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蒸発していく毎日で、
希薄になっていく現実を補完するように、
濃密になっていく仮想化された利便性、
誰が誰なのかを定立させる時間と空間の連続性を、
記憶から記録に明け渡して、思い出もなく、
もはや単なる経済の演算子として消費と生産の間を
行ったり来たりして、まるで0と1の間の亡霊、
すでに要素ではなく、処理機構でしかない生命は
生殺与奪の工程の中にのみ現われ、消えていき、
一つでは何の価値も持ちえず、一定量の数になり、
表につけられて、初めて意味を理解され、取引され、
日夜価格を変動し続けるので、
僕は画面から目が離せないまま
瞬きもできず涙が
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