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日本POPS業界では、世界のPOPS業界の潮流と同じように、CD売上が逓減の一途である現状下、ミュージシャンたちがライブ活動を増やすことによって収入を確保しようとしていますね。これはこれでファンの人たちによって生の音楽を聞く機会が増えることなのでよい傾向立ち思います。これにはAKB戦略の成功も一役買っているのでしょう。
さて、昨夜の日本テレビ「のどじまん ザ!ワールド 〜2012秋〜」。ご覧になった方も多いと思いますが、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリア、ルーマニア、トルコ、ブラジル、ジャマイカ、スウェーデン、ノルウェーから集った歌い手たちに魅了されましたね。
昨年から始まったこの番組。今回で5回目。参加者たちは、日本の歌のメロディーの美しさ、情感に惹かれて自分でも歌いたくなった、と語っていましたね。それにしても、日本語検定1級を取っている方2名を含め、日本語をしっかり自分のものにし、その歌まで自分のものにしている彼らには脱帽です。
<のどじまん ザ!ワールド 〜2012秋〜>
http://www.ntv.co.jp/nodo/
私たちは米・英のPOPS事情には触れる機会が多いものの、その他の国ではどんな曲が流行っているのか知る機会は圧倒的に少ないですよね。私は以前、こうした国々の各月のベスト10だけを紹介するブログを考えたことがありましたが、ネット上だけではチェックすることさえ一苦労で、実行に移すことはできませんでした。
一方で、この番組を通じて、J-POPが、まだわずかでしょうが、世界中に浸透し始めていて、世界各地に胎動しているように感じました。それもJ-POPの原曲が、です。日本のPOPS業界では、海外戦略としてミュージシャン、歌手たちを、アメリカを中心に英語詞で送り込んで失敗してきました。
考えてみると、J-POPは、他の文化と同様に、欧米やその諸外国の影響を受けながらそれを吸収し、日本語という音節の中で独自の音楽世界を作り上げてきました。その楽曲数は数万曲にも及んでいます。この宝の山から、今海外の人たちが発掘を始めている、そんな気がします。
J-POP史上、米・ビルボードで1位を飾ったのが坂本九さんの「上を向いて歩こう」だけであることはよく知られていますが、この曲が日本語そのままで1位に輝いたことを知る人は、意外に少ないのではないでしょうか?
J-POP業界の方々は縮小する日本CD市場に手をこまねいている場合ではなく、J-POPの原曲で世界戦略を練る余地が残っていることに、この番組を通じて開眼してほしいと思いますよ。既にその素地はアニメによって世界各地にその種が蒔かれているのですから。
<世界中に浸透する「カワイイ」の文化〜世界に浸透しないJ-POPとの対比〜>
http://ameblo.jp/asongotoh/day-20120527.html
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