利息は1%に満たなかったでしょうが、年間1%程度で回る銘柄を探
すのは容易です。
バイアンドホールド戦略では、値上がり益と配当の両方を狙う戦略と言え
ると思います。

但し銘柄選択は慎重に

ただし、バイアンドホールド戦略は銘柄選択を慎重に行う必要があります。
今後10年を睨んで確実に成長する企業を選択して投資する必要があります。
昔は同一業種であれば、企業毎の収益性もあまり変わりませんでしたが、
最近は同一業種であっても勝ち組と負け組が峻別され、株価もそれを反映
する傾向が強まっています。10年保有しても碌に値上がりしないばかりか
株価が下がってしまう銘柄も多くなると思われます。
成長業種の勝ち組企業を慎重に選んで中期的な安値の時期に投資するとい
うのがバイアンドホールド戦略の基本です。
最近は、ブログが出来たお陰で株式投資をしている他の方の動きが良く見
える様になりました。
私も時々見せて頂いていますが、今更ながら感じるのは、危ない投資家が
多いな〜という事です。危なっかしくて見てられません。
大抵はデートレードかスイングトレードですね。
後は、特定のブログやサイト推奨銘柄の回転商いです。
相場が上がっている時は、それでも良いのです。
「当たり屋につけ、曲がり屋に向かえ」の諺もあります。
こういう上昇相場の時にはカリスマ投資家も現れます。
そういうカリスマ投資家についていくのは極めて容易な事です。
でも、それでは長期に勝ち続ける事は絶対に出来ないというのも、また一
面の真理なのです。

以前、とある銀行で天才トレーダーと言われた為替トレーダーに、為替相
場は基本的にゼロサムゲームなのに、どうしてコンスタントに収益を上げ
られるのか聞いた事があります。
答は、新規参入者から利益を得ていると言う事でした。
株式相場に直して言えば、初心者の金を毟り取っているのが、プロの相場
師なのです。知識と経験が少ない初心者がプロに勝てる筈がないのです。
勿論、為替相場と株式相場は違います。為替相場に比べれば株式市場の方
がはるかに参入者も多く、意図的な相場操縦は少ないと言えます。それで
も同じ様な性格を持った相場なのです。

相場が着実に上昇していて、誰でも損をする事がなさそうなこの有利な状
況の中で、初心者投資家は、自分なりの売買技術を身に付けて欲しいと思
います。その為には、是非投資を勉強して下さい。
実際に投資をしている中での勉強と、漫然と投資の勉強をするのでは、真
剣さが全く違います。投資しているいまこそ勉強のチャンスなのです。

本屋の店頭には、本当に沢山の株式投資の本が並んでいます。
色んな本があると思いますが、投資に関する本には見分け方があります。
投資の危険について、きちんと書いていない本はまず読む価値がないと思
って良いでしょう。簡単に触れているだけのものも駄目です。
投資とはリスクが高いという認識が絶対正しいのです。その認識の上で、
リスクを回避する方法をきちんと書いているものが良書であると思います。
皆さん命から2番目に大事な資金を投資するんです。バーゲンのチラシで
商品の1円〜2円の値段の違いを比べるのと同じ努力を投資の研究にかけ
ても罰は当たりません。頑張って生き残りましょう。
確実に儲かるギャンブルはない

ギャンブルというのは楽しいものでしょうか?
通常楽しいという方が多いと思います。
では、ギャンブルで儲けられるでしょうか?
殆どの方は儲けていないと思います。
これは当然の事で、そうでないとギャンブルの胴元をやる人はいなくなり
ます。

宝くじは、配当に回す割合が決まっていますし、競馬、競輪、競艇みんな
率の違いはあれ、勝札への配当に回る率が決まっています。
ですから、全体として見た場合、ギャンブルでは勝つ事は出来ません。
勿論、個々に見ると勝てるケースがあります。
その可能性が夢の大きさ、楽しさであり、それに対して参加料を払ってい
るという事だと思います。
楽しませて貰っているのだから、それに対する支払がないといけません。
皆さんそういう事が分かった上で、ギャンブルに参加されているのだと思
います。

