|
「お金の話合いをしていってよ」
母は帰り際に言った。
「お金って何?」
私は意味が分からない。
「お前もここに入るんだろう。職員が言っていたよ」
「一緒に2階に移るんだよ!」
「お前、聞いただろう?」
母はいらいらした顔で聞いた。
「聞いてないよ」
「じゃ聞いてよ」
「ちゃんと話し合いをしておくれよ」
「お金はいくら払えばいいのか聞いてよ」
母は私を真剣な目で見た。
まただ。
職員が三人ほど来た。
「母が又、引っ越すと言っているので説明して呉れませんか?」
私は頼んだ。
三人は苦笑いをした。
いつもの事なのだ。
「引っ越さないよ。ここに居るよ」
三人は口を揃えて言った。
そして長居は無用とばかりすぐ立ち去った。
母は納得していない。
「だって、引っ越すと言ったもの」
「お前、ちゃんと聞いておくれよ」
「段取りが有るよ」
「すみません」
私は通りかかったまた別の職員を呼び止めた。
「お母さんが話してごらん」
私は車椅子を職員の前で止めた。
「二階に移ると聞いたんですが今日ですか?」
母は聞いた。
「今日は引越しはしないよ」
又かと言う顔を職員はした。
「だってこの部屋を壊すんでしょう?」
「こうやってこうやって引っ張って」
母は手をぐるぐる回した。
真剣な顔だけに私は何とも言えない気持ちになる。
「引っ越さないよ。ずっーとここに居るよ」
職員が答えると母は泣きそうな顔になった。
「ずっーとなの?それなら黒田に帰りたいよ」
「だってあそこはここの支店ですから」
職員は何も答えず立ち去った。
「お母さん、黒田に行くのには丸1日かかるよ」
そう言っても母は理解しない。
「何のすぐそこだよ」
「いいよ。引っ越せないならここに居るよ」
田舎の親戚ともうまく母は付き合えない。
近所の人ともトラブル続きだった。
田舎に帰っても結果は見えている。
しばらくして大きな声で言った。
「悲しい時は泣くよ」
職員への嫌味だ。
母はこのまま認知症が進むのだろうか?
|
全体表示
[ リスト ]




なかなかたいへんですね〜〜。
2011/6/1(水) 午後 6:34
介護は大変ですね・認知症は本当に困りますね
人ごとでは有りません・母89歳も時々訳の解らぬことを言います
びんせん
2011/6/1(水) 午後 7:18 [ とし ]
おかぁさんノ話はこれからの自分のようで怖い
現実と夢とが混在しているんですね
あじさいさんの気苦労が 痛々しい、
2011/6/2(木) 午前 8:41
パークさん
無理して面会しなくてもいいと施設の人には言われますが。
2011/6/2(木) 午後 6:42
びんせんさん
年をとってもみんながそうなる訳では無いと思いますが、自分もそうなるのではと不安です。
2011/6/2(木) 午後 6:43
ムサシさん
母は年金の支払日は覚えているんですよ。
びっくりしました。
2011/6/2(木) 午後 6:44
息子も、きょうは、また大荒れでした。一時間くらい電話で怒っていました。以前なら我慢できたことが最近は我慢できず、すぐに怒ってますます大変になりました。
2011/6/2(木) 午後 11:04 [ たこ焼き ]
どう話せば納得してもらえるのでしょうか?
