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昨日の大きな話題は、辻井伸行さんの表題コンクールの優勝でしたね。辻井さんについては昨年4月に、2005年に行われた第15回ショパン国際ピアノコンクールで「批評家賞」を受賞されたことを話題にしました。このコンクルールではセミ・ファイナルまでの進出でしたが、今回はファイナリストになり、ついに栄冠を手にしたんですね。
<アジア初の快挙、辻井伸行が<ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール>優勝>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090608-00000025-bark-musi
三週間続くというこのコンクールのファイナルでは、それぞれの参加者が、50分のソロ・リサイタルおよび二曲のコンチェルト(そのうち一曲は指定されたものから選び、もう一曲は自由に選曲)を演奏しなければならないそうです。辻井さんのリサイタルでは、次の曲が演奏されました。
・ベートーヴェンピアノソナタ第23番(ヘ短調作品57「熱情」ソナタ)
・ショパンBerceuse Op. 57(子守歌 変ニ長調)
・リストのハンガリアン・ラプソディ2番(ハンガリー狂詩曲第2番)
そして、コンチェルトの演奏曲はラフマニノフの協奏曲2番。演奏後はコンクールのオフィシャル・ブログにおいて「このコンクールから出るのは大きな瞬間ばかりだが、これは本当に大きな瞬間だ」と評されたといいます。
辻井さんの予選ラウンドでの演奏の模様がYoutubeにありましたので、添付しておきます。
曲は、「Chopin Twelve Etudes, Op.10」とありました。ショパンの「練習曲ハ短調作品10-12」(革命のエチュード)のことだと思います。
<Cliburn 2009 Nobuyuki Tsujii>
http://video.aol.com/video-detail/cliburn-2009-nobuyuki-tsujii/194235980
さて、このコンクールについても少し触れておきたいと思います。1958年、後に世界三大コンクールの一つと言われるようになる「チャイコフスキー国際コンクール」の第1回の優勝者、ヴァン・クライバーンを祝して1962年から原則4年ごとにテキサス州フォートワースで開催されているそうです。
冷戦下の1958年に創設されたチャイコフスキー国際コンクールに負けないようにと、アメリカは世界最高額の優勝賞金1万ドルを提供することで国際コンクールを目指して創設したのがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール。
米ソ両国が睨み合う1958年の旧ソ連で創設されたピアノコンクールの第一回目の優勝者が23歳のアメリカ人であったというのも凄いですが、その4年後に27歳になったピアニストの名を冠したコンクールを創設するアメリカの根性も凄いですね。ちなみにこの年の10月に世界を震撼させるキューバ危機が両国の間で起こっています。
<ヴァン・クライバーン - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3
<ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB
<盲目のピアニスト・辻井伸行とショパン国際ピアノコンクール>
http://blogs.yahoo.co.jp/asongotoh/52828751.html
*ファイナリストの写真はBARKSからお借りしました。
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