それでは、株式投資はどうでしょうか?
ギャンブルと違うのは、胴元に対して支払う手数料の比率が非常に低い事
です。これはネット投資が出来る様になってから非常に顕著になりました。
以前は大口を除けば、大体取引金額の1%が手数料でした。今では一ヶ月い
くら取引しても数千円で定額という処が殆どです。胴元の利益はそれ程小
さくはありませんが、他のギャンブル程大きくはありません。
全体としての損益という見方で言えば、インデックスが上がっている場合
は総体として、利益が出ます。その一方で、インデックスが下がっている
場合は総体として損失の方が大きくなります。また、インデックスが変わ
らない場合は、総体としてゼロサムゲームになります。そういう点で、ギ
ャンブルと変わらない性格を持っている事になります。

では、ギャンブル的な株式投資をして儲ける事ができるでしょうか?
過去の事例を見ると、人間の心理に沿ったやり方で売買をしていると、ま
ず確実に損をして撤退する事になります。勿論、100%そうなるという訳で
はありません。心のままに売買して大きな儲けをだしている方もいるだろ
うと思います。でも、少なく共私の知る限りそういうケースは非常に稀で
す。大抵の方は、私と同じ様に、痛い思いをされるのではと思います。
心理に沿った投資は楽しいものかも知れませんが、楽しんだ対価は払わな
いといけません。

株は安値で買って、高値で売る事しか利益が出ることはありません。
上昇中の株を売るのも、心理的に辛い事ですが、下落中の株を買うのは、
もっと不安で一杯になります。売った後で一段上昇する事や、買った後で
更に下落する事もしょっちゅうです。こうなると次に売買しようとする時
に、それで良いのか本当に疑心暗鬼になってしまいます。さりとて、そう
いった人間心理に逆らった行動を取らなければ、相場で儲ける事は出来な
いのです。

何の商売でも同じですが、苦労しても儲かるとは限りませんが、苦労せず
に儲ける事はもっと難しいという事です。


機械的売買法の勧め

では、そういう心理的な葛藤を克服あるいは緩和する方法はないのでしょ
うか?
私がお勧めするのは機械的売買法です。
例えば、買値から20%上がれば売却する。10%下がれば一回だけ難平し、
更に10%下がれば損切する。
といった感じの自分なりのルールを作っておき、それに従って売買すると
言うものです。それを淡々と繰り返す訳です。面白いものではありません
が、そうする事で、一つ一つの取引はあくまでルールに従って行った売買
という事になります。それを淡々と実行する事で、心理的な負担はかなり
緩和する事が出来ます。
更に、検証した結果、そのやり方で十分な利益が出なかった場合はルール
を見直します。その仮説→実行→検証というサイクルを繰り返すのです。
これを確実に実行する事で、その時々の心理状態で売買する事から、じっ
くり検討したルールに基づいて売買する事になります。
多分、勝率は上昇すると思います。
株式投資は儲かる?
株式投資が活況を呈しています。
ボーナス時期という事もあり、週刊誌の見出しも株式投資の勧めが並んで
います。
今年8月あたりから日経平均株価は約30%上昇しています。巷に株式投資で
儲けたという話がゴロゴロと出てきました。自分も投資しないとバスに乗
り遅れるのでは....と考える人も多いと思います。

でも、ちょっと待って下さい。株式市場は百年以上も前からある訳で、株
式投資がそんなに儲かるものであれば、今頃は株式投資で財を成したと言
う人が巷に溢れていておかしくありません。

儲けた人は溢れているのに、財を成したという人が溢れていないのはどう
してでしょうか?
本当は株式投資で財をなしたのに黙っている人も多いのかも知れません。
でも、その一方で、株式投資をやる人の十人に九人は損をして撤退してい
るというのが定説です。

では、先ほど株式投資で儲けたという話が溢れていると言ったのは嘘なの
でしょうか?そうではありません。その時点では確かに儲けが出ているの
だと思います。では、何故それが財を成す事に繋がらないのでしょうか?
その理由の一つは株式投資で「継続して利益を上げる事の難しさ」にあり
ます。