お疲れ様です
2011/6/3(金) 午前 0:45
引っ越しについて、いろんな方向から声掛けしてみては如何でしょうか?引っ越しとは、お部屋の引っ越しのようですが、お金が掛かることを母上様はご心配されているようです。ご説明だけでは納得しないでしょう。例えば、でっち上げになりますが、母上様の目の前で、職員の方に現金を渡し「はい引っ越し代金」と言って支払い、同時に母上様にも説明するなどです。勿論お芝居ですから、職員の方と事前に打ち合わせをしておきます。 母上様の根本にあるものは寂しさだと思われます。ちょっとした、通常は理解しがたいような工夫で事態が好転することがあります。
2011/6/4(土) 午後 11:40 [ tearface ]
たこ焼きさん
思い違いで怒こる事が多いですよね。
話しても分かってはもらえないし。
2011/6/5(日) 午前 9:52
こりんさん
もし納得しても一時しのぎですからね。
どう対処すればいいか分かりません。
2011/6/5(日) 午前 9:53
tearfaceさん
母の湯飲み茶碗にマジックで寂しいと書いてありました。
この寂しさをどうすれば埋められるのか分かりません。
引越しはこの状態から逃れたい母の願望だと分かっていますが。
2011/6/5(日) 午前 9:56
多分、母上様はあなたを一番頼りにしているのではないでしょうか。
母上様が安心な気持ちで日々おられるなら、あなたも疲れは感じないかと思われます。
母上様との日々のやり取りの中で、どんな時に、どんな話をしたときに母上様が笑顔を見せられたか?はっきり記憶しておくことも有効だと存じます。
施設におられるようですから、しょっちゅう面会に行かなくとも、週一回土曜日とかに、定期的に確実に面会することにより、「あの子は確実に土曜日に会いに来てくれる」と分かるものです。面会時は母上様の一挙手一投足に気を配り、食事のお世話や洗濯物の交換、「次はいつ来るからね。」と念を押し、など母上様の話すこと、気にかかることを、バシッと捕え、切り返します。勿論真心こめてです。母上も貴方様も楽になります。
そして施設は閉そく感がありますから、今度いつ帰宅して線香をあげるなど、カレンダーに赤マルをつけ、帰宅する日は●日とメモで渡し、ゆっくり説明します。職員の方にも了解を得ます。
母上様がこのことを理解されれば、もういくつ寝たら帰宅と、心待ちにするかと存じます。
必要なことは定期的面会と面会時の真心と帰宅の約束だと
2011/6/5(日) 午後 1:02 [ tearface ]
思われます。愛情あふれる声かけをいくつか考えてみてくださいませ。
私などは、もう母親はなくなりましたが、仕事上何もしてあげられなくて、そして叱責などして、今は後悔しております。
「私が付いているから大丈夫」という姿勢と態度が母上様に以心伝心すれば母上様も安心する筈です。
2011/6/5(日) 午後 1:06 [ tearface ]
tearface さん
ほぼ一日置きに母の所には行っていますが、母は毎日来て欲しいようです。
つい最近までは毎日行っていたのですが、母の話を聞くのが段々苦痛になって来ています。
寂しさが妄想を生むのは分かっているのですが、母は昔からわがままで時々嫌になります。
2011/6/5(日) 午後 4:52
母上様に毎日面会は辛いですね。殆どのお年寄りは、私どもから見るとわがままと映ります。そしてわがままに対して懸命にお世話すると、益々わがままがエスカレートすることになります。
アリスさんが自分自身を守るためにも、倒れることが無いようにするためにも、母上様と一定の距離を置かれて様子見という方法しか浮かばないのですが。
施設職員の方にもお願いして「娘さんは仕事もあり、いろいろ忙しい」「今度いつ来るからね」など繰り返し話して貰ったり、またこのことを主治医の先生から話して貰うと効果的なこともあります。
母上様が信頼・信用している方から説得して貰う方法などが考えられます。
当面、いろいろなやり方を工夫されて「分かって貰うこと」に努め、アリスさんが倒れない程度に余裕を持って進むことかと存じます。
ただ母上様と面会時は、「私がついているから大丈夫よ」という姿勢・態度を持ち続けることが必要と考えます。
2011/6/7(火) 午後 1:13 [ tearface ]
tearfaceさん
母は職員と折が悪く、行くといつも愚痴を聞かされます。
それが嫌でたまらないのです。
母は言うとほっとするらしいのですが、私は会うたびに気が重くなります。
母は施設の理事長にまで「この盗人」と言ったそうで、本当に赤面してしまいます。
一日行かなくても「ずっと待ってたのよ」と言われます。
面会には来ない家族がほとんどですが。
2011/6/11(土) 午後 9:56
「介護相談」で検索したらいろんなサイトがありました。
次のサイトはお役に立ちそうです。
http://www.kaigo110.co.jp/consult/bbs.php?r_ct2=2
2011/6/12(日) 午前 7:01 [ tearface ]
tearfaceさん
ありがとうございます。
介護のネットにも登録はしているのですが。
早速見てみます。
2011/6/16(木) 午後 11:31