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MPTっていう言葉を聞いた事はあるでしょうか? あるいはモダン・ポートフォリオ理論というのはどうでしょうか? 両方とも実は同じ事を言っています。 モダン・ポートフォリオ理論を解説すると数冊の本になってしまう程、深 みのある理論なのですが、投資家にとってのエッセンスは、二つの点です。 1.効率的市場仮説 すべての株価に影響を与える情報は全て即時に株価 に織り込まれる。 2.リスクを最小にした場合、インデックスを上回る期待利益率を上げる 事はできない。 1については、本当かどうかを検証した研究がありますが、検証結果は、 効率的市場仮説は概ね正しいが、インサイダー情報を基にした売買が一部 で観察されるという結論が出ています。 今日の本論インデックスファンドは使えるか使えないかは、この命題2が 正しいかどうかにかかっています。後は、どの程度リスクを選好するかを 決めると自動的に期待利益率が決まってきます。 ここで言っているリスクとはボラティリティ(価格変動の度合)を言ってい ます。つまり、価格変動を最小にした場合の期待利益率は、インデックス を上回る事はない。平たく言えば、インデックスファンドを買えば、後は、 放っておけば良いという事になります。 昔、こういうインデックスファンドが無かった時、証券会社に日経平均を 買いたいという客が来て困ってしまったという笑い話がありました。 今では当然、日経平均連動のインデックスファンド(投資信託)があります ので、それを勧める事になります。 インデックスファンドの良い処は、例えばTOPIX連動ファンドであれば、 TOPIXが上がれば、同じ割合で上昇する事が約束されていますし、日経平 均連動ファンドであれば、日経平均の変動が、そのまま、ファンドの動き になるよう証券会社によって運用されています。 ファンド値段の動きは、この様にインデックス通りに動きますので、パッ シブ・ファンド(受動ファンド)とも言います。 それに対し、ファンドマネージャの意思で投資し、インデックス以上の利 益を上げようとするのが、アクティブ・ファンドです。 通常、パッシブ・ファンドに比べ、アクティブ・ファンドの方が高い頻度 で売買が行われる事から、ファンドの手数料も高くなります。 どの程度の利益が得られるかですが、これは、まさにファンドマネージャ の腕次第です。歴史的な事を言えば、好成績なアクティブファンドもあり ますが、総じてインデックスファンドに及ばないものが多い様です。 私自身、昨年一年、アクティブ運用で頑張りましたが、結果は日経平均の 上昇率に負けてしまいました。当然、インデックス・ファンドにも負けて います。 また、インデックスファンドは殆どがオープンファンドで取引単位も小額
から可能なので、そう言う点でも使いやすい運用手段だと思います。 |
初心者の為の教訓
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最近は、当日中に売買を行ってポジションを持たないデイトレードや、 ポジションを持っても一週間以内に反対売買をするスウィングトレードが 流行の様です。株価の動きも以前より激しい様な気がしますので、そうい う取引もありかなと考えますが、まあ、余程相場の動きの洞察に自信を持 っている人で無い限り、また精神的に余程タフな人で無い限り良い成果を 得るのは難しいというのが私の意見です。 そういう今の流行と対極にあるのが、買ったまま持ち続けるというバイア ンドホールド戦略です。 実際、2003年3月の発足時にみずほHDを買われた方は、ここ3年で実に9倍 の株価になっています。年率100%以上の上昇率という事になります。 また、10年前にキャノンを買っていれば、現在株価は3.5倍になっていま す。 また、アクティブ運用する場合は、回転を効かせて短期の株価の上下をす くって収益を重ねる事になりますが、通常、資金量の全額を投資する事は ありません。予想外の株価の低下に備えて、一定量のキャッシュを予備と して確保する事が殆どです。その為、例えば7割の資金で収益を積み上げ る形になりますが、バイアンドホールド戦略の場合は長期、超長期の値上 がりを狙うので予備のキャッシュはあまり確保しておく必要はなく、資金 量全額が利益を積み上げるのに活用できる事になります。 更に株価上昇以外に配当も馬鹿に出来ません。この10年間に銀行に預けて いたら利息は1%に満たなかったでしょうが、年間1%程度で回る銘柄を探 すのは容易です。 バイアンドホールド戦略では、値上がり益と配当の両方を狙う戦略と言え ると思います。 ただし、バイアンドホールド戦略は銘柄選択を慎重に行う必要があります。
今後10年を睨んで確実に成長する企業を選択して投資する必要があります。 昔は同一業種であれば、企業毎の収益性もあまり変わりませんでしたが、 最近は同一業種であっても勝ち組と負け組が峻別され、株価もそれを反映 する傾向が強まっています。10年保有しても碌に値上がりしないばかりか 株価が下がってしまう銘柄も多くなると思われます。 成長業種の勝ち組企業を慎重に選んで中期的な安値の時期に投資するとい うのがバイアンドホールド戦略の基本です。 |
