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ラスマス・フェーバーの「Ever After」がいい。最初、南米系の女性ミュージシャンだと思って検索したら、ずいぶん事情が違っていた。たまたま読んだハイパーメディア・クリエーターの高城剛氏が書いた「ヤバいぜっ!デジタル日本」。タイトルにある「ヤバい」は、「危ない」の意味と、英語の「COOL」の意味を持つ。「現代社会でコミュニケーションするために、ヤバいぜ、くらい使いこなせなければならない。少なくとも、理解できていないと、今後コミュニケーションをキチンと取ることができなくなる」という。ちょっとヤバいかも。
「ハウス」から始まる「クラブミュージック」というジャンル。高城氏はその中でも「トランス」に注目している。「130から150くらいまでのBPM(テンポ)のリズムに加え、うねるような旋律を奏でるのが特徴。そのリズムやメロディは、さも脳内の感覚が幻覚や催眠を催す『トランス状態』に誘うかの様な様式からトランスと呼ばれている」らしい。
本題に戻る。エミリー・マクイーワンをフューチャリングしたというこの曲。彼女の軽快な歌に惹かれただけなのだが、彼女のことは今のところわからない。まずは、ラスマス・フェーバーについて、関連サイトからKei Tajimaの文章を借りることにする。
「今日のクラブ・ミュージック・シーンを賑わせているスウェーデン人プロデューサー群の中でも、ジャンルを超越した才能を発揮しているアーティストと言えば、Rasmus Faber である。7歳でピアノをはじめ、19歳までジャズ・ピアニストとして活躍していた Rasmus は、その後、プロの音楽家としての活動をスタート」。プロデューサー?
「ポップ〜ジャズ系アーティストのプロデュースを手掛けるうちに、ハウス・ミュージックにその方向性をシフトしていった彼は、初となるハウス・トラック "Never Felt So Fly" を制作、Black Vinyl Records からリリースする。アンダーグラウンド・シーンでヒットとなった本作は、イギリスの名門レーベル Defected のボス Simon Dunmore の耳に留まり、レーベルからリミックスの依頼を受けることに。そのリミックスの完成度の高さに驚いた Simon が直々にストックホルムまで飛び、マネジメント契約をオファーしたというのは、シーンでは有名な話である」。ほんとに、有名な話?
「Defected と契約後、自身のレーベル Farplane Records を設立した Rasmus は、クラブ・シーンを飛び越えて、クロスオーバー・ヒットとなった "Ever After" をリリース。国内外のコンピレーションに多数収録されたこの楽曲をリリースした後は、"Get Over Here"、"Come With Me" 等のヒットを連発し、『シーンで最もホットなプロデューサー』としての地位を確立した。リミキサーとしても Reel People による "Rain" や Oreja のVasilando" 等、Defected 関連のリリースをはじめ、Jazztronik や S.U.M.O など他ジャンルのアーティスト作品のリミックスを手掛けている」。ヒットしていたことを知らない。ヤバいのか?
先月、オリジナル作品とリミックス作品を集めたベスト盤的アルバム "So Far" のリリース。その後も、初のオリジナル・アルバムのリリースなどが予定されているという。もともとはジャズ・ピアニスト。その彼がハウスというジャンルへ入っていった経緯は彼のインタビュー記事から引用する。
「僕が10代だった頃、音楽のキャリア的にも最初のほうにハウスとは出会ったんだけど、当時はハウスを取り巻くシーンに関して何も知らなかったんだ。ハウスっていう音楽は、いろいろなジャンルの音楽を自由に採り入れて実験できるカテゴリーだと思っている。僕はジャズの勉強をしてきたけど、ファンク、ソウル、ディスコ、アシッド・ジャズ……といった多様なジャンルの仕事をしてきたし、ハウス・ミュージックはそれらの要素をすべて受け入れてくれるものだよね」。
国内外で活躍するハウス/クラブ・ジャズ・アーチスト全員が彼をベタボメする中、「この曲、聴いたことある!」という曲ばかりを収録した日本独自企画アルバム『ソー・ファー』からの一曲だそうだ。ハウス、トランス。クラブ・ミュージック。知らない世界だ。かなりヤバいかも。
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