確率に任せていれば勝てない
一番良いのは勝ち逃げする事です。例えば100万円を投資して200万円にな
ったら、投資を回収してそれで株式投資を止めてしまう事です。
それが出来る人は確実に勝利できます。でも、この場合でも、100万円が
200万円になるのと同じ確率で50万円になる可能性があります。
それでも50%の人が勝利になる筈です。それがそうならないのは、お分かり
と思いますが人間には欲望があるからです。
100万円が200万円になったのだから、200万円が400万円になるかも知れな
いそう考えて更に投資を続ける人が殆どだと思います。100万円が400万円
になる人は最初に100万円が200万円になった人の半分です。

こういって続けていくと、勝ち残る人がどんどん減って行く事が分かりま
す。このケースでは、手数料も税金も考慮していませんが、実際の株式投
資ではこういうテラ銭相当のコストもかかりますので、勝率は更に悪くな
る訳です。

底値で買えば儲かるが...
では勝率を上げる方法はないのでしょうか。
先ほどのケースは、上がるか下がるか半々の場合でした。(丁半博打の様
なものですが、一番典型的なケースですので基本になります。)
株式投資は、丁半博打ではありません。色んな要素がありますが、基本的
には、株式市場は全体として日本経済全体の先行きを現していると言って
過言ではありません。先行き景気が良さそうであれば日経平均やTOPIXは
上昇し、悪そうであれば下がります。
統計的な研究では、株式指標は景気の八ヶ月先を示していると言われてい
ます。

ですから、勝率を上げる為には、景気の先を読めば良い事になります。
景気の先を読む事も、なかなか難しいですね。でも、厳密である必要はあ
りません。新聞や雑誌でこういった予想を目にする事も多いと思います。
それが参考になります。景気が良くなる見通しであれば株価は上がる。
悪くなりそうであれば下がる。これが基本中の基本です。

勝率を上げる一番の方法は、株を底値で買う事です。
何の商売でも同じですが、安い時に買って、高い時に売れば利益を確実に
得る事が出来ます。株式投資も同じです。景気が悪い時には株価は底値を
つけます。どんな優良企業であっても景気全体の影響を受け業績が悪化し
ます。その為、株価も安くなります。株を買うのは本当はこう言う時なの
です。

景気予測が改善し始めると株価も上昇を始めます。企業の業績予想も改善
し、株価に好影響を与えるニュースも増加します。株価上昇のスピードも
上がってきます。株価の上昇を囃す記事が出始めます。

景気がピークをつける少し前に株価はピークを打ちます。その頃になると
どんな銘柄も買ったら上がると提灯にお囃子がついています。極端に上昇
した銘柄がポツポツ話題になります。しかし、相場全体は企業業績の先を
読んで下降局面に入っています。経験の深い投資家は株を売りに回してい
ます。まさにここが株の売り時なのです。ここで売り切る事で「勝ち逃げ」
をする事が出来るのです。

でも、通常、一般投資家は株価の下落を見て、格好の買い時と勘違いして
買いに回ります。初心者投資家が損をするのはこう言う時です。しかも、
傾向として下降局面の方が上昇局面より傾斜が急になっています。言い換
えれば値下がりが急であるという事です。株価が回復すると思って売り控
えをしていると、見る見る内に株価は下降していきます。含み損を抱えて、
塩漬け銘柄の出来上がりと言う事になります。

逆指値注文の勧め
では、株価が上昇している現時点で株式投資をやってはいけないのか?
という声が聞こえてきそうです。
はっきり言えば、分かりません。景気の先行きを考えると、来年一杯は景
気が拡大しそうな気がします。でも、株価の位置はかなり高い処にある様
にも思います。こういう時は、株式投資は勧めたくありません。
値下がりリスクが高そうだからです。(注)

(注)
得てしてこういう心理の人間が株価が少し上昇した後から考えれば上昇初
期の段階で買えず、上昇も終末期になってから高値を買う事を「安値覚え
の高値掴み」と言います。

それでも投資したいという方には、ロスカットの設定をお勧めします。
多くのネット証券では、買値から10%下がったら売ると言う注文の仕方が
出来る様になっています。「逆指値注文」と言います。この注文が出来る
様になって、損失を一定の水準に保つ事が出来る様になりました。
また、逆指値注文を一週間程度のサイクルで見直す癖を付ける事もできま
す。これを確実に実行する事で勝率がかなり上がると思います。

開く トラックバック(1)

全1ページ

[1]


.
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ash1saki
ash1saki
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事