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最近は、ブログが出来たお陰で株式投資をしている他の方の動きが良く見 える様になりました。 私も時々見せて頂いていますが、今更ながら感じるのは、危ない投資家が 多いな〜という事です。危なっかしくて見てられません。 大抵はデートレードかスイングトレードですね。 後は、特定のブログやサイト推奨銘柄の回転商いです。 相場が上がっている時は、それでも良いのです。 「当たり屋につけ、曲がり屋に向かえ」の諺もあります。 こういう上昇相場の時にはカリスマ投資家も現れます。 そういうカリスマ投資家についていくのは極めて容易な事です。 でも、それでは長期に勝ち続ける事は絶対に出来ないというのも、また一 面の真理なのです。 以前、とある銀行で天才トレーダーと言われた為替トレーダーに、為替相 場は基本的にゼロサムゲームなのに、どうしてコンスタントに収益を上げ られるのか聞いた事があります。 答は、新規参入者から利益を得ていると言う事でした。 株式相場に直して言えば、初心者の金を毟り取っているのが、プロの相場 師なのです。知識と経験が少ない初心者がプロに勝てる筈がないのです。 勿論、為替相場と株式相場は違います。為替相場に比べれば株式市場の方 がはるかに参入者も多く、意図的な相場操縦は少ないと言えます。それで も同じ様な性格を持った相場なのです。 相場が着実に上昇していて、誰でも損をする事がなさそうなこの有利な状 況の中で、初心者投資家は、自分なりの売買技術を身に付けて欲しいと思 います。その為には、是非投資を勉強して下さい。 実際に投資をしている中での勉強と、漫然と投資の勉強をするのでは、真 剣さが全く違います。投資しているいまこそ勉強のチャンスなのです。 本屋の店頭には、本当に沢山の株式投資の本が並んでいます。
色んな本があると思いますが、投資に関する本には見分け方があります。 投資の危険について、きちんと書いていない本はまず読む価値がないと思 って良いでしょう。簡単に触れているだけのものも駄目です。 投資とはリスクが高いという認識が絶対正しいのです。その認識の上で、 リスクを回避する方法をきちんと書いているものが良書であると思います。 皆さん命から2番目に大事な資金を投資するんです。バーゲンのチラシで 商品の1円〜2円の値段の違いを比べるのと同じ努力を投資の研究にかけ ても罰は当たりません。頑張って生き残りましょう。 |
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ギャンブルというのは楽しいものでしょうか? 通常楽しいという方が多いと思います。 では、ギャンブルで儲けられるでしょうか? 殆どの方は儲けていないと思います。 これは当然の事で、そうでないとギャンブルの胴元をやる人はいなくなり ます。 宝くじは、配当に回す割合が決まっていますし、競馬、競輪、競艇みんな 率の違いはあれ、勝札への配当に回る率が決まっています。 ですから、全体として見た場合、ギャンブルでは勝つ事は出来ません。 勿論、個々に見ると勝てるケースがあります。 その可能性が夢の大きさ、楽しさであり、それに対して参加料を払ってい るという事だと思います。 楽しませて貰っているのだから、それに対する支払がないといけません。 皆さんそういう事が分かった上で、ギャンブルに参加されているのだと思 います。 それでは、株式投資はどうでしょうか? ギャンブルと違うのは、胴元に対して支払う手数料の比率が非常に低い事 です。これはネット投資が出来る様になってから非常に顕著になりました。 以前は大口を除けば、大体取引金額の1%が手数料でした。今では一ヶ月い くら取引しても数千円で定額という処が殆どです。胴元の利益はそれ程小 さくはありませんが、他のギャンブル程大きくはありません。 全体としての損益という見方で言えば、インデックスが上がっている場合 は総体として、利益が出ます。その一方で、インデックスが下がっている 場合は総体として損失の方が大きくなります。また、インデックスが変わ らない場合は、総体としてゼロサムゲームになります。そういう点で、ギ ャンブルと変わらない性格を持っている事になります。 では、ギャンブル的な株式投資をして儲ける事ができるでしょうか? 過去の事例を見ると、人間の心理に沿ったやり方で売買をしていると、ま ず確実に損をして撤退する事になります。勿論、100%そうなるという訳で はありません。心のままに売買して大きな儲けをだしている方もいるだろ うと思います。でも、少なく共私の知る限りそういうケースは非常に稀で す。大抵の方は、私と同じ様に、痛い思いをされるのではと思います。 心理に沿った投資は楽しいものかも知れませんが、楽しんだ対価は払わな いといけません。 株は安値で買って、高値で売る事しか利益が出ることはありません。 上昇中の株を売るのも、心理的に辛い事ですが、下落中の株を買うのは、 もっと不安で一杯になります。売った後で一段上昇する事や、買った後で 更に下落する事もしょっちゅうです。こうなると次に売買しようとする時 に、それで良いのか本当に疑心暗鬼になってしまいます。さりとて、そう いった人間心理に逆らった行動を取らなければ、相場で儲ける事は出来な いのです。 何の商売でも同じですが、苦労しても儲かるとは限りませんが、苦労せず に儲ける事はもっと難しいという事です。 では、そういう心理的な葛藤を克服あるいは緩和する方法はないのでしょ
うか? 私がお勧めするのは機械的売買法です。 例えば、買値から20%上がれば売却する。10%下がれば一回だけ難平し、 更に10%下がれば損切する。 といった感じの自分なりのルールを作っておき、それに従って売買すると 言うものです。それを淡々と繰り返す訳です。面白いものではありません が、そうする事で、一つ一つの取引はあくまでルールに従って行った売買 という事になります。それを淡々と実行する事で、心理的な負担はかなり 緩和する事が出来ます。 更に、検証した結果、そのやり方で十分な利益が出なかった場合はルール を見直します。その仮説→実行→検証というサイクルを繰り返すのです。 これを確実に実行する事で、その時々の心理状態で売買する事から、じっ くり検討したルールに基づいて売買する事になります。 多分、勝率は上昇すると思います。 